開けないLINE』の作文集

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開けないLINE』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/1/2023, 12:37:56 PM

テーブルに置きっぱなしの携帯。

ディスプレイに表示されるのは、君からのLINE通知。

引き留める言葉も、笑顔で見送る余裕も無い僕には、それを開く勇気さえ無かった。

このLINEを開かない事で、何か変わる訳じゃない事なんて痛い程よく分かってる。

こんなメッセージ一つに必死で意地を張る僕は、きっと誰から見てもみっともない人だ。

「今見るのはツラいから」と言って、明日も明後日も、1週間だって、僕は開けないかもしれない。

「ごめんね、こんな弱い人間で。」

_開けないLINE_

9/1/2023, 12:35:42 PM

開けないLINE




LINEの独特の音が鳴る度にスマホを無視する。
ずっと無視しているのに鳴り続けるのが腹立つ。
暇なのか、何なのか。こっちは暇じゃない、自分の時間があるのだ。
本を読み、その本の世界に浸りたい。そう思うと音は煩い。
スマホを手に取り、マナーモードにしようとする時に、つい画面に目が行く。
同じ人物からのかなりの件数のLINE。ぞわっと鳥肌が立って、思わずスマホを投げてしまった。
別に嫌いではないが、LINEを開いてしまえば、最後。永遠のやり取り。既読スルーをすれば、催促と怒りのLINEの舞い。
だから、開かないというか開けないLINE。
なぜ、迷惑に思わないのだろうか?喋る相手がいないのだろうか?
考えたところで、無駄だ。どうせ、明日には100件はゆうに超えるだろう。
はぁーっとため息を吐いて、スマホを取りに行く。もちろん、返すつもりはない。マナーモードにするだけ、ただそれだけ。
ピコン、ピコンと鳴っている。もう、とどめ刺したい気分だ。
ガシガシと髪の毛を掻き、画面は見ずに、マナーモードにした――

9/1/2023, 12:34:22 PM

開けないLINE

トモダチ登録したらお得

トモダチ登録シタラオトク

LINEデオトク

僕はトモダチにはなれなかったみたいだよ。

開けないLINEが2000件

9/1/2023, 12:25:38 PM

『開けないLINE』2023.09.01


 自分はこんなにも小心者だったかと思う。
 たかが、メッセージアプリひとつで、気もそぞろになってしまうのだから、やっぱり小心者なのかもしれない。
 連絡先を教えてもらったものの、こっちからメッセージを送ることすらできていなくて。
 送ろうとすると、ドキドキして手汗が吹き出てくる。
 まだ電話のほうがマシかもしれない。
 もっとも、電話すらドキドキしてかけれずにいるのだけれど。
 さて、困ったことになった。
 今度のオフの日に、二人で出かけることになった。だから、その打ち合わせをしなくてはないけない。
 何時にどこに集合するのかだとか、どこにいくのかだとか。その他、いろいろ。
 誘ったのはこっちだ。だから、こっちから連絡をとらなければいけない。
 メッセージアプリのトーク画面を睨みながら息を吐く。
 友人たちや先輩方の名前が並んだその画面に、あの人の名前はない。
『こんばんは』の五文字が打てない。
 どうしようなどと考えていると、その画面に、
『こんばんは』の五文字とあの人の名前。
 思わずスマートフォンを取り落としそうになった。
 次いで、
『いま大丈夫?』
 とこちらを伺う文面。
 口から心臓が飛び出そうになった。
 あの人の名前だ。あの人の名前が仲間に加わった。
 早く返さなければと思うが、あの人のトーク画面を開く勇気がない。
 おれはしばらくの間、その画面から先に進むことができなかった。

9/1/2023, 12:25:14 PM

LINEてほんと人間関係を反映させるよね…

駆け引きとか

恋愛している時になかったツールだったので

ほんとに良かったと思う…

いやまた今後あるかもしれんけど。

9/1/2023, 12:24:31 PM

開けないLINE

グリーンの
LINEロゴを定期的に見つめる私

割引 プレゼントの応募要項はLINEからと

このご時世メッセージアプリは必要不可欠
私もお世話になっています

しかしながらLINE

昨日も今日も開けない
明日も開けない
多分一生開けない

だって私
LINE未経験期間更新中
なんだもの

無理だわ

9/1/2023, 12:22:46 PM

気弱な私だから、一つだって君に話しかけることはできない。隣の席で君ばかりが僕に話しかけてくれる。僕はそれに答えるだけで、そんな僕と過ごす時間はきっとつまらないだろうって思ってた。

