『開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〘開けないLINE〙
知らぬふり誤魔化し続け後回し自分にだって嘘も方便
【開けないLINE】
既読をつけたら返事をしないといけなくなる。
通知をオンにしているから内容は知っているけど。
返事を考えられないのではなく、考えたくない。
スタンプ一個を返すことすら今はしたくない。
あなたのメッセージに一喜一憂していたのが懐かしい。
今でもしているとはいえ、恋愛初心者の頃ほどではない。
あの頃は返事がくるだけで嬉しかった。
それなのに、未読だ既読だと求められて疲れている。
ピコン。また通知音が鳴った。
〈ごめん、痛かったよね。わざとじゃないんだよ〉
言葉からイメージされるのは、しおらしい態度。
でも、画面の向こうではどんな顔をしているのだろう。
頬がひりひりと痛む。「保冷剤、あったっけ……」
何度目かの謝罪の言葉は、もう響かない。
思い通りにならない現実に彼の態度は日々悪くなる。
私の励ましなんて届かないぐらい追い詰められている。
大丈夫だよ、とか。あなたならできるよ、とか。
そんな無責任な言葉では神経を逆撫でするだけ。
私の頬に手が当たったぐらいで正気に戻れるならいいか。
保冷剤を当てると冷たくて、冷たすぎてじんじん痛む。
〈大丈夫? もう冷静になったから。会いたい〉
素直に信じて、会いに行ったこともある。
確かに怒りは収まっていたけど決して冷静ではなかった。
情緒が不安定で、子供のように泣き喚いていた。
どう返せば責められずに済むかな、って考えている。
〈ねえ、読んでよ〉〈なんで返事してくれないの〉
メッセージが連投されて、通知が次々と更新される。
音が落ち着くまで。私はスマホの電源を切った。
僕のLINEアプリには常に1がついている
それは君がくれた最後のメッセージ
某遊園地で撮った笑顔のアイコンの隣、『いってくるね✈』の文字
その横には青白く『1』という数字がポツンと光っている
開かないんじゃない、開けないんだ
触った瞬間、なにもかも終わってしまいそうで
もうこの世界にいないのだと実感したくなくて
あの日のNEWSを受け入れたくなくて
送っても、もう既読すらつかない現実を突きつけられたくなくて
本当は、今もどこか遠い国で暮らしていて、『なに暗い顔しちゃって、死んじゃったとでも思った?』って急に僕の前に現れてよ
込み上げてくる涙を堪えようと顔をあげる
夜空を見上げると飛び立っていく飛行機がみえた
「っ……、…………ぅっ……っ」
一年前の今日、ぽっかりと空いてしまった心から、泣けなかった一年分の涙が溢れてきた
『開けないLINE』2023,09,02
【開かないLINE】
※尻切れとんぼ
「ん...、」
けたたましく鳴る携帯の音で目が覚めた。
朝。携帯から鳴る音。目覚ましをスマホでやるタイプか、と思うだろうがそうでは無い。
携帯を振動させているのは緑のアイコンでお馴染み、「LINE」である。なにせ音が「ピコピコッ」なのだから、間違いない。
誰だ、朝からこんなにもメールを寄越すやつは。モーニングコールなど頼んだ覚えはないぞ。...頼む相手もいないが。厨二病かコミュ障か、それともその両方かを拗らせて高校デビューを迎えた私には、クラスラインの通知をオンにするなどという生ぬるいことはしていない。さて、誰なのか。
はあ、とため息をついて、通知の元凶を探るべく「158件の通知があります」と淡々と書かれた文字をタップする。
FaceIDが反応しないことで自分の寝起きの顔面崩壊具合を確認して、下がりつつあった私の機嫌はさらに下がるばかりだ。
誕生日だとかいう打つ度にガバガバだと思うセキュリティを突破して、LINEのパスワード画面に移った。またしてもFaceIDが使えないなどとほざいたスマホに、しぶしぶパスワードを打ち込む。
「...」
打ち間違えた。
「...」
ん?
