『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くの街へ行こう
新しい出会いがきっとあるから
もしかしたら運命の人にも会えちゃうかも
大きく息を吸って
大きく1歩目を踏み出そう
─────『遠くの街へ』
朝焼けの空を見上げて自然と涙がこぼれ落ちる。悲しくはないはずなのになぜ······花粉症です。しんど。
今日は花粉症の薬を飲んでいたのにめちゃしんどかったぞ。市販の薬だから効果が低いのか、この薬がきかなくなったのか、薬がきいてこれなのか。
鼻水とくしゃみが止まらないからどんどん体力が削れていく。鼻をかむのもくしゃみをするのも体力消費するんだよな。
酸欠で頭がぼーっとするし倦怠感すげーしもうやんなっちゃうよ。
目がかゆいから目薬さしてもきかないし。安物だから次の買うときは花粉症用のいいやつ買うか。
最近ダイエットで食事量をいい感じに減らせてたのに花粉症で体力を削られすぎて飯を食い過ぎた。
運動とかじゃないからカロリーを消費せずにただ体力を消耗してその体力を回復するためにいつもより飯を食べてしまう。最悪のパターンだな。
お題《遠くの街へ》
こどもの頃電車は、夢の国へ旅立つ魔法使いのようだった。
まだ見知らぬ遠くの街はどんな色をしているんだろう、どんな夢を魅せてくれるんだろう――それは夢幻のように、儚く煌めくひととき。
僕は遠くの街へ行くために努力を続ける。
そのために僕は、遠くの街へ行く決意をする。
それは遥か先の未来都市
数年前、プラっと車中泊での、行きあたりばっ旅をした。
走りながら改めて、一生懸命、時には命懸けで、道路やトンネルを作ってくれた人達に感謝の念が湧いた。
行った事の無い、少しだけ遠くの街へ、あちこち行って思った事。
世界って・・・意外と狭いかも?
そりゃそうだ、宇宙の広さを考えたら、この数え切れない星達の中の一つでしかない「地球」の上で暮らす私達は、言わばシェアハウスしてるようなもん。
それでも小さな私達が、生きてる間に見れる場所や行ける場所なんて、たかが知れてる。
やはり世界は、狭いようで広いのだ。
ある日ふと、いつか死ぬんだって事を考えた時に、まずこの地球から離れる事になるんだなぁって思ったら、なんとも言えず寂しくて⋯
ちょっと涙が出た。
「遠くの街へ」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ところで⋯
死んだらあちこち何処でも行けるのかなぁ?
それなら無理して今行かなくても・・・とか思ってるんだけど(笑)
車に乗って大事な人と
嬉しい旅しかもうしない
道中のその時間が宝になる
遠くの街へ
あなたは行ってしまう
私の気持ち言わないと
離れてしまう前に
あなたに一言好きでしたと
遠いはずの場所がいつの間にか居場所になっていた。
見慣れた景色は、歳を重ねるごとに変わっていて、元いた場所が遠い街になっていく。
出会い、別れを繰り返して、人も街も昔とは違う景色でも、今ならその全てがその時は必要だったと言える。
「随分遠くまで来たものだ。」
後ろを見やると、少しだけど脚から疲れが抜けたような気がした。
「まだまだ大丈夫。」
声に乗せれば、先はそんなに遠くない気がした。
きっとこの今も必要な時なのだ。
理由は今はいい。
やれることがあるなら、
まだ闘える、それなら進んで変えていこう。
遠くの街へ短期間だけ旅立った
初めて見る見慣れない景色
それぞれ違う目的を持ったすれ違う人々
誰も私を知らない場所
この居心地の良さから目覚める
平日の朝
遠くの町へ、
俺がここに来たとき
あぁこんな、こんな広いのか
そう思った
自分が住んでる町より結構遠くの町に来たんだ
なぜ?
