『部屋の片隅で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
部屋の片隅で、サックスを吹いた。
いい音が出たような、出ないような。
ドレミファソラシド。
何か日々上達するものが欲しくて、サックスを始めた。
月に一度、レッスンを受けている。
最初は、音を出せなかったけど、少しずつ、音を出せるようになってきた。
下手くそだけど、きらきら星を吹けたときは、
ちょっと感動した。
50年は、吹き続きけたい。
白髪のおじいさんになって、みんなの前で吹くのが、
僕の夢。
マンションの公共の部屋で密かに泣いていた男の子が居た。
「ねぇ、どうして泣いてるの?」
その男の子は、こっちも見ずに質問に答えずにずっと泣いている。
「ねぇ、泣いててもわかんないよ。教えてよ、なんで泣いているの?」
そして、答えた
「お兄ちゃんが(僕を)殺そうとしてきたんだ」
俺は当然びっくりした。だって喧嘩なら分かる、が
"殺そうとしてきた"は、誰でも驚くだろう
「どうして、殺そうとしてきたの?」
「わかんない」と答えた
はぁ、困らせるなぁ...
「お兄さんは?どこなの?」
まずは、親に知らせないといけない。それは当たり前だ。
「お家の中.....」
「何号室?」
「011」
そして、俺と男の子はその部屋に向かった
ピンポーン
ガシャン!
荒い音と荒い声が聞こえた。多分虐待だろう
ガチャん
1人のパッツンで怪我が多い男の子が現れた
「はい、なんですか」
声もそっけないし、なにより目から分かる
"死にたくない"という目をしている
けど、声からして死にたいと思っているかもしれない。死にたくないけど生きたい...子供がそんな考えを持つことでは、ない。
「お兄ちゃん!」
「ごめんなさい。俺の弟が迷惑かけて」
あ、そうだ。
俺は怪我が多い男の子の方に紙を渡した
「はい、これ」
男の子は目を大きく開けて何かを言おうとしてたけど、なにも喋らず。静かに少し口角をあげて目を緩めた、まるで『ありがとう』と言ってるみたいな____
5.部屋の片隅で
がらんとした僕の狭い部屋は
僕の狭い心を表しているようで
本当になにもない
虚しい部屋だ
机にベッド、物置棚
ありきたりの家具が並ぶ
一見普通に見えて
愛のない冷たい部屋だ
机のとなりに小さなごみ箱があった
丸められた紙で溢れかえって
僕の心の中を表しているようで
嫌なこと悲しいこと
全部ごみ箱に放り込んで
忘れようとしていた
忘れられなかった
でもね
僕の心にだって
隅っこのほうに愛が残っている
それは温かくて
なによりも気持ち良い
だから僕は
部屋の片隅で空想にふける
部屋の片隅で]
無くしたと思っていたピアスが3個が発掘される
同じピアスでしかも左耳側だけか片隅で
300字小説
曰く憑きの部屋、その後
部屋の片隅には盛り塩。床の間の掛け軸の裏と押し入れの天井には魔除けの札。
高級旅館なのに格安で泊まれるという部屋は完全に曰く憑きの様相を醸し出していた。
「……これ、絶対に出るヤツだろう……」
結論から言うと何も出なかった。帰ってからも肩が重いとか、体調が悪いとか、不幸な目に遭う……なんてことも無い。ただひとつ変わった事は……。
「おかえりなさい。今日の晩御飯は寄せ鍋よ」
帰宅した翌日、俺に一目惚れしたという女の子が押し掛け女房のごとく住み着いただけで。
