『鏡の中の自分』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
鏡の中
鏡の中の自分は本当を映し出す醜い存在
だから首に力を入れて微笑んであげるの
あなたを誰よりも愛しているよって
泣かなくていいんだよ、私がそばにいるでしょ
鏡の中の自分は偽物だ
偽物のはずなのに
何故、隠したものが映っている
隠し方が悪かったのか
いや
まさか
そんなはずはない
本物が入れ替わるなんてそんなこと……
見えていない素敵なところを映し出す
目に見えない不思議を映し出す
あれ、こんなに。
そんな小さな幸せを映し出す
バランスのいい人と言われた
自分ではピンとこない
ただの八方美人なだけだよ
顔にめっちゃ出てるし、私
態度にも盛大に出てるし、笑
自分の過ごしやすいように過ごして、接して
楽しいか、楽しくないかの2択みたいな人生
バランスがよく見えるだけ
「ちゃんと笑えてますか?」
鏡の中の自分
#25 完結。
鏡の中の自分は、いつも泣いていた。
本当の自分はいつも悲しくて泣いていたのに、みんなにはずーっと、明るい笑顔を見せていた。平気なふりをするために、何も考えていないかのように笑っていた。
自分が何かを抱えているということを
知られたくなかったから。
ずっと隠してきた事。
_________病気。そして、長い命ではない、ということを。
平気なふりをして、病気だということを感じさせたくなかった。普通の中学生でいたかった。
"沢山の人生がある場所"。それは、学校で、みんな未来があって、その未来が輝いているということが羨ましくて……。
誰にも分からないように、明るい笑顔な自分を演じてた。
でも、自分の心には嘘はつけない。自分だけが見える鏡の中の自分は泣いていた。崩れ落ちて、ただ孤独で泣いていた。
助けてほしい、という思いさえも誰にも届かずに。
苦しみを見せて、一人で抱え込まなければ、助けてくれる人がいる、ということも気づかないで。
___鏡の中の自分
腹筋を割りたい。
休職して出勤が無くなり、顔に日焼け塗り以外塗らなくなると、鏡の中の顔にはほとんど構わなくなった。代わりにじろじろ見ているのは己の腹だ。
今日こそは綺麗にへそを通る縦筋ができていないか。精一杯腹をへこませて兆候を探す。もともと私の腹には横筋が3本通っているが、これはおそらく筋肉によるものではない。むしろ贅肉というか肌のたるみが顕現したものだと思う(思春期の頃は「なぜここに線が」と悩んでいたが、ヤマシタトモコの漫画で私と同じく腹に横線を持つ女性が登場し、私だけではないと知って安心してから原因を追究しないでいる)。
なぜそんなに筋肉を鍛えたいのかと言うと、休職中の日々でほとんど唯一続いている生産的なことが毎日75分ほどの運動だからだ。仕事をしていない無力感を補うために、せめて少しでも運動で成果を出したいのである。
毎日75分とはいえ、30分はただ単に近所を歩いているだけ。残りの45分で、YouTubeのトレーニング動画を観ながら有酸素運動と筋トレをしている。スポーツテストの成績万年最下位だった自分が、みずから再生した動画に合わせて体を動かしているなんて、中学生の頃の自分が見たら悪夢だと思うだろう。だが、体を動かしている間は仕事をしていない自分を忘れられるので好きだ。何をするかは画面の向こうのトレーナーにゆだねればいい。休職してから、運動を終え、全身ほかほかになりながら汗を流し、早くも痛み始めている太ももを伸ばしながら地面に倒れ込むよさを知った。
とはいえYouTubeを流し始めるまでは身体が動かない。しんどいしだるいし。だが運動後の気持ちよさは忘れがたい。葛藤の中で、私の脳みそが見いだした解決法が、鏡の中の自分に筋肉の兆候を見出し、モチベーションを高める方法だったのだと思う。
できるならば腹筋を6つに割りたい。少なくとも縦線まではいきたい。毎日祈るような気持ちで鏡を見つめている。
