『遠い日の記憶』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
消費税が5%だった時代はもう
遠い日の記憶になってしまったな・・・・
てか税金高すぎるまぁ日本の税金なんか
まだ、安い方だけど
遠い日の記憶
「お母さん、寒いから、あったかいお蕎麦食べたい」
商売が上手くいかず、お父さんは生活費を持ち出すギャンブラー
お母さんは店番と、病弱な私のお姉ちゃんの看病。
お姉ちゃんが夜中に発作が出たら私は荷物持ちとして叩き起こされる。入院したら私は親戚の家に預けられる。
いつもお母さんの背中を見てた。
おばあちゃんに嫌な事いわれたり、お父さんがいなくてもお仕事したり。
忙しいお母さんに代わって、ご飯を炊く。洗濯をする。
お姉ちゃんは機嫌が悪いと私を叩く。
お姉ちゃんを怒らせたら発作が起きて、また病院代がかかる。
悲しくなったり、寂しくなったら元野良犬のペットの犬小屋に行く。
犬はいつも私の入れるスペースを空けてくれて、温かい。
お姉ちゃんが入院した日。珍しく私は預けられず、家に親戚が集まった。
大人の怖い顔から逃げたくて犬小屋にいた。
「お姉ちゃんは病弱で心配だから家で面倒みてあげるから」
「いや、お姉ちゃんは我が家で預かった方が病院が近い」
そんな親族の声が聞こえて、どうやらお姉ちゃんの取り合いをしてるみたい。
お姉ちゃんが貰われっ子になっちゃったら、寂しいけれど夜中に起こされたり叩かれたりしなくて済むし、お母さんもゆっくり休めるな。
病弱なお姉ちゃんはワガママだけど、色白でほっそりしていて目がパッチリでお人形さんみたいな可愛らしさ。
2つ年下の私は健康だけが取り柄で、地黒でチビで不細工だ。お姉ちゃんはいつかお金持ちのお医者さんと結婚するって。私は家業を継ぐ為にお婿さん貰うんだって言ってたから、お姉ちゃんはいつか家を出て行かなきゃならない。結婚できる歳まではまだまだあるけどちょっと早まるだけなのかもしれない。
お父さんのいない親族会議にお母さんの親族はいない。
お母さんの親族はうんと遠くに住んでいるから、去年に私だけで何か月か預けられたきりだから、お母さんはもううんと長い間会っていないのかもしれない。
翌日、お母さんとお姉ちゃんのお見舞いに行った帰りにお母さんは海に連れてってくれた。
海水浴とかの海じゃなくて大きな船が泊まってる海。
海水浴の季節じゃなくて、新年を迎えたばかりの寒い日。
お母さんは珍しく私と手を繋いでくれてる。
2人の手は手袋もしてなくて、骨っぽいお母さんの手も私の手もアカギレが目立つ。
お母さんは海に飛び込んで死にたいって思っている。
私を一緒に連れていこうとしてる。
お母さんが決意をする前に、何か言わなきゃっていっぱい考えた。
だから
「お母さん、寒いから、あったかいお蕎麦食べたい」
生まれて初めてワガママを言った。
『死にたくないよ』
お母さんは、そうだね。って言って、近所のお蕎麦屋さんに連れてってくれて、かけ蕎麦をひとつ頼んでくれた。
「遠い日の記憶」
遠い日の記憶の、記憶喪失。
このままのどかに忘れ果てて…思い出さなくてもいい。
ギュッとロープを握るように、掴んでいなくてもいい。
…手放してしまってかまわないんだ。
それが君を苦しめるなら、捨ててしまっていい。
けれど、それを決めるのは君だから……
この選択肢を覚えておいて。
おかしいね。忘れろって言ったり覚えててって言ったり。だけど、
人は人の選択には触れられなくって、
それって大げさなんだけど…「聖なるもの」だと思うから、
さりげなく決められたらいいな。
泣きながら決めてもいいな。
聖なる君の記憶喪失。
