『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
〚部屋の片隅で〛
僕は星をみた。
きらきらと輝く星だった。
彼のように輝いていた。
たった2週間の遠距離恋愛なのに。
彼が恋しくてしょうがない。
朝起きて、隣をみても、外を眺めても。
どこにも彼の姿なんかない。
朝ご飯のときも夕ご飯のときも。
彼の姿は僕にはみえない。
"はやく帰ってきてね"
小さく背を丸めて、声を殺して、
体に降る痛みに、耐える
叫んだら、怒られるから
毎日毎日、耐えて、耐えて、耐えて
いつしか、…それが当たり前になった
手当ても、まともにできなくて、残った傷跡は見えたものじゃなくて
『……死にたい、だれか、たすけて』
言えたならどれほど楽だろう、
【部屋の片隅で】
いつも部屋の片隅で泣いてる私。
そんな私を慰める貴方。
なぜ泣いているか貴方は知らない。なぜって?貴方が私を見てくれないから、貴方が振り向いてくれないから
私なにかダメだったかな?とか考えちゃうの。おかしいよね。ごめんね。貴方は慰めてくれる優しい人なのにね。
何の変哲もない部屋の片隅をじーっと見つめるような時って、どんな時?少なくともいつもの時じゃ無い。
ぼーっとしてる時は、ぼんやり見える。
現実逃避してる時は、くっきり見える。
泣いている時は、滲んで見える。
腹を立てている時は、馬鹿にしているように見える。
寂しい時は、いつもより広く見える。
恋してる時は、そっけなく見える。
失恋した時は、涙を誘うように見える。
楽しい時は、何だか惨めに見える。
他にも色々あるだろう。私が知らないだけで。
これまでは私の主観だし、ここからも私の主観だ。
部屋の片隅ってものは、見る度に
「片隅」って言葉が頭から離れなくなるんだ。
それで、「片隅」って言葉は何だかちっぽけな、ネガティブな印象が強いから、
そのうち「片隅」が嫌になってくるんだ。
そうしたら、部屋の片隅は、勝手に私に嫌われる。
でも大丈夫、壁なんて蹴らないよ。
部屋の片隅で膝を抱えて泣いていた
会いたい人に会えなかった
話して声をかけることが出来なかった
必要とされているか不安になってしまった
どうしてか孤独が拭えなかった
苦しいくらいに寂しかった
気付けば涙はぼろぼろと零れて
私は眠りに逃げることすら出来ずに
夜更けを過ごした
そろそろあの頃の自分を解放してあげよう
たまには自分に甘く生きよう
#部屋の片隅で
自分がいなくても世界がまわることを
世界にとって自分なんて必要ないことも
わかってたのに
自分も世界の一つになりたくて
だけど
僕の知ってる世界なんて
世界から見たらちっぽけで
それでも生きてるのは
まだ世界が変わることを待ってるから
なんて、滑稽なんだろう
部屋の片隅で、私には、何が必要か考えた。
なんでか知りたいと弟子にしてくれ、等々、
戯れ言を言って、私からの情報が欲しいらしい、
けれどもね、貪欲は消えないのですよね、うん、
だからと言って情報を譲ることを考えても、
私の魔術の応用は、禁忌に触れてしまうので、
弟子を作りたくても、作れんのですよ…。
まぁ、私という存在事態、天才を越えた、
厄災の存在と思われたら、終わりだからね、あぁ
人間時代が懐かしく思えてしまうほど、
幽閉されてしまっているのだな、私は囚人、
弟子は、刑務官、警察官、魔法騎士、est…。
彼氏や彼女、神とのイレギュラーな子供、
変な人も居たもんだな、そう振り返っていると、
一枚の紙が私に届いた、予測した通り、それは、
タヒ期が近い事を宣言されているようなものだ、
諦めて、断罪の死刑囚にでもなれと、
言われてるようにも感じてしまう、
まぁ、私が犯した罪には何と言う罪名が、
付いてくれるのか、楽しみでしょうが無いです。
"私は、禁忌の魔女、故に、生まれた事が罪です"
そう、言わされる日も、近いかもしれないな、
ま、来ないように操るんですけどね、
だから、安心して操り人形になってね。
部屋の片隅で休憩
いつも頑張った自分へのご褒美
静かに本を読んだり、温かい飲み物飲んだり、
まぁ実際はゲームしかしてないけどね。
部屋の片隅を凝視する
あれと戦えというのか
正直、今すぐにでも逃げたいが、ここは自宅
なので逃げ場はどこにもない
音もなく現れ、気づいたらそこにいた
名前を言ってはいけないあの虫だ
三億年ほど前の古生代石炭紀に現れたと思われていたが、後の研究でそれより後の二億年ほど前、古生代ペルム紀に爆誕したと判明したらしい生きた化石
動物界節足動物門昆虫綱例のあの虫目
食器を噛ったことがその名の由来
スズメバチのような差し迫った危険性はないが、家に存在するだけで住人の心の安寧を脅かすもの
様々な害があるらしいものの、やはりあの巨体で室内に存在することが、嫌われる最大の要因だろう
そいつが今、部屋の片隅にいる
どうする?殺虫剤を発射するか?