死にたいとは思わない。消えてしまいとも、自分以外が消えてほしいとも思わない。でも鏡の中の自分になりたいとは思う時がある。鏡の中の世界はただこの鏡に映る景色が同じであるだけで、その他は何か違うのでないかと。この坦々とした世界は退屈で刺激が欲しくて、鏡の中の世界に行けたならソレだけで非日常で刺激になると思って。そして鏡の中の自分も同じ事を考えているのではないかと、そう思えた瞬間鏡の中の自分と入れ代わっているとではないかと考えて。振り返ってこの目に映る全てを注意深く観察する。何か違和感がないかと、何か不思議な事はないかと、何か違うところはないかと。あぁ今までの退屈が嘘のようだ。
伸ばしっぱなしの不揃いな黒髪、その隙間から睨みつけてくる虚ろな瞳。男版貞子が白くぼやけた鏡の中にいた。
あぁ、これは、俺か。
髪を掻き上げ、後ろで適当に結ぶと、見慣れた自分が額縁の中に帰ってくる。
何もかもを悟ったかのように凛々しい切れ目に対し、何もかもを恐れているかのように弱々しく下がる太めの眉毛。
鼻は小さくて、唇は薄いが薄すぎない。そして、それらのパーツ総てが何の感情も抱いていないかのように凝り固まっている。
その顔は、綺麗だと言われれば綺麗で、普通だと言われれば普通で、怖いと言われれば怖い。そんな、なんとも言い表し難い顔立ちではあるが、ものすごく美人ではなく、ものすごく不細工でもない、ある意味丁度良いバランスだとは思う。
鏡に映る自分は本当の顔よりも美しく見え、写真の中の自分は本当の顔で映るという話をどこかで聞いたが、俺にはどちらも人形のように無表情な自分が閉じ込められているようにしか見えない。
昔、鏡の中の自分と入れ替わるという都市伝説のような噂が流れていたことをぼんやりと思い出した。
俺が二人もいてたまるか。鏡の中の自分は不満げに眉をひそめる。
まるで、自分こそが本当の俺だと言いたげに、そいつはずっと睨みつけてきた。
静観に飽きた俺が洗面所から離れるまで、ずっと不安げに睨みつけていた。
鏡の中の自分
|鏡の中の自分|
鏡って不思議だ
じぶんなのにじぶんじゃないみたいだ
鏡の中の自分は、心の中を素直に写している
自分では笑顔のつもりが寂しそうな顔をしている
鏡の中の自分は誤魔化せない
鏡の自分は、実に素直だ
鏡の中の世界の全てが
この世界の逆であるなら
私の嫌いな自分は
世界の平均を
どれだけ上回っているのだろうか
私が「嫌い」を放っておくと
その分世界が暗くなるって
教えてくれたよね
きっとカーテンを開けるだけで
そんな単純なことでいいのに
それができないのは
プライドじゃない
反抗期でもない
寝不足だからじゃない
気づいてないだけ
鏡の中が羨ましいって
それだけで終わらそうとしてるから・さ
#鏡の中の自分
*鏡の中の自分
毎日ひとつ何かを書くつもりでいたけれど、2日もサボってしまった。
さて本日のお題は…。
鏡の中の自分。
洋服屋の鏡に映る自分を信じてはいけない!
知ってる?
洋服屋の鏡って、実際の体型よりも細く映るってことを😱😱😱
憧れている人の顔がそこにある。
硝子に、鏡面に、光を反射するすべてが彼を映している。
鏡───ここにいる彼は、私の身体に囚われているらしい。
私の身振りをなぞるようにそっくり同じ動きしかできない。
お題《鏡の中の自分》
これは私。
これはわたし。
これは、ワタシ…………?
認識できなくなってゆく。
真実(ほんもの)の自分がどんどんわからなくなってゆく。
《自分》って、なんだった?
"ねえ"
鏡と向き合って髪を梳かしていると、ふいに鏡の中の私が口を開く。
私は一切口を開けていないのに、だ。
私はまたかとため息を吐いた。
初めこそ驚いたものの、この非現実ももう日常の一部となってしまったのだから、慣れとは恐ろしいものだ。
なんて考えているとまた鏡の中の私が話しかけてくる。
"そろそろこちらに来る気になった?"
