鐘の音』の作文集

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鐘の音』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/6/2023, 3:40:26 AM

鐘が鳴る 鳩が飛び立つ



そう歌詞がある合唱曲が好きだった

大人になってから、歌詞の解釈を調べた
平和への思いが込められた歌だった

合唱コンクールで歌っていた、学生当時にこそ
知っておくべきだった気がしてならない

8/6/2023, 3:10:48 AM

「鐘の音」

綺麗な音が聞こえてくる。
この音はきっと祝福の音だろう。近くで結婚式でもやってるのかな…と思ったら自分の結婚式だった笑
綺麗な景色で婚約者が俺の右腕を握ってこちらを微笑みながら見ていた。
何回見ても可愛い…俺幸せすぎ…!

「お互い支え合うと誓いますか?」
と誓いの言葉が来るので勢いよく、

「はい!」
と、裏声も少し混じった声で言ったら、周りが笑っているではないか…。
恥ずかしい…………
婚約者も笑っている…
なんて恥ずかしい…。
そして、婚約者も…
「はい」

そして誓いのキスをし、結婚式はおわった。



今回は中途半端かもしれない~!!
だけど、幸せ物を書いたので満足です😆
最後まで呼んでくださると嬉しいです!( ´∀`)

8/6/2023, 2:59:30 AM

楽を悪だと

はき違えた奴らが

ガランガラン
ガランガラン、と

あなたの後ろで

喧しいと思いますが



風鈴の音で

お昼寝をするのが好きならば

そちらを大切にしようと誘います



[チリンとひとつ、涼を誘う]
[頭の悪い根性論の暑苦しさよ]


-----------------------*○・


リンドンリンドン

1番力強くて

1番悲しい鐘の音が

広島と長崎にあると思うのです

世界が分かっているふりしかしないので

忙しく鳴らし続けらければいけないことは

大変虚しく果て度もないことですが

みなで代わる代わる

いつまでもいつまでもそうしていきましょう



[広島発の平和宣言は飾り物ではない]

8/6/2023, 2:58:02 AM

僕は生まれたときから広島とは縁もゆかりもない人生を送ってきた。それでも、毎年この日になると、どこからか鐘の音が聞こえてくる。他の誰にも聞こえないようだが、僕の耳にははっきりと聞こえる。美しい瞳を持つ妻は、そんな僕を見て、
「あなたには平和を紡ぐ才能が備わっているのね」と言う。
 理論的には、僕は生まれつき目が不自由だから、それを補うために他の人より聴力が発達し、他の人には聞こえない音が僕にだけ聞こえてくる、ただそれだけのことなのだろうが、毎年妻が言う言葉に悪い気はしないのだった。

 僕は今年、最近家に戻ってきた娘に連れられて初めて広島へ向かった。本当は妻も一緒に来たかったのだが、彼女は今高齢者施設で寝たきりの状態だから、今回は土産話をたくさん持って帰ることで許して貰おう。広島から帰ったら娘とともに一番に彼女に会いに行き、「君の瞳の色が今でも一番好きだよ」と伝わるまで何度でも伝えよう。そして、──今では彼女が意味のある言葉を発することはないけれど──世界の平和と幸せを、ともに祈ろう。


─広島原爆忌─

(鐘の音)

8/6/2023, 2:27:22 AM

チェス


二人の男が席に着く
一人は老人、もう一人は中年の男性
そしてお互い向かい合って座る
テーブルの上にはチェス盤
なにやら言い争った後、老人がコマを動かした
周りの人は見てみぬふり
それでも二人の様子を慎重に伺っている
次々とコマは動き出す
その過程で死ぬコマも出てくる
老人が反則をして、倒したコマを味方にした
コマを捕虜にしたんだ
たちまち周りの人は彼を批判する
でも誰も実力で止めることはない

チェス盤の上では血が流れている
真っ赤な血は水溜まりのようになる
遠い異国で実際に起きていることだ
どちらかがキングを討ち取るまで戦いは続く
キングを倒したところで何が得られるのか
失ったものの代償にはならない
これが単なるゲームなら誰も傷つかない
傷だらけのチェスゲーム

