『鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「眠りに付く前に」(一行詩)
今日一日の出来事を振り返ることもなく床に就く
◆
深酒をして紫煙を漂わせて浅い眠り
「鏡の中の自分」 (一行詩)
鏡は着飾りした姿を映すけどココロまでは映さない
◆
鏡の先にいる私は私に問い掛け替わる姿は変わり替わり
◆
仮面を着けた私は見えなくて仮面の姿のまま一生終える
ガランとして暗い回送列車に揺られながら、どこへ行くのだろうと考えた。この電車の行き先は知っている。ただその後のことはよく分からない。
やっぱりこの大量の爆薬と一緒に東京を燃やして飛んでいく運命なのだろうか。だから僕みたいなのに任されたのだろうか。上官の
『お前は英雄になれるんだ、教科書にも名前が載るくらいのな』
という言葉が脳裏を通り過ぎた。
向かいの窓に反射した自分の顔をしばし眺めていると、世のすべてが分かるような気がしてきた。
「死にたくない……ここから逃げよう」
気づけばそう口にしていた。自分はすでに答えを得ていたようだった。
先頭の車掌室の装置を手当たり次第に押していると、何度目かで扉が開き、そのあとプシューと音を立てながら列車は止まった。そんなに簡単なことだと思えなかったが、偶然もあるもんだと飲み込んだ。
靴と首元に仕込まれたGPSをはずして、外に出た。闇夜に浮かぶ満月が美しい。
しばらくぼんやり眺めていると、満月がだんだん目覚まし時計の様相を呈して、ブルブルと震えながらジリリリリ!!と鳴きだした。
「おい、起きろ!」
大声に驚いて飛び起きると、そこには上官がいつもの何倍も厳しい顔で立っていた。
「お前に重大任務がある」
鏡の中の自分
鏡の中の自分は、わたしと同じ生活を送っているのだろうか?
きっと、反対の生活を送っているのだろうな。
幸せなんだろうな。
でも、鏡…もしかしたら、もっと酷い生活なのかもしれない。
今の自分は、自分が幸せだと思うことで幸せになるのではないだろうか?
鏡の世界に入ったらどうなるのだろうな。
おいで……
鏡の中の私が手招きしてる。
長い秋雨のせいで毎日が曇りか雨。
真っ青な空がうらやましく、毎日がうっとおしい。
これは夢なのか、それとも現実なのか。
おいで……
またそう呼ばれて、何の疑いもなく手を差し出した。
鏡の中の自分
同じように泣いて
同じように笑って
鏡の中の自分は
どう映る?
辛そう?幸せそう?
悲しそう?嬉しそう?
もし、鏡の中に
もうひとつの世界があったら
その中の私が幸せに
過ごしているといいな。
そして、きっと鏡の中の自分も思うはず
鏡の外の私が幸せに
過ごしているといいなって。
鏡は今の自分自身を教えてくれる
自分と向き合う練習にもなるかもしれない
だから、もっと声をかけてあげて
励まして、元気づけて
労わって、褒めて
そして、一緒に笑って。
自分の目に映る世の中は鏡である。何故か。人間は自分という鏡を通してしか社会を見られないからだ。ある一つのニュースが誰かにとって飛び上がるほど嬉しいことでも、同じニュースが誰かを深く悲しませていることもある。
その人の境遇や体調、感じ方によって、世界の見え方は変わる。だから私が見ている世界とあなたが見ている世界は少し違うのかもしれません。
なんだろう。昨日から様子がおかしい。違和感を持ったまま一日を過ごしてみたけど、まだ明確な「違い」を断定できない。その状態がもどかしく、居心地が悪い。
いま私は教室で席に着き朝のホームルームを待っている。この時点で違和感は生まれている。朝起きて顔洗ってご飯食べて歯を磨いて髪と顔整えて学校向かって何人かとおはようって言い合って学校着いてお手洗い行って席に着いて。何度違和感を持った?何度も。
落ち着こう。先生が来る前にいったんミラーを見ておこう。コンパクトミラーを取り出して自分の顔を確認する。
これだ。顔が違う。…いやいや、誰かと入れ替わってるとか急に美人になってるとかじゃない。なんかいい感じだ。たぶんどこか…
「オガタ、おいオガタ!」
前腕をつかまれて驚いて顔を上げる。
「点呼、名前呼ばれてるよ」
「ああ、はい!」
