『鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鏡に映る自分は、いつもの自分とは左右反対に映る。ならば、鏡の中の私は、私を逆転させたような性格をしているのだろうか。そんな事を考えながら、己の身繕いをする。
鏡の中の自分
見たくない。
…これでは終わってしまうな。
鏡の中の自分の方が、
良い顔をしているって聞いたことがある。
え?あれで…?
まあ、それは仕方がないとして。
鏡によって映りの良し悪しがある気がする。
私の場合、1番映りが良いのは、
家の洗面所。
1番見たくないのは、美容室の鏡。
美容室の鏡って、
終わるまで見続けないといけないから、
ほんと何の罰ゲームかと思う。
…そうか。
自分の姿って、そのまま見ること出来ないんだ。
向こうから歩いてくる自分。
ちょっと見てみたいかも。
paki
Theme:鏡の中の自分
「お前なんか生まれて来なければよかったのに」
そう言われ続けて育ってきた。
次男の俺が兄貴を差し置いて、次期当主に選ばれてしまったのだから。
街を歩けば、女性たちが花に群がるように蜜蜂のように群がってくる。
彼女たちの興味は俺自身じゃない。地位、俺に流れる血が欲しいだけだ。
俺はヘラヘラと愛想笑いを振りまき適当にあしらって、その場を後にする。
何も知らない人間から見れば、俺は女好きで軽薄な男に見えるだろう。
鏡は嫌いだ。
愛想笑いと薄っぺらい言動でどんなに取り繕ったところで、そんな虚像を砕いて憎悪に塗れた醜い本性を映し出すから。
鏡の中に映る自分の目には、世界へそして自分への憎悪が込められている。
鏡を叩き割りたくなる衝動を押さえ、俺は鏡から目を反らした。
こんな醜悪な俺は、人に愛される資格も人を愛する資格もないのだろう。
この血が定めた運命のまま、そのうちに適当な相手と政略結婚し子孫を残して、役割を終えて消えていくのみだ。
自分の血に定められた人生を生きる俺は、なんて下らない存在なのだろう。
ずっとそう思って生きてきた。
彼女に出逢うまでは。
~ Imaging Sylvain Jose Gautier (Fire Emblem: Three Houses) ~
鏡の中の自分
いつ鏡を見てもおんなじ顔
1日経てば可愛くなってるわけでもないし
なんの変化もない
でも、毎日鏡を見てしまう
なぜだろうか?
毎日見ても変わっていないのに
なぜ見てしまうの?
見るたびに疑問に思う
それでも私は鏡を見続ける
疑問に思っていても
止めることなく鏡を見る
鏡の中の自分
楽屋でメイクをしてもらい、用意された衣装を着て。仕上げのヘアセットの間は鏡の中の自分と対面する時間だ。
どこからどう見ても自分なのに、どこからどう見ても自分とは思えない。もうすっかり慣れてもいいはずなのに、アイドルとして完成する直前のこの瞬間は、どうしても気恥ずかしさでそわりとしてしまう。
メイクも衣装も仕上げもプロの仕事だ。そしてここから先は自分自身の、プロとしての仕事になる。こんなところで気後れして、気持ちで負けるわけにはいかない。背を伸ばし、鏡の中の自分とまっすぐに向き合う。
ファンにも、プロデューサーにも、そして仲間たちにも。胸を張ってこの姿を見せられるように。
「準備できた?」
隣から声をかけられて、つい笑ってしまう。
「できました。いつも早いですね」
「いちばんに見たくて」
だからってみんなを急かしてるわけじゃないからね、と慌てた様子の言葉にスタッフのみんなが笑う。緊張感漂う本番前の楽屋が、和やかな雰囲気で満たされる。
「ぼくもじゅんびばんたん!」
「じゃあ行こうか」
皆が待っているステージに。三人並んで楽屋の出口に向かう、その前にもう一度、鏡の中の自分と目が合った。
どこからどう見ても自分なのに、どこからどう見ても自分とは思えない。アイドルとして完成した自分は少し緊張しつつも、堂々と背を伸ばして。そして、本当に楽しそうに笑っていた。
特別何かがしたいわけでもない
熱中し続けることもない
将来の夢もない
その時々をポワーンと生きていたい
(なかなかそうはさせてもらえなかったけれど)
そろそろ本領発揮といきますか
鏡よ鏡よ
ありのままの私を
見せておくれ
そうか、そうだったんだ
仙人のように
達観して物事を眺めていよう
鏡の中の自分
鏡に映る自分お顔を見る
それは自分の心自体を映している様だった。
真実を映すかの様なものだった。
それをみた途端に涙が頬を伝った。
悲しくもないのに、なぜだろう?
