過ぎ去った日々』の作文集

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過ぎ去った日々』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/9/2023, 4:26:26 PM

『過ぎ去った日々』



過去はもう戻ってこない。

どれだけ足掻いて、抗っても。

時間だけが過ぎていくんだ。

だからせめて僕は遅れないように。

振り落とされないように。




今日も一生懸命、惨めに縋り付くんだ。

3/9/2023, 4:18:50 PM

「尾壺根係長の過去?」
そんなもの聞いてどうする。カップから唇を離した先輩は、「素っ頓狂」がピッタリ当てはまる顔だった。
「いや、新人時代、どんなだったんだろって」
尾壺根係長。ネット検索で「おつぼね とは」と検索すれば出てくるであろう性質を、全部鍋にブチ込んで12時間以上煮詰めて、新人いびりを隠し味に仕込んだような、名字まんまのオツボネさま。
「あそこに異動になった新人は1年経たずに全員やめる」のギネシー記録保持者。
今日も今年異動してきた新人ちゃんの、背後に突っ立ち監視して、ミスした瞬間ネチネチ心を刺していた。

なんでこんなヤツばっかり生き残るんだろ(不条理)

「オツボネ係長の、イジメ癖のことか」
大きなため息ひとつ吐いて、新人ちゃんへの同情ともとれる額のシワと一緒に、先輩が淡々と話す。
「ただ脳の発達過程の結果として、前頭葉が変容して、頭のブレーキが効きづらくなってるだけ……と言いたいが、彼女は昔から既にアレだったからな……」
私もよくグチグチ難癖つけられたものだ。
そう結んでまた先輩は、コーヒーを口に含む。

なんであんなヤツばっかり生き残るんだろ(理不尽)

「ん?」
「どうした」
「そういや先輩の新人時代ってどんなだったの」
「は?」
ぴちゃり。顔を上げた拍子に、コーヒーのしずくが一滴落ちて、先輩が即座にティッシュをつかむ。
「何故私の話に飛ぶんだ」
テーブルを拭きながら聞き返す先輩の顔は、やっぱり「素っ頓狂」がピッタリだった。
「いや先輩にも新人時代あったんだよなって」
「過ぎたことだ。忘れた」
「初恋の人にズタズタ云々」
「だから。いい加減そこから離れてくれ。なくぞ」
「先輩多分泣かないもん」