あるいは、聖なる君の記憶顕現。
どっちも綺麗だ。
君は、どう思うのかな…
お題《遠い日の記憶》
みずみずしいオレンジのような太陽が煌めく。死の果てにいた森も、神秘性を取り戻していた。
世界は彼らを忘れてしまったかのように、美しく再現され不変のまま。
暁をもたらす姫も。
夜の王も。
どこへ旅立ったのか、誰も知らない。
“クゥちゃん、ルシュラみてみて! 私が育てた薔薇なの”
“悪くなかった。――おいクオイ、にやにやするな。気持ち悪い”
「――リシュ? ユーリ……いるわけ、そんなわけないな」
一瞬彼らの声が聞こえた――と思ったが、やはり幻想だ。そんなものは。ルシュラが気分を変えようと紅茶を用意していると、いつものように明るいクオイが入ってきた。
「よっ! アップルパイおまけしてもらったから食べようぜ。あいつらの分もあるから、ちゃんと紅茶、人数分淹れろよ?」
「わかってるよ」
お見通しか。こいつには、永遠に勝てはしないだろう。ルシュラは苦笑しつつ人数分のカップを用意する。
四人分を。
1日がものすごく早い…
口癖のように「1日が30時間あれば
自由な時間が出来るのに…」
そんな言葉を繰り返しながら
日々は目まぐるしく移り変わっていく…
「一難去ってまた一難」
この言葉もしかり…本当に次から次へと
心配事は湧き出てきて私を悩ませる…
「遠い日の記憶」とは、人生が一段落し
縁側でお茶でも飲みながら
「大変な事ばっかりだったけど頑張ったね〜」なんて言いつつ、人生を振り返り
反省とねぎらいを込めた言葉とセット
なんじゃないか…そんな気がする
だから、毎日悩んだり、心配したり
「30時間欲しい!」なんて余裕がない言葉
を発しているうちは使わない方が賢明だ
私は変な夢をみる
毎日だ。
海外で物乞いしている夢
宮殿で食事をしている夢
空を翔んでる夢
男性だった夢
前世の記憶か?
遠い日の記憶でないかとひそかに思っている
遠い日の記憶
桜並木を新しい制服で歩いたこと
麦わら帽子で砂浜を駆けたこと
団栗がポケットからあふれたこと
小さな雪だるまをつくったこと
思い出せば心あたたかくなる
笑顔になれる魔法は
いつだって覚えている
(遠い日の記憶。)🦜
僕が・・・ね。
まだ、
とても幼い頃
・お母しゃんから
稲穂を貰おう
としたら
(勢い余って巣から
落ちたんだよ。)🦜
・人間しゃんが
皆困って
いたら。
「女の事務員しゃんが
ピンセットを
口觜にして
お米を
食べさせてくれて、
・右手で、仕事をしながら、
・左手で
僕を、温めてくれた。」🦜
《生命の、恩人なんだ。》
【母性本能は。
すずめ、も
人間しゃん、も
同じで、凄いもの
なんだね。】
あの日のこと覚えてる?
君は僕にそう言った
小さい頃
ねぇそこの君大丈夫?
目の前には
傷だらけの子供
話していたらどんどんと仲良くなる
そして今
僕達は
仲のいい親友だ
実話〜!!
お題とはちょっとズレたけど…
「あぁ、夢か…」
今日は…
というか今日も
私が幼い時に亡くなった父の夢を見る
父は癌で死んだ
もう父が死んで3、4年経つ。
今でもあの日のことは鮮明に覚えている。
何日の何時何分。
周りの人はどんな表情で
誰がどんな順番に病院に来たか
葬式の記憶なんてほとんどない、
強いて言えば泣いたことしか。
父が。
パパが今でもいる生活だったら。
どれだけ幸せだったことか
今でも何年前に行ったか分からない
遠い記憶にいる家族旅行を夢にみる。
遠い日の記憶
あの頃からもう何年たったかな。
気がつけばもうこんな歳になった
あの頃想像していた未来の自分と違った形だけど
私は今幸せです
【遠い日の記憶私だけ】
coming soon !
