開けないLINE』の作文集

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開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/1/2024, 2:36:44 PM

開けないLINE

咲宮 風夏 視点

「ふーりんと同じクラスになれた!」
中学からの親友であるミライと同じ高校を受験して、見事2人で合格できた。
「ほんとだねー」
しかも、前の席がミライ。
「ねー、お前らどこ中ー?」
私とミライが話していると、班が同じの男子2人がこちらを見ていた。
「✘‎✘‎✘‎中だよ〜!2人はっ?」
ミライが勢いよく話にのる。
「俺ら、✘‎✘‎中」
「へー」
私の興味なさげな声を聞くと、隣の男子が眉をひそめる。
「何お前?反応うざ」
「あっそ」

この、名瀬という奴とは、数週間後には、犬猿の仲、とクラス……いや学校中で有名になる程に、仲が悪かった。

「ねぇ、風鈴」
その日の放課後、なぜかミライの隣の席の春坂が話しかけてきた。
「だから、風夏だって…ミライがずっと私の呼び方が風鈴なのが悪いんだ……」
私がぶつぶつ言っていると、春坂が口を開く。
「好きなんだ…」
横を向いているけど、頬が照っているのは分かる。
「あっ、やっぱり〜?!絶対ミライのこと、」
「俺、風鈴が好き!!!」
「…え?」
真っ直ぐな瞳は私を捉えていた。
私は、言葉につまった。だってずっと、春坂はミライのことが好きだと思っていたから。私が春坂に告白されるなんて、思ってもいなかったから。
「春坂……私のどこがいいの?」
何もいいところなんてないのに。
「…最初は、ぶっきらぼうな人だなって思ったよ。……でもさ、沢山の時間を共にしていく内に分かったんだ。美人で頭がいいのに、絶対に人を見下すような態度を取らなくて、人を褒めることが苦手で、優しくて寂しがり屋で、実は泣き虫で……それでも大切な人の為に頑張れてて……」
「あと今みたいに、すぐ照れるとこ」
「てっ照れてなんかっ!」
声が裏返る。私は照れてないんだから。
「俺と、付き合って下さいっ!」
あぁ、春坂、本気なんだ。
「私も好きっ!!!」

水川ミライ視点

「……」
初恋の相手の春坂と、親友のふーりんは付き合った。お似合いカップル。
そして、2回目に恋してしまった名瀬は、ふーりんに片思いしていた。
「あーあっ!ミライもふーりんになれたらなぁ……」
LINEの着信音がなる。
「…ふーりんから?」
通知には途中までしか書かれていない。
【私、名瀬に告白された……。意外すぎない?!】
そこまでしか読めなかった。
「嫌だっ!嫌だよぉ……ふーりんになりたかった…」
布団の上で泣きじゃくる。
親友……そして、強い強い恋のライバルであるふーりんからのLINEが、どうしても開けなかった。
「ごめんねッ、ふーりん……」

9/1/2024, 2:32:51 PM

最後のLINEは「ハッピーバースデー!」だった。それを受け取った日、私はありがとうのスタンプだけ送って、先輩をブロックした。
何度となく彼を拒絶した。私にとって絶縁だけが、忘却だけが、未来に進む方法だったから。自分から引っ付きに行っといてなんなんだろう。恋愛は私が思っているよりもずっと恥ずかしくて、情けなかった。自意識の肥大そのものだった。先輩のことを知れば知るほど自分の歪みが浮き彫りになっていく。隣にいたいのに、いるには決定的な何かが足りないような気がした。
取り繕って、嘘を重ねて、へらへらして、ようやくこのノーマルエンドに辿り着いた。良い思い出。自意識過剰だった、あの頃の意味不明で輝かしい思い出。
私はずっとそれになりたかった。

時々、LINEの背景と音楽を変える。
一週間位経って、先輩のも変わっていることに気づく。
その度に記憶の波にさらわれていく感情を、貝殻のように拾って海へ放り投げる。もうこの浜に来ちゃ駄目と。

9/1/2024, 2:30:47 PM

スマホ画面と格闘して3日。LINEが開けない。
心当たりは特に無いのだが、開こうとするとアプリアイコンが表示された後にすぐにホーム画面に戻されてしまうのだ。他のアプリは問題無く使える。調べたが、LINEが開けないという現象に悩まされているのは俺だけのようだった。LINE側にも問題は無いらしい。
俺はどうにかして、3日前に送られている『日並』からのメッセージを見たかった。通知は来ているのに、読めないから困ってしまう。『日並』は俺の中学時代の親友で、最近は全くと言っていい程連絡を取り合っていなかった。だから突然彼からLINEが来た時は、すぐにメッセージを見て、返信しようとした。
何度も再起動したが同じだ。どうも、ただの不具合とは思えない。
そこで俺は、ある事を思い付いた。母親は確か日並の親の連絡先を知っていた筈だ。俺は微かな望みを持って、実家へ帰った。






