『遠くの街へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
・遠くの町へ
こんなにも辛く苦しいなら
いっそ逃げてしまいたい
君と一緒なら
どこへだっても。
―遠くの街へ―
隣街の美術館に行きたくて、電車に乗った。
駅に到着し、改札を出るとそこは知らない街。
迷わないようにスマホのマップを見ながら歩いた。
見慣れない街はワクワクするが少し不安。
だから、目的地の美術館に着いた時ホッとした。
遠くにいきたい。
なんとなしに呟いたその言葉は、誰にも拾われることはなかった。
最近遠くに行きたいとよく思う。目的地とかは無い。ただここではないどこかへ行きたい。
毎朝乗る電車で、学校の最寄りなんて無視して、そのまま行けるだけ遠くに行ってしまいたいと思う。
私は何から逃れたいのかな。
束縛気味の家庭からかな。
終わりのない受験からかな。
もしかしたら、逃げたいんじゃなくて誰かに会いたいのかな。
だとしたら、私は誰に会いたいんだろう。
もし会えるなら、好きな人に会いたいな。
好きな人は違う国に産まれてそこで生きている。
私のことなんて絶対に知るわけがない。
でもそれでも、君が生きる国に行って君を感じてみたいなと思う時があるよ。
私が学校に行く時、君は何をしているのかな。
この国と君の国の空気はどう違うのかな。
私の街では今日は晴れだよ、君の国はどうかな。
私は今受験頑張ってるよ、君は何してるかな。
私はほんのちょっと辛いよ、君は辛くないかな。
元気かな、幸せかな。
遠い空の下で生きる君のことを想像して、目を閉じたまま電車に揺られる。
このまま目が覚めたら君の国に着いていたらいいのに。
遠くにいきたい。
ここではないどこかへ。
遠くに生きたい。
できれば、君のいる街で生きたい。
[遠くの街へ]
何もかもを投げ出して
私を知らない遠くの街へ行きたい
この衝動は
まだ私を生きたいが為
まだ私を諦めたくないが為
きみがいつかしてくれた旅の話。
楽しそうに話す声は、わたしの心も弾ませた。
見慣れない街並みは、吹く風さえも新鮮に感じる。
「懐かしいなぁ」と目を細めて笑うきみ。
手を繋いで踏み出す、ふたりだけの旅路。
僕の時計
遠くの街へ 旅に出よう
一人で行くか 友と行くか
一人で行こう 満喫したい
遠くの街へ 旅に出よう
山や海に 囲まれたい
鎌倉は良い どこも良い
遠くの街へ 旅に出よう
帰りたくない 離れたくない
でも帰らなきゃ 始まらない
僕の元の 生活の針が
41テーマ【遠くの街へ】
遠くの街へ
今の場所から離れることになったら,みんなには言わず少人数の人に教えたい。
色々聞かれそうだから,こそ少人数がいいのかな。
今の生活に不満はない。だが時折、猛烈に自由になりたいと願うときがある。仕事や趣味や、男、今まで積み重ねてきたものを全て捨てたいと思う。
ここではない、別の街へ、遠くの街へ行きたい。私を取り巻くしがらみから逃れたい。何もかもを捨てて、新たな人生のスタートを切りたい。そう思うだけで、臆病者の私には行動することは難しい。
お題 遠くの街へ
壁に付いたまま消えなかった赤絵の具。
散々ねだって買ってもらった空色のカーテン。
見渡せば、あちこちに小さいままの僕がいる。
昔君が願ったようなかっこいい大人にはなれていないけど。
少なくとも一人で生きる強さを持って旅に出るよ。
これから僕の行く遠くの街で、何が起こるかは分からない。
怒ることもあるし、泣いてしまうこともあるだろう。
でも少なくとも、ここに帰ってくる時は笑っていよう。
君の描いたあの姿に、少しでも近づいていたいから。
「もう行くわよー。降りてきなさーい。」
はーいと返事し、ドアを閉める。
どうかここがいつまでも、僕の心の帰る場所でありますように。
電車に揺られ家路につく。
まだ明るいが気温が下がり外は寒い。
車内は冷たい風が遮られ、足元から温風が送られてくる。
日差しが気持ちよく、体がぽかぽかする。
心地よい揺れ…
大きな揺れで目を覚ます。
窓の外は緑に囲まれている。
田舎暮らしはこんなもの。
見慣れた風景に再び瞼を閉じ…
―いや、待てよ。こんな木の生え方しているところないよな。
「次は〇〇」
―寝過ごした…
『遠くの街へ』
君を
想いだして
泣くのなら
いっそ
君のすべてを
心の奥に
しまい込み
君の知らない
遠い街へ
新たな自分と
出会いたい
「なぜ君がここに...?」
君はもう遠くのとても賑やかな街に行ったと思っていた...