「...」
...
「あ"ぁーーーー!!!なんっで開かないんだよ!!!」
計4回だ。4回だぞ?3、4回目は慎重に1文字ずつ入れた。
...落ち着け私。ここでまず疑うべきは、打ち間違いでは無い。私の認識しているパスワードとこの憎むべきグリーンの連絡アプリの認識しているパスワードが異なることだろう。
そのうえで、可能性その1。私が自らパスワードを変更し、それ自体を忘れている。...まあ無い訳では無いのだが。こちとらピチピチ15歳。所謂JK。痴呆症という判断を自分で下すのは屈辱的。流石に否定したい可能性だ。まあ真面目に言ってもこれはない気がする。
可能性その2。誰かが故意的にパスワードを変更した。もちろんこの可能性には、「誰が」という問いがまとわりついてくる。なお、心当たりは無い。言っただろう。コミュ障をこじらせすぎたんだ。それを忘れたというのなら、君に痴呆症の名をやる。
可能性その3。バグ。1番めんどくさくないようで最もめんどくさい選択肢。正直これで合ってはほしくない。
私の貧相な思考回路では、このくらいが限界である。1番可能性があるのは残念だが3といったところか。
この文字の後には、どんな言葉が続くのか。
どんな世界が広がるのか。
暗く、青く、澄んだ世界か、
赤く、火照った暖かい世界か。
この通知を押したら君の世界が広がってる。
入ってもいいのかな、
だめっていうかな、
電話を何十回かけても出てくれない。仕方ないからLINEを送った。これから私たちどうなっちゃうの?、って。クエスチョンで終わらせれば返事を返さなきゃならないでしょう。だから質問したの。でもその答えは分かってる。キミは私じゃなくて、あの子のことを選ぶ。本当は知ってたんだ。私に隠れてたつもりでも、あの子はキミのことが好きで、キミもあの子に惹かれていたって。それでも私は知らないふりしてたの。キミの一時的な気の迷いだろうって、そう思いたかったから。でも結局それは無駄な行いだった。私が何も言わないのをいいことにキミとあの子はどんどん親密になっていった。もう、後戻りできないほどに。
たっぷり2週間経ってようやくキミからのLINEを受信した。あんなに返事を待っていたのに、いざとなると怖くてキミの返事が見れないや。きっと、私のことなんてどうも思っちゃいないだろうに。どうしてこんなに胸がざわざわしてるんだろう。ずっと心臓がどくどく言ってる。そんなに緊張しなくても、もう何の希望も無いんだってば。自分に言い聞かせてもまるで効果なしだ。
このLINEを開けば今度こそキミとの関係は終わる。それが怖くて開けられずにいる。ならいっそ、開けないまま削除してしまおうか。どちらの選択もこんなにも勇気がいるだなんて。どうしたらいいの。どっちが正解なの。分からないよ。私の何がいけなかったのかも、キミがいつから私に愛想尽かしてたのかも。分からなさすぎて苦しいよ。もう傷つきたくないよ。私は静かに泣いた。でも、いくら泣いたってこの涙を拭ってくれる人はいない。LINEのグリーンのアイコンがこんなにも目障りだと思ったことは初めてだ。震える手でトーク画面を呼び出した。大きな深呼吸をひとつして。じゃあ今から、キミの名前をタップするよ。
(さようなら。)
ずっと開けないLINEがある。
それに既読をつけたら返事をしなければならない。