「なぁちょっと冒険してみない?」
俺の友達にそう言われたからさ
俺は予定を確認してすぐに
「行くよ」
って言った
だってここじゃない場所を知りたかったからね
そこまで行くのは時間がかかったよ
でも来たときはものすごい楽しかった、
「また一緒に来ような!」
そう、言ったのに、なんで、、
なんでお前は居なくなるんだ
いきなり会えなくなって
何処に引っ越したのか
亡くなったのかもわからない
もう、ずっと行方不明だ
思い出す度に頬に水が流れて
目から溢れて止まない
大切だったんだよ
俺の、ただ一人の心を許した相手だったのにな
きっとまた戻ってくるそう思いながら俺は
またあの遠くの町へ行こう
ガタンゴトンガタンゴトン
田舎の海沿いを走る
小さな電車にわたしは乗った
行く宛てなどなく
ただ黄昏て
窓の外にある綺麗な海を見ていた
なぜこの電車に乗ったのか
自分自身でもわからない
ただ
はるか遠くに進んで
知らない
遠くの街に
いや、
遠い世界に
行こうとしていた
遠くの街へ私はいく、
それも、大荷物を持って。
背負いたくないのはその辺に置いて行く。
必要なものだけを持っていく。
周りに、何言われても持っては行かない。
私の人生だ。貴方たちの人生じゃない
この街から抜け出すんだ。
知らない街には馴染めるかな。
そこ、不安だけど楽しみ。
私の道はまだ続く。
『遠くの街』について想いをはせているとき
『じぶんのおうち』のことを一緒に考えている
『遠くの街』って、素敵な響きですよね。
こう、想像力を掻き立てられるっていうか。
実は私、自分の中に『こんな街があったらいいな』
っていう、自分だけの『遠くの街』があるんです。
そこは海沿いに広がる街で、
ヨーロッパの田舎町にあるような、
おとぎ話にでてきそうなかわいいお家が並んでいて。
私は運河沿いの、1階がお花屋さん、2階と3階が
アパートメントの3階の角っこの部屋に住んでるんです。
お部屋の中も考えてるんですよ。
聞いてくれますか?
■ 遠くの街へ
多くの人は
生まれた場所以外で
幸せになれないと
どこかで聞いた
けれど “今” あなたが
生まれた場所で
幸せを感じていないのなら
そこから離れてもいい
ずっと遠くへ
誰もあなたを知らない
遠く
遠く
遠くの街へ
だってあなたは
多くの人の内の一人ではなく
多くの人はあなたの事ではないから
『遠くの街へ』
遠くの街へ出掛けるの。
お気に入りのワンピースを着て。
貴方にもらった指輪をはめて、
貴方にもらった香水をつけて、
何処か遠いところへ行くのよ。
貴方と通ったカフェも、
貴方と座ったベンチも、
貴方と歩いた道もない。
貴方の居ない街へ行くの。
きっと私はそこで、
見たこともないような景色を見て、
食べたこともないようなご飯を食べて、
聞いたこともないような体験を沢山するのだわ。
それはさぞかし楽しいことでしょうね。
けれど私は、
見たこともないような景色を見たとき、
食べたこともないようなご飯を食べたとき、
隣に居るはずの貴方を思い出してしまうのよ。
「貴方なら何て言うかしら」
「貴方にも見せてあげたいわ」
「貴方はこっちの方が好きそうね」
そんなことを思いながら知らない街を歩くの。
まるで恋する乙女のようにね。
その土地ならではと言ったら軽くなるけど、 やっぱりザ!その国!なお店には行きたいな。 特に食べ物!
せっかくの海外旅行だからね。 そこならではの美味しいものは食べたいよな。
日本にはない外観にわくわくしながらドアを開ける。 いい匂い。
通された席に座り、 早速メニューを開く。 写真付きなのは旅行してる身にはありがたいよな〜…、 あ、これ美味しそう! これにしよ!
あ〜待ち遠しい〜早く食べたい!
♪〜♪〜♪
夕方のチャイムが流れてきた時に、 ようやく自分が 旅行雑誌を読みふけっていた事に気づいた。
残念ながら、 美味しい料理は実際に行くまでのお預けみたいだ。
あー! おなかすいた!
