『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どこか 遠くへ出掛けましょう。
用事が無くたって構わない。
それは、まだ見ぬ何かに出会うため。
たとえば
夕日を溶かす海のある まち
登れば空を掴める山のある まち
憧れのあの人が生まれ、育った まち
迷子の私を案内してくれる人のいる まち
私はそんな場所に行きたいのです。
私の探す、どこかに出会うため
どこか 遠くへ出掛けましょう。
―遠くの街へ
僕達が愛し合っているのがバレた
だからといって離れる訳ない
こんなにも愛しているのだから
初めてここまでの愛しさを抱いた相手だから
初めて恋をした相手だから
だから
2人で行こう
「遠くの街へ」
遠くの街へ
桜の季節過ぎたら
遠くの街へ行くのかい?
「私ね、遠くの街へ行くんだ」
いつもと同じに思えた帰り道。
あなたがふとこぼしたその言葉が
信じられなくて、信じたくなくて。
少しの間の後、僕は聞き返した。
ただの聞き間違い、もしくは
冗談であることを願って。
「明日、遠くの街へ行く」
幼子をなだめるような、優しい声。
さっきよりもゆっくりと、はっきりと。
向けられたあなたの笑顔は
痛いほどに優しくて、かなしかった。
「私ね、やりたいことがあるの」
知ってるよ。知らないわけない。
ずっと、あなたを見ていたんだ。
「いつか、会いに来るよ。お互いやりたいことやれたらさ」
無理だよ。
だってあなたがいなきゃ
僕はなんにもできないんだよ。
あなたがいないと、僕は
やりたいことなんか、なんにもない。
「私がいなくても、もう大丈夫だよ」
あなたにはわかんないよ。
大丈夫じゃないよ。
あなただけが、光なんだ。
「私はあんたの神様でも太陽でもない。そして、あんたは月じゃない。やりたいこと、やれるよ」
僕のやりたいことって、なんだよ。
「やりたいこと見つかったら、手紙出してよ」
その言葉に、僕は頷いた。
あの日から2年と数ヶ月。
僕は遠くの街へ手紙を出した。
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
「遠くの街へ」2023. 2. 28
遠くの街へ
君が行ってから。
もう7年。
あの頃は僕ら仲良しの幼馴染だったよね。
物心ついたときには隣に君がいなくて。
どこへ行ったのだろう。
僕らかけがえないのない存在だったのだろうか。
遠くの街へ君が行ってから。
死というものをまだよく理解していない頃に亡くなった祖父のことは、いなくなって寂しい、というよりも知らない遠くの街へ行ったままいつまでも帰ってこないなあ、という認識のままでいる。なんだか薄情な孫でごめんなさい。でも、もし故人と誰か一人話せるとしたら、今のところは真っ先にあなたの名前を出すと思う。自室でたくさんの本とクラシック音楽のCDに囲まれていた姿は小さい私にとってはちょっと取っつきにくかったのだけど、今の私にはそんなあなたに聞いてみたいことがたくさんあるのです。
星の綺麗な夜でした
冷やされた硝子 指先から伝わる
澄んだ空気は 頬を撫ぜてゆきました
窓越しに 濁る街灯の灯り
此処を牢獄に思わせるには 充分な程
この文は いつか誰かに届きませうか
遠く遠くの街の誰かに
問いに答えず
夜明けの合図で 飛び立った
誰も知らない遠くの街へと
お題【遠くの街へ】
タイトル【小瓶】
どこまでもどこまでも遠くの街へ行って
まっさらな自分で自分らしく生きたいね
- 遠くの街へ -
「お元気ですか?」
聞こえるかしら
私の声
届いてるかしら
私の便り
遠くのお山のまた向こう
夜汽車に乗って行った兄
街はどんな所かしら
早く帰ってきてね