返事をしなくても、読んだことが相手に知られた時点で、私の止まっていた感情は答えを出さなければならない。
受け入れるか、拒絶するか。
さよならするか、追い縋るか。
そんな醜い自分に会いたくない。
でも開かずにしらばっくれるほど図太くもない。
開けないLINEはまるで重りのようだ。
軽やかな音の通知音が鳴るたびに、私は重りの存在を思い出す。
今日こそは解き放とうと決意をしてみたり、でも、できなかったり。
【開けないLINE】
『開けないLINE』
亡くなった祖母とのライントーク画面。
初めて身近な人が亡くなって、数年経っても未だに実感が湧かない。
元々年に何度かしか会わなかったせいもあるのだろうけど、顔も、声も、はっきりと思い浮かぶので、ちっとも寂しくない。
ただ、その平気さが、トーク画面を見ると崩れてしまう気がして。
と、打っていたら、ふと、あえて開いてみようと思って、開けないLINEを開いてみた。
平気さが崩れることも、寂しさが溢れることもなかった。
頭のずっと奥底にあった、「あぁ、こんな話したなぁ」という記憶が、祖母の快活な返信が、少しギャルっぽい変換が、自然と口角を緩めた。
私はとても大切にされていたんだなぁ、おばあちゃんが大切にしてくれた私を、私も大切にしようと、心が軽くなった。
気になる人からメッセージ
ドキドキしてなかなか開けない
ただの日常会話レベルでこんなになるならば
想いを伝える時がきたらどうなるかしら
#開けないLINE
開けないLINE
好きだった人にフラレた…💦
もう好きだった人のLINE開くのが怖い。
開くこともないだろうな。このまま消してしまおうか…。
あんなにたくさん会話したtalkがもったいないなぁ…。はぁ、未練がましいな…。
開けないよ、LINE。
終わり
俺は、なかなか開けないLINEアプリをようやく起動させた。
赤いバッジが、君からのコメントが2件あることを表している。
勢いで告白してしまったけど、返事を聞く勇気はなくて、逃げるようにその場を離れてしまった。
LINEをあけるのが怖い。
【開けないLINE】
彼のスマホ。
3回で解除に成功した。
1回目は彼の誕生日、
2回目は私の誕生日、
3回目は私の親友の誕生日。
赤い丸に“4”と着いた、緑のアイコンをタップし、LINEを開く。
真っ先に目に映ったのは、トーク一覧の2番目にある、私のアイコン。右端に赤丸の“3”がある。
トーク一覧の1番目は、私の親友がいた。右端に赤丸の“1”がある。たった今メッセージを送信したようだ。
昨日
私「今日は何時に帰るの?」16:49
私「おーい」18:18
私「何かあった??」19:13
今日
親友「昨日は楽しかったよ♡」4:44
昨日の夜遅くに帰ってきた彼。今は眠りについている。
結局、私のLINEは開けずに帰ってきた。
きっと私の親友と遊んでて、夢中で気付かなかったのだろう。
…彼と親友がとても憎い。
二度とLINEも、スマホも開けなくしてやろうか。
私は、彼のスマホ目掛けて金槌を振り下ろした。
-気付いてない。
鈍感な男。
そうだ、彼の目も開けなくしてあげよう。
そっと寝ている彼に近づき、閉じた目に向かって-
あなたの
「開かないLINE」#2
また、空っぽだったんだろう?
