『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
部屋の片隅で、こっそり想像する。
私に彼氏が出来て、沢山愛されて、幸せな日々を送る妄想。
あぁそうか、これは妄想なのか。
勝手に1人で寂しくなってる。
どうして、今になってこんな寂しくなるの。
今でも部屋の片隅の、静かに陽が当たるお気に入りの場所で、いつもうちのネコが真面目にずっと毛繕いをしているような気がする。
数少ない、自分の声を好いてくれる人のために。
私は今日も、部屋の片隅で録る。
【部屋の片隅で】
ぼーっとする。
今日は
お休みで
旦那も
いなくて
独りだ。
最近
忙しくて
疲れてしまった。
ちょっと前までは
あれしよ
これしたい
色々あったはずなのに
カラダが
重くて
何もできない。
これは
ただの風邪?
もしかして
ココロが
疲れちゃった?
とにかく
今は
休んでみよう。
#部屋の片隅で
題 部屋の片隅で
部屋ではないが教室の1番後ろが先生に見えないと思っていた。多分そう思っていた人が大半なのだろう。
だが、実は1番前の隅が死角になってて見えなんだって。
もっと早く知りたかったなぁ〜
小児科医の僕は、看護師の宮島さんが自閉症児の歩(あゆむ)くんとプレイルームの片隅に並んで座っているのを見て少し驚いた。
『部屋の片隅で』 -泣かないで 関連作品-
小児科病棟の改装工事に伴い、外科病棟50床のうち25床を小児科病棟にして、患児の引越しは昨日行われたばかり。子どもの健全な成長のためには安全な遊び場が必要で、昨日、急ピッチで外科病棟のロビーの半分をプレイルームとして仕切った.。そこにカーペットや遊具、おもちゃ、絵本、幼児用の椅子やテーブルを置く。
昨日さっそく、小児科スタッフ付き添いのもと、子どもたちに遊んでもらって安全性が確認できた。
「たかひろ先生、あそぼー」
子どもたちから声がかかり、プレイルームに上がり込んで遊び相手になる。忙しい小児科医の業務の中で、子どもたちの元気な姿が僕にとっての癒しの時間。もちろん、病気の悪化や怪我をさせてはいけないため、子どもたちの観察には余念がないけれど。
内科的疾患のある自閉症児の歩(あゆむ)くんは昨日も今日もプレイルームに来ていない。改装工事前の小児科病棟のプレイルームでは、誰かと関わることはなかったけれど、部屋の片隅で子どもたちや外の景色を眺めていた。
環境に慣れるまで時間のかかる子だから、様子を見るしかないか。
僕はこの後で歩くんの病室を覗くことに決めた。
病室の扉をノックしようとして、明るい話し声に一旦ノックを止める。
外科ナースさんが「今日から2週間小児科を担当します」と挨拶する声が聞こえた。小学校高学年や中学生の子は内科病棟に入院していて、そちらにも小児科ナースが配属されている。外科小児科混合病棟の間は、外科病棟のナースも小児看護と外科看護をローテーションで受け持つことになっていた。
「あゆみです、宮島歩。あゆむくんと似てるね」
「あゆみとあゆむだもんね。あゆむは、漢字一文字で歩くなんです」
「あっ、私も歩くって書くんです!一緒ですね!」
宮島さんはお母さんと楽し気に会話をした後、「プレイルームにいるから来てね」と病室を出た。
病室の前にいた僕と鉢合わせる。ペコっと会釈され、プレイルームに行く後ろ姿を見送った。歩くんの場合、最初は小児科ナースと一緒に挨拶した方が良かったんじゃないか?お母さんは気にかけていない様子だけど…と思いながら、ノックして病室に入る。
「歩くん、こんにちは」
ベッドの片隅で歩くんは体育座りをしている。歩くんの定位置。いつもと違うのは、手には1枚のメモ用紙が握られている。
「それはなぁに?」
手元を覗き込むと見せてくれた。『あゆむ』『あゆみ』1文字違いの名前が読みやすい綺麗な文字で並ぶ。
「さっきの看護師さんが渡してくれたんです。と言っても、歩の隣にそっと置いてくれたんですけど」
それを歩くんが持ち続けているのか。
「佐々木先生…歩さん、歩と合うかもしれません」
「えぇ。…お母さん、歩くんがメモをずっと持っているようでしたら、プレイルームに行ってみても良いかもしれません」
「……そうですね」
歩くんが外科小児科混合病棟に慣れるのは意外に早いかもしれない。
プレイルームの前を通る。宮島さんは、子どもたちに囲まれて一緒に遊んでいた。楽しそうに、嬉しそうに。子どもって可愛いもんな。僕は気づいてくれた子たちに手を振る。宮島さんはペコリと会釈した。
