『鏡』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「“鏡”よ“鏡”、この世で1番美しいのは、だーれ?♡」
いやいや。だからってわたしなんてものを写さないでよね。1番美しいのは、彼なんだから、♡あの鼻筋の通った横顔に…♡しゅっとした短めの眉毛♡切長の魅惑溢れるおめめ♡わたしがこれから福耳にさせちゃうヒラ耳♡ひらたーい唇♡少しだけ焼けた肌♡私たちに週2時間講義してくれる、その声♡14歳差なんてこと、忘れてしまうほどの愛おしさ♡バツイチなところもだいすき♡書いても書いても、まだ書き足りないほど彼には魅力がいっぱいなの、、、今宵は、いつにも増して、自我が強くて、彼への愛が溢れてしまう1日でございます…、
ぁっ…!!♡そうだ…♡
「“鏡”よ“鏡”、わたしと先生が一緒になれるのは、
そんな夢のようなトキが来るのは、いつ…?♡」
いや…、こういうのは知ったらつまらないのかしら、そうだなぁ…、ぁ!♡
“鏡”も彷徨うほどのわたしたちの素敵な恋道を、これからの詩にまとめて差し上げましょう♡
恋人は自分の鏡って言葉がある
相手の嫌な所を見つけちゃった時って
自分を見つめ直すチャンスかも知れない
#鏡
【鏡】
今あなたの目の前にいる私は、
どんな顔をしているのかしら。
あなたが嬉しそうなら、
私もきっと嬉しい顔。
あなたが優しい笑顔なら、
私もきっと優しい笑顔。
あなたが悲しそうな日は、
きっと私が悲しい顔をしていたのね。
「鏡」
たまにびっくりする時がある。
仕事中にトイレに行き、手を洗っている時に
ふと鏡を見ると、ひどい顔の私がいる。
疲れた顔してるし、髪は少し乱れてるし…。
ため息が出てしまう。
パパッと身だしなみを整えて仕事に向かうけど、
なんか悲しくなる。
鏡を見ると、そこに映るのは醜い醜い自分の顔で。
今にも死にそうなその瞳は、じっと鏡の自分を見つめていた。
嗚呼、嫌だ。見ないで欲しい。
私を嘲笑う人たちのように。私を私を蔑む人たちのように。
ぎ、と歯を食いしばる。
嗚呼、居なくなってしまえばいいのに。
「よし、それじゃあ居なくなろうか」
「は?え?」
私の言葉がどこからか聞こえた。
私は一言も喋ってない。何。誰。なんなの。
困惑する私の視界の端で、何かが蠢く。
それは鏡。鏡の方。
恐る恐る視線を向ける。にんまりと笑う私が、そこに居た。
「鏡の世界は良いよ、誰も笑わないし誰も蔑まないもの!」
ほらおいでよ。と腕を伸ばされる。
ああ、嫌だ。なんて。居なくなってしまいたいと思っていた感情が消え失せるほどの恐怖が私を襲う。
そんな私の心境の変化など知る由もないもう一人の私の手が、私に触れた。
ぐ、と鏡の方へ引っ張られる。
嫌だ。嫌だ。誰か、誰か助けて。
なんて、言える暇などなくて。
私はもう一人の私に、鏡の世界へ引きずり込まれた。
「鏡/20240818」
鏡よ鏡、この世で最も愛されているのはだあれ?
キミじゃないことだけは確かだよ。
烏滸がましい。哀れで不要で不必要なゴミにも満たない分際で何を言ってるのか。
鏡よ鏡、この世で最も嫌われているのはだあれ?
キミじゃないことだけは確かだよ。
嫌われているなんて、存在証明してもらえるだけありがたいじゃないか。その存在にすら足らないものであることにすら気づいてないのかい?