一応あるが後始末はどうすればいい?
トイレットペーパー越しでも触りたくないんだが
そもそもこいつに殺虫剤なんて効くのか?
掃除機で吸い込むか?
それなら大丈夫だが、まだたいして使ってもいない中の袋は捨てるようだぞ
もったいない
他に何か方法はないか?
しかし思いつくまで放置しておくのも落ち着かない
掃除機か
もったいないが掃除機しかないか
そこにいろよ、すぐに吸って、袋を閉めてやるからな
絶対に動き回ったり、飛んだり、隠れたりするなよ
ああ、自宅での予定が狂いそうだ
リラックスタイムに入ろうとしていたのに
部屋の片隅で
ゆうたは部屋の片隅で並んでいる漫画を横目で見、その本を一冊だけ手にとった。
今日は暇だから、漫画でも読もうと思ったからだ。
「部屋の片隅で」
同い年のナナちゃんの1番の友達。
それがぼく、くまのぬいぐるみのポピー。
6歳のナナちゃんは今日から小学生。
友達ができなかったらどうしようと不安そうなナナちゃんがぼくをぎゅっと抱きしめる。
小学校で友達ができなくても、ぼくはいつだってナナちゃんの友達で1番の味方だよ。
7歳の誕生日。
ナナちゃんとぼくは同じ7月7日が誕生日。
毎年7月7日は雨だけど今日は晴れてくれた。
ラッキーセブンだからかな?
おめでとう、ナナちゃん。
ずっと一緒だよ。
8歳のクリスマス。
ナナちゃんとポピーに新しい友達ができた。
ハムスターのぬいぐるみ、ピッタ。
ピッタは気弱そうだけど、優しくて時々かっこいいことも言うんだよ。
9歳のナナちゃんが小学校のお友達のレイラちゃんを連れてきた。
友達のレイラちゃんと楽しく話しているナナちゃんを見ると、小学校で友達ができて良かったねと嬉しく思ったり、最近ぎゅっとしてくれないのが寂しかったりして少しだけ胸がきゅっとなって苦しい。
ぼくのこと、すき?
ぼくはナナちゃんがだいすきだよ。
10歳の2分の1成人式。
ナナちゃんは両親に感謝を伝える手紙を書いて渡して、ぼくのことをひさしぶりになでてくれた。
いつの間にかぼくたちおとなの階段の半分まで来ていたんだね。
11歳、ナナちゃんは友達のレイラちゃんと喧嘩した。
ナナちゃんが帰り道にレイラちゃんにいたずらをしたことが原因みたいだ。
ナナちゃんは謝るのが苦手で、相手が謝ってくれないと謝れない性格の持ち主だった。
ぼくをきつく抱きしめてぽろぽろと涙をこぼすナナちゃん。
今回はナナちゃんから謝れるよね。
ぼくは見守ってることしかできないけど、心の中でそっと応援してるよ。
12歳、小学校卒業。
レイラちゃんと一緒に写る笑顔のナナちゃんの写真が机の上に飾られていた。
ナナちゃんの小学校入学が昨日のことのように思い出せる。
ナナちゃんは小学校高学年から身長が大きく伸びて、ナナちゃんママをあっという間に追い抜かしてしまった。
ぼくは12歳になっても相変わらず身長伸び悩んでいるから、大きく成長したナナちゃんがちょっぴり羨ましい。
ぼくもいつかナナちゃんの身長を抜かす日が来るのだろうか?