「わん」

「そっち、 そっち……」
「おい、なんだ。どうした」
「ツボ、ギャップ……わんわん……」
「ん、んん?」

3/9/2023, 4:14:08 PM

日々は常にそこにある

私たちが進み続けているだけ、私たちが戻れないだけ

でも、1日の出来事を咀嚼するには1日じゃ足りなすぎるから

日々が足早に過ぎ去っていくように感じてしまう

3/9/2023, 3:57:10 PM

どん。鈍い音と共に突き飛ばされたことを悟る。そのまま立て付けの悪い部屋に閉じ込められた。
それ以降、ドアの軋む音がトラウマになった。

上靴が無くなったのでさがしていたら、ゴミ箱に突っ込まれていた。それを拾って履くと画鋲が入っていた。
それ以降、靴を普通に履くことが出来なくなった。

プールであそんでいた。とつぜんそいつは私の足を引っ張った。溺れた。苦しかった。死ぬんだ、と思った。
それ以降泳げなくなった。

過ぎ去った日々だけれど、わたしは囚われたまんま。
時だけが囚われることなく流れていく。

3/9/2023, 3:42:16 PM

カメラロールのなか過ぎ去った日々の途中でCMみたいに何度も挟まる君の変顔写真 たまに15秒くらいの動画


              お題「過ぎ去った日々」

3/9/2023, 3:18:01 PM

空より降るる塵芥
雲の切れ間より注がれる
光の柱を燦々と

部屋に積もった塵芥
冷たい床と無機質に
混ざり合って石のよう

だんだん降る
だんだん降る
しんしんと
しんしんと

時を進める砂の時計
地に行き着く塵芥

掬った掌流せども
床に降ろせば唯の砂

だんだん降る
だんだん降る
しんしんと
しんしんと

「−過ぎ去った日々−」

3/9/2023, 3:10:09 PM

過ぎ去った日々

青い鳥舞う電脳の海。
幾億の言の葉は、過ぎ去った日々の残像。

3/9/2023, 3:09:17 PM

過ぎ去った日々

  過ぎ去った日々にありがとうを告げたら
  もう振り返らない

3/9/2023, 3:03:51 PM

一緒に過ごしたかけがえのない日々も

いつの間にか過ぎ去ってしまった

でも今を私たちは一瞬ですごして

また過ぎていく

これを繰り返しつづけ

歩き続ける

過去にはもどれない

後悔もある

だけど

きみと今を過ごしているから

過ぎ去った日々は

宝物

3/9/2023, 3:00:01 PM

大人は学生のわたしたちが羨ましいって言うけど、わたしはずっと大人になりたかった。明日からは髪も染められるしピアスも開けられる。でも、待ちわびた授業終わりのチャイムの音とか、どきどきした席替えとか、学期終わりの教科書の重さとか、もう体験できないって思うとちょっと寂しい。これが大人になるってことなのかな。

(過ぎ去った日々)

3/9/2023, 2:55:38 PM

3月20日。私は上京をする。

朝早く起きて、住み慣れた街を離れる。

そこには家族が居て、友達がいて、好きだった人がいる。


たくさんの時間があって、たくさんの出会いがあって、たくさんの機会があったのに。

私は、入るだけの服と大切なカメラをスーツケースに入れ、この場所に別れを告げる。

「いってきます。またね。」

3/9/2023, 2:54:05 PM

過ぎ去った日々なんて、俺は振り返りはしない。

思い返したところでどうなる?

『過去』という名の殻に閉じこもって、
それに満足して、

「もういいや」
「これくらいでいい」
ってなるよりは、

前を向いて歩いた方が、
俺は得すると思うけどな。

〜過ぎ去った日々〜

3/9/2023, 2:53:22 PM

唐紅に染まった 僕の手は
ゆるりと謳う風の音に
するりと溶けて地を穢す

過去の過ちを繰り返す
魅惑の果実に口付けて
甘い悪夢に埋もれゆく
            お題【過ぎ去った日々】
             タイトル【時の歯車】

3/9/2023, 2:49:02 PM

過ぎない日はない。

何時かの未来では今が過ぎ去った日々になっているのかもしれない。

その未来の為に

爪痕を残す。

過ぎ去った日々を

忘れない様に 。

3/9/2023, 2:44:31 PM

過ぎ去った日々

少しだけ春を感じるようになってきた穏やかな夕方にもうすぐ桜が咲くなあ、なんて考えながら家路を辿る。昨年の花見は彼が体調を崩してしまって行けなかった。すごくすごく楽しみにしていたみたいで悲しんでいてしまいには「お前と綺麗な桜見たらきっと治るから今すぐ花見に行こう」と意味のわからないことを言い始めてしまった。だからきっと今年は今まで以上に騒ぎ出すんだろうな。
春には花見に行って、夏には祭りに行ったりキャンプをしたりして、秋には紅葉を見に行ったり二人で焼き芋のおじさんを追いかけたりもした。冬にはコタツに入りながらアイスを食べて、年越しそばを食べて、二人で年を越して初詣に行って。過ぎ去った日々を思い返せばいつも俺の隣には彼がいて笑っていてくれた。これからもずっと彼といられますようにと初詣で願ったことは叶うのだろうか。

