『閉ざされた日記』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
―閉ざされた日記―
全部、胸にぐっと刻み込んだあの日
出来事、情景、感情、それと周りの反応
心に書き記したように細かく覚えている
でも、思い出したらきっと私は…
だから、きちんと封をして、閉じ込めておいた
思い出しそうなときは、
誰かと賑やかに過ごした
似た場面に遭遇したら、
必ず逃げるようにした
でも…
蘇ってしまった
あまりにも細やかに覚えていすぎて、
走馬灯のように、目の前で駆け回る、
あの日のことそのまんま
いきなり目の前がクラッとして、
倒れそうになったところを、
壁に手を着いて支えた
思わず目を瞑ると
あの日がフラッシュバックして
目に浮かぶ光景
聴覚までもが支配されて
あの時の音、声、言葉
鮮明に聞き取れる
胸の奥が苦しい
動悸すらしてきて
ほろほろと
涙が目に浮かんでは止まらない
あの日の裏から微かに聞こえてくるのは、
壁に手を着いて息を切らす私を
周りが心配する声
応えたいのに応えられない
いっそ気を失ってしまえたら…
(誰か助けて…)
―今、解き放たれし閉ざされた日記―
姉ちゃんの遺品整理なるものの手伝いをすることになった。
いつも閉ざされていたカーテンを開け、換気をしながら姉ちゃんの部屋を片付ける。
あの日も、この窓を開け、そこから姉ちゃんは飛び降りたのか、と、若干胸が締め付けられそうになりながら。マンション20階、そりゃしんじゃうよね。
机はもう数ヶ月勉強をしていないからか、綺麗に元からなっていた。
しかし、僕は知っている。姉ちゃんの日課を。
まだ幼かった僕だったが、姉ちゃんの部屋に入ると、寝る前に書かさず姉ちゃんは日記をつけていた。
姉ちゃんは、小一の時の夏休みの宿題だった《絵日記》から習慣付いたと言っていた。
そして、その場所も僕は知っている。机の引き出し、上から二番目。
ガラリと開けると、小学生の時から亡くなる年のものまで並べてあった。
見てはいけないのかもしれないが、遺族として原因があるかもしれない、と、僕は日記を開いた。
いじめが始まったであろう年の日記から、日記帳に鍵がついていた。その鍵は--パッと辺りや引き出しを開けるが見当たらない。
まぁ、片付けをしている間にでもでてくるだろう。
小学生の頃、ほんの二、三年前の日記は、とても綺麗な字で、明るい内容のものばかりだった。
こんなこともあったな、そんなこともあったっけ、と、家族の内容が書いているものは僕まで口の端が緩んだ。
『明日から中学生! 授業が増えたり部活を始めたり、今から楽しみだなぁ♪』
僕らが読める日記はここまでだった。
この先、姉ちゃんにどんなことが起きたんだろう。
僕は閉ざされた日記が気になって、遺品整理という名の日記帳の鍵探しに奮闘した。
【閉ざされた日記】
※【どうして】の続きです。
閉ざされた日記
毎日日記を書く習慣はありません。20年以上前に10年日記帳を手に入れたことがありますが、ポツリポツリと書くだけでした。2011年で終わっています。今も、自室の机の上にあります。
閉ざされた日記、なんて意味ありげな日記帳ではないのです。その日記は書きたい時に書いた物。それも気まぐれに。
日記からは、過去のわたしの時々の苦悩が滲み出ています。
そして今のわたしに語り掛けてきます。
日記というのは、何処か心を動かされる。
ふと思うに、何かあった事をそのまま在りのままに書くのが日記であろう。ではこれはなんだ。手元に置かれたこれは。携帯?違う。私の膝元にあるこの日記の事だ。
三日坊主ならず、一日すら書いていない白紙の日記。ぽかんと日記だけが私の生活から抜け落ちたのか、存在すらも記憶に残していなかった。開く気も失せ書く気もさらさらないこの日記は果たして利用価値があるのだろうか。
一枚だけ、と思い開いてみる。興味心は私の体を動かすエネルギーとなり、そっと懐かしむように開いた。開いた所が悪かったのか、白紙が映り薄く二枚に重なった紙を不器用な手で捲る。紙に粘着力はないのに、何故こんなにも重なってしまうのか、不思議で仕方ない。
いやいや、そんな事はどうでもいいだろう。私は一頁目へと目を通した。二頁目は勿論何も書かれていない。一頁目こそ、この作品の全てが詰まっているのだ。
ドキドキと、緊張した趣で目線を上へと持っていく。高まっていた気分は早く見たいと私を急かしている。たったの一秒だって無駄にはしたくない。
そこには拙い文字で「何も無かった」と書かれてあった。
明らかに態々書く内容では無い。其処には詰まらなさがギチギチと一分の中に入っている。カッコつけたかったのかいざ知らず、何年越しかのこの日記の文字は感想を応えてはくれない。文字は、生命を持たない。これになんの意味があろうとも、歳をとってしまった私には分からないことなのだろう。若気の至り、と言うやつなのか。いや、違う気がする。