中学校に入学した13歳のナナちゃんは部活で
陸上部に入った。
毎日練習を必死で頑張ってるけど、最近は帰りが遅くてなかなかぼくに話しかけてくれなくなった。
寂しくてもぼくがそばにいるよ、とピッタが言ってくれたから少し安心できたけど、やっぱりナナちゃんが気になっちゃうんだ。
勉強も部活もますます忙しくなる14歳。
陸上部の部長になったナナちゃんは毎日朝から晩まで練習、勉強、練習。
ある日、ナナちゃんは突然立てなくなった。
精神的なプレッシャーによって身体が思うように上手く動かせなくなった。
ナナちゃんはそのことで塞ぎ込むようになり、ナナちゃんママはとても心配していた。
どんどん食が細くなって、学校にも行かなくなった。
ぼくはナナちゃんに何もしてあげられないのが悔しくて歯痒かった。
立てるようになり、少しずつ歩けるようになってきた15歳のナナちゃん。
レイラちゃんがなんとか説得して、一緒に中学校に通えるようになった。
中学3年生の1学期は全く学校に行けなかったから、2学期から入ってクラスに馴染めるのか不安そうだったけど、特別にぼくを学校に連れて行くのを許可してもらって、ぼくをきっかけに友達ができたからもう安心。
陸上部のみんなにもたくさん温かい言葉をもらえたみたいで久しぶりにナナちゃんは笑っていた。
ナナちゃんはそれから勉強をたくさん頑張って、第一志望の高校に合格したんだ。
中学を卒業したらレイラちゃんとは別々の学校に行くことになる。
2度目の卒業式の写真は2人とも目が赤く腫れていたけど、ちゃんと笑顔だった。
16歳のぼく。
ちょっと最近身体の調子がおかしい。
ぬいぐるみの外科医として幾度も手術してくれたナナちゃんのおばあちゃんは治せるけど、すぐにまた綿が出てくると思うと言った。
そんな時、ナナちゃんパパの仕事の都合で新しい家に引っ越すことになった。
ナナちゃんママはそれを期にいらないものやあっても仕方がないものを一掃する気でいるみたいで、ぼくはもうずっと前からいるから汚いし、壊れかけているなら捨てたら、とナナちゃんに言っていた。
ぼく、もしかして捨てられちゃうの?
おしゃれに興味を持って一気に可愛くなった16歳のナナちゃん。
どうやら好きな人ができたらしい。
だけど、勇気を出して告白するも呆気なく振られてしまった。
その日、ナナちゃんは泣いて怒った勢いでぼくを遠くへ投げた。
ぼくは当然悲しかったし、とても怒った。
ナナちゃんなんて大きらいだ。
ナナちゃんとナナちゃんママが話し合った結果、ぼくはバザーで売られることに決まった。
レジャーシートの上に他のガラクタたちと並んで座る。
そのガラクタの中にピッタもいた。
ピッタとは同じ人に買われたいな。
新しい友達は優しい人がいいな。
デパートのショーケースに売られていたぼくを見つけて買った、ナナちゃんパパ。
ナナちゃんが生まれた記念に桜の木でも植えようかと言っていたときに、たまたまぼくを見つけてくれた。
この先ナナちゃんにつらいことがあっても、一緒に乗り越えてくれる1番の味方。
それがぼくに与えられた役目だった。
ナナちゃんが少し大きくなるとごっこ遊びをするようになった。
ナナちゃんがおままごとで料理を作る。
ぼくがそれをおいしそうに食べる。
さらに大きくなるとおままごとを辞め、絵を描き始めた。
壁にクレヨンで絵を描いたナナちゃんはママにすごく怒られたんだけど、その絵がパパとママとナナちゃんの絵だって分かると、その絵を消さずに残してナナちゃんをたくさん褒めた。
その絵にはちゃんとぼくもいるんだよ。
嬉しかった思い出、まだまだたくさんある。
部屋の片隅でずっとナナちゃんを見守る生活は思い返せば最高に幸せだった。
ぼくたちほんとに別れちゃうのかな?
ぼくはどうしたいんだろう。
なかなか売れなかったぼくもついに小さい子供の目に止まった。
小学校低学年くらいの小さな男の子がお母さんに「欲しい、欲しい」とおねだりをしている。
その子の持っていたペンギンのぬいぐるみはひどく泥だらけだった。
ぼくの身体は汚れていると言ってもそのぬいぐるみに比べたら少しだ。
16年間一緒にいてこれだけきれいなのはナナちゃんが大切に優しくしてくれたからだと気づいた。
ぼく、やっぱりずっとナナちゃんと一緒にいたい。
本当はナナちゃんがだいすきなんだ。
そのことに気づいた瞬間、急に男の子がぼくを掴んだ。
ナナちゃんはそれにすぐさま気づき、男の子の腕を掴んで「ポピーを離して!」と叫んだ。
男の子はびっくりして泣き出してしまった。
男の子の母親はナナちゃんに泣かせたことを怒った。
「そんな強く言わなくたっていいじゃない!どうせ買うんだから同じでしょ」
と母親は立て続けに怒ったが、ナナちゃんは動じなかった。
「ポピーのことを大事にできない子には売れません!ポピーの新しい友達は私以上に大事にしてくれる人たちじゃないと嫌だっ」
結局男の子とその母親はひどく怒って帰った。
ナナちゃんがごめんね、と何度も謝る。
この間投げちゃってごめんね。
ポピーは何も悪くなかったのに。
さっきの男の子からも守れなくて何やってるんだろうね。
やっぱり私にポピーは相応しくない。
ポピーはもっと大事にしてくれる家に行くべきだよ。
ぼくはナナちゃんとずっと一緒にいたい。
ナナちゃんもそう思ってよ。
これから先もナナちゃんの隣にいさせて。
ナナちゃん、元気?