8/6/2023, 1:53:19 AM

晩鐘が聞こえる。
数多の鐘の音が重なりあって、
私の鼓膜を劈いた。

ああ、だから、私は東京が嫌いなのだ。




 突然だが、私には特殊能力がある。これは生まれ持ったものではなく、友の死をきっかけに発現したものだ。

その能力というのは、『魂の晩鐘』

 簡単に言えば、死ぬ人間が分かる…いや、正確には死のうとしている人間が分かると言った方がいいか。私には自殺する人間が死ぬ間際に発する、最期の慟哭が聞こえるのである。これは、他人の耳にはまったく届かない。私にだけ響く鐘の音だ。

 初めてそれを聞いた時、私はまず脳外科に行った。待ち時間の長さのわりに短時間で終わる診察が終わると「異常はない」と告げられた。次に精神科にも行ったが、これもまた同様だった。その後もありとあらゆる病院巡りを繰り返すこと十数件。私はようやく悟った。これは医者が関われる案件ではないのだと。もっとオカルトチックな、スピリチュアルな現象なのだと。

 それからは、自分で法則性を探り始めた。何の前触れもなく鳴る鐘の音だと思ったが、ある時それは人のいるところでしか鳴らないことに気が付いた。さらに調べていくと、これは人から出ている音で、それを鳴らす人たちは、等しく死相が出ていると知り合いの占い師が言っていた。ある朝テレビを見ていた時、アイドルからそれが聞こえた。翌日彼女は事務所で自殺した。すべてが確信に変わった瞬間だった。

 そもそもどうして、平々凡々な私にこんな力が宿ったのか。ライトノベルの主人公でもあるまいし。もし私がそれだったなら、もっとチート能力を宿してほしかったものだ。

 この力は、私に何をどうしろというのか。
 
 自殺者数が群を抜いて世界一となった我が国には、新たな法律が出来た。自殺による保険は一切おりず、自殺者が出た家族には罰金を課すというものだ。自殺者対策として国が行っているのは、さらに彼らの首を締めるものでしかなく、苦しみ抜いた自殺志願者は、こぞってレジャーに出掛けた。海や山での事故を装うために。夏休み、眩しい太陽の下、楽しげに遊ぶ親子の足元には、数多の屍と怨嗟が積み上がっている。

 神は私に救世主にでもなれというのか。死ぬ人間が分かったって、カウンセラーでも為政者でもなく、ましてや社会人としての地位すら危うい私が、彼らに一体何をしてやれるというのか。






 私は引っ越した。山の中のど田舎に。周りにはお年寄りしかいない過疎地域だ。人の集まる娯楽施設など一切ない。とはいえ、ライフラインは辛うじて保たれている。私は此処にに来てから、鐘の音を聞かなくなった。

 田舎というと、都会より面倒な人付き合いや古きおぞましき悪習を想像して身構えていたのだが、此処の集落の人たちは、私に何も強制しなかった。集まりには気が向いたら来てねと言われ、「若者なのだから」という言葉をナイフに私を脅すこともない。この歳で結婚していないわけも、根掘り葉掘り聞いてこなかった。……あまりに、年寄りらしからぬ。
 私は、人を優しく騙して食べる鬼の集落にでも来てしまったのかと青ざめた。令和の時代にも鬼は存在するのかと、いたく住み良い環境に驚きを隠せずにいた時のことだった。唐突に友が私の家を訪ねてきたのは。

 彼女は、高校からの付き合いのある友だった。私はその日、久しく聞いていなかった鐘の音を聞いた。自分が鬼の集落に暮らしているなんて馬鹿げた妄想は、鳴り響く鐘の音がまるごと飲み込み、私は焦りを悟られまいと必死に笑顔の仮面を貼り付けるのだった。