無機質な目は無機質な目を馬鹿にして見返してくる。
流れてくる耳馴染みの良い言葉の羅列に乗せた音は、君は素敵だ大好きだって嗤ってる。
だから、私は黙って次のつまらない曲を流しながら、無機質な目をした私を見つめ返すんだ。
鏡
小学校くらいまで
鏡の向こうにも本当に別世界があるのではないかって
真面目に考えていた。
実際、そんな物語もある。
物語は物語だ、
鏡は光の反射を利用した道具だと大人は言った。
でも、私にはそうわかっていても
どこかで別世界の存在を信じていた。
まず、頭をぶつけてみた。
……痛かった。
指で触れてみた。
指紋がたくさんついて拭かなきゃいけなくなった。
鏡の前でジャンプしたり、鏡を覗き込んだ。
鏡に映った私もジャンプをし、覗き込んだ。
私は思いついた。
鏡を二つ持って来て、あわせ鏡にした。
どこまでも、どこまでも続く通路みたいになった。
私は覗き込んだ。
沢山の私がいた。
でも、私は鏡の中に入ることも、
たくさんの私一人一人の違いを見つけることもできなかった。
しばらくすると、諦めた。
今は実際に実行しようとしたり、
信じ込むことはしなくなった。
それでも完全に否定することはできず、心の何処かでもしかしたらと思うことはある。
くるり、ひらり
スカートが翻って、
首を傾げては品を変えていく
耳には煌めく宝石を
唇は艶めく桃色を
胸には秘めた恋心
鏡にうつるあなたは、
世界でいちばんかわいい
鏡に映る私は努力を重ねた私。
ガラスに映る私は頑張った私。
皆の前に立つ私は偉かった私。
私は毎日何分何秒全ての時を頑張っている。
鏡
毎日、鏡を見る。
それは最低限の身だしなみを整えるためであったり、ふと洗顔後に顔を上げた時、鏡に映る自分と目が合ったりする。
その瞬間、去来する思いは様々だ。
何とも思わずただ目を反らし、次の行動に移る。
自分はこんな顔だっただろうかと、マジマジと鏡を覗き込む。
意味もなくニッコリと鏡の自分に微笑みかける日もあれば、見たくもないと顔を歪め、現実から目を背ける日もある。
そこに映る虚像に、さしたる差が無いにも関わらず。
鏡と向き合う時。
私はおそらく、そこには映らない、心。
自分の内側と、向き合っているのだ。
鏡を見たとき
何もない鏡だと
思うかもしれないけど
ホントにそう?
入れ替わってるかもよ
「なあ、もう終わりにしよう」
「…お前いなくなっても、俺生きていけると思ってんの」
「生きていけるだろ。こうやって会話するのも結構きちーんだなこれが」
「頑張れよ。俺、お前いなくなったら生き方分かんねーんだけど」
「んなことないって。大丈夫大丈夫」
「おっまえな」
「それに最近はあんま壊さないじゃん。ストレス減ってるんじゃね?荒れてるときなんか手に負えないほどだったのに。ま、この世界のなかなら一回出れば修繕されるからどれほど壊してもよかったけどね」
「…その世界がなかったら俺潰れんだけど」
「あ、この世界が消えたら現実で暴れないようにしろよ?前にいたんだな、現実とここの区別がつかなくなって、現実で大暴れした奴」
「俺もそうなるけど」
「あーじゃあ、一ヶ月に一回くらいは出てきてやるよ。こっちの住人も結構忙しくてね」
「そうしろ。つかもっと出てこい。そっちの鏡の世界はお前出てこないと、ただの鏡で入ろうとしても入れねーんだから」
あー時間あったらね、と青年が背を向けたとたん、幻想だというきらびやかな都会は消え、ぐるりと鏡が歪んだと思ったら、鏡の向こうにはなんの変哲もない自分の姿が写っていた。
─鏡─ #37
鏡
かがみ、ね
んー
映すも覗かないとない
しかし見られなくても映してる
そこにあるものを
映らないものもあるはずで
全てをありのままには映せない
ありのままなんてものはない
姿形は同じ様だけど
中身まではわからない
見ているものは人により違うから
見ているところも違う訳で
何処を映すかによってモノが違っていて
違っていても同じモノでもある
言葉は鏡と言うけれど
言葉を同じにしても違ってる
結局、映るのはその人なんじゃない?