「良い匂いだな。でも本当にここに居て良いのか?」
「ええ、あなたの側にずっといたいの」
彼女がゾロリとした黒髪をなびかせて笑う。俺は思わず照れて頭を搔いた。
お題「部屋の片隅で」
部屋の片隅で
いつも部屋の片隅で小さく蹲っている弱っちいな僕を見つけ出して、手を伸ばしてくれたのは貴方だ。
何度も何度も同じことで泣いてすぐに隅っこを探してしまうようなどうしようもない僕を諦めないで彼はいつも月にも太陽にも勝るような眩しさで照らしてくれた。泣き止むまで隣に居てくれた。一緒に泣いてくれさえした。そんな強さと美しさが僕を掻き乱してならなかった。愛、という言葉一つに収まらない。収まっていいはずがないのだ。貴方を前にするとどんな言葉もちっぽけに思えてしまう。僕の唯一なんだ。こんな気持ちを素直に伝えてしまえればいいのにと何度思ったか。弱い上に意気地無しの僕は伝えたい一言でさえ口にできない。情けない。
「なにを考えているの?」
言ってしまいたい。言いたい。
「…ああ、気にしないで」
貴方のことを考えているのだ、と。
わたしは、クモです
ぴょんぴょん跳び跳ねるクモです
人間さんに見つからないように、隠れています
隠れたくないけれど、隠れているのです
本当は、人間さんと、友達になりたいのです
部屋の片隅で、どうしたら、仲良くなれるかなと考えています
たまに、ぴょんって近寄ってみたりするのですが、気味悪がれます
追いかけられ、叩かれそうになったこともありました
追い出されるたび、また友達になれなかったと悲しくなります
私のどこがいけないのかなぁ
やっぱり見た目でしょうか?言葉が通じないから? どっちもかもしれません
めいわくをかけてごめんなさい
友達になれそうにないと思いましたら、そっと外に離してください…。
お題
『 部屋の片隅で 』
私の部屋は広い
どこまでも広かった
座る場所はいくらでもあった
寝そべる場所もいくらでもあった
でも私の心地よい場所はここだった
この部屋の片隅で……
部屋の片隅
窓辺から見える
真っ青な空
白い雲
キラキラ輝く太陽
窓辺に座って
空を見るのが好き
空を見上げて
空想するのが
大好き
【部屋の片隅で】#31
部屋が汚くなると
片付けと掃除をはじめる。
正直、嫌々してるけどね。
すると、棚の奥とか部屋の片隅に
懐かしい物が埋まってることがある。
「懐かしい〜!」って取りだすー…
それがずっと続いて全く片付けが終わらない…
なくなってた物が見つかるのはいいけれど、
どうしてこんなところにあったのだろうと
思うことがある。
なくしものは逃げたのかと思うくらいだ。
まあ、それは自分が
きちんと管理してないからなんだけどね。
部屋の片隅で
誰かが見ている
三角の暗黒部分から
何かが見ている
黒くて大きな手が
ゆらゆらと大きく手を振っている
おいでおいでと
その手を握ったら
もう後は分かるよね?
お題『部屋の片隅で』
心の片隅で
膝を抱えて
声も出せずに
泣いている少女がいる
14歳の私
初めての恋を失って
たくさんの涙を流した
もう恋はしない
人を愛することは もうできない
ずっとね
ずっと そう思っていたけど
愛おしいという心は
あたたかくて
素敵なことだと
思えるようになりました
部屋の片隅でおじさんの姿をして黄色い妖精の羽を付けた妖精らしき小さいおじさんが踊ってた。るんるんって効果音がつきそうなくらいに。小躍りしてる。
なんで??