「もしもし、あの、日並のお母さんですか……?」
『あ、はい…もしかして木更津くん?』
母親から教えてもらった電話番号にかけると、案外すぐに繋がった。聞き覚えのある元気の無さそうな女性の声。俺の名字を言えるなら間違いなくお母さんだ。
「実は、日並からLINEが来てたんですけど開けなくて返信が出来なかったんです。だから本人に繋いで欲しくて……」
『え…?それっていつ?』
「3日前ですけど…」
『嘘…本当に伊月からなの?』
彼女は暫く唸ってから、重いトーンで言った。
『伊月は…3年前に亡くなったのよ』

9/1/2024, 2:30:40 PM

LINEの通知音で目が覚めた。
少しぎこちない動きでスマホを手に取る。

『今日はお休みですか?』

書記のあの子からだ。
もう登校時間はとっくに過ぎている。
急いでアラームを確認する。
off。どうやら付け忘れていたようだ。

またピロンと音が鳴った。

『』

9/1/2024, 2:26:48 PM

LINE嫌い!

X嫌い!

インスタ嫌い!

FB嫌い!

メール嫌い!

メッセージ嫌い!

電話も嫌い!

24時間365日他人と(身内も)繋がってるの

死ぬほど嫌‼︎‼︎‼︎

◼️開けないLINE

9/1/2024, 2:21:37 PM

なんの変哲もない

ただのひとこと

開けないまま未読マークのついた

ひとつのアカウント

トークの一覧のずっと下の方

だってもう1年も前だもの

いい加減に開いたっていいじゃない

けど、開けないんだもの

あなたがいた日々が

本当に過去になってしまう気がして

もう通知が来ないって

もう既読が付かないって

もう返事もないんだって

信じたくない

だからそのLINEが開けない

_開けないLINE_

9/1/2024, 2:18:36 PM

【開けないLINE】
 
 一世一代の告白をした
 返事をみるのが怖くて
 未だにLINEを見れない
 やばい、このままじゃ未読スルーになってしまう
 でも、こ、怖すぎて開けない

9/1/2024, 2:17:21 PM

考える時間なかった…
後日まとめて書こうと思います。

『開けないLINE』(2024.09.01.)

9/1/2024, 2:14:49 PM

退会も 知られたく無い グループLINE

_______________

 完全なるこちらの勝手な「惨めな気持ち」なので、皆の会話に水を差したく無いんだ。だから開けない。通知をオフにしたまま、皆が楽しくいることを心から祈っている。

 かー!ほんっと我ながらコンプレックスを飼い慣らすのは面倒くさいわ!リアルで1人ずつに会ったら朗らかに会話するから許して!

9/1/2024, 2:04:21 PM

スマホがメンヘラムーブかましてる。
起き抜けにアラームを止めて、スマホを起動して、そう思った。

大抵、夜中の間に俺のメッセージアプリには、友人からのメッセージが入っている。
現在、大学生として人生の夏休みを謳歌している身であり、周りの友人達も大抵は、ふわふわとこのモラトリアム期間を謳歌していた。
友人の中には、すっかり夜行性になっている奴や深夜まで遊び回る奴も珍しくなかった。

そんなこんなで、比較的、規則的で健康的な夏休みを過ごすタイプの俺のスマホには、俺が眠っている間に友人からいくらか連絡が来るのが常で、アラームを止めた直後にそれらの連絡を確認するのは、俺の日課となっていた。

だから、今日もいつも通り、通知を確認して、アプリを開こうとした。
メールで大学からの連絡を確認して、友達からの連絡を確認しにLINEへ。

…ところが、タップしても画面が動かない。
開かない。
画面が真っ白になって暗転し、ぴくりとも動かない。

開けられないLINEを前に、しばらく呆然とする。
すると、画面が急に動いて内カメラを起動させる。
慌ててスワイプすれば、待ち受けには戻れる。

一体これはどういうことなんだろうか。
不具合?ウイルス?スマホの故障?神様からの罰?
…とりあえず、大学に行ったら、友達には一言詫びを入れなきゃいけないな、めんどくせぇ。