今も考える…
鏡の中の自分
今日も鏡の中の自分と向き合う。
「メイク...やっぱり盛れないなあ 。」
私は目の素材がダメだから。私は人前でマスクが外せなく、いつもマスクを付ける生活でとてもつもなくブスになっているのだろう。
全ての素材がいい子はメイクなんかしなくたって可愛いんだろうなあ...
ああ、自分を見ることが嫌だ。私は周りからどう思われているのだろう。
目だけでいい。もう、整形しよう─────
カウンセリングを何度か行ってお金を出す。
幸いなことに私はまだ18歳未満だったので、お金は安く済んだ。
手術が終わり、ダウンタイムが終わるのを待ったが、とても痛かった。
こんなもの二度としない...
ダウンタイムが終わり、鏡で顔を見る。
「これが私────?」
パッチリとした二重。元々鼻は忘れ鼻に唇は薄かったのでとても可愛くなっていた。
鏡の中の自分は─────
まるで悪魔にでも取り憑かれたかのようにニヤリと笑った。
───────フィクション───────
美しい方がいるのです。
私の目の前に、私の手が、触れそうなところに。
私とは違う、私よりも何倍も美しいのです。
長年、あなたを夢見て生きてまいりました。どんなときもいかなるときもあなただけを愛していました。
そこまで夢に見てきた方がここにいるのです。
ですが、醜い私なりに、少しでもあなたのようになれるように顔にきらめきをかけてきました。
こんなに醜い奴が化粧なんて馬鹿らしいと私を罵るでしょうか。
それとも醜いなりに努力していて美しいとおっしゃるでしょうか。
なんと言われたって構いませんわ。
「鏡の中の私より、美しいかたなんて居ませんもの!」
鏡の中の私もきっと私を美しいと思っているはずですの
@鏡の中の私
鏡映しとはなんだろう。
鏡の話は今まで何度か本で読んだ事はある。鏡の世界とか、もう一人の自分だ、とか。
まあ、少なくとも世界が違えば概念も違う、ということだけは分かった。
・・
それは現実とも変わりないようだ。
だから結局のところ、鏡映しとは何なのかはわからない。
『鏡』なのだから全てが反対?しかし、これは私個人の考えだが、鏡が映し出すのは左右が反転しているとはいえ、本質的な事は変わっていない自分のままだ。そんな状態で性格などの中身まで変化するのだろうか?
まあそれは実際に鏡の中の自分と話さないとわからないわけだが。
………ああ、もし鏡の中の自分がいたら“私”はどうなるのだろう。
もし、本質的な者が変わらないのなら………
(……本物の“××”は、どっちになるんだろうな)
ー鏡の中の自分ー
ロコ・ローズ
2世の方へ…
自分の思うままに生きてこうよ
有るも無いも自身で悔いの無い選択してくださいね
報道をあらためて見て涙しました…
経済優先社会
何にしてでも数字を追う競争社会
人をおとしめても
人を踏みつけても
自分が良ければ
あとは…
単純に寄り添い合う事が無いから…
みんな疲れている…
彼氏が彼女が…義父義母が…
友が最愛の仲間が…
息子娘が…
君があなた方が…
日々苦しんでいるのかと思うと…
私自身…
己の腫れた目蓋を鏡台で見て…
何も出来ない自分に苛立ち
情けなさに涙止まらず…
社会は誰のもので誰のために有るのか
俺は…ただ…
君を守りたい
その命を笑顔を明日を守りたい…
単純に誰とでも友達になれる社会を目指して…🍀
寝起きのだらけた姿
こんなところ誰にも見せられないわ!
今日も“みんなに好かれるあたし”になるための準備をしなくちゃ
メイクよし、髪も整った
“あたし”になるための最後の香水を潜ませて、準備は終わり
「今日も一日笑顔ですごしましょ」
鏡にうつる自分へ語りかける。
ニッ、と音が出そうなくらいの笑顔でね
自分を元気にできるのは、ここにうつる“あたし”なんだから
鏡の中の自分
体調によって
顔色も変わる
鏡の中自分って
本当の自分かな?
