『遠くの空へ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠くの空へ
人間は思考ができる。
思考ができるから、想像ができる。
想像ができるから、妄想ができる。
人間という生物に生まれたならば、
空を飛んでみたいと、誰もが思ったことだろう。
人種や性別関係なく、世界中の人が。
俺は、つくづく、人間に生まれて良かったと思う。
幾度でも、“遠くの空へ”羽ばたけるから。
遠距離恋愛といえども地球と月では、空間だけでなく時間でも隔てられている。個人的な通信では行って来いで約3秒、その3秒で誤字脱字を見つけてしまうのが小さなストレスだったが、最近はAIが勝手に補正しちゃうのでまあ、ありがたい。
また、同じ空を見ていても地球ドームの天井と、月ドームの天井は物理的には別のもの。遠くの空へ気持ちを込めても、それは恋人と繋がった空ではなく、お互いの天井スクリーンでしかない。バーチャルにつながっているとはいえ、それはふたりの気持ち次第。設定次第で違う空にもなってしまう。
それでも同じ空を見ている、同じ星を見ていると思いたがるのが遠距離恋愛。
もうどーしょーもないくらい
廃人
どうしよう
普通の人生
戻れない
俳人
遠くの空へ(ポエム歌詞)
遠くの空へ
僕らの羽で
はばたくのさ
片翼もふたりそろえば
どこまでだって飛べる
希望の明日(あす)へ
地に足つけて
歩んでいく
遅くとも前に進めば
明るい兆し見える
飛んでもいい
歩いてもいい
休んでもいいさ
仲間がいてもいなくても
時は流れていくのだから
遠くの空へ
想いを馳せて
共に行こう
明るい明日を見つけに
いつまでもどこまでも
遠くの空へ
< あぁ〜、遠くの空まで行ってみてぇ!
そうか… >
< でも、俺思うんだ
「遠くの空」ってどこだろうって
そりゃあ >
見えなくなるまでじゃないかな?
< 俺はな
「空」自体が遠いもんだと思うんだ!
まぁ、確かに >
< だけど、お前は今近くにいるんだろ?
だから…んだから…
空から見守るなんて言うなよな…
そばにいるって言っただろ?
なぁ、そうだろ?
君はもう僕のことを好きじゃない。それでも仲良くする関係が僕を殺しにかかる。さようなら自分。もう二度と会えない自分。
どこまでも飛んでいって。
私の想いを記した、不器用な紙飛行機。
行かないでなんて言葉じゃ、ダメだったんだ。
そう思った時、この空に響くほどの大声でミレーヌは叫んだ。
「カノン、貴方が…好き!!!」
ぎょっとしたのは言われた方で、観客にさせられたヴィルとギールスは引いている。
「私は、貴方が好きなの!!カノン!!お返事は!?」
頬を染めながら怒鳴り告白する女性なんて今まで居ただろうか。
カノンはたじたじになりながら、無理やり両手を絡め取られた。握りしめられる。
「えっ…な、なんで…」
あんなこともこんなこともしたのに、今更、なんで…っ。
「お返事は!」
「ぼ、僕も好きです!」
弾かれたように答えてしまった自分を呪いたい!
ひゅーと悪友は軽口を叩き、年上のギールスは額に手を当ててやれやれと呆れている。
「だったらわかるよね。お話し合い。しますよ」
彼女の「しますよ」は、しないとぶつよ、みたいな意味だ。
「あなた達が争ってるのはおかしいの!説明なさいっ」
「は、はい」「あい」「…」
三者三様のお返事が決まる。
と、そこでミレーヌの身体が傾いだ。
いち早く気づいたのはギールスで、ミレーヌの頭が地面にぶつかる前に抱きとめることに成功した。
「ミレーヌ!」
「ここの瘴気に当てられているからな…息をするのも本来なら苦しいだろう」
帰ろう…。あの村に。ここではダメだ。
少し落ち着いた頃に、やかましい妖精の声が反響しながら飛んできた。どうやら水鏡の向こうからの話しているようだ。
「あのねー。今言うか迷ったんだけどね。ミレーヌ、妊娠してるわよ。町のお医者さんにも診てもらったよ」
妖精のティーエがとんでもないことを言いう。
「えっ…」
「まじか」
幼馴染組みが男性特有の「どうリアクションしていいかわからない…」という情けない反応になる。
ギールスとしては、やはり。という顔だ。
「まだ、小さいな。心臓は動いている。」
ミレーヌのまだ平らな腹に、ガントレットの手を当てて生命反応を確かめていた。
「えっ…子供って。…えと、だ、誰の…」
と、カノンが呟いた瞬間に、バチーン!とツッコミの拳が入った。
「いってぇ」
「馬鹿野郎!!ミレーヌの前でそれ言ってみろ、はったおされっぞ!」
幼馴染のヴィルが烈火のごとく顔を歪ませている。
「おまっ!やることやったんだろうがよっ!」
「あ…その、しまし、た」
「しっかりしっぽりしたんだろーが!」
「う、ん…」
どうにもカノンの歯切れが悪い。
「人間は性行しないと受胎しないのであろう?」
そしてエルフの男がとんでもないことを言う。
人間の生殖過程を知っている…。彼女の入れ知恵だろうか。
「ばっ!!!」「お前そーゆうの言う!!?」
思春期真っ盛りの男子達が沸き立った。もうめちゃくちゃである。
「あのねー。ミレーヌ苦しそうなんだけどあんたらさぁ…」
妖精の呆れた声も続く。