 人見知りでコミュ障な私だから、誰ともグループを組めない。それでも君は僕に一番に声をかけてくれた。何もうまく伝えられないのに君は笑っていてくれる。

 そして突然君からLINE交換の申し出をされた。焦りでうまくLINEを開けないでいたら、君が愛おしそうに私を見て笑うものだから、変に期待しちゃいそうで怖くて怖くて泣きそうになっちゃって。それでも君は待っていてくれる。

 なんでそんなに優しいの。ふいに口から飛び出た。
 君だからだよ。間髪入れずに答えが返ってくる。
 
 気弱で人見知りでコミュ障な私でも、貴方に期待してみてもいいですか。聞くまでもないように君は私の頭を撫でる。

 嫌だな、青春なんて私にはできっこないって思っていたのに!


46.『開けないLINE』

2023/9/1 ♥400over ありがとうございます

9/1/2023, 12:21:09 PM

私はLINEを開けるのが苦手だ。

 というのも、例えば「連絡が来てすぐ返す」と言うのは、なんだか張り込んでいるようで怖がらせてしまいそうだと思う。かといって、時間が経ちすぎると話が進んで入れなくなる。通知欄のものを見て既読にした気にもなるし、返信をするタイミングを逃して一日経ってたりする。
 ただ、これはLINEに限った話ではない。他にも電話も出るのが苦手だし、メールを返すのもなんだか下手くそだ。連絡系が、なんだか苦手なのである。

 最近、とある魔法の言葉を教えてもらった。それによってLINEも、電話も、前よりは苦手感が減ってきた。なんとなく明るい方向に向かっていて、自分としてはすごく嬉しい。

9/1/2023, 12:20:20 PM

『開けないLINE』

公式ラインしか入れてないLINE。
ラインの通知が鳴った。
一番くじの通知か?そう思って確認した。
知らない名前。
知らないアイコン。

どう見ても公式ラインじゃない。
不思議より、困惑より、恐怖が勝った。

知らないようで知っている、あの子のライン。

クラスのあの子。
高校で一緒になった女の子。
特に話したことも無ければ、
関わりがあるわけではない。

9/1/2023, 12:18:46 PM

なんだか、疲れてしまって、返信気力が起きない。
仕事のことで、返信しなきゃ、
親に、お金はもう少し待ってって言わなきゃ、

父 金はまだか!!?
上司 返信遅いぞ?サボりか?

嗚呼…もう疲れた。
私は家を出ても縛り続けられて、逃げればいいのに、
やっぱり心配で、
馬鹿みたい…
返信するのが怖くて、私はLINEが開けなかった。

開けないLINE

9/1/2023, 12:13:52 PM

「今から皆さんはLINEを開けません」

HRで担任からそう言われた。

面白がって笑う子達。顔をしかめる子達。

そんな大勢の中で俯く私。

事情は分からないが、私は少しホッとしていた。

「インスタはー?」そう聞く隣の席の可愛い子。

そんな可愛い子に聞かれ、

「開けないのはLINEだけですよ」と微笑む担任。

私は思わず唇を噛み締めた。

そんなんじゃ何も意味ないよ。

そんなんじゃいつもと何も変わんないよ。

そんなんじゃ私はまだ孤独だよ。

私にはLINEもDMもする相手はいないし

まず、親にスマホはまだ早いと言われている。

高校生にもなったのに。

もし皆SNSが使えなくなったら

私は可哀想じゃ無くなったかもしれない。

私はSNSの無い、たった一人の星へ行きたい。

どうせ孤独なのだから。

だけど、今だって孤独なのにこう思ってしまう。



たった一人の星で生きる人は孤独で可哀想

9/1/2023, 12:11:41 PM

"3"

白い吹き出しを囲む緑色の連絡アプリのアイコンが示す数字。右上で赤く主張する"3"というその文字が自分の臆病な心を象徴するようで,視界に入る度に心にモヤがかかったような気分になる。