遠い日の記憶、
幼い自分
家族
古びた家
庭に干した布団
あたたかい温もり
もう手の届かない
宝物
遠い日の記憶
多くの人がそうかもしれないが、小学校時代は毎日が黄金の日々だったのでは無いだろうか。それは、スマートフォンや携帯電話さえない時であったのに、照りつける眩しい日差しや野原の草いきれはそれだけで胸を踊らせた。
秘密基地があった。もちろん、友達同士でそう呼んだだけで、実態は堤防の草を踏み固めた窪地とそれを細い獣道で繋げただけのものだ。各々の居場所は自然と決まった。暗くなるまで木の枝を振り回し遊んだ。
懐かしいあの頃、自分の居場所も太陽も当たり前にあったあの頃は、美しい記憶のまま心の片隅にある。
昔の記憶。考えてみるといくつか頭の中に浮かぶものがある。
しかし、これといって特に印象に残っているものはないのである。
私は平凡で、同じような毎日を送っているのだろう。
しかも、すぐに出てくる出来事が
「やらかしたこと」「恥ずかしかったこと」
そういったものばかりである。
やはり私はネガティブな思考をしているのか。そう思わざるを得ない。
あの子の「最期の手紙」を見つけたの
何年も前の遠い昔
すごく懐かしい
あの子はいつも虐められていて
だけど辛そうな顔はしなかったの
ずっと我慢してきたんだよね
ずっと無理してきたんだよね
でも私には1番優しくしてくれて
でもね
あの子にも限界があるみたい
目の前で飛び降りちゃった
頑張って引き留めようとしたけど
無理だった 詰んでいたんだ
あの子の靴の中に「最期の手紙」を見つけたの
でもその時は読めなかった
だから今、覚悟を決めて読む
··················································
…………………………………………
嗚呼、会いたいよあの子に
遠い昔に戻りたい
お題 〈遠い日の記憶〉
あの年の夏は異常に暑かった。
あの夏はそれが非常に印象に残っている。
僕達は好きなアニメの話だとか今年は暑いね、など
他愛の無い話をしながら木陰で氷菓を食べていた。
そんなある日君が唐突に言った。
「好きだよ。」と ━━━━
アルバムを見ながらそんなことを思い出していた。
「あら、懐かしいわね」
「そうだね。そうだ。少し外を歩かない?」
そう言って僕達は他愛の無い話をしながら木陰で氷菓を食べた。
「懐かしいわね。」
「そうだね。此処で君が告白をしてくれなかったら今
頃こうなってないね。」
「好きだよ。」━━━━━
#遠い日の記憶
たとえば大切な人との思い出は
優しいパステル画みたいに
残ってる
辛く悲しかった思い出は
モノトーンから時を経て
やがてセピア色に変わってきたの
でもその中でも
私が私の中に隠した秘密は
どんな時間を超えても
鮮やかなんだ
あの頃の心のままで…
遠い日の記憶
いらっしゃい、買いにきたのかね、売りにきたのかねと小柄で毛むくじゃらな狸みたいな店主が言った。売りに来たと俺は答える。間違いないかねと念を押される。もちろん間違いないと言いながら俺は少し考える。俺は辛かったこども時代の記憶を売りに来たので全く間違いはない。狸店主にこども時代の記憶を売りに来た旨伝えると狸店主はやめとけと言った。でも俺はやめる気はない。母も父も俺にひどいことしかしなかった。俺を殴り蹴り食事を抜き罵倒した。だから俺はあいつらを忘れたいのだ。そういうと狸店主は首を振ってわかったといい、俺の首に指をあてた。俺はそれで両親に観する記憶をすべて失った。狸店主にいくら払えばいいのかと聞くとこれは売り物になる記憶だから金はとらんという。しかし、と言いかけたら、狸店主がこれだけは返しといてやると何か俺の首に貼り付けた。そうだ、とても寒い夜、母さんは俺の首になにか暖かいものを…暑い夜もなにか冷たいものを…いや忘れよう。俺に親なんかいないのだ。
遠い日の記憶
人は記憶を改竄して生きる。
苦しみを薄めたり、悲しみを忘れたり、幸せを切り取ったり。
肯定の為に故意に上書きをした記憶にはいつまでも薄紙で切った傷の様なひりついた痛みがつきまとう。
「嘘なんだけどさ。」
あの頃を思い出すと、そんな記憶のどれもに心がかき乱される。
勢い余って、瘡蓋を剥がすように嘘をめくる。
大丈夫、いとおしい二人がいた。
全身で好きだっただけ。
一時また離れられなくなる。