すでに担任が前にいて、ホームルームが始まっているようだ。
「なんだオガタ、今日元気いいな!」
うわキモ。これギリセクハラか? なんでいつも関心ない担任がそんなこと言うの?しかも点呼無視してぼーっとしてた私に?吐きそう。
「なんか雰囲気変わった?」
お昼休み。女友達のカナに言われて「それだ!」と気づいた。「なんか雰囲気変わった」だ。一言一句無駄なくこの状態をピッタリ言い当てている。確実に言いたいことはあるのに明文化できないこの感じ。
「大人になったってことじゃない?素直に喜んだら?これから男子にモテモテかもよ?」
いやいや、冗談じゃない。そんなの望んでないよ。
違和感の正体を言葉にしてしまうともう逃れられない。目が開いてしまった。他人からの視線がわかる。目を伏せていても追ってくる。廊下を歩くだけで吐きそうになる。
自意識過剰が原因じゃないのは自分に自覚がないからわかる。担任にも友達にも気づかれたということが証明だ。地味に質素に目立たずにを心掛けて生きてきたから、見られないことが当たり前だと思ってた。
世の美人はこんな視線に耐えてきたのか?これを力に変えるインフルエンサーなんて理解が及ばない。精神を蝕まれて当然だ。自覚はないけど鏡を見ればわかる。頼んでないのに勝手にかけられたシンデレラの魔法。
いたたまれずにお手洗いに駆け込む。蛇口を全開までひねって一心不乱に顔を洗った。
顔を上げると、鏡の中の私がニヤっと笑った。私は笑っていないのに、私でさえ魅せられそうな笑顔だ。
鏡の中の私は、もう私の世界が変わってしまったと告げていた。
鏡の中の自分
鏡も写真も嫌い
だからできるだけ見ない
幼い頃はそんなこと考えたことなかった。
つまりこの嫌いは
周りと比べたり
他を見て自分で自分の理想を作ったり
他人と関わることで生まれた感情だ
他人に流されない
他人の目を気にしない
それは必要な事だとわかってるけど
これだけ他人溢れる世界で生きていて
全く干渉されないのは難しい
こういう感情が沢山あるんだろうな
人と関わる中で生まれる感情って
複雑で厄介なんだよなぁ
O型 .... 浜田省吾、氷室京介
A型 .... 玉置浩二、秦基博、桑田佳祐
B型 .... 矢沢永吉、尾崎豊
AB型 .... 西城秀樹、稲葉浩志、KAN、井上陽水
季節がわりに揺さぶられる事もここ十数年無かったが今年ここひと月あたり意外に戸惑わされている。1時半から6時半の5時間睡眠で盆も正月も無しでもう10年?15年? .... 会社からはサラッと言える過労死レベル絶賛突破中だねと唖然失笑されるが恐らく先天的な得意分野でね ... 良くも悪くも ... たまにハナクソほじくりながらメヤニ掻き出しながらマスクの中で大欠伸でも納豆卵メシばっか食いながらダラダラ年収800万を維持しつつ女房二人愛娘にも相手にされず社会からもまあ見下ろされるしがない都内タクドラ33年生だ。叶わなかった希望?夢は ... 叶えなかったですらなく叶えたくなかった自分自身という事に ... いや、ははは、わかってたんだよなハナッから昔から若い頃から。橋脚のネジのまわりにこびりついた薄汚い煤みたいに日陰に隠れてじっとしているかと思えば灰色のコンクリート壁に人目につき難い黒いスプレー塗料で烈火の如き罵詈雑言を記し掲げてみたり ... 。「なににむかついてんだよ」〝生まれて来た事にだよ〟「なら死ねばいいじゃん」〝その手間そのオチが一番ムカつくんだよ〟自問自答なんてオタクっぽい事をしてみたりする。ケーキは要らない。メザシすら要らない。カレーには思わずニンマリしてしまうが遠慮出来る。でも生まれて来たらこの世界は悪意も欲求も持たなくても懐かなくても口に砂や糞を入れられるような思いを強いられるだろ。だからやなんだよ。泣いてる幼な子、苦しそうに腰を抑えながら歩く老人に捧ぐ汗なら幾らでも流す。惜しくない。だがね ... この世界はいたずらに神をその気にさせ大富を得て噛み砕いた南京豆の喉をくぐる時に似た快楽悦楽に没頭してそれを維持する為に慮い遣りや慈悲を壊滅させ人間数圧を整える為に合法的美殺を企てたりもする。もうね、この世は本当もうウンザリ ..........