「私はそっちには行かない」
口元に笑みを携えて私を見つめる"私"。
…冗談じゃない。鏡の世界になど行けるハズもないし、行きたいとも思わない。
"そう…。まだ来てくれないんだね"
何度も何度もハッキリと断っているにも関わらず、こいつ(私)は諦めていないようだ。
何故私をそちらの世界に誘うのかも分からないが、毎日のようにこうして声を掛けられる。
幻覚なんじゃないかと耳を塞いだり、見ないようにしたりと色々してみたが、世の中には鏡が多すぎる。
嫌でも"私"が視界に入る、声が聞こえる。
最近では日常生活にまで支障をきたしている。
私はとうとう我慢の限界に達して声を荒げた。
「いい加減にしてよ!行かないって何度言われれば気が済むの!?」
"はぁ、本当は同意を得てから連れて行くつもりだったんだけどなぁ。ふふ、まあ良いや。頃合いだし、明日迎えに行くね"
それだけ言うとあいつはスッと消えていき、鏡は正常に私を映す。
明日迎えに行くとはどう言う事だろう。
その言葉の意味するところを考えて私は恐怖に震えた。
すぐさま家中の鏡を全て処分して、電話で会社に明日は休むことを伝えて部屋に閉じ籠り布団を頭から被った。
鏡の中の私に怯えながら。
次の日、1人の女性が忽然と姿を消したというニュースが流れたらしい。
#鏡の中の自分
『鏡の中の自分』
鏡の向こう側からこちらを見つめ返す自分は、どうしても自分自身には感じられない。よく知った顔の筈なのに、全く知らない赤の他人に思えてくる。
『そんな生き方でいいのか?』そう問いかけてくるようなあなたに、私は今日も納得のいく返事が出来ない。
きっと明日も。これからも。
#鏡の中の自分
鏡の中のあなたはいつもよそ行き顔
着飾ってメイクも盛って
服も脱いだり着たり
迷って悩んで…
ちょっと冒険して新しく買ったこの服
あまり似合わなかった 残念!
迷ったあっちの服にしておけばよかったな
なんやかんやと仕上がった姿は
結局いつもの感じに落ち着いてる笑
冒険できない優柔不断なあなた
毎度お疲れさまです
行ってらっしゃいませ
🌈黒猫のつぶやき🌈
お家が大好きな出不精
かしこまったお出掛けは苦手だ
待ち合わせの時間から逆算して支度開始
あ〜ストレス💧
行かない口実が頭をよぎっちゃう〜
寝たような寝てないような
ぼうっとする回らない頭で
鏡の中の自分を見つめていた日々。
大丈夫。
これから先。
楽しいことも、嬉しいことも
山ほどあるから。
また元の自分に戻れる日が
必ず来るから。
鏡の中の自分
鏡の中の私は脳内補正がよく効いてて自分の可愛くなりたい欲をひしひし感じる。本当は見た目のことなんぞ気にしたくはないんだけど生きてる社会があまりにもルッキズムを極めている気がして苦しい。もう書くことがない。
鏡は嘘の描写だって言うけど
わたしにとっては本当の姿を映してくれるもの
ドライヤーをかけながら歌を歌う自分や
新しい靴を履いて楽しそうにする自分や
学校に行く前に勝手に涙が出てしまった自分も
鏡を見て初めて気付く。
鏡の中の自分
鏡に映る同じ顔したその子は、あまり笑わない。
朝は眠たそうで気だるげだし、昼は少し元気そうだけど、夕方になるとまた疲れた顔をしている。
夜の歯磨きなんかはスマホの画面に夢中でこっちのことなんか見向きもしない。
そのくせ気合いの入っている日は何度も何度も鏡をチェックするんだから。仕方ないなぁ、なんて思うけど、まぁ楽しそうにしているからいっか。
だから、あなたの毎日がもっと楽しくなるように私は今日も鏡の中で微笑む。
あなたからは何一つ変わっていないように見えているけれど、私の笑顔があなたにうつればいい。
同じように笑ってくれたら、きっと楽しくなるから。笑っている顔が一番素敵なんだから。