「ただいまー」

「おー、おかえり」

先に帰っていた彼が出迎えてくれる。俺は彼が次に言う言葉をもう知っている。何年一緒にいると思っているんだ。きっと次の言葉は

「「なあ、今年は花見絶対行こうな!」」

「言うと思ったよ、君が体調崩さなきゃね!」

俺が最期に見る世界も君と一緒がいいな。
君も、そう思ってくれてるかな。

3/9/2023, 2:42:59 PM

過ぎ去った日々


もう忘れてしまった遠い記憶。

あなたに愛されて幸せだったあの頃、

あなたの匂いも抱きしめられた痛みも

流した涙も笑った日々も…

全部過ぎ去ってしまったよ。

忘れたくないのに…少しずつ薄れていく。

あなたを思う日々が少なくなっていく。

私ばかり幸せに生きてごめんなさい。

私もいつかそっちへ逝った時には…

「もう、まったく」って怒ってね。

あの頃みたいに私を叱ってね、大好きだよ。

3/9/2023, 2:41:51 PM

過ぎ去った日々にさようなら、と何回言っただろう。
 過去に捕らわれたってしょうがない。
 そう思って分かってはいるけど捨てられない。
 それは知っているからだ。
 過ぎ去った日々にさようなら、と言ってしまったら、また同じ過ちを繰り返す。
 過去が教えてくれるから今を生きられる。
 でも、過去のせいで苦しいのも事実だ。
 人は何故、過ちから学ぶことが多いのだろう。

3/9/2023, 2:41:18 PM

【過ぎ去った日々】

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幼稚園の頃、よく友達と「泥団子」を作った。
誰が一番きれいに作れるか、競いあってたなぁ。

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小学生の頃、よく友達と下校時に「お荷物ジャンケン」をした。
ジャンケンに負けた奴が全員分のランドセルを持って、次の信号機か電柱がある場所まで運ばないといけない。
今思えば、ふざけた遊びだけど、なぜか盛り上がって、毎日のようにやっていたなぁ。

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中学生の頃、よく友達と休み時間に「陣取りゲーム」をした。
ジャンケンに勝つと、陣地を一マス自分の色でぬって、それを繰り返して陣地の数を競う遊びだ。
一時期、ジャンケンに勝ちまくって無双してたなぁ。

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高校生の頃、よく友達と放課後に「カラオケ」をした。
一緒に有名なアニソンとか大合唱したなぁ。


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昔は、友人とバカみたいに騒ぐだけでも楽しかった。
今でもそうなんだけど、昔ほど頻繁には会えない。
昔のように遊びたいけど、もう遊べない奴もいる。


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ページをめくり、手を止めた。


そこには、何も書かれていなかった。
これから書くのだ。今日の出来事を、忘れない内に……日記は、どんな思い出も大切にしまっておけるから。
「今日も、明日になれば、過去になる。」
そんな言葉があるように、どうやっても過去になれば、思い出すか、忘れることしかできない。同じ思い出を、二度も経験することはないし、二度も経験できるなら、やがて"過ぎ去った日々"の価値は薄れていくだろう。
だから、きっと、これでいいのだ。
今日は、まだ、そう思うことにする。

3/9/2023, 2:40:10 PM

辛いことや情けないことや後悔や時には嬉しいことや…
色んなことがあったからこその今の自分で
そんな自分を尊重してくれる人に会えたのは
やっぱり今の私じゃなきゃいけなかったのかも
そんなふうに考える

3/9/2023, 2:26:18 PM

……正直、今でも信じられない。
あの人が、俺を欺いていたことが。
いや。正確には、罪を犯していたことが今でも信じられずにいた。

あの人は、本当に優しかった。
優しすぎて、ハズレを引かされたことも少なくない。
それでも、いつだって誠実で、実直で、絶対に裏切るような人じゃなかった。

……だからこそ、裏切れなかったんだろう。

優しくて仲間思いなあの人だからこそ、どちらも切り捨てることなんて出来なかったんだと、今さらながら理解する。

「貴方がいつも笑顔だったのは、本当はずっとーーー泣いていたからですか?」

そう隣に問いかけても、答えは返ってこない。
いつも隣にあった気配も、もう感じられない。
その度に、情けなく泣きそうになる。

いつだって、貴方は俺の隣にいたから。

俺が何か仕掛けたり仕出かしたりする度に困ったように、戸惑ったように、でも、何故かほっとしたように笑っていた貴方はもういないんだと嫌でも思い知らされる。

ーーーそんな何気ない過ぎ去った日々を思いながら、俺はまた正解のない問い掛けを繰り返していた。


過ぎ去った日々

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