次の日、プレイルームではいつものように子どもたちとお母さんお父さん、小児科スタッフがいた。部屋の片隅には、歩くんと宮島さん。歩くん、来られたのか。少しの驚きを持って二人を観察する。何かをするわけではなく、歩くんはプレイルームの様子を眺めているようだった。それは歩くんのいつもの光景。
ただ違うのは、歩くんが宮島さんの隣にピッタリ寄り添って、宮島さんはただそれを受け入れていることだった。一緒に遊ぼうとも誘わず、膝の上に乗せたりもせず、ただ、歩くんの隣にいてあげる。今の時期の歩くんにとって、それが最善に思えた。お母さん同士で話している歩くんのお母さんに声をかける。
「歩くん、来れましたね」
「はい。ずっとああしてるんですけど、歩さんも付き合ってくれて」
「安心してるんでしょうね。少しずつの成長を見守っていきましょうか」
「えぇ」
部屋の片隅から見る歩くんの世界。
そこにそっと入った宮島さん。
歩くんの世界を邪魔することなく、にこやかに微笑んで一緒にいてくれる。
宮島歩さんか…
顔と名前を覚えたばかりの僕が、どんどんキミに惹かれていくのはまた別の話。
部屋の片隅で -泣かないで 2024/12/01-02 関連作品-
部屋の片隅で
宇宙の 地球の 日本の
故郷の 部屋の 片隅で
かがんで ヒザ抱き 顔伏せ
丸まり 小さく 固まって
それは どんな 幼虫か?
それは どんな 妖怪か?
何を食べ 何を嫌い 何を楽しむ?
昼に隠れ 夜に動き 何で生きてる?
せまい 部屋の 片隅で
スマホに 寄生の 電子になる
寒い 部屋の 片隅で
わたしは 宇宙の ゆうれい船だ
そして 部屋の 片隅で
死んでも だーれも 気づかない
部屋の片隅で心和ませる存在
それもいつしか 当たり前の存在となるのは珍しいことではない氣がしています
自らの主張は控えめかもしれませんが
さりげなくお部屋を癒し 和ませ 温めてくれる存在
今 思い返し 書く時間を楽しみを与えてくれる存在にもなってくれています
12月 一般的には大掃除の時期です
当たり前の存在になってくれているお品 存在を意識を向けてみようっと。
ありがとう。
部屋の片隅で、夜空を眺める
部屋の明かりを消して、月明かりを眺める
外は寒いけど、寒さの中で身を丸めるのも悪くない
空はどこまでも繋がってるというけれど
あの人は、同じ空見てるのかな?
絢爛な感じを受けつつ、夜の時間にしか感じられない
子どもの時を何故か、思い出してしまう。あの頃は
愛を、感じる事ができなかったのか?
しゃくぜんとしない気持ちがあるけれど、
とんだ勘違いだったのかもしれない、あの頃は
部屋の片隅で
ももちゃんが居ない。昨日までケージの中でくるくると回っていたのに居なくなっている。探さないと。
ももちゃんはペットのハムスターだ。ケージから外に出すとすぐにコンセントのコードを齧りたがるため、1人出すことはなく、体も小さいため家具のすき間に入る込まれると探すのが大変だ。ケージの扉を閉めるのを忘れたのだろうか。ももちゃんが脱走した。
「ももちゃん〜。出でおいで〜。おやつがあるよ〜。ももちゃん〜。」
テレビの後ろやカーテンの下、こたつの掛け布団の中などももちゃんが入り込みそうなところを探したが見つからない。どうしょう。本当にコンセントを齧れば、停電するかもしれないし、ももちゃんが感電することも考えられる。早く探さないと。どこにいるのよ、ももちゃん。
日曜日を1日潰して探したが見つからない。部屋から出て天井裏にでもいるのだろうか。今日の捜索は一旦中止だ。
ケージの中の飲み水とご飯を変えて、寝床を整え、ももちゃんがいつケージに戻ってきてもいいようにケージの扉も開けておく。
このまま見つからなかったらどうしよう。私の不注意でケージの扉が開いていたから、ももちゃんはケージから出てしまった。などなど負の感情ばかりが浮かんでくる。ももちゃん。ごめんね。早く戻ってきてよ。
考えていても仕方がないので、もう寝ようと電気を消した。電気を消して少しすると部屋の片隅で、ゴソゴソと小さな音がする。慌てて電気をつけるが、そこにはももちゃんは居ない。電気をつけたタイミングで隠れてしまうようだ。
何とかしてももちゃんをおびき寄せないと。部屋の隅にヒマワリの種を置き電気を消した。
ゴソゴソ。
ゆっくり、ゆっくり、起き上がり電気をつける。いた!ももちゃん!