お話いっぱい聞かせてね
約束のドロップも忘れないでね
『遠い街』
遠い街へ行く その街でこれから暮らす 僕の背丈では世界はまだまだ見えにくい 未来って言葉がずるいって思う あのこはここで暮らすのに 僕はここで暮らせない 巣立ちはとても残酷だ 翼なんかなくても
いいって思う 春は何かと鼻をくすぐる その日が来たら僕は号泣の嵐 天気予報はまんまとはずれた
遠くの街へ行ったのは、修学旅行を除けば大学の時ぐらい。
電車を数本乗り継いで、初めて見知らぬ駅に立ったときの感慨は、もう薄れかけた記憶の中で定かじゃないけれど、私は確かに4年その街で暮らした。
そのことだけは、忘れない。
遠くの街へ
47都道府県あるけど
半分くらいしか
行ったことがない
時間とお金があったら
桜前線と共に車で
沖縄から北上してみたい
色んな遠くの街へ
行って楽しみたい
飛んでいくのか
乗っていくのか。
歩いていくのか。
気持ちだけ7日。
ただいく方法はたくさんある。
悩める時にたくさん悩み。
自分と話し合い。
洗濯をすることが
時々役にたつ自分の
いいところ。
・遠くの町へ
こんなにも辛く苦しいなら
いっそ逃げてしまいたい
君と一緒なら
どこへだっても。
―遠くの街へ―
隣街の美術館に行きたくて、電車に乗った。
駅に到着し、改札を出るとそこは知らない街。
迷わないようにスマホのマップを見ながら歩いた。
見慣れない街はワクワクするが少し不安。
だから、目的地の美術館に着いた時ホッとした。
遠くにいきたい。
なんとなしに呟いたその言葉は、誰にも拾われることはなかった。
最近遠くに行きたいとよく思う。目的地とかは無い。ただここではないどこかへ行きたい。
毎朝乗る電車で、学校の最寄りなんて無視して、そのまま行けるだけ遠くに行ってしまいたいと思う。
私は何から逃れたいのかな。
束縛気味の家庭からかな。
終わりのない受験からかな。
もしかしたら、逃げたいんじゃなくて誰かに会いたいのかな。
だとしたら、私は誰に会いたいんだろう。
もし会えるなら、好きな人に会いたいな。
好きな人は違う国に産まれてそこで生きている。
私のことなんて絶対に知るわけがない。
でもそれでも、君が生きる国に行って君を感じてみたいなと思う時があるよ。
私が学校に行く時、君は何をしているのかな。
この国と君の国の空気はどう違うのかな。
私の街では今日は晴れだよ、君の国はどうかな。
私は今受験頑張ってるよ、君は何してるかな。
私はほんのちょっと辛いよ、君は辛くないかな。
元気かな、幸せかな。
遠い空の下で生きる君のことを想像して、目を閉じたまま電車に揺られる。
このまま目が覚めたら君の国に着いていたらいいのに。
遠くにいきたい。
ここではないどこかへ。
遠くに生きたい。
できれば、君のいる街で生きたい。
[遠くの街へ]
何もかもを投げ出して
私を知らない遠くの街へ行きたい
この衝動は
まだ私を生きたいが為
まだ私を諦めたくないが為
きみがいつかしてくれた旅の話。
楽しそうに話す声は、わたしの心も弾ませた。
見慣れない街並みは、吹く風さえも新鮮に感じる。
「懐かしいなぁ」と目を細めて笑うきみ。
手を繋いで踏み出す、ふたりだけの旅路。
僕の時計
遠くの街へ 旅に出よう
一人で行くか 友と行くか
一人で行こう 満喫したい
遠くの街へ 旅に出よう
山や海に 囲まれたい
鎌倉は良い どこも良い
遠くの街へ 旅に出よう
帰りたくない 離れたくない
でも帰らなきゃ 始まらない
僕の元の 生活の針が
41テーマ【遠くの街へ】
遠くの街へ
今の場所から離れることになったら,みんなには言わず少人数の人に教えたい。
色々聞かれそうだから,こそ少人数がいいのかな。