僕がいない間、どうやって生きていたんだい。風鈴の音に気付かないふりをして、迫る寒さを待ち焦がれていたんだろ。目を瞑って願えば全て終わると感じたんだろ。海は変わらぬと信じていたんだろう。務めて僕を忘れようとしただろう。
消えるのはお前だろ
14日目
もうあなたのLINEは開かないでおこう。
そう決めたはずなのに。
通知がなるとすぐにスマホの画面を確認してしまう。
あなたからの連絡じゃないとわかるととても落ち込んでしまう。
ただの都合のいい女だってわかってるのに、本当に愛されてないってわかってるのに。
あなたの優しい言葉を聞くと離れられなくなったしまう。
このままずっと一緒に居たいと思ってしまう。
「こんな関係終わりにしよう。」
「私の事本気で愛してる?」
なんて聞いて今の関係が壊れてしまうのが怖い。
会えなくなってしまうのが怖い。
でももう都合がいいだけの軽い女だなんて思われたくない。
だからもうあなたのLINEは開かない。
あなたのトークに鍵をかけて私はスマホの画面を落とした。
返信するの面倒だな。後でいいや。LINEとはそういうもの。
開けないLINE
チカチカとメールが届く。
開けないように、気づかないように、
見ないふりをする。
誰からと届いているのかすらわからない。
それを見ることさえ怖い。
あなたからのLINEがいつも待ち遠しかったのに、
今は拒否のメールが届くのが怖いんだ。
君からの拒絶が怖い。
ほら、今もまた、
一つ、二つチカチカ光りながら、届いている。
ある日、見知らぬ相手からLINEが届いた。
「✕✕課長は出張費を横領している」
✕✕課長とは私の上司だ。温厚で部下達への思いやりを忘れない人物だ。
課長に限ってそんなことはないだろう。
いったい誰がこんなイタズラを?
翌日、課長が解任された。経費の横領が発覚したそうだ。
あのLINEに書かれていた通りだった。
それからも毎日LINEは届いた。
「同僚の○○にはギャンブルで多額の借金がある」
「先輩の✕✕は学生時代に万引きで捕まったことがある」
「取引先担当の△△は委託料をピンハネしている」
他人の秘密が毎日LINEで送られてくる。
ゴシップ誌をでも読んでいるような感覚で、私はそれを楽しんでいた。
ある日、いつものようにLINEが届く。
「○○は浮気をしている」
「え?」
○○とは私の彼の名前だ。
信じられなかった。信じたくなかった。
しかし、彼を問いただすと浮気を認め、私たちは別れることになった。
傷心の私にまたLINEが届く。
「✕✕はSNSに私の悪口を書いている」
✕✕は私の親友だ。さっきまで一緒にいて私を励ましてくれた。
恐る恐る調べてみると「延々とグチを聞かされた。もううんざり」と書かれた彼女のSNSが見つかった。
見てしまったことを見なかったことにはできない。
これ以上見てしまったら、私は周囲の人間を信頼できなくなってしまうだろう。
私はそれ以来、そのLINEを開けなくなった。
「殺す」LINEの着信メッセージを見た時に震えた。私の親友のみかちゃんから届いたものだった。
みかちゃんは、サッカー部の一つ年上の先輩が好きで、いつも先輩の話ばかりする。
私が「思い切って告白すれば?!」って言ったみたところ、みかちゃんはすぐ行動を起こした。
結果は、振られてしまって1.2ヶ月は立ち直れない感じだった。私にも責任があるのは感じてた。
そんな時、私の靴箱に謎のファン的なラブレターがきて驚いた。その手紙で呼び出されたところへ行くと、まさかのみかちゃんの、あの先輩!。
私はその先輩に告白された。
どうしようと悩んだ末、みかちゃんに相談することにした。
それを聞いたみかちゃんは、屋上から飛び降りた。
みかちゃんは死んだ。
その一年後の今日にこのLINEがきた。もうLINEは開けない。
開けないLINE
私には、大事な友達がいた…でもその友達に
大嫌い
と言われLINEを、開くのが怖い。
『オフライン』
真夏のピークを越えた。日向葵が大きく揺れたトワイライト。