ぼくは元気だよ。
新しいお家は病院なんだけど、なんだか穏やかな時間が過ごせてこれもこれでいいなって思う。
あの時、ぼくとピッタを買ってくれた人はレイラちゃんだったんだね。
難病を抱えている身体の弱い妹のリイナちゃんのために買ったレイラちゃんは本当に優しい人だな、って思う。
知ってて売ったんだよね?
レイラちゃんもリイナちゃんもナナちゃんに会いたがってるよ。
もちろんぼくもね。
だからまたいつか会いに来てね。
部屋の片隅で
掃除に免れた埃
アナタも前は誰かの一部
そんなとこいないで
もっと自由に飛んでいったら?
部屋の片隅で悩んでいる。
いつまでも終わらず悩んでいる。
それでもここが僕の居場所。
誰にも譲れない僕の居場所。
部屋の片隅で
私の陣地は1畳だけ。
この1畳の中で、寝て、起きて、ご飯を食べて、勉強をしている。
トイレとお風呂は違うけど、
私の陣地はいつも真っ暗で朝が来ても深夜のようにくらい。
太陽を浴びないと病むってよく聞くけどそんなのどうでもいい。
もう病んでるから。
学校には行ってない。
私には親も兄弟も親戚もいないから学校に行けって言う人もいない。
もちろんご飯を作ってくれる人もいないし、お風呂のお湯を溜めてくれる人もいない。
まぁ、ご飯は3日に1回コンビニのお弁当食べればいいし、お風呂だって入らなければ済む話だ。
トイレは...そりゃあ汚いよね...
私の心の拠り所はSNS
私のストレス源もSNS
毎日スマホを見て癒されるし、毎日スマホを見て病んでいる。
私は今日も暗い部屋の片隅でスマホをいじる。
こんな時間が1番幸せで1番嫌な時間だ。
「部屋の片隅で」
今年ツリーを出した
夜、少しの間光らせてみる
昔は賑やかだったXmas
今は...
部屋の片隅でツリーがひとつ
哀愁漂うXmas
部屋の片隅で
ひっそりと
しあわせが
育っている
気づかなければ
そのまま朽ちる
………部屋の片隅で
『部屋の片隅で』
「なんで……!」
目を真っ赤に腫らした君が声を荒げる。
そんな君とは対照的に涙の一粒も出ない僕は、正しい返答すらわからないままだ。
「なんで私を見てくれないの……!!」
それは物理的にか、それとも心理的なものなのか。
そんなことを考えながらも、まだ僕の瞳は君の向こうの白い壁を映したままだ。
「…ごめんね」
最適解かと思ったその言葉は君の怒りをより燃やすだけで。
悲鳴に近いような泣き声をあげた君が、僕の腕を壁に押し付けた。
抵抗なんてする気もなく、触れたところから伝わる熱さと怒りを受け止める。
「私が好きなの、ばかみたいじゃん」
震えた声に湧き上がる言葉も、さっきと同じ謝罪の言葉だ。
それが申し訳なくて、情けなくて、それでも最良の選択肢を見つけられない。
どうしようもなく冷たい部屋の片隅で、はじめて君の目を見つめた。
彼氏くんがクズなのか、彼女ちゃんがヘラなのか。迷うところですね。
部屋の片隅で今君はまた何を思う
........沈黙が流れて
いつもお調子者のアイツも、ずっと黙ってる
こいうときだけ、反省した顔してさ
態度だけは反抗しまくって
また、繰り返す
ただずっとそこにたち、それだけで気分を悪くするからと言われ電源を失ったようにアイツは片隅に肩を寄せて
その顔は今じゃ何も感じないのに、決意をしているような、そんな顔
絶望しているのかさえもわからない
「...ずっとそんな場所にいればお前が壊れるだけだぞ」
なんて、もう手遅れな自分がいう
自分が悪いって、考えて生きていたあのときの自分に
ずっと助けてもらったり、能力が開花して回りを圧倒する!なんて、どうしようもない妄想ばっかして
「逃げてくれよ、オマエも...こうなりたくないだろ」
ただもう脱げられない俺とは違う、過去を、変えてくれ
なんてもう、遥か昔の夢のようだ
「部屋の片隅で」
大体、小説や曲では部屋の片隅で泣くものである。
部屋の片隅は、挟まるものではないのか。
あの角っこにぴたっと、挟まるものではないか。
部屋の片隅なんかで泣くのではなく、
私と一緒に、挟まって本を読もう。
温かい飲み物を持ってくるから待っててね。