【あなたの知らない花】
遠くの街へ行こう
一人きりになれる街
あなたが歩くことのない街へ
この想いがいつか枯れてしまうと言うなら
この涙がいつか乾いてしまうと言うなら
今はまだ私この種に ただ水を注いでいたいの
どんなに美しく色づいても
どんなに醜い実をつけても
あなたはこの花の名前を
どうか知らないままでいて
遠くの街へ行こう
二度と戻れない街
あなたのいない街へ
あれから二人で電車に乗って、遠くの街へ来た。電車から降りたとき、君は少し不安そうだった。
「少し、こわいかもしれないけれど、たまには別のことをしてみるのも悪くないよ。」
道を踏み外したり、慣れないことをするのにとても恐怖があるのだろう。眉間の皺が濃くなる。
「そうかしら?……いつものわたしが間違ってるって言うの?」
私たちをここまで乗せた電車は次の駅へと出発した。訝しげな目を向ける彼女の眉間を指で伸ばす。
「そうじゃないよ。ただ普段しないことを試してみてさ、それが君に合うかもしれないじゃない?」
少し、表情が崩れた。きっと、試すということも、あまり好きじゃないだろうな。君はいつだって本気だから。
「試してみる……ね……。」
「そう、それくらい気楽に受け取って欲しいけど……。そうやってまっすぐ受け取る君も、とても真摯で私は良いなと思ってるよ。」
私が彼女のそういうところが好きだからこそ、無理はしてほしくない。その素敵なところが彼女自身を追い詰めることにはなってほしくない。
「だから、そうあり続ける君は強くて美しいけれど、もし負担があるならひと休みして、また君らしい強さが見られたらいいなと思ってる。」
「変な人。」
柔らかい、でもまだ憂鬱との間を行き来するような曖昧な笑みで私を見る。
「そうかもね。」
期待と不安とは別に、彼女がどうありたいかを尊重したい。
「とりあえず歩こうか。何がしたい?」
駅のホームから改札を通って、知らない街を歩き始めた。
「Almost heaven, West Virginia―」
最後に聞いたのはもう20年も前なのに、 歌い出しの歌詞がすらりと出てきたことに驚いて、そこで思わず止めてしまった。
私は、何年も前に手に入れたオンボロの軽自動車で、ウェストバージニアの山道に似た道路をのんびりと進んでいた。もう20年以上は帰っていない、故郷への道のりである。
故郷と言っても、両親はとっくに別の土地へ引っ越していた。田舎とはいえこれだけ経てば、もう面影も少ないだろう。私は、これから故郷の残骸を見に行くのだった。
歌の続きを歌いながら、故郷を出てからのことを思う。
数十年前、私は故郷を離れ、大学に行くために下宿を始めた。最初は知らない土地が怖くて怖くて、小さな部屋で震えていたっけ。映画で覚えた、この歌の日本語版を歌いながら、部屋の隅でひとり泣いていた頃が懐かしい。
しかし、それから徐々に心は故郷から離れていった。他国語を学び、知らない土地へ少しずつ足を運ぶようになった。昔からある遠くの世界への憧れが、いつの間にか、望郷に打ち勝っていた。仕事で世界中を駆け巡り続け、やっとついこの間、母国へ落ち着いた。
私ももう歳だった。すでに、カントリーロードの日本語版の歌詞で泣けるほど、繊細で孤独な勇気を持つ若者ではなかった。歌詞すらもうほとんど覚えていない。
しかし、すでに生活に困らないほど稼ぎ、退屈しながら安楽椅子に掛けていたとき、ふと思った。いまや、私にとって最も遠い場所は、故郷なのではないか、と。
そう思う心は、既に老人のものとなり、世間の荒波を達観する境地に至り、流され続けた末に陸にたどり着いた流木のように安らかだった。
今の私には、カントリーロードは英語版の方が馴染みやすかった。ウェストバージニアの山々は故郷の山脈に重なった。故郷は景色ばかりは美しかった。
「…That I should've been home yesterday, Yesterday――――」
ここまで歌って、気づいたら涙していた。もうとっくに出ていって、両親すらいない故郷なはずなのに、「昨日帰ればよかった」とすら思えてきた。不思議と、孤独ではなかった。
私は、私から最も遠いまちへ向けて、少しスピードを上げながら車を走らせた。