『鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鐘の音を僕は覚えていた。
除夜の鐘108回の音
来年も一緒に聞こうね!
君との約束……
ごめんなさい
鐘の音
大晦日に成田山に鳴り響く記憶の音
小さい頃に毎年大晦日は門前仲町駅の成田山に家族で行く参拝待ちしていると0時になり鳴り響く鐘の音回りの知らない人たちと交わす『明けましておめでとう』
今日が最後の日だから。
よく聞こうと思った。
卒業前の、最後のチャイム。
お寺の鐘のゴーン……という音が好きだ。始めは少し甲高く大きな音で、段々低くお腹に響くような音になり、最後は余韻がゆらゆら揺らめきながら響いていく。深みがあり、暖かく包み込んでくれるような、気持ちが穏やかになる音。
時々、鐘つき堂が設置されている寺がある。私は勇気がなくてついたことはないが、時折鐘をつく人を見かけた。人が鳴らす鐘の音は千差万別で面白い。そして鐘の音を聞くと神妙な、浄化されたような気持ちになる。鐘の音は不思議な力を持っているのだろう。わたしも今度鐘つき堂を見つけたらついてみようか。
鐘の音(2023.8.5)
「鐘の音」と一口に言っても、教会にあるような西洋の鐘と、日本の寺院にあるような和風の鐘がある。一般論ではあるが、西洋の鐘には祝福のような意味合いが、和の鐘にはしみじみとした感傷がこもっているような気がする。どちらも同じ「鐘」で、宗教施設にあるものではあるが、それぞれの鐘の音にあそこまで感じ方の違いがあるのは、西洋と日本の宗教観の違いによるものなのか、どうなのか。
鐘の音というテーマに何も思いつかないものの独り言である。
鐘の音
どこかの国の風習で年の終わりに鐘を鳴らすらしい。
この地方にそんな風習はなく、雪山の頂上から見える一つの街が毎年決まって年の終わりにライトアップをしているのをよく見る。その時だけは雪山にまで色が届き、夜なのに彩られた雪を見て年の終わりを実感しては寒い中でも少し笑える気がしてた。
鐘の音…昔はよく聞いていた。スタートの合図にどこまでも響く、高くて透明な音は最適だった。あの瞬間、僕たちは平等な競技者であり切磋琢磨する仲間でもあった。目に入る銀色の世界には派手なくらいの服を着て、どこまでも飛んでどこまでも滑っていけると夢を見ていた。
...故障した足が動かなくなる前に戻ろう。雪山がどれだけ危険な場所かは身を持って知っている。
今は鐘の音なんて聞きたくない。どこかの国の風習が無くて良かったなんて失礼な事を考えていた。
鐘の音
毎朝9時に鳴る、教会の鐘。高く、凛とした音をこの町に響かせる。
それが当たり前の日常。鐘を鳴らす人は日替わりで、なる回数も人によって違う。あいまいな日々だ。しかし、音。それだけは変わらない。
あの音が好きだ。無表情な音だ。だからこそ、毎日同じ音なのに感じ方が変わる。凛とした、気高く、美しい音。それが、当たり前。
鳴らない。なぜ。
今日は教会の鐘が鳴らなかった。鳴ったのだが、いつもの音ではない。全く違う。痛く、無理しているような音だった。
私は行動的なタイプだ。すぐに教会に駆けつけ、司祭さんに問いかけた。
「鐘の音かい? なにか違ったね。ああ、そういえば、鐘を管理しているウィリーさんが体調を崩したらしい。あの方も、もう若くない。少々心配でね。」
鐘の管理。そんなものがあるのか。当たり前に聞いていた音は、当たり前ではなくなるのか。
ウィリーさんにとっても、当たり前だったのかもしれない。鐘の管理は。当たり前だからって、何もしなくて良いのだろうか。私は、鐘の音に感動したのではないのか。ウィリーさんに感謝しているのだろう。私は。
「ねえ、ウィリーさんの住所を聞いても?」
魂が生まれた時に鳴り響いた
鐘の音を
あなたは忘れたのか
心に光を持ったまま
堕ちた天使の恋と贖罪が
新しい世界を構築する
恋した瞬間の鐘の音は
鐘が割れた時の音は
まだこの胸の中に
鐘の音
今日は広島原爆の日
北名古屋の市の寺院で、
「平和を祈る鐘」が響きました
北名古屋市の高田寺(こうでんじ)では
8月6日に、平和への祈りを込めて鐘をつく
この行事を毎年行っている
また今年はウクライナ侵攻の終結などの
の願いも込められました。
今、戦っている人たちにも
この鐘の音が響くといい
ウクライナとロシアの戦争が
早く終わりますように
願いをこめて
おしまい
鐘の音