日記から手を離して、下降した気分を何とか上昇させようとそばにあったお茶を一気に喉へ流し込む。水分は体を潤す。気が落ち着いたのか、私はもう一度日記へと手をつけた。何か書いてみようと、思い立ったのだ。
まだ一頁しか使われてない日記は、今の私の気持ちを全て書き記してくれる。となると、今日あったことを思い出そう。片手で散らかった机の上からペンを探しながら、今日のことを思い浮かべる。
もう随分と時が立ったが、一日というのはなんとも短かった。
それならばそうだ、と思いつく。
得意気に私は見つけだしたペンで二頁目へとペン先を付けた。珍しく、字を書くのは何時ぶりか、感銘に浸りながら言葉を濁す。
何も無い、いい日だった。
何時ぞやの私が開く時今度はどんなことを書くだろう。またくだらないと言いそうだ。
閉ざされた日記が落ちている。
別に鍵もかかっていないし、
ペラペラと風でめくれているけれど。
僕にはそれを開けることはできない。
開ける力も、権利も、自由もない。
閉ざされた日記が落ちている。
やめてくれ。
風よ、もう吹かないでくれ。
僕はまだあと少し
生きていたいんだ。
『閉ざされた日記』
最近ちょっと気になっていた
「閉ざされた日記」
スマホの広告を無視するも
ネーミングにインパクトがあり
本屋に行った時
ベストセラーのコーナーに
「閉ざされた日記」と
「開かれた日記」が二冊並んでた
これのことか、
なるほど、使い分けねー
確かに今までになかったし
心も整理されそうで
なんとなくやってみようかなと
手に取る私がいた
#閉ざされた日記
忘れ去りたい 過ぎた日々の数々
綴ったのは 遠い遠い昔
閉ざされた日記に 見つけた 思い出
忘れ去りたい 過ぎた日々の数々
繙く思い出の 一頁
閉ざされた日記を 手の中に 開いて
過ぎていった 思い出は美しい
昔を懐かしんで 語り合う 昔語り
忘れ去りたい 過ぎた日々の数々
綴ったのは 遠い遠い昔
閉ざされた日記を また引出しに
仕舞って 鍵をかけよう
忘れた頃にまた
閉ざされた日記を 取り出して
#閉ざされた日記
「閉ざされた日記」
閉ざされた日記には、思い出さないように
した記憶が残っている。最後のページは、更新
されることなく、あの日のままで止まっている。
今の私には、あの頃に向き合う勇気がない。
でも、このままでいたいわけじゃない。
いつか閉ざした記憶に向き合える日が
来ることを信じて、今はまだこのまま。
このままで。
『閉ざされた日記』
無限に書けると思っていた
書くことは尽きないと
信じこんでいた
だけど
この頃は
言葉を引き出すのに
ひどく不自由している
私の中身は
有限で
いつか諦め、筆を置く
閉ざされた日記が
2度と開かないように
そのいつかが遠い先であることを
祈りつつ
不安定な日々を過ごしている
閉ざされた日記____
小説日記を書いて、
735964日が経った。
長いようで短かった。
この先、きっと誰にも
日記を見せないで生きていく。
ここで一部を書いてたりするけど、
現実ではきっと誰にも読んでもらうことはない。
それが少しだけ寂しくて、
恥ずかしかった。
閉ざされた日記
毎年、年始には日記を書いて、自分の成長につなげようと考えている
5日は日記を書いている
でも、6日後には日記は閉じられたまま
やろうと思ったことが続かないことに嫌気がさす、今日この頃
今までは"日記"という心の行き場が必要だった
でも私のことを好きになって愛してくれる人ができた。
今まで日記に書いていた色々な感情やストレス、、それ忘れることが出来る人に出会った。その人と会うと日記に書いていた内容なんて忘れることができた。
そして現在、私の"日記"は永遠に眠っている___
ノートいっぱいに閉じ込めた言葉たち。
感情のままに書き残して
想いも気持ちも全て
開くことがないように閉ざした。
#__閉ざされた日記__
私は日記として「終焉ノート」を書いている。
今もその日記は続いている。
昔の日記は
もう10年以上も開いていない。
「恋」なんてしなきゃ良かったと
あの時もあの夜も
そう思っていたの。
「なにこれ、見せて見せて!」
「あっ、なにしてるんだよ、
それはだめだ!」
友人がにもっているのは、僕が幼稚園の時の日記だった
きっと、とんでもないこと書いてる
やれやれどこから引っ張り出してきたんだか
友人が帰ると僕はこっそり日記を開く
気になるんだからしょうがない
あぁこんなことあったんだ
きづくと読み終わって笑っていた
読み返すとちょっとおもしろかった
そして、またしまう
またね、僕の宝物
どうせ明日が来るなら 思い出なんて捨てよう 今を形作るものは表面にしかないから
なにわ男子妄想…
(和也)今日も撮影楽しかったなぁ!