8/6/2023, 1:41:58 AM

ゴーン、ゴーン。鐘の音が鳴り響く。今日のこの日を私は待ち望んでいた。
「行こう、皆待ってる。」
「…ええ。」
差し出された腕に私の腕を絡めて扉を開ける。外には私たちを祝福する声でいっぱいだった。
「結婚おめでとう!」
「お幸せにー!」
そう、今日私たちは結婚する。夢にまで見た白いウエディングドレスを着て今ここにいる。
嬉しくて嬉しくて涙が零れる。
鳴り響く鐘の音は幸せな私たちを祝福してくれている様な気がした。


『鐘の音』

8/6/2023, 1:27:19 AM

ぼくが小さい頃、母がたまに大きな教会へ連れていってくれた。もう10年以上も前の事だからあまり多くは覚えていないけれど、2階にたくさんの楽器が置いてありそれを自由に弾くことができたことだけは今でも鮮明に覚えている。
 思い返せば、今のぼくの音楽好きはあの時身体に刻まれていたのかもしれない。曲も弾き方も何もわからないなりに適当に音を奏でるのはとても楽しく、気持ちが良かったのだ。
 引っ越した今でも街で教会を見かけるとあの楽しかった楽器演奏や綺麗な鐘の音を思い出す。

8/6/2023, 1:13:40 AM

鐘の音というと除夜の鐘だからなんで今の時期にこんなお題をと思ったけど風鈴があったな。あれは夏の風物詩だ。使ったことないけど。

 てか風鈴って今の時代だと近所迷惑でトラブルになりそう。人より怖いものはないという定番のおちだ。

 しかし風鈴か。音を聞いて涼むというのは風流だな。雅な趣味で素敵だね。大した値段じゃないだろうし買ってもいいけどやっぱ近所のこと考えると使いづらいな。

 今の時代だとネットで風鈴の音とかありそうだけど生で聞く音と比べたら劣るだろうしやっぱり本物がいいよね。まぁお金とか近所のこと考えて結局買わないんだけどね。

 夏と言えば風鈴だけどもう一つ鈴虫ってのもあったな。昔は買ったり捕まえて音を楽しんでたんだろうけど鈴虫って今でも売ってるのかな。

 鈴虫は風鈴以上にめんどくさいからこれ以上特にないんだけどね。あんなちっこいのでも生き物を飼うってのは大変だからな。

 夏の本番も終わったのかちょっとだけ、ほんとちょっとだけ暑さがましになったな。それでも暑くてしかたないけど。この暑さはいつ終わるのだろうか。早く終わって欲しい。

8/6/2023, 1:12:59 AM

イタリアにはその地方によって聴こえる鐘の音が違うらしい
つまりイタリアの鐘の音はなくベネツィアにはベネツィアのミラノにはミラノの鐘の音があり出身地によって地元の鐘の音があるのだ

8/6/2023, 1:05:04 AM

【鐘の音】


「鐘の音、するだろ」
「鐘の音?」
「なに? カニの音?」
「カニの音ってなんだよ」
「鐘の音? してんの?」
「してる」
「えー? 鐘の音?」
「聞こえる?」
「じゃあ、手あげて? 鐘の音、聞こえたヒト〜」
三対七。
「鐘の音って、どんな」
「チャイムみたいな?」
「チャイムっていっても、種類あんだろ」
「お知らせとか、学校のとか?」
「きんこーんかんこーん、きんこーんかんこーんって繰り返すヤツ」
「ウエストミンスター寺院のヤツか」
「え、学校のチャイム、それじゃなかった」
「他にあんの?」
「キンコーン、キンコーンってそれだけ」
「え、違う」
「は? 違うの?」
「学校のチャイムのこと? 聞こえた鐘の音の方?」
「うん。聞こえたのは、黙祷する時の」
全員、「あっ」と顔を見合わせる。

