『遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【遠い日の記憶】
小さい頃
君はいつも僕と同じことをして
遊んでくれた
同じ高校にも入った。
なのに君が、近い存在だったお前が、
いつの日からか
遠い存在になっているような気がした。
『キキーッ!!!』
車の大きなブレーキ音が聞こえたかと思い聞こえてきた方を振り返る。
その車は俺の右側から此方へ突っ込んできた。
(あ、これ死んだな)
そう思うと、急に時が止まったように世界が変わった。頭の中に流れ込んでくるのはあの遠い日の記憶たち。保育園の記憶から、小学生、中学生、大変だった高校生の記憶がフラッシュバックする。
頭の中に鮮明に映るのは、俺が所属しているアイドルグループのメンバー。高校生で暗い世界に居た俺を、救ってくれた2人。仲間のアイドル達も浮かび上がる。
(……また、迷惑かけちまう)
時の止まった景色が再度色を増してくる。そして、俺は初めて車に轢かれた。頭に強い衝撃が走る。
(ファンの笑顔をもっと見ていたかった……)
俺は諦めたように目を閉じた。
遠い日の記憶を辿る。
過去を遡る道順はいつも大体決まってる。
私の思考の轍があるのだ。
未来に思いを馳せる時も。道順はいつも大体同じ。
過去 現在 未来と轍にはまって抜け出せない。
もう一度辿ってみよう。遠い日の記憶を。
違う道順で。
そうすれば、現在の世界は違って見えるだろうか。
そして、未来は違う方向へ向かえるのだろうか。
『 遠い日の記憶 』
小学生の頃仲良かった子がいた。
その子とは、ほぼ毎日一緒いた。
交換ノートをしたり、絵を描いたり
好きな漫画の話で盛り上がったり
色んなことをして遊んだ。
小学3年生を修了する頃、
その子は引っ越すことになった。
スマホを持っていなかった私は
その子と連絡先を交換することなく
別れてしまった。
それから6年ほど経つが、
今でも時々あの子のことを思い出してしまう。
あの子は今何してるのかな。元気かな。
またいつか会いたいな。
あの日、君に好きだと言われたこと。
「今でも思ってないかな」なんて
都合が良すぎるよね_
【遠い日の記憶】
もう居ない貴方を思い浮かべて寝れない夜を何日過ごしたことだろうか。数年前に私を置いていってしまったその人は最期まで私を好いてくれていた。入院すると聞いて「少し体調を崩しただけだから」と言っていたのに、
大嘘つきじゃないか。
今の私には恋人がいるけれど、相手に失礼だから未練は無いけれど、それでも私は貴方に生きていて欲しかった
恋人関係でなくなってもどこかで生きていて欲しかった
私の手元に残ったのは彼の遺品と遠い日の記憶だけ。
沢山連絡した痕跡も、スマホが壊れた時に全て消えてしまった。
この世は生きていて欲しい人から居なくなってしまう
居なくなってしまったから、記憶だけでも私の中にあり続けてほしい
私が死ぬ時まで
もう思い出せないくらい前の記憶
5年前かなと思ってたことが15年前だった
年を取った
わたしの側で泣いていた男の子は
艶のあるさらさらな黒髪に
透き通った海のような青い瞳だった
どうやら近所の子供たちに
揶揄われていたらしい
当時のわたしはお世辞にも
おしとやかとは言えない
所謂 じゃじゃ馬と呼ばれていた
娘だった
いけないこと よくないこと
悪いことが許せなかったので
泣いている男の子に駆け寄り
近所の子供たちを追い払った
もう怖くないよ と声をかけると
男の子は また泣き出してしまって
心底焦ったっけ
今思うとあれはきっと
安堵の涙だったのだろうけれど
男の子とはそれきりだったけれど
何十年経った今でも
町外れのけもの道を通るたびに
思い出す
わたしと同じくらいだろうけれど
元気にしているだろうか
もうそんなことは
すっかり忘れてしまったかな
【遠い日の記憶】
遠い日の記憶
小学生の頃は放課後に友達と自転車に乗って公園で遊んでいた。