とりあえずLINEを閉じて、検索エンジンを立ち上げる。
開けられない LINE
検索バーに入力してみる。

不具合やウイルス情報に混じって、都市伝説のサイトが出てきた。
気になって開いてみる。
タイトルはまさに『開けないLINE』。

どうやら、とある曰く付きの心霊スポットの写真が、特定の時間に送られてきたスマホのLINEは開けなくなり、内カメラを勝手に起動し、そのまま内カメラに写ってしまうと、画面に写っている自分と入れ替えられてしまうという話らしい。

これは…。
通知を確認にして、画像の送り主を確認する。
驚いた。俺は都市伝説_いや怪談に巻き込まれてしまったようだ。

これは…。

僥倖だ。
思わず口の端が上がる。
こんな現象を引き起こす怪異とは一体、どんな奴なのだろう。
期待で胸が弾む。

俺は、代々神主を務める家の生まれだ。
そのおかげで、生まれた時から見えないはずのものが見えたし、触れないはずのものが触れた。
初めて怪異に出会って目覚めたのも、4歳くらいの頃だった。

通っていた幼稚園に、怪異が住み着いていた。
煙の塊みたいな、大したことない奴だったが、怖がりな保育士さんを始め、みんなが怖がっていた。

だから。
だから俺は、食べてみたのだ。
モヤモヤの怪異を。
おやつの時間に一緒に。

めちゃくちゃ美味かった。

それからというもの、俺は怪異が大好物になった。
奴らときたら、味も食感も多彩で、飽きがこない。
食べる前に抵抗するやつもいて、そのスリルも楽しくて食前の良い刺激になる。たまらない。

今回の怪異_『開けないLINE』はどんな味がするだろうか?
どんな抵抗をするのだろうか?

ごくりと唾を飲む。
非常に楽しみだ。

とりあえず、画像を送ってくれたアイツには、何かお礼の菓子でも買っておこう。
電子マネーの残高を確認しながら、アイツの好物がなんだったのか、を考える。
一気に目覚めた俺の胃がぐぅとなった。

9/1/2024, 2:02:00 PM

「不完全な僕」

言動に不完全だらけな僕を
全ての疑問符を嫌な顔をせずに
教えてくれた

僕はまたまだ不完全だらけで
完璧にはなれない

「物事を全て覚えて完璧にこなせる人なんて居ないよ、
少しぐらい欠点があるぐらいが丁度良いんじゃない?」

僕は完璧にこなすことを目指してたけど、
君が離れていくのが怖くなって
不完全な僕のままでいることにした
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「開けないLINE」

君からのLINEが届く度に
僕は開くことを止めた

僕が君からのLINEを開くことを止めた理由は

「御免。貴女の担当から外されちゃった…。
詳しくは来週に話すよ」

その一通のLINEから
君からのLINEはもう開かないて決めた

楽しみにしてた君からのLINEは…
もう開けない…

9/1/2024, 1:59:38 PM

この前我らが主将から珍しくLINE来てたんだけどさ
金髪の方:え
金髪の方:まじで?嘘やないよな
         俺が嘘つく奴に見えるってわけ?
金髪の方:おん
    お前の片割れに「お前の片割れがプリン食べたの隠してるよ」って送ったよ
金髪の方:まじすんません許して
金髪の方:許せ
                    はいはい
 でそのLINEの内容がさ、「2年全員のテスト結果知っとるか?」だったんだけど
            ほんとのこと言っていい?
金髪の方:
金髪の方:やめろください
金髪の方:それか嘘でもええから高得点言っといて
                   バレるて

#2024.9.1.「開けないLINE」
 おいなりさんLINE

9/1/2024, 1:54:22 PM

開けないLINE


目と鼻の先どころか二人とも自宅に居て
部屋は違えども互いの姿が見える。
ケータイをずっとさわっているのに
私のLINEがなかなか既読にならない。
急ぎじゃないからいいけど
いいけど早く見てよ。
喜ぶと思って送ったLINE。
喜ぶ顔が見たくて送ったLINE。
既読スルーどころかいつまでも未読で
送信取消して、なかったことにスルー。


余談_φ(・_・
なんだかなぁ。
自分で気分を頭の上に持ち上げてみては
疲れて床に下ろしてしまった感じ。
床に下ろした気分をまた持ち上げるのは
よりいっそう重く感じる。

9/1/2024, 1:53:02 PM

読むのが怖くて、なかなか開けない便りもありますね。
 
 とはいえ、びくびくしていても、その便りが貴女の手元に届いてしまっているということに変わりはありません。最近の貴女は、それを重々承知していて、あまり躊躇うことなくそういうものを開封できるようになりました。