呑気にヒマワリの種を両手で持ち、頬をモゴモゴさせているももちゃんが、つぶらな瞳で私を見ていた。
咄嗟に手を伸ばせばももちゃんが動くよりも早く捕まえることができた。
ももちゃんをケージに戻せば、水を飲み始めた。喉乾いていたのね。
ももちゃんが居なくてずっと心配で寂しかったけれど、ももちゃんもお腹がすき、喉が渇き大変な思いをしていたのだ。
ちょっとした冒険だったのかもしれない。
部屋の片隅に置かれている人形が
いつか動いて私の友達になってくれればいいのに
外に出たら私は変わり者だって言われるから
私にはあなたしかいないの。
動いてよ
話してよ
私の友達になってよ
部屋の片隅に座る人形が私の唯一のお友達
─────『部屋の片隅で』
『部屋の片隅で』
⚠二次創作
少し休憩するために仮眠室へ行くと、今日も彼が部屋の片隅で昼食を食べていた。
黄色いつやつやの卵が乗った卵かけご飯。
あまりにも美味しそうで、お腹が空いてくる。
じっとそれを見つめていると、私の視線に気がついた彼が振り返る。
私が彼の手元にある卵かけご飯を見ているのだと分かると、彼はやらないからなというように茶碗を私から遠ざけた。
私は卵かけご飯を見ていたことに気づかれたのが恥ずかしくて、ご飯が視界に入らないように目線を泳がせる。
すると彼は安心したのか、向き直ってご飯を食べ始めた。
私は仮眠をとるためにベッドに横たわり、毛布に包まって目を閉じる。
しかし、空腹のせいで眠れない。
何分かそのままじっとしていたものの、眠くなる気配がないので、起き上がってベッドから出ようとしたときに、カパッと炊飯器を開ける音が聞こえた。
なんとなく音のした方を見ると、彼と目が合った。
彼は私を手招きしている。
なんだろうと思いつつ行くと、卵を割り終えた彼が茶碗をこちらに差し出してきた。
「ネコ、食う?」
一瞬迷ったものの、卵かけご飯の誘惑に負けて頷いた。
茶碗と箸を受け取り、二杯目をかきこむ彼の横で卵とご飯を味わう。
今まで食べたことがないくらい美味しかった。
「これ、なんのお米ですか?」
知らん、実家から届いた米、と彼はそっけなく答える。
私は気になりつつも、そのまま食べ進める。
ものの数分で食べ終わった彼を見て、絶対もっと味わって食べた方が美味しいのに、と思った。
あたしはいつも端っこに追いやられているの
何もそうしたくてやってるわけじゃない
でもそうしないと生きていけないから
うまく隠れないとあたしの仲間も皆消されちゃった
いやだわ、今日もまたあの耳をつんざく音と地響きがする
嗚呼目の前で仲間が吸い込まれていく
震えながら隠れているこの時間が1番嫌い
あたし達が一体何をしたって言うの
あ、いやだ、身体が吸い込まr
お気に入りのストールを
肩からかけて、
白いティーポットには
フルーツのフレーバー
コポコポ
ゆっくりとポットを傾けて紅茶を
注ぐ
うん、やっぱ専門店で選んだものだけ
あって美味しいな
今私が飲んでるのは野いちごの紅茶
行きつけの紅茶専門店で買ったお気に入りの
フレーバー
お茶菓子はコンビニのクッキー
決まったパートナーとか
居ないけど私は今日ものびのび
やってます
部屋の片隅で/夜凪
「部屋の片隅で」
部屋の片隅で眠っている新聞の切り抜きや
公共施設の特別企画展のチラシ(フライヤー)
一年間のシメとして記事の切り抜きと特別企画展のチラシを
仮の保管箱から取り出し整理しながら
一年間の興味を本命の保管ケースに仕舞い込む。
部屋の片隅で
色々考える。
今年の年末ジャンボ宝くじが当たる予定。