チャレンジ29(鏡)
子供が生まれて、手の指が俺に似ているので驚いた。子供は親の鏡とは、こういうことを言うのだろう。扁平足と、鼻が低いところも似てしまった。口癖も似ているらしい。血は争えない。
テーマ「鏡」
水たまりに写った空を撮ったことがある。
ただの日常的な写真。
だけども、自然の鏡。
この写真に「いいね」がつくたび、うれしくなった。
ニコニコと、笑顔を浮かべる私
けれど、左右非対称に映る私は
笑顔の抜けた、死んだ様な顔をしていた
--二作目--
人とは違う、変わった容姿
それが嫌いで、映される事を嫌った
記憶として、残される事を嫌った
「僕は好きですけどね、その髪も、目も
と言うか、僕は貴方自身が好きなんですから
全部マルっと好きに決まってるじゃないですか
...部屋は綺麗に片付けて欲しいですけど」
そう言ってくれたあいつの携帯には
ボクとのツーショットがある事を知っている
#鏡
391作目
鏡に向かう…
髪を整えるわけでもなく
洗顔でもなくて
おい!おい!おい!
お前はどうしたいんだよ!
しけた面してさぁ…
なんなよ!!
そんな顔さらして…
そう自分に問う
そう問いつづける
向かうために
明日へ憧れた向こうに…
おい!
終わるのか…
もう終わるのか?
お前さぁ…
そんなもんなの?
大したことねぇなぁ…
おい!おい!
マジそんなもんなの?
ほんまのヘタレだね!
おい!おい!おい!
何か言えよ…!
ホントに終わるきじゃねぇよな…!
おい!次に行けよ…
気持ち変えろよ!
その悔しさ全快で!!
そんなこと大したことねぇや!!って…
そう言って…
そのまま玄関出て練習行ってこいや!!
おい!お前はよ!!
お前はこんな事で終わる奴じゃねぇからよ!!!
お前が一番知ってる事だよな!!!
お前がやってきたことは何一つもムダはねぇよ!!!
さぁ真っ正面から全快でブチ当たってこいや!!
ロートルアスリートの心意気見せてやれよ!!
さぁいいか!
コング鳴らすぞ!!!
試合再開だ!!!!!
思う存分戦ってこいや!!!
美佐子に見せてやれよ!!!
美佐子に夢を魅させてやれよ!!!
明日を魅せてやれよ!!!
男粋を見せてやれよ!!!!!
今日も練習へ行ってきます!。
鏡に映る私は
なりたかった姿じゃない
望んだ姿では無い
でも、望んでいる姿も無い
もっと綺麗だったらなとか思うことはあるけど
急に顔が変わったら驚くだろうし
なんだかんだで私はずっと
この姿でいたい
「鏡」
何十年も見続けてきた自分の顔が
急に変わったら皆さんは
どうしますか?
私はまず
頬を抓ります。
顔が変わるとかありえないけど
正直気になるかも...
おとぎ話みたいなこと
憧れちゃいます✨
〚鏡〛
鏡の中の僕は、なんでも出来る凄い人。
でも実際の僕は助けて貰わなきゃだめなんだ。
普通の人が出来る事が、出来ない。
でも時々現実逃避もする。
そんな僕もみんなと同じ人だから。
出来なくても、僕なりに進むよ。
君と同じように。
慈悲の眼差し
とある有名な殺人鬼が居た。
夜間に行動が盛んになると言われていて、両親や祖父母には絶対に夜中外に出るな、と言われていた。
そんな時に私は殺人鬼に出会ってしまった。
「あ…」
普通に歩いている所を見かけてしまって、目が合ってしまったのだ。
私はその場から動く事が出来なくなってしまって、歩行者が居ても、助けてくれる人は居なかった。
目で助けを呼んでも見て見ぬふりだった。
「絶対に見ちゃ駄目よっ…、!!」
近くからそんな声が聞こえてくるのだ。
そして、私の頭上には血濡れたシャベルを振り上げた大きな影。
殺人鬼は慈悲の眼差しを私に向けながら、シャベルを下に思いっきり振り下げ、私の頭に当たった。
鈍い音とあの殺人鬼の慈悲の眼差しは私の頭に残っていたんだ。
「殺人鬼にもきっとココロがあったはずよ。何処かで道を間違えてしまったんだろうね。」
その言葉が私の頭に浮かんだ瞬間、私の生涯は閉ざされたのだろう。