(メンバー6人)ほんまになぁ!
ほらさっさと帰るぞぉ!
はーい🙋♀️
トコトコトコトコ
(恭平)俺こっちやし!バイバーイ!
(みんな)バイバーイ!
(大吾)俺もこっちやし!
(流星)俺も!
(4人)バイバーイ!
トコトコ
(丈一郎)みんな家こんな遠かったっけ?笑
みんな家あっちやし
(謙杜)ほんまやなぁ俺もここらへんやで!
(みっちー)俺もここらへん!確か謙杜の家と近くやった!
(謙杜)そうやったな!笑
(謙杜みっちー)バイバーイ!
(丈橋)うぃーす👋
その後…
(和也)2人きりだね♡
(丈一郎)お前なんやねん
(和也)へへへ
(丈一郎)てか和也家どこやった?
(和也)俺は〜あのマンションの5階やで!
(丈一郎)え?俺もあのマンションの5階なんやけど…
え?何号室?
(和也)俺は〜103やで!
(丈一郎)俺104なんやけどぉ…
(和也)てことはー!隣や!
(丈一郎)そうやったんかぁ…
(和也)良かったやん!イェーイ✌️
(丈一郎)うーわ隣がうるさいやつやんピンポン連打やめてくれよ?
(和也)そんなことするわけないやん笑
おっ!もうすぐマンションやん!
走るでぇ!
和也走る
(丈一郎)待ってやぁ!置いてくなよ!
(和也)HA HA俺の勝ちぃ!
(丈一郎)はぁはぁはぁ😫
お前走るな言うてるやろぉ
あーめっちゃ疲れた😮💨
(和也)ごめんごめん🙏もう走らへんかもな笑
(丈一郎)かもなってなんやねん笑
エレベーター乗るぞ
(和也)はーい🙋♀️
ウィィィィン⤴︎
(和也)明日の撮影終わったあとさ!カフェ行かへん?
俺めっちゃいいとこ見つけてん!
(丈一郎)別にええで他のメンバーは?
(和也)俺丈くんとがええねん//
(丈一郎)ふーん…
5階です
(和也)5階着いたぁ!
(丈一郎)よし104…104…っと
(和也)俺ここ!じゃあまた明日!バイバイ!
(丈一郎)バイバイ!
その後丈一郎は…
なんで和也俺と行きたいんやろう…
まぁ気にすることじゃないしな!
明日のスケジュールしっかりしとこ!
謙杜から電話が
もしもし?謙杜どうしたん?
急にごめんなぁ!明日一緒に撮影終わったらサッカー観に行かへん??
ごめん🙏明日和也とカフェ行くことになってて…
お!そうなんか!わかったで!もしかしてデート❤️?//
そんなわけないやん!もう切るで?
はーい🙋♀️
プチッ
はぁー…明日和也と行くことってデートになるんかな…?まぁいいかご飯食べよ🍚
一方和也は…
電話にて なぁなぁ!みっちーと謙杜!ご飯食べに行かへん?
(謙杜)ええよぉ!奢ってくれるんですよね?😊
(みっちー)俺も行きたいっす😆奢りでお願いしまーす笑
(和也)2人して奢れ奢れって笑ええよ今日は奢ったるわ!
(2人)やったぁー!
(和也)じゃあ場所は…◯◯◯ ◯◯な!
(謙杜)わかりました!じゃああとで!
(みっちー)後で!
(和也)よろしくー!
プチッ
あの2人可愛ええな…♡
俺もお金稼いでもっともっと奢ったらな笑笑
よし!準備して行こう!
ガチャ
行ってきまーす!
トコトコトコトコ
閉ざされていた日記を見つけた。紙も古く、黄ばんでいる。
めくると、パラパラと乾いた音がした。ぎっしりと文字で敷き詰められた文字。何年前のものだろう、、、
そこには、不思議な冒険家の物語が綴ってあったのだ。
私は子供の頃から書く事が好きだった。日記帳もあれこれ買った。詩を書いたり、エッセイのように書いたり、大好きな物語の主人公に語りかけたり、その時期その時期の書き方のマイブームがあったが、小学生高学年頃から長い間"Dear Laura"と「大草原の小さな家」の主人公ローラに話しかけていたので、大人になってローラが義姉になった時は本当に驚いた。あのノートの数々のお陰で心壊れずに何とか見かけだけは保たれていたのかもしれない。でも大人になっていつの頃からかノートを見直す事が出来なくなった。あの頃を忘れる事で前に進めてる私はノートを開ける事が出来なくなった。いつか誰か、あの頃の私を読んでくれる日が来るのだろうか。私は私が可哀想だと思う。。。