10億円当たったら…
半分は母に。
残りの5億円で
マンション買って、
旅行行って、
小さいお店開いて、
のんびり暮らしたい。
お店は私の好きなものをいっぱい集めて、
好きな日に開けて、
自分と友達で運営して、
美味しいもの食べて、
毎日笑って暮らしたい。
――どこにいても探してやるから。
帰ってきたら、自室の隅に同居人が落ちていた。
「……は?」
力の抜けた手から書類の入った鞄が滑り落ちる。それに構わずスリッパを脱ぎ捨てて、冷たい床に転がる体を揺さぶる。まさか、何かあったんじゃ。
「おい、どうした? 大丈夫か……」
「、んぅ」
呼びかけに返事があって胸を撫でおろすと、さらりとした灰色の髪が動いてこちらを向いた。起き上がるのか、と思ったのに目が閉じられている。
「……寝てる?」
床で? しかも俺の部屋で?
わけがわからず頬をつつく。嫌がるように顔が逸らされてしまった。
「おーい、起きろー」
「……ん」
果たしてこれは返事なのか、それとも寝言なのか。少なくとも全く起きる気配がない。
「起きねえなら部屋まで運ぶぞー?」
返事なし、と。自室の扉の近くで放り出されていた鞄をクローゼットに立てかけて、散らばったスリッパをはき直す。細身の体の下に腕を入れて、ぐっと持ち上げた。
「こんなとこで寝ると風邪ひくぞぉ」
あと、床で死んだように体を投げ出しているのは本当に心臓に悪いのでやめてほしい。
……今度、部屋に絨毯でも敷いとくかな。
(部屋の片隅で)
〜部屋の片隅で〜
突然降ってきた雨
少しボロい家
ポタポタと垂れる雫の音
部屋の片隅で… 部屋の片隅で…
【部屋の片隅で】
部屋の片隅で武器を構える
部屋の片隅で動ける準備をする
さぁ行くぞ
部屋の片隅で動いてくれるなよ
部屋の片隅で「G」という名の奴が来た
誰か助けに来てください
「ああ、もうだめだ…
もうだめだ…」
「どしたん?」
ダーニーが言いました。
「聞いてしまったんだ…
今までなんとか見つからずここでやり過ごしていたけれど…
今度大掃除をするんだって!」
「ああ…」
「もうだめだ!!」
わっ、とわたぼこりんが泣き出しました。
「そうなんだー。ぼくは見つけてほしいんだけどな。」
そばにいたキラキラのスーパーボールが言いました。
「ぼくは夏祭りのすぐ後からずっとここにいるんだよ。
夏祭りの時はぼくを手にとってよろこんでいたから、
ぼくを見つけてくれたらきっとよろこんでくれるんじゃないかなー。」
「それはどうかな。」
冷たい声がしました。
「お父さんかお母さんに見つかっちゃったら捨てられちゃうんじゃない?
きみを手にしてよろこんでたのはどうせこどもたちだろう?
でもこどもたちなんて掃除のじゃまはしても手伝いなんてしないだろう?
だからきみは捨てられるのさ!」
自暴自棄になったわたぼこりんの八つ当たりです。
「そ、そんな……!」
キラキラスーパーボールもわたぼこりんといっしょに泣きはじめました。
「やれやれ…」
「ダーニーはどうしてそんなに落ち着いてるの?」
「そうだなあ。
ぼくはどうせ寿命が短いし?
そーゆーのはどーでもいーかな。
まあ、ほら。
けっきょくだれにも見つからないって可能性もあるんだし。」
「そんなのいやだ!
ぼくは、見つかってほしい!」
スーパーボールが言って、また泣きました。
うわああああ。
部屋の隅ではわたぼこりんとスーパーボールの泣き声が。
やれやれ。と頭を掻きながら、大掃除になったらどこに行ったら見つかりにくいかな。と考えるダーニーなのでした。
「部屋の片隅で」