他人の人が見る
自分の顔は
どう写っている顔
気になります
もしかしたら
もっと不細工かも
加齢とともに
老けたな~と思う
ずっと前から
顔体操してる
これ意外と
効果ある
私若見えです
あとね
毎朝、鏡の前で
最高の笑顔をしてます
ほうれい線の
予防が
口を尖らせてて
ちゅーの形で
左右に動かす
私、運転しながらとか
してます
ただ信号待ちのときは
気をつけよう
隣の車から
運転手が見てる(笑)
顔体操オススメ
きみは、ぼくに髪のけをすきにあそばせるのがすきだった、するりと生えぎわに指を差しこめば、ふわりとシャンプーのさわやかなにおいがした、それから長いあいだ、そばにいられなくなってもなお、それはしあわせのにおいとしてぼくに染みついたのだった
鏡の中の自分と向き合う
生え際に見え隠れしている白髪も
目尻にうっすらあらわれた小皺も
長い年月を歩んできた私の証だ
今日も一日お疲れさま
鏡の中の自分に微笑む
同時に
鏡の中の自分が微笑む
これからもよろしくね
#鏡の中の自分
#19
「ご機嫌よう。今日も"猫かぶり"お疲れ様」
鏡を覗きながらメイク落とし
素顔と素の本性を曝け出したら
一体ね
どれだけの人が
どれほどの意識を
自分に向けてくれるのだろう?て思うのよ
#鏡の中の自分
酷い眉間のシワ。
不機嫌そうな口元。
鋭い目。
これが私。
「鏡」。それは、不思議な物。怖い話に出たり、毎朝に見たりする。(前置き)
お題:鏡の中の自分
私は、今鏡をずっと見ている。どうしてそうしているのかは、学校ですごいギャルのような子から、聞いた話だ。その話は、「鏡をずっと見ているとなんと、いつもよりきれいに見える。」と言うしょーもない話だった。「絶対自分のことが凄く好きだからだろう。」と思ったが、気になって今鏡をずっと見ている。変わらない。何処からか声がした。「学校に遅刻するよー!」母の声が聞こえた。 完
"鏡の中の自分"
「…っと、これで全部だな」
開院準備を完了させ、診察室を出て居室に入り、白衣を掛けたハンガーを手に取ってハンガーから外し、壁に戻すと、白衣を翻して腕に通す。軽く襟を整えるとクローゼットを開けて、扉の裏の鏡を見ながらしっかり整える。
ふと目線を上げ、鏡に映る自分を見る。前髪を撫でると髪先が、さらり、と解ける。
──前髪、少し伸びたか?
と、思いながら目線を少し引いて顔全体を見る。メッシュのように顔の両サイドに生える白髪は変わらず。だが顔付きが少し違う気がした。少し前の自分では考えられない、少しの安らぎを覚える顔付き。
流石に五年前と比べたら表情が固いが、当時の自分とあまり変わらない顔付きだった。
──いつの間にか、またこんな顔できるようになったのか……。
不思議そうに頬を指で撫でると、口角を上げる。当時の自分と同じ高さまで、とはいかない。当時の半分以下の高さ。何とかそれ以上上げようとすると、頬がプルプルと震えてしまった。
──やっぱり駄目か。
真顔に戻して、また頬を撫でる。
少し前の自分ではできなかった笑顔を、五年前の自分のようにはできずとも、少しでもできるようになったのだと思うと、何だか少し嬉しい気もする。
「あっ……」
ふと時計を見る。もうすぐで病院を開ける時間だ。正面玄関の扉の施錠を開けなければ。
「……っ」
両頬を叩く。パシンっ、と小気味良い音が部屋に響いた。
「……ふぅ」
一息吐いて顔を引き締め身を翻す。長い白衣の裾が、ふわりと舞い上がる。卓上の引き出しを開けて正面玄関の鍵を手に取ると、居室を出て廊下を歩いた。
【鏡の中の自分】
ボーン、ボーン、、
柱時計が午後2時をさす。
不気味な音色を奏でながら午後2時を闇夜に潜む者達に知らせる。
屋敷の洗面台には蝋燭の様な淡い光が漏れており、影が広がり大きなオバケの様。
『、、午後2時。』
何かを決心する様に女は鏡を睨む。
少しばかり緊張しているのか、洗面台に置いている手に力が籠っている。
『よし、、』
一度深呼吸をした女は、鏡を見つめ問いかける。
『己写しの鏡よ。私を写して。』
瞬間、鏡の中の女はぐにゃりと揺れ、女が驚きと恐怖で体を強張らせている間に元の女を写した。
『これが、本当の私?』
鏡の中の女は自分より一際綺麗。
目もくっきりしていて、鼻筋も心なしが高い。
『、、、いいな。』
そう、呟いた。
今、目の前には相変わらずの私。
午後2時を1分過ぎ、鏡はぐにゃりと私を歪ませる。
『フフ、じゃあね。私。』
目筋鼻がくっきりとした綺麗な私は、ランプを持って洗面台を離れていった。
『待って!!出して!』
『貴方がいいなぁって言ったじゃない。だから、、、ね?』
洗面所を出て行こうとしている私を追いかけるも、目の前には見えないガラス。
もどかしくてバンバン叩くも、びくともしない。
やがてパタンと扉は閉まり、無情にも鏡は逢魔時の夜を写した。