作戦は失敗だ。急いで荷物を拾い、ミレーヌを抱きかかえて来た道を戻る。
途中ヴィルだけが歩みを止めた。
「そうか…お前らやっとかよ…くっそヤキモキしたぜ」
待たせすぎだよ。
嬉しかった。そして悲しい。ヴィルは顔を拭い、ひとまず後ろについて行った。
「遠くの空へ」
遠くの空へ
飛び出して
力の限り生きてきた
旅はもう少し続いてく
形を変えて
ひたすら歩こう
遠くの空へ
ずっと忘れたくない景色は
誰にでもあると思う
私は今の日常を忘れたくない
誰とどのように過ごしていたのか
何が好きだったか
二度と戻れないんだって
気づいた時にはもう思い出せなくて
怖くなる
それさえも忘れて
思い出せる脳を持ち合わせてない私は
綺麗な空を見て想う
遠くの空へ
もしも僕が空を飛べたならあなたのもとへ飛んでいくのに。
あなたの悲しみを共に背負うことができるのに。
涙に暮れる夜も隣で夜明けを迎えることができる。
でも、僕の背中には翼が無いかった。
ただの小さな背中だった。
明日に怯え、傷つくことを恐れた丸まった背中。
見上げるとそこにある青空は僕には遠すぎた。
あの蒼へ飛び込む覚悟があればあなたを失わずにすんだのに
と願ってもね。
あなたは今何をしているのだろう。
翼のある他の人といるのかな。
空の蒼さを知らずに生きる僕とあなたは結ばれることはなかった。
あなたの人生を抱えるには僕の背中ではちょっと頼りなかったかな。
ごめんなさい。
好きになってごめんなさい。
やっぱり僕らはまだ、青かったんだね。
遠くの空へ、届くことのない祈りを捧げる。
「あれは飛行機雲じゃない。線路雲だ」
眩しそうに目を細めながら、師匠は言った。
青い青い空に一本の線が走っている。
少しもくねらず、一直線。定規を押し当てて引いたような見事な直線だ。
俺はそれを飛行機雲だと思った。
ああいった線状の雲が現れるときは、大抵飛行機が関わっている。排気ガスに含まれる水分が、上空で急冷されることで雲になるらしい。冬に吐息が白くなるのと原理的には同じで、つまり飛行機雲とは、飛行機の吐息と言えないでもなかった。
飛行機の吐息。
なんだか詩的でいいじゃないか。
そんなことを考えて浸っていると、いつの間にか師匠が隣に立っていて、唐突に言ったのだ。
線路雲と。
そんなものは聞いたことがなかった。
「線路雲って。飛行機雲の間違いでしょう?」
「いいや。飛行機じゃない。現にお前、飛行機の音なんてしなかったろう」
「まあ、確かにしませんでしたけど」
「だろう。あれは線路雲なのだ。じきに列車が来るぞ。耳を澄ませば……ほれ、蒸気機関だ」
そんな馬鹿な。
師匠に倣い聴覚に意識を集中させる。
すると遠くから、微かに「シュッシュ」と聞こえてくる。バラバラなようでいて実は規則正しい、蒸気機関の吐息だ。
・時間がなかったのでここまで
お題「遠くの空へ」
「遠くの空へ」
朝から雨が降っていた。17時を回った今もそれは弱まることなく降り続いていたが、遠くの空が明るく橙色に光り始めていた。あの方角は、君の家がある方だ。
君がいないと私の心も晴れない。あの遠くの空へ、羽ばたいて行けたらいいのに。
平野から大山が見える
雪が白く光っている
朝から白い
夜はまた白い
漆黒の夜空に
遠く
スキー場のナイターが光っている
冬は凛と寒い
あの頃見た空は
何処までも広く美しかった
それは
今でも変わらない様に思う
そう思い込む事で
忘れずにいられる
忘れる事もまた
正しいのだと思う
遠くの空に君が居るなら
忘れる必要は無いけれど
もがくことが
不毛だと言うのなら
ずっと
願っても叶わない
夢物語として
浸っていたい
「遠くの空へ」
辛いだけならいいの。
幸せもあるから怖いの。
いつかあの広い宇宙の中に
ひとりほっぽり出されるんじゃないかって
今も震えて止まらないの。
辛いだけならいいの?
幸せもあるから怖いの?
この狭い地球の中で
みんな敷き詰められていて
今も震えて止まらないの?
【#201】
遠くの空へ
何かモヤモヤしたことがあったとしたら、山に登って夜空と朝日を見ることをお勧めする。
遠くの空へと続く満天の星空を、山の室堂の近くで見ていた。下界で見る星空と比べられないほど、素晴らしい星空があった。くすんだ心が洗われるような気持ちにさせる風景が目の前にある。
夏の山で朝日を見て、澄んだ空気とひんやりとした心地良い風が清々しく感じる。人生で一度は経験した方がいい。山を降りた頃には、気持ちがスッキリしているはずだ。
とまどい
おいかけ
くるおしい
のばらのような
その美しく強い姿
らいせでは
へいじょうを分け合いたい
ここからずっと遠く離れた、
地上に人間なんていない空を飛んでみたい
地球は丸いから、
だから、この空も、
ずっと、ずっと…!遠くの空も
全部一緒なんだよ
そう言って手を広げ、くるりと回った
でも、実際行ってみると
違う、
何がって…
まぁ…空気感とか?
住んでる人種も違うし、
気候だって違う
日本の中でだって、
北と南で全然空気が違う
空もなんだか違う
だから、全部が一緒になるなんて、それこそ、
…今の形が壊れないとならないんじゃないかと、
……、なんか、今日の星、やけに綺麗だな…
そうつぶやき、タバコを燻らせた