教会の鐘の音がなる。そこにはたくさんの人が集まっていた。
どうやら教会で結婚式をしていたらしい。
結婚は晴れ晴れしい。新婦が来ていた人に向かってブーケを投げた。
すると、近くにいた新婦の友人であろう人がブーケを受け取り喜んでいた。
そして、祝うかのように鐘の音がなった。
なんて素晴らしい日だ。
ステキだな。
終わり
鐘の音がわからなかったので音を言葉にするのを辞めました…(;´_ゝ`)
こんなお題にうまく書けなくてごめんなさい…💦
鐘の音が鳴り響くと、街には朝が来る。
そしてその鐘を鳴らすのが、僕の祖父の仕事だった。
祖父は街に住む誰よりも早く起き、毎朝一番に鐘を鳴らす。そうすると眠っていたはずの街が動き出し、明るい活気に満ち溢れる。
祖父はその光景を鐘がある塔の天辺から見下ろすのが好きだった。
そして僕も、祖父の傍らでその光景を眺めるのが大好きだった。
まるで街が息を吹き返したようで。
それを生み出す祖父が誇らしかった。
「ねぇ、じいちゃん。じいちゃんはどうしてこの仕事をしてるの?」
小さかった頃の僕は、ある日そんな質問をしてみたことがある。祖父は「んー?」と、少しだけ思考しながら、「なんでだろうなぁ」と、呑気な様子で呟いていた。
「気付いたらこの仕事をしてたからなぁ。けど、ほとんどの人がそんなもんだろう。でもなぁ、俺は思うようになったんだ。きっとこうして続けてこれったってことが、どうしてこの仕事についたかの答えなんだろうよ」
小さかった頃の僕には、祖父の言ったことの意味がよく分からなかったけれど、あの時の祖父がとても穏やかに笑ったことだけは覚えている。
あれから技術が発達し、鐘は人の手で鳴らさなくてもよくなって、祖父がやっていた仕事は必要なくなってしまったけれど、僕はあの日に聞いた祖父の言葉の意味を今でも探している。
さて、そろそろ僕は仕事に向かおうか。
いつか出会うかもしれない、僕だけの答えを求めて。
【鐘の音】
またひとつ、何処かの誰かの命が消えた。
半径500メートル四方に響き渡る音がそれを知らせた。
僕には多分関係のない人だろうけど。
それでも、心臓の奥の奥まで染み込んでくるような重厚な音が無関係の人間をも哀しみの中へ誘い込む。
ずっと、平和であればいいのに。
口にするのは簡単なこと。
他人事のようにも言えてしまう。
ならば皆の願いが足りないのだろうか。
現に今日も、空へ昇ってゆく命が存在した。
壊すだけ壊して、それが無意味だと当事者が気付かなければ戦争は止まらない。
争いは破壊でしかない。何も創造できない。
もう沢山だ。
気付いてくれ。
あとこの鐘の音を何度聞いたら空は晴れるのだろうか。
幼い頃に見たあの青い空をまた拝める時は来るのだろうか。
重い暗い鐘の音の下で手を合わせ、ひっそりと世界の平和を祈る。
鐘の音が聞こえる。
近くの教会で結婚式を挙げているようだった。
貴方が守ったこの国で、今日も誰かが幸せになっている。
私も貴方と結婚したかった。
ゴスッ…ゴスッ…
けっこうな衝撃を頭部に感じて目を覚ました。
部屋はうっすらと明るくなっていた。
「うぅぅぅ〜…もう少しねむ…」
ゴスッ…ガブッ…
「痛ぁぁぁ〜」
最近、我が家の一員となった雌猫のララだ。
先輩猫のロロはヘソ天で爆睡中だ。
ララは食いしん坊でツンデレ。
お腹が空くと私の布団へ来て、スリスリゴロゴロ。
その後は頭突き、その後は甘噛み。
ここまでされると寝てなどいられないので、モッサリと起きる。
フローリングの床にヘソ天で寝ているロロを跨いで、トイレへ行き、顔を洗う。
猫達のごはんを用意して、猫達のトイレ掃除。
その頃にはロロも起きて来る。
ロロはオットリさんで甘えん坊。
ごはんよりも遊んでいたいタイプ。
暑がりなので、夏場はめったに布団へは来ない。
さて、毎日寝不足で愚痴も言いたくなるのだが、そんな毎日が嫌いではない。
お寺の鐘の音が、5時を告げた。
今日も平和な一日でありますように。
日曜日になると地元の教会で鐘がなる、
カソリック教徒上智大学の教会
昔フランス語で聖書を生まれて始めて読みました。
近くには、サンパウロ書店何か書物があり
父がこの本を読めば悩みは、解決するかもしれないと一冊プレゼントしてくれました。
父は、亡くなりましたが聖書は、毎日時間がある時に目を通しています。
教会の礼拝堂には、神様や聖霊や御霊達がいます。
皆さんも事故や怪我で身を守られたときに
神様に守られたと思いませんか?
