『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くの街へ。
最近、1人だけで遠くの街へ行く夢を見る。...なんて、繊細で感傷的な脳みそは持ち合わせていないし、この先も手に入れる予定は無い。でも、夢なんてものではなく、本当にあと少しで、私は旅立つ。新しい会社に勤め、同期や上司と学んでゆく未来だとか、進学を決めて、必要以上に胸を強ばらせて待つ結果発表だとかのせいで、手からこぼれ落ちてゆくものだけに集中している時間など与えられていない。
胃がひっくり返っても、目が飛び出そうなくらい熱くなっても、爪がくい込んで血が垂れても、掻きむしった手から髪が落ちても、日常は止まらない。
たとえあなたが、私に一つの興味がなくても、たとえ君が、こちらを振り返らなくとも、ただ、一方的に、寂しい。
この寂しさを埋めるには、動き出すしかないと知っているのに。
次の街は、花粉が少ないといいな。
出来るのであれば、私は今すぐにでも遠くの街へ行きたい。
自由でのどかで、そんでもって誰もいない、すごく静かな場所。
そんな場所があったら、きっと私は一生そこにいる。
だって、人間と一緒になんて耐えられないんだもの。
みんないらない。
全部全部いらない。
私もいらない。
じゃあ、何ならいる?
私は昔から、しっかりルールを守って
またルールに守られながら生きてきた
今やっと、生きるってことを学んでるんだ
ルールが無いって怖いことじゃないね
自由で可能性が無限大で
飽きることがない
でも、暖かい記憶を悪に変える力を秘めてる
評価の良し悪しに自分の価値が試される
そんな世界に疲れてしまった時
昔の街並みが頭に浮かぶ
そしてやっと1人ってわかって
少し寂しくなる
#遠くの街へ
あまり行きたくないなぁ
不思議な感じだなぁ
#遠くの街へ
遠くの街へ行ってみたいなぁ。
何もかも全て捨てて。
嫌なこと全部忘れて。
遠くの街へ行っても元気でね毎日ちゃんとご飯食べてね彼氏出来たら教えてよねでもね私より長電話する友達作らないで おねがい
お題「遠くの街へ」
あなたの居る場所に行きたいと
思う事があります。
そう簡単に、行ける場所では無いから
半分以上は憧れだけれど
あなたが、送ってくれる
私の知らない桜並木や水平線
美しい紅葉の写真を見るたびに
言葉にならない思いが、涙と一緒に
零れ落ちるんです。
2人並んで見られたら
どれほど幸せなんだろう…と。
遠くの街へ行けるのなら
私は、あなたの居る街に行きたい。
【お題:遠くの街へ】
ふらっとどこかにスマホを持たずに出掛けて夜に帰ってきたことがある。見上げた空には無数の星が散らばっていて、良い1日を過ごしたなぁと思った。
振り返る
見慣れた景色
真っ赤な夕日
どこへ行っても
おんなじ空の下
自分のことを誰も知らない、遠くの街へ行ってみたい。
そしたら僕は……
弱虫で、泣き虫で、
みんなからずっとからかわれて。
もう、そんな自分は嫌なんだ。
もっと強くなりたいんだ。
ちょっとやそっとじゃ挫けないように。
だから僕は、遠くの街へ行ってみたい。
ダメな自分を変えたいから。
〜遠くの街へ〜
遠くの街へ
遠く
遠く
もっと遠く
誰もワタシを知らないところへ
新しい街へ
遠くの街へ
遠くのまちへ。
街…
と言うより海外。
韓国に行きたいな。
人生の上でのひとつの夢。
ここはよく知っている。じゃれあいながら通っていた小中学校の通学路も、その付近に駄菓子屋がある事も。冒険と称して友人らと危ない道をひたすら渡ってみたり、クラスメイトの家を探しては遊びに誘ったり、誰が一番早く公園に着くか競ってみたり。
引っ越してからは織物の糸が解かれていくように在りし日を断片的に、確証の無い曖昧模糊な思い出として記憶していたのだが、訪れてみれば自分がここで生きていたことを自分の名前が彫られている大木が教えてくれる。まばらな糸が体系的な形を現して織物になる。
すぅぅと息を吸って、ゆっくり吐く。
街は既に解かれていた。
ここは知らない街だ。
「遠くの街へ」
卒業の音が近づいてくる
卒業式の練習なんてしたくもないね
君が遠くの遠くに言っちゃうなんて
私の初めて奪ったくせに半年も経たずにどっか行っちゃうなんて
ほんと
大嫌いになりたい。
#遠くの街
遠くの街へ
あれから数年時が経ち、
あの街の風景もガラッと変わった
近所をぶらりと散歩するだけで
挨拶を交わした人々の笑顔も何回も変わってきた
吹き抜けるそよ風は似ていたが
既に吹き抜けていた風の匂いは
街の景色を細やかに描いていた
生まれ育った街
春になるとたんぽぽの綿毛で覆われて
近所の犬や子供達の遊び場だった広い空き地
今は住宅とクリーニング屋で埋まっている
埋められた側溝には昔
雨が降るとあめんぼが飛んできて
不思議なリズムで水面を滑っていた
過去の中にしか存在しない景色は
地球上の何処より遠いと思った
時間が経つほどに
その距離は離れていく
全てのことに変化は訪れて
それは少し寂しいけれど楽しい
始発列車が走り出し
遠ざかる街へさよならと手を振った
『遠くの街へ』
「遠くの街へ」
遠くなる 弓形に続く 海岸沿いを
列車は走る そこにもう君はいない
探してる あの日の想い あの日の君の面影
記憶は揺れる そこに確かに君はいる
幾千年 歩んできたかな?
この街で君を想い未来を描いてきたかな?
想いを辿る 一本道を 今しっかり噛み締める
君に会いたい もう一度会いたい
テディベア
(遠くの街へ)
青の向こうへ行ったって
私は何にも変わらない
黒の果てまで行ったって
私は私 空虚な私
遠くの街へ行くのなら
私の外に迷惑かけず
ふわふわじいっとしてないで
私は空っぽ なのだから
「遠くの街へ」
このまま歩き続けたらいつか戻ってこられるのだろうか
よく妄想してしまう。
遠くの街に行ったように見せかけて、
誰にも事実を知られずに死んでしまいたいと。