遊ぶことばかり考えていた。
あの頃が一番、充実していたのかもしれない。
考えたところでもう、あの頃には戻れないけど。
床屋さんの前にある、あの、青と赤と白のぐるぐる。
小さい頃、あれを見るとつい観察していた。
あの昇っていくシマシマは、どこから出て、どこにしまわれていくのだろう。
仕組みが分かっても、見ると、つい、ニヤリ。
在りし日は地べたがとても近くって
小さな蟻も大きく見えた
/お題「遠い日の記憶」より
かなり昔に観たテレビ番組で、この世のすべての事象は、アカシックレコードという場所に記録されているという話があった。
いわばクラウドストレージのような感じで、誰でもアクセスができるらしい。まあ関西風に言えば、知らんけど。
ちょっとオカルトな概念だけれど、忘れてしまった遠い過去がどこかに埋もれているなら探してみたい。自分の、そしてあの人の、誰も知らない記憶。
#遠い日の記憶
【遠い日の記憶】
後部座席から見る景色。
窓を開け手を出し空気を掴む。
飽きたら顔を出す。
注意され戻す。
揺られながらあと何分で着くか考える。
あの暇な空間が好きだった。
学校なんか明日から行かなくていいような
別の世界に連れて行ってくれるような気持ちになるから。
もうそんな気持ちにはなれない。
現実を知ってしまった。
ディズニーランドが3000円ちょっとで行けた日々
『遠い日の記憶』
後藤さんPart3!お待たせしました。
こちら後藤さんシリーズPart3です。
Part1、2読んでいなかったら遡って読んでみてください!
では、どうぞ〜
おーい?吉田夕夜くーん。
あれ、吉田くん?えぇ、寝てる…まぁ、毎日僕を愛す事、優越感を感じさせる事、一生を過ごす事を完璧とまでは行かないけどこなしてくれてたからなー。
たまには寝かせてあげよーか。
んー…そこの君、僕の過去の話は聞き飽きたよねー?だからさー吉田くんに話をしてもらおうと思ったんだけど寝てるからさ、僕の兄さんの話するね。
前に泣く事を許して貰えなかったって言ったじゃん?兄さんが死んだ時も泣かして貰えなかったんだよね…僕の親クソ過ぎて…僕ね、兄さんの事が大好きだったんだ。
兄さんは男だからって泣いちゃダメって事はないんだ、俺だって泣く、泣く時はこっそりだけどねって僕の意見を否定しなかった。
一緒に勉強とかゲームして遊んでたな〜懐かしいや…泣いていいよって云われても、泣けなかった、泣けない身体になってたんだよね。
兄さんにも同じ話したときに、凄い泣いてたけどなんで泣いてたかわかんない。
ごめん、俺のせいだ、お前を守ってやれずにごめん?みたいな事言ってた気がする。
兄さんには凄い守られたのに守ってあげれなかったの僕の方。
兄さんはクソ親に押されて車に轢かれて死んだんだ、僕はその時学校だったから、知らなかったけど兄さんは車に突っ込んでった馬鹿って云われてて、押されたのに、変な噂立てんなよってずっと思ってた。ごめんなさい、兄さん。クソ親が眼球と右手首だけ無いって騒いでたけど犯人は僕なんだよね、流石に保管するしかなかったよ。
兄さんの眼球と右手首は吉田くんが寝てるベットの横にホルマリン漬けが置いてあるんだ〜ずっと一緒。
ちょっと、ちょっと、待ってよ。
引かないでよ…僕が吉田くんを監禁してる時点で引く所でしょ普通は。
其れで引かないってことはさ、ホルマリン漬けでも引かないってことじゃない?はい、帰ってきて〜話が終わるまで帰さないからね〜。
………君のせいで何処まで話したか忘れたじゃんか…えっと、クソ親に押されて…そうだ、その後僕は学校でも兄さんの事で虐められて、親にも虐待を受けてた…一方的にね。
それで、こうなった訳さ。
後日談に近い話になっちゃったね。
あれ、吉田くんが起きてきた。
おはよ〜じゃあ僕はこれで話終わりね。
吉田くんが起きてたら吉田くんの話しようね。
吉田くんが話すんじゃなくて、僕が話すんだけどね。
じゃあね〜また会おう。
後藤さんシリーズPart3終わりです!