是非一度教会の礼拝堂に来て下さいね。
愛を感じます神様の愛は、無限でいつつしみ深い愛です。
あの色も
あの音も
あの匂いも
貴方に手向けられてた
あの全て
匂いも忘れて
あの音も
あの色も
これから消えてくはず
なのにね
『朧の夜月 鐘の音』
金の音が遠くでなった
いつもは楽しげなんだけど
今日はなんだか悲しげになるから
私の気持ちも沈んでく
【鐘の音】
鐘の音と言えば除夜の鐘。
新たな年が来るというのに、次第に重苦しさが募って来るような、どこか不穏な音。
数年来聴いてない。聴こえて来ない?
鐘の音
鐘の音が鳴る。この学園の中心には、大きな鐘が昔から設置されていた。
「うーん、この音は何度聴いても心地が良いね」
先輩が目を細めながら、窓の外を見ている。ふわりと夏の風が先輩の長く黒々とした髪をなびかせた。俺の所属するオカルト部、唯一の先輩はそれはそれは楽しそうにしている。
「音というか、この近さだと振動って呼んだ方が適切だと思いますよ」
俺の言葉に先輩が、きゃらきゃらと笑う。
「確かにね。びりびりと肌が震えるから、君の言う事は間違いじゃない。僕は好きだけれど、君はあまりこの鐘が好きじゃないのかな」
先輩が立ち上がり、背を伸ばす。
「嫌いではないですよ。別段、好きでもないですが」
「うちの部室は鐘から距離が近いからねえ。君には悪いな、と思わないこともない」
にこにこと何かを企んでいる時の笑顔で先輩が近付いてくる。
「でも、一応ここに部室を構えたのには理由があってね」
「……なんですか?」
ふふん、と胸をそらす先輩が窓の外を指差す。直近に見える鐘はいつもと変わらない。いいや、何かが引っ掛かる。
「あの鐘は学園の異変を察知するという言い伝えがあってね。我らオカルト部にぴったりの話だろう?」
じっと鐘を見て、俺はようやく気がついた。
「鐘の音が止まない」
学園に入ってから早数ヶ月。最初は意識していた音も日常になってしまえば、それを意識しなくなる。日常に溶け込みすぎたせいで、いつもなら止まっている筈の鐘の音が続いていることにすぐに気が付けなかった。窓から見えるグラウンドで部活動をしている生徒たちも騒いでいる様子がない。
「君は運が良い。入学してすぐに学園におかしなことが起きるんだから」
「運が悪いの間違いでは?」
先輩は、わざとらしく目を見開いた。
「それ、本気で言ってるの? オカルト部に入っておいて?」
つんつんと俺の頬を突いた先輩の指を掴んでやめさせる。夏だというのに冷たい指だ。冷え性なのかと心配になってくる。
「まあ、俺としても気にはなりますよ。先輩がたまに語る冒険譚が本当のことなのかが分かりますし」
地下に続く洞穴での事件や手芸部で起きた密室の全ミシン消失事件など、様々な事件の話を先輩は部活の時に語ってくれる。そのどれもが、オカルト部に所属しているのに普通の人間の起こした事件なので、先輩は不満らしいのだが。俺は割と楽しく聞いていた。そりゃあ、せっかくなら超自然的な体験をしてみたいけれど、ミステリだって好みなのである。
「本当のことしか君には話してないだろう?」
「昨日、俺の分のチョコレート食べてないって嘘をついたのは流石に覚えてますよ」
先輩がそっぽを向いた。
「とにかく、僕と君で学園の異変を解決しようじゃないか。これで毎日部室に来てるのに活動をしてないせいで擬似幽霊部員だなんてクラスメイトに揶揄されることもなくなるよ?」
「それは先輩だけのあだ名なんで、俺には関係ないですね」
「……ええい、いいから調査開始!」
先輩に引き摺られて部室を出た俺は知らない。この異変が原因で次から次へと学園で起きた困り事が持ち込まれることを。
辛い感情に出会うことは
本当はありがたいことになんです。
なぜなら辛いことの裏側には成長という言葉が隠されているから。
どんなに挫けそうな時も次はどんな成長が待っているのかと、視点を変えて見てみればもしかすると未来の自分のみかたにできるかもしれないですよね。