なのになんで...?ここはお墓だよ?亡くなった人が来る場所だよ?君が1番来ちゃいけない場所なんだよ?
あの公園であのいつもの場所で!独り言だったけどまるで僕が見えてくるかのように話していた君が死んじゃったなんてありえない...
今ならまだ間に合うかもしれない...ほら!戻って!生き返って...!そしてそのまま、ここには来ないで...
君にはまだ来て欲しくなかったんだよ...
あぁ...もう暗くなっちゃったね...
あそこなんだか賑やかそうだね...
...そうか、僕が死んだその日...その日は遠くの街でお祭りがあったんだった...僕は誰かと行っていてその誰かが何かの下敷きになりそうだった時に僕が庇って死んだんだっけ...?w
僕は誰と行ったんだろ...上手く思い出せない、
そうだ!僕ね?君と初めてであった時何故か懐かしいって思っちゃったんだ
それがすごい不思議でたまらなかったんだ
今なら君とお話出来る、僕が忘れているだけできっと会ってるんだ!
でも...
君はどうして僕を見たら泣き出してしまったの...?
《遠くの街に。》
私はごく普通の小学生だった。
でも…戦争が始まってからは普通じゃなくなった。
避難するために逃げ回らなきゃ行けないし、死んでいく沢山の同級生を無視しないといけなくなったんだ。
それから戦争は大きくなっていった。
お母さんは泣いてばかり。お父さんは日本を守る為に居なくなっちゃった。
弟は可笑しくなって。私だけだった。
私だけは壊れては行けなかった。
……ある日、お母さんは私と弟の手を引いて、外に出た。
お母さんが言うには“ここは危ない。遠くへ逃げなくちゃ。”だそうだ。
お父さんは絶対に帰ってくる。そう言っていた。
BADEND…?
《あとがき》
こんにちは!今日は《遠くの街へ》というお題でした。
私は、戦争を元に書いてみました!
戦争を経験したことが無いから分からないけど、本を読んで、“こんな感じだったのかな?” “こんな時、どうしてたんだろう?”というふうに考えて思い付いたのがこれでした。
ぜひ読んでください。
あの町へ…
そこには何があるだろぅ…
知らない人…
しっている人に似ている…
怖い顔のおじさん…
優しい顔のお姉さん…
世間話にニコニコ楽しそうなおばあちゃん…
お母さんに抱かれてニコニコ顔な赤ちゃん…
人に撫でられて嬉しそうな猫ちゃん…
私はその場所に色々な表情を探しに行くのかもしれない。
「遠くの街へ」
郊外に住んでいると駅周辺を街と
いう表現をするが、私はなかなか
馴染めない。
友人は街に住んでいる私を羨むが
私は郊外にある広い畑や田んぼに
囲まれて住んでみたい。
カエルの声や渡り鳥、農業用の機
械の音など季節を感じることがで
きる環境は羨ましい。
いつか街まで遠いな、、、と思え
るような場所でゆったりと過ごし
たい。
昔はよくドライブで遠出をした。
方向音痴なので、ひたすら国道を走っていたけど
いつもと違う風景に、少しドキドキした。
ひとりで行くのが気楽で、いろんな音楽を聴き
ながら、車を走らせていたっけ。
友達とも行ったり、おつきあいしていた人とも
行ったりしたなぁ。懐かしい。
今はもう、しなくなったけど、もし行くことが
あったら、やっぱりひとりで、ぶらりと行く
かな。
運転するのって、楽しいもんね。
「遠くの街へ」
お題「遠くの街へ」
私はこの街しか知らない
公園やショッピングモール、学校や公民館、神社もあるし浜辺だってある。
この街で人生の一生を過ごしたって何不自由無い生活が送れる気がする。
だから他の県に行きたいとも思わないし他の県の事を知りたいとも思わなかった。
「え、転校?」
突然の親からの告白
3ヶ月後に沖縄に引っ越す事になった。
今は中学1年生の11月。
2年生の春から沖縄の学生になる事が決まった。
「私ちゃんは親の都合で後3ヶ月で沖縄に転校することが決まりました、なのでそれまで皆んなで私ちゃんといっぱい思い出を作りましょう」