お待たせしました!すいません!
Part4は吉田くんがメインです。
話すのは後藤さんだけど……
遠い日の記憶
小3の頃、友達と本屋さんに行って、お小遣いで初めて買った本は〝ヘレンケラー〟だった。
中学生になるとティーンズハートの小説や少女マンガに
ハマり友達と貸し借りをして休日は朝から晩まで読書ばかりしていた。
お気に入りは折原みと、花井愛子、倉橋耀子、真柴ひろみ、くらもちふさこ。
真柴ひろみ先生に年賀状を出したら紫色でプリントされた少女漫画のハガキが送られてきた事がある。
少女マンガや恋愛小説の内容は記憶していない。
"遠い日の記憶"
《あの頃》の記憶は、一日だって忘れた事無い。
酷く魘される事は無くなったけれど、見なくなった訳では無い。
忘れる事を許されない。俺自身だって《あの頃》を忘れたくない。たとえ許されたとしても、だからって無かった事にしたくない。
《あの頃》の俺がいたから、今の俺がある。
喜びも悲しみも、怒りも、どんな過去であれ、色々なものと繋がり合いながら《今》になった。
どんな過去でも、俺の大切な過去。いつまでも覚えていたい過去。
誰になんと言われようとも、抱えていたい過去。
すごく小さい頃、兄とその友達に混ぜてもらって、
草原でソリ遊びをしたことがあった。
僕だけ周りより年下で輪に入れなかったから、
少し離れたところで1人で遊んでいた時に、
草に隠れていた切り株にぶつかってしまった。
強い衝撃を受けたあと、身体はソリから離れて高く
宙に投げ出された。
それを僕は地面から眺めていた。不思議だった。
いまだに忘れられない記憶だ。
遠い日の記憶
通っていた幼稚園のバザーで買ってもらった
軍手で作った女の子のお人形
たくさん一緒に眠ったね
その次はラスカルのぬいぐるみだったな
夜を一緒に過ごしてくれたお友達
いつしかお別れしちゃったけれど
今日のお題で思い出すことができました
ちなみにここ最近は
蛇のぬいぐるみが枕元にいます
今日のお題。遠い日の記憶。
ちょい待てふざくんないっつも思い出話ばっか書いてる私になにを書けってぇ?まあ勿論書くけどね!
これは、私がポケ○ンにハマった課程の話。…小学五年の夏。
「ショー、どーしよ。」
「どうかしたか?」
「遊びたいゲームがない!」
私は同い年の従兄弟、ショーと別々のゲームをしていた。
「はあ?お前ふざけんなよ。」
「いやいや本当だし!至ってまじめですー!」
…そんなこんなあって
「あーもう分かったよ、ただしマ○カと○リメ、あとカ○ビィはダメだからな?」
「えー、うーん、○猫プロジェクトと○ケモン○ラックどっちがいいと思う?」
「知らんわ。一番上のあいつに聞け!」
「白○とポケ○ン、有名だけどうちらにゃあんま縁のない2つだけんねー」
「そういうこった。」
「じゃあポケ○ンで。」
「…猫好きなのにいいのか?」
「んー、まあ面白くなかったらそっちにする」
どっちも面白くない訳無いことに失念していた私達。
結局2人ともハマった。