めちゃくちゃ楽しそうだしなんか気になるしで声もかけれない、というか声が出せない。
ちなみに小さいおじさんは星のステッキもってる。幼稚園児とかがつくりそうな棒の先端に先がまるい星が乗ってるやつ。うふふ〜とか言ってそう。
なんか…楽しそうだし…放っておいても…いっか…。
と思ったので放っておくことにした。
じゃあね、おじさん、お幸せに…。
既に幸せそうだけど。
『部屋の隅で』
北向きの小さな部屋の片隅で
青く揺らめく熱を見ていた
/お題「部屋の片隅で」より
部屋の片隅で、嫌なことも、
嬉しいことも全部吐いて
明日のためにリセットしよう
部屋の片隅で脱ぎ捨てられた靴下を見つけた。
いつもならあなたが
「もう!なんで脱ぎっぱなしにするの!」
なんて怒りながらも洗濯をしてくれるのに、今は…。
あなたと別れてから生活のほぼ全てがあなたに染まっていたことに気がついた。
そして、与えずに与えられてばかりだったことにも気がついた。
「疲れてるね。ごはん作ったから食べて?」
「…そっか。食べられそうな時食べてね。」
「どうしたの?仕事で嫌なことあった?」
「…そうだよね。私に言っても意味ないもんね。ごめん。」
今更もう一度やり直したいなんてわがままなこと言わない。
あなたをちゃんと大事にしてくれる人が隣にいるべきだから。俺なんかじゃなく…。
これまで一緒にいてくれてありがとう。
どうかあなたが、ずっとしあわせでありますように。
231207 部屋の片隅で
部屋の片隅で
片隅には物が置き易い
テーブル服掛けゴミ箱など
隅におけないものは厄介かな
邪魔になると思う
隅から埋まっていく
中央は移動が優先
部屋の片隅に住んでるが近いかも
中央は居心地が悪い
この片隅からの距離が大切で
中央だとなおさら散らかると思われる
家でもっとも落ち着く場所を考える
考えてみるとトイレかもしれない
流石に住めないけど一時的には最強
何処にいても自分に住んでるなら
ある程度の違いは何とかはなる
私と私には距離はある
それでも片隅ではない
そこが何処かは問題ではない
⚠意味がわかると怖い話です(多分)
僕にはお気に入りの場所がある。
それは部屋の片隅にある
小さな穴。
そこにはアレが住んでいる。
親には見せられないので
小さな隙間に隠している。
彼の主食は肉だ。
肉と言っても特別な肉でないと
食べてくれない。
だから毎晩、親が寝た後に集めて
バレないようにあげている。
体の小さい割にたくさん食べるから
すごく大変なんだ。
だけど可哀想だから
ほっておけなかった。
僕が言葉を話すと、
アレも言葉を覚えてくれた。
だから話し相手になってくれる。
すごくいい奴。
バレないように大事に育てよう。
数ヶ月後
親にバレた。
アレを飼ってたこと。
親は怯えていた。
『捨ててこい』
と言われた。
僕は何故こんな小さな生き物に
怯えているのか疑問だった。
それに捨ててこいと言われたことに
僕は怒りが湧いた。
だから殺した。
自業自得だ。
そして今日も部屋の片隅に行って
アレに話しかける。
『さあ、ご飯の時間だよ』
二人もあるからしばらく餌には
困らないな。
No.4『部屋の片隅で』
部屋の片隅で僕はうずくまる。
理想をみているつもりだった。現実をみてるつもりだった。だが、違った。僕はどちらも見てみぬふりをした。理想を描いてはそんなものはないと拒絶し、現実を想像すればそんなものは嫌だと拒否する。僕はいったい何がしたいんだ。こうして貴重な時間を消費した僕には、夢を叶える権利なんてない。
そう思っていた。
ある日、部屋の片隅にいたのは羽の生えた妖精だった。
ついに幻覚をみるようになってしまったか。今日はもう寝よう。
ベッドに向かおうとすると、妖精は僕の腕を勢いよくひいてきた。
[無視すんなや!折角可愛い可愛い妖精がお前のまえに現れたんだぜ?こんなチャンスもう二度とないから、寝るなんてもったいないのだよ]
[そうですか。可愛い妖精さんもその口調じゃ可愛くないですよ。はい、この話はおしまい。もう寝るおやすみ]
[おい!?お前、夢があるんだろ?なら、それを諦めていいのかよ!?]
妖精は僕の頬に強烈なパンチをくらわせてきた。
[いってえええ!?]
[夢があんなら諦めるな!!現実がなんだよ!?前をみて、進んで、理想も現実もおい
かけろ!]
[でも、夢は叶わないし……]
[そりゃうずくまってるだけじゃなーんも叶わないだろうな。行動しないと叶うものも叶わない。なら、せめて行動してからそう言えや!!なさけねぇ!!]
その妖精に勇気をもらったため、僕はうずくまることを辞めた。
現在は小説を執筆し、新人賞に応募している。夢が叶うかはわからない。けれど、行動しなければ絶対に何も起きない。だから僕は歩き続ける。努力できる時間があるかぎり。
「部屋の片隅で」
※ホラー
夢をみる またこの悪夢だ
実家にいるけれど、だれもいなくて。
部屋は真っ暗で、夜なのか。
そう思って寝ようと布団に入れば、天井が見えて。
目が合うんだ。
ああ、またオマエか。
今日は泣かないんだな。