未読の連絡数を示すそれは常には表示されないもので,けれどここ数日間に限っては誇張するように存在を強調してくる。


あの人からの連絡だとトークでの赤いそれが伝えてくるからこそ尚更開くことを躊躇ってしまう。普段なら喜んで一刻も早く返信するというのに。

"ごめん"そんな言葉から始まる連絡をどうして受け入れられようか。例え何が変わらないのだとしても,だからこそ。その数字が消えることはないだろう。いつまでも。


『受け入れなければ終わらない。そうだよね?』

そんなはずないと知りながら微笑んだ姿はそれでも何故か美しく麗しいのだと,その形を反射する物言わぬ硝子だけが知っていた。






テーマ «開けないLINE»

9/1/2023, 12:08:35 PM

ピコンっ。
こんな時間。
ウゼエ。
絶対アイツだ。
失恋自分語り超絶ウゼエ。
ヘラヘラして、自惚れて、最後は決まって
「ま、アンタはわからないと思うけど〜」
へーへー、恋愛するって
そんなにご立派なことなんですかねえ?
未読無視無視。

…違う。
ほんとは羨ましい。
あそこまで誰かのことを思って
うっとり語れるなんて。
だから未読無視できない。
だから返信してしまう。

私にも、いつかこんな恋がくるかな。

9/1/2023, 12:08:29 PM

開けないLINE

ぴこん

遠くから通知音が聞こえる
誰からか、何の用なのか
知っている

知っているから、開けない

ぴこん

私のこんな気持ち
とっくに知っているのだろう
畳み掛けるように通知が来る

だけど私は動かない
動けない
今はまだ、そっとしておいてほしい

遠くに置いたスマートフォンに
手を伸ばすこともなく
私は静かに目を閉じた

ぴこん。ぴこん

何度か通知音が聞こえていたが
やがて静寂が訪れた

9/1/2023, 12:08:28 PM

このLINEを開いたら、
    さよならが待っている気がした。

              「開けないLINE」

9/1/2023, 12:04:05 PM

~開けないLINE~



スマホを壊した。

画面もつかなくて、データも残すことができなかった。

色んな友達との会話が、写真が、ぜんぶ無くなった。

あのLINEのアカウントは消すことも出来なくて、一生開くことのないまま、どこかを漂ってる。

9/1/2023, 12:03:34 PM

9月1日ですね

最初のお題が 



『開けないLINE』




…なんだか開かずの間みたいですね



でも待てよ

読み方で意味が変わりそう

「ひらけない」

なのか

「あけない」

なのか

主導権はどちらかで

イメージが変わる

9/1/2023, 11:58:38 AM

あいつはいつでもヘラヘラ笑って憎たらしい奴だった。

でもあいつには「耐えられないもの」があって、あいつなりに「耐えていた」らしい。

目の前の深淵が、覗けずに黒いまま。

俺は焦った。

いくらあんな奴だったとして、それを見捨てていい言い訳にはならない。

俺は携帯でLINEを送ってみようとした。

「…あ、?」


俺は携帯を握りしめながら走った。

_2023.9.1「開けないLINE」

9/1/2023, 11:57:38 AM

開けないLINE


通知欄に「実は報告があって…」と表示されたのが目に入り
心臓がキュと締め付けられたように感じる

何が書いてあるかは大抵分かる
「結婚します」か「子どもが産まれました」だろう

「ふっー」と大きく息を漏らす
私が幸せになろうと自ら捨てていったものは何だろう…
後悔はしていないが違和感は拭い去れないもんだなと
色々な思いを巡らせた

結果、やっぱりこういうのは
気合いと勢いで開ける!
だから今じゃない…
そう今は開けない…

9/1/2023, 11:57:26 AM

一人寂しく、売れ残りのアジフライを口に運ぶ。
誰もいない家に咀嚼音が響くことにどこか虚しさを感じる。

スマホの通知音が鳴った。
どうせまた興味の無い公式アカウントだろう。

「は?」

鼓動が変に脈を打ち、背中に冷や汗がつたる。
僕は深呼吸をしてスマホを伏せた。

こんなもの既読をつけられるわけがない。

「こんばんは! 私はあなたのお腹の中のアジフライです♡♡」


〝開けないLINE〟

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