8/6/2023, 12:59:22 AM

鐘の音は

   祈りと
   願いに
   満たされて

   空に
   地に

   響き渡る



   この痛みを
   この悲しみを
   癒せ

   鎮魂の
   鐘の音よ






           # 鐘の音 (234)

8/6/2023, 12:56:54 AM

「鐘の音」

 はるか遠くから かすかに響く鐘の音
 人類への祝福か 滅びの音か

8/6/2023, 12:31:46 AM

鐘の音

響いているのは、鐘の音

そこは結婚式

今日も、誰かが結ばれている場所


また、鐘の音が響いている。

8/6/2023, 12:31:03 AM

うるさい。
頭から鐘の音が離れない。
布団の中でじっと収まるのを待っていたけれど、とうとう我慢が出来なくなって鍵を掴んで外に出た。
何でも良いから気を紛らわせたい、振り払いたい。川沿い、土手を走った。
今は深夜で誰も居ない静寂の中、私の音ばかりが占めている。
足音。荒い息。
鳴り響く鐘の音。

視線は真っ直ぐで、きちんと景色を映しているはずなのに、昨日の光景が目に焼き付いている。
幼馴染の結婚式だった。あの子の横顔。私と目があって笑った顔。「来てくれてありがとう」って、本当に幸せそうで。

私はあの子のことが好きだったのか。分からない。
ただ、この鐘の音を、うるさいなんて思ってしまってごめん。息が苦しくなり、涙が出た。ずっとペースを落とすことなく走っていたから。
涙を雑に腕で拭う、鐘はまだ鳴っている。
だから足は止めない。



/鐘の音

8/6/2023, 12:24:52 AM

「鐘の音」




必要な時に撞かれ
手入れもされず
錆びついてほこりを被った私は
それを自分のせいと決めつけられた
ただの舌足らず

8/6/2023, 12:14:50 AM

『鐘の音』


静寂を裂いて何処までも
高く遠く響いて祈れ

小さな手を繋ぎ歩く片道
炎天の光彩を遮る円はひとつ

儚い命の合唱が重なる

8/6/2023, 12:11:49 AM

きみの顔を知らない
きみの声も知らない
心臓の音さえ聞けなかった

きみのやわらかな表情を想像してみる
きみのかわいい声を想像してみる
胸に耳を当ててその音に安心することを想像する

きみについて何も知らない

でもきみはきっと女の子
きっとママのことを想って来てくれたし
これからのことを想ってさよならしたんだと思う
限られた時間の中きみがいたことを
だれよりも感じていたよ

来てくれてありがとう

いつまでも忘れない

鐘の音を聞けばきっと
成長したきみの後ろ姿を想像する

8/6/2023, 12:09:12 AM

【鐘の音】

 厳かなる鐘の音が、雨に包まれた街に今日も鳴り響く。ああ、また誰かが死んだのか。閉ざした小屋の窓からぼんやりと、僕は遠くに霞む鐘撞台を見上げた。
 人が死ねば追悼のために鐘を鳴らす。それがこの街のルールだ。降り止まない雨の影響で生活が立ち行かなくなり、ここのところは毎日のように鐘が撞かれていた。
 薄いシーツを頭からかぶり、カタカタと小さく震える君の身体をそっと抱きしめる。宥めるように何度も、その背を優しく撫でながら。
「大丈夫、大丈夫だよ。君のせいじゃない」
 君の身体から立ち上がる無限の魔力。制御の効かなくなったそれが天へと昇り、雨雲を生み出し続ける。
 君を殺してしまえば、この鐘の音はやむのだろう。だけどそんなこと、僕にできるはずがない。僕を救ってくれた君の命を、この手で奪うことなんて。
 響き続ける鐘の音は、僕の罪の証。君を匿い、君を生かし続けている僕の罪悪。鼓膜を震わせる清浄なる追悼の音色を聴きながら、僕はただ君の耳を優しく塞いだ。

8/5/2023, 11:55:56 PM

今日もまた、鐘の音が鳴り響いた。

まるで、誰かにこの音を届けるかのように、優しくし。

真夜中の星空に響くように。

そしてきれいな音色が街を包み込むかのように、鐘の音は広がっていった。

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