 自分に選べること、悩んだり怯えたりする価値や意味があるもの、ないもの。そういうものを丁寧に見極めて、日々を軽やかに、いい気分で過ごしていけると良いですね。

9/1/2024, 1:51:18 PM


 今日、24時間TVを母と見ていた。
あっ!😮!私と一緒の障害の女の子が、『はじめてのおつかい』に、一人で出かけていた。小学生なのにすごいなぁ〰️(*>∀<*)と思った。私も、以前は、歩行機で一人でも歩けていたなぁ〰️🤔と、思いつつ。杖でも、そのコは、歩けるんだ・・・。と、思った。僅かな段差に!阻まれることもあるなぁ〰️、うん。理解る。
 私は、助けてほしい時は、笑顔を送るの🎵(o^-^o)相手に、無視されることもあるなんだよね〰️💧そういう時もあるんだ(*>∀<*)と、思った時は、気持ちをリセットするために、私は、俯くの。そして、顔を上げる🎵『よし!!』と、気合いを入れるんだ(*>∀<*)
 何時のまにか、気持ちがいっぱいいっぱいになっているボクが、いた。
 母が目の前にいるから、泣いちゃダメ🙅泣いちゃダメ🙅と、自分に言い聞かせた(>_<)恥ずかしい・・・??カッコ悪い。込み上げた気持ちは止まなく?かってに頬をつたって泪が零れ落ちた・・・。
 ピコンと🎵とスマホが、跳ねた音がした。陽葵ちゃんからだった。
『あんずちゃん、今、TV見ているよね??大丈夫??』と、ラインスタンプでうさぎがボンボン持っている。陽葵ちゃん、ありがとう😆💕✨優しいなあ〰️🎵(o^-^o)
 そして、その女の子のお父さんが女の子のを尾行のシーンで笑った😄癒された(o^-^o)🎶女の子は、無事目的地につきお母さんへのイヤリングかな〰️?買っていた。
ボクも、頑張って歩いている方と途中ですれ違う時があるんだ。自分はその時は車イスだったりした時は、落ち込む🙍‍♂️⤵️
ボクも頑張らなきゃとも思う。ーー風に合うとでも言うのかな✨
 母が、ポソリと言った。『あんず、頑張れ。』と。ヤバい、また、泣きそう・・・(´;ω;`)
 終わり

9/1/2024, 1:50:48 PM

好きな人と毎日毎日LINEでおしゃべりしてきた。
それだけで好きな人と繋がれている気がして、それだけでも気持ちは毎日ウキウキできた。
ただもう会話が終わりに近づいているのをお互いに感じ合う。
どちらかが既読で終わったり、スタンプを押してきたらもう終わりのサインだ。
そんなのは嫌だ。
どうにかこうにかLINEを続けようと話題を探すが、それも限界がある。

好きな人からLINEが返ってきた。
次は私のターン。
スタンプをつけるか、既読をつけて終わりにするか。
何か送ろうと考えれば考えるほど、思いつかずLINEが放置になってしまう。
気づけば開けないLINEになってしまった。

9/1/2024, 1:49:06 PM

開けないLINE

意図的に開けないLINEがある
読んだらきっと私の心が疲弊するだろう
そんな予想がひろがるからである
自分の心の危険を優先して良いのか?
嫌だけれども相手の事を思ってここは大人として付き合うべきなのか?
素直な自分が好きである
でも大人の仮面をかぶらないといけない時もある
私よ
相手に振り回されないで欲しい
ただそれだけを私に伝えたい

9/1/2024, 1:45:06 PM

開けないLINE

鳴らない通話

来ない通知





動かないスマホ


5年目のスマホ。

9/1/2024, 1:44:25 PM

【開けないLINE】

 スマホのホームをみた
 LINEの通知が来ていた
 二件

 そのまま来たメッセージを 読もうにも
 一件は 僕が送った内容についての回答
 もう一件は スタンプ と思われる

 通知だけでは全文を読めない

 どうしよう
 開きたくない でも開かないと
 でも 開きたくない

 あの人に 想いを告げた
 
 本当は直接 言いたかったけど
 会えた時に 結局言えなかったから
 続きはLINEでって 言ってしまった
 情けない

 心臓の鼓動が早くなる
 
 深呼吸して 落ち着いたら
 思い切って 開こう

9/1/2024, 1:42:50 PM

開けないLINE

スマホの画面を開くたびに目に入る通知
だけど僕は
未だにそのアイコンを叩くことができない
君が別れを切り出そうとしていること
知っている

いつかは向き合わなきゃって
わかっている
だけどまだまだ心の準備ができていなくて
君の言葉
知らんぷりしてる

君はきっと待っている
僕のことを
僕の返事を

こんな僕だから
君は離れていこうとしているんだよね
わかってるんだ
本当にごめんね

心の中で呟いて
僕はスマホを机の上に置いた

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