担任の先生が朝のホームルームの時間に、クラスの皆んなに私の転校の報告をした。
転校する事が決まっても私の学校生活は普段と変わらない。
授業を受け休憩時間は友達とお喋りして、放課後は部活をして、部活後や休日には友達とお出かけしたり。いつも通りの日常だ。
「実感が湧かない」
自宅のベッドに転がり呟いた
私はこの街しか知らない、他県にも行った事が無い。修学旅行だって2年生だから経験してない
「あ、皆んなと修学旅行行けないのか…」
修学旅行だけじゃなく、部活も勉強も遊びも今の友達と出来無いんだ。そう思うと少し悲しくなった
絶交する訳じゃないし、電話やLINEだって出来る
別に寂しくない。会いに行こうと思えば会いに行ける。
「沖縄から神奈川ってどのくらいかかるんだろ」
飛行機なのか船なのか、金額はどのくらいかかるのか全く分からないけど。夏休みは絶対神奈川の友達に会いに行こうと思った。
転校が近づくにつれ胃が痛くなってきた
新しい学校で友達はできるのだろうか
勉強も不安だ。学校によって教科書も授業の進み具合も違うはず
部活はどうしよう。
そういや沖縄って暑いのかな
転校の事を考える度に、寂しさや不安が募ってく。
だけど少しワクワクしてる自分もいた。
「とりあえず沖縄に着いたらまだ始業式前だから観光したいな!」
ーーーーーー
無事に中学1年生が終わった。
終業式の時はクラスのみんながサプライズしてくれた。
クラスの皆んなが書いてくれた寄せ書きも貰ったし。先生からもクラスの皆んなで撮った写真が入ったフォトフレームを貰った
野外活動の時の写真だった
「私ちゃんはうちの卒業アルバムは貰えないから、皆んなの顔忘れないように先生からのプレゼントです」
先生がそう言って私は気付いた
そっか、私が卒業する中学は転校先の学校になるんだ。
クラスのみんなとは終業式の日はたくさん喋った。
仲が良かった子や、全く喋った事なかった子ともたくさん喋った
「楽しかったな」
沖縄に到着して約半年が経っていた。
友達はすぐ出来た。
周りの子が気さくに喋りかけてくれたのですぐ打ち解けられた。
勉強の方は。教科書は全然違うし、前の学校でやった事を授業して、逆にやったとこない範囲もあったりで少し大変だった。
部活もなんとかやっていけそうだ
「にしても沖縄って案外暑くないんだね。風が強いし乾燥してるからかな?それに海綺麗すぎ!想像通り!」
1人沖縄の浜辺に来てはしゃいでいた
夏休みになっていた
神奈川に行きたかったが、部活が忙しくてまとまった時間が取れない
なにより交通費が高かった事を知って、気軽に行けそうにないと思った
「まあ、連絡はしてるからいっか。大学受験で神奈川の大学に行けるように頑張ろっと」
神奈川の大学に行ったら近いから皆んなにまた会いに行けるかも!と考えたが、その思考はすぐ消えた
「でも神奈川じゃなくてもいっか、もっと遠くの大学に行ってもいいかも、んー、次は北海道だな!」
私は心の内で密かに大学を北海道にすると決意した
完
お題┊︎遠くの町へ┊︎22作目
私は遠くの町へ行く
駅に乗って、バスに乗って、タクシーで行く
着いたらなにをしようか
やることは無いけどお金は沢山貯めた
自殺するまでに時間はあと少しだけ
あと少しを、少しだけ楽しんでみよう
それでちょっとは、幸せになれるかな…
〈遠くの街へ〉
もっともっと、彼らを愛せばよかった。
もっともっと、彼らを信じればよかった。
もっともっと、彼らを大切にすればよかった。
そう思うほど、彼らは最高です。愛しているのです。大好きなのです。
私は、予想よりも遥かに、愛されています。
とても嬉しいのです。見ていてくれて、ありがとう。
また会う日まで。
厳粛な卒業式にて、終えん。
『遠くの街へ』
あなたが、どんなに遠くの街へ行こうとも、わたしはここで待ってるよ。
あなたに「おかえり」って言うために。
あなたの帰る場所を守り続けるから、お土産たくさん、よろしくね。