『おじゃましま〜す(#^.^#)』と、私達は、想先生のお城へとそれぞれの仮装して行った。
想先生は、私達に、ジュースを出してくれた。
『苺のソーダも水とトマトジュース、オンリーだから』と、想先生は不敵な笑顔を浮かべた。
『すみません、私は、オレンジジュースでも想先生、いい(≧∇≦)bか??』
と、ひなたちゃんは、ハルヒなのに、弱めの遠慮がちに言った。
『ハルヒは、そんなに弱くてはダメだヨ〜、あくまでも強きにならなくちゃ(≧∇≦)b』と、夏音ちゃんが言った。
『OKI』と、簡単に、想先生は言った。もとい、ドラキュラは、言った。
高橋悟君後は、以外は苺ソーダ水だった。高橋悟君は、トマトジュースにした。浮つかない彼らしい。
リビングで、私達は、想先生のことを待った。
暫くしてかから、想先生は、みんなの分のジュースと、悟君のトマトジュースとハルヒのためのオレンジジュースと、一口サイズのチョコレートと、ポテチとトレイに入れて持って来てくれた。
『想先生、ゴチで〜す♫』と、木田太一君は、苺ソーダとポテチをほおばった。想先生は、ちょっと苦笑いしていた。
『ハイ、河井さん苺ソーダ水、中村ひなたちゃんのオレンジジュース、高橋悟君のトマトジュース、坂野あんずさんの苺ソーダ水、坂野あんずさんの苺ソーダ水』
真ん中のお菓子と、想先生はそれぞれに、ジュースを配った。ジュースを配る時に、想先生は、フワリと、コロンの甘い香りがした。
ちょっと、私は、身体が竦んだ。
みんなで、フルバをしたりしていた。あんずは、脚が悪いために見学をしていた。生まれてから、ずっとずっとだから、もうなれたました。
私は、みんなと違うからね。ルフィーもちょっと控えめなハルヒも、魘夢も炭治郎も、ドラキュラも、みんな一緒に、フルバをしている。
なんて、素敵な風景だろうな〜(*˘︶˘*).。.:*♡木田太一君が、1番、その中でも楽しそう〜。
私は、みんなといれる時間が大好きです💛(#^.^#)♫夏音ちゃん、ひなたちゃん、木田太一君、高橋悟君、私を連れて来てくれてありがとうと、いう想いで胸がいっぱいになった。
想先生は、リタイアして私の横にストンと、腰を降ろした。ドキリとした。
『あんずも、楽しか〜??』と、また、フワリと、私の鼻を擽る。
『ハイ』と、俯きながら応えた。『良かった、良かった^_^』と、想先生は、私の事を気遣ってくれた。優しいな〜、想先生と、私は、想いながら、
つと、私は、上目遣いになった。
想像先生の赤い瞳とぶつかっだ。『ドラキュラは、美人しか相手になんかしないんだヨ〜』と、私は、アカンベーをした。私は、精一杯、強がった。
ーー揺らさいない下さい。で(´;ω;`)
『あんずは、カワイイヨ^_^♫』と、想先生は、言ってくれた。……。もう、それだけで、私は、充分です……。
私は、泣いていた。
『ストップ〜✋、想先生、out!!夏音、見てたんだヨ。あんずが可哀想だヨ〜』と、夏音ちゃんが心配してくれた。
『全集中、水の呼吸、壱の型、水面切り!』と、高橋悟君は、そこいらの、雑誌を丸めて想先生をポンと叩いた。
『あんた、馬鹿!!』と、中村ひなたちゃんは、想先生を指さした。ひなたちゃん、ハルヒらしいネ(#^.^#)❤
魘夢とルフィーは、軽蔑した、視線を想先生に、対けた。
ピコンと、スマホがなった。
苺さんが、もうすぐ、来るそうだ。
『俺の彼女が、もうすぐ、来るから〜』と、想先生は、言った。
『彼女さんに、宜しくお伝え下さい。』と、高橋悟君は、踵を返した。
そうだ先生の部屋の片隅には、苺さんと、想先生のツーショット写真が飾ってあった。
『想先生、彼女さんのことを幸せにして下さいネ。』と、私は、言った。
夏音ちゃんとひなたちゃんは、声を揃えて、
『想先生、めっ!!』と、言った。
ルフィーは、『先生最悪だな。失礼しますm(_ _)mと、冷たく言った。
想先生のマンションを後にした、時には、蜩がカナカナと、無色透明の声で鳴いた。 終わり