※ 記すつもりの一割程度を記したところでウイスキーが効いて眠くなったのでやめます。
テーマ 鏡の中の自分
華やかに飾られた大きな劇場の舞台の真ん中で少女が喋る。
「ねぇねぇ」
「なに?」
舞台の真ん中にあった鏡に彼女の姿とは似てる、違う人間?が浮かんできた。
「どうして鏡から出てくれないの?」
「...それは分からないわ」
「どうして僕と目を合わせてくれないの?」
「君と深い関係があるから..だね」
「では、君の目を引くために僕が一曲踊ってやろう」
そう言い、一人の少女は観客の方に目をやり、一曲踊り始めた。その姿は華麗で、虚しくて、観客たちや鏡の中の少女さえも目を見開いて少女の踊りを見ていた。
「..あ、やっと目を合わせてくれたね」
にこっと微笑む少女。
「...やめて、やめて、やめて」
「どうしたの?」
「「「あなたのほうが知ってるくせに!!!!!」」」
鏡の少女と、観客たち全員が言った。
「..ぇ」
理由のわからない少女はただ疑問で頭が埋め尽くされている。
「ねぇ」
「...なに」
鏡の少女が問う。
「どうして僕を殺したの?」
観客たちなんか居なく、そこには殺気を纏った一人の少女が居た。
「..ぁ、そうだった」
悩む少女。
「あなたのことが憎くて憎くて仕方がなかったの(笑)」
少女が喋る。
「....ぇ、なんでなんでなんでなんで友達だったじゃん!!!親友だったじゃん!!!」
「さぁね、さようなら昔の僕」
そう言い、少女は霧となって消えた。
「..もう救いはないのね」
もう忘れ去られた昔の子、昔の自分が
今日も、明日も、涙を流す。
おわり
鏡の中の自分
寝かせた鏡に文字を書いた紙を立てて写してみる。文字は当然反転するけど、左右反転でなく、上下反転して見える。
鏡を使ったトリックアートがある。床に描かれた壁面と窓に寝転がって、窓につかまってぶら下がるような格好をしてみたり窓から窓へ飛び移るようなポーズをとってみたりすると、トリックアートの近くに立てられた鏡に映った姿はまるで本当の壁でアクロバティックなことをしているように見える。で、その写真を見ながら思ったんだよね。この写真の鏡の中は左右反転しているように見えない。かといって上下反転しているわけでもない。この場合反転しているのは何か?
鏡は世界を反転させるのではない。鏡は鏡を見る人の視点を反転させるだけだ。
などと理屈をこねても鏡の中の自分がぱっとしないのは否定できないのであった。ぐぬぬ。「鏡の中の世界」というタイトルだったらもう少し気の利いたフィクションが書けたのに!
教えて 鏡の中の自分
なんで服屋さんの姿見って
家で見るよりも太って見えるのです??
今回のお題をみて、真っ先に浮かんだのは、三年前の単車の話。
次男とその悪魔のこと。
大好きで、彼らに会えて、私はその役者さんも好きになった。
前にも言ったFC入るレベルで推してるうちの1人。
ひとりの役者さん、それも当時はまだ18歳の高校生だったその人の演技に魅せられた。
鏡が美しく私を見せる。
いつでも私を可愛く見せる。
鏡に映る私は可愛くて
何時でも私は鏡の虜。
もっと可愛く美しくなりたい。
ねぇもっと
美しく見せて。
─────『鏡の中の自分』
人間や動物、自然とかは完全な平等ではないけれど
鏡だけはありのまま完全な平等で全てを映す
鏡に移った自分に答えを求めれば
自分の全てを平等に教えてくれると思った
玄関の鏡に自分を問うてみた
鏡はこれからの未来の選択肢の様に
大きな根っこ柄が全体に刻まれていた
あ どうされますか?
い これみたいな感じで
あ ……このモデルですか?
い みたいな感じで
あ …かしこまりました
い 評判良いですよね
あ ?
い ここ
あ …ありがとうございます
『鏡の中の自分』
【鏡の中の自分】
この人は誰?
定期的に思う
いつまでたっても見慣れない
「見て、どんな顔してる?」
そんなの見たくない。蕩けきった己の顔なぞ見たいわけあるものか。
それなのに後ろの男は意地悪く耳元で囁いてくる。
欲と熱と快楽に塗れた己の顔を鏡に向けさせるのだ。
「大丈夫、とても綺麗だから」
綺麗なわけがない。そんな形で自分と向き合いたくなんてない。
嗚呼こんなのだったら姿見なんて買うんじゃなかった。
鼻息荒くお強請りしてきた自分の恋人を今、恨む。果たしてこれがやりたかったのか、こいつは。
「僕の可愛い恋人。こんな可愛い姿を僕だけ知っているのも良いんですが、あなたとも共有したくなって」
いらぬ世話だと内心思う。でも恋人という甘い言葉の響きに心がとくんと弾んでしまったのもまた事実。
鏡の中の自分はだらしなく、それでいて幸せを確りと手に入れていた。
鏡の中の自分が時に他人に思えるのは何故でしょう。
薄気味悪いというのではなく、毎日疲れていても落ち込んでいても鏡の前で用意する彼女が、とてつもなく愛おしいのです。
〜鏡の中の自分〜
鏡の中の自分は笑ってるかな
心からの笑顔がそこにあるかな
本気で笑えなくなって
心が死んでしまった
自分の顔を私は知っている
だからこそ
また笑顔を取り戻してほしい
何もいらないから
ただそこにいてほしい
鏡を覗いて見てみよう
あなたはどんな顔をしていますか
向き合うべきは自分自身
今日も自分に向かって愛してる
超可愛い。多分こういうことじゃない。
試し書き。フォントが美しくて楽しい。