『過ぎた日を想う』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
過ぎた日をどう想うか?
・暇な時、自分は何をしたいか考えたことはあるだろうか。
・“時は金なり”とは言うが、全く同じではない。
時間はお金のように稼ぐ努力をしなくても、皆に平等に無条件にたくさん与えられている。
また、時間はお金とは違い、増えることはない。
一秒一秒が一回切りである。
・学生の頃はそんなこと考えず、毎日同じような生活をしていたが、誰にでも終わりがあると考えれば、自分は何をしたいか、何をすべきか必死に考えるようになった。そして、何もしてこなかった学生の頃を激しく悔やんだ。
過ぎた日を悔やまないためにも、一秒でも命の時間を大切にせねばならない。沢山あればある程、やりたいことが沢山できるから。
本当に、とんでもねー記憶は書いてみるといいよ。良いことも悪いことも。そこに置いてくるわけ。良いことはいつでも思い返せるように、よく覚えてるうちに書き残しておく。悪いことは、吐き出して身から離しとくんだって。
まじで「やべーテンション上がりすぎて何も手につかねー」ってのは落ち着くし、「まことにおつかれさまでした来世に期待しまーす」ってのもちょっとすっきりする。
首の後ろ揉むと前向きになるらしい。人間の体簡単だな。あとビタミン取れよ。
『過ぎた日を思う』
手に手を重ねて
「年を取りましたね」
なんて笑い合って
たとえ取り零す記憶があっても
過去が消え去ることはないから
知らない他人同士になろうと
思い思いに語らいましょう
自己憐憫の捗る冬に
不可抗力に過ぎた日を想う
一年ぶりの冬だっけ
悴むこの手を摩りながらああ
思い出した、
冬の風は目にしみるのだ
〈過ぎた日を想う〉
また窓から覗いたのはマジックアワー、本当は君を知りたくなかった
尽きていく生きがいに、とめどない愛しさだけは反して、君も狡賢いやつね
ちらちら燃えさかり私を炙り出すあえかな陽は、いつかの朝よりも鬱陶しい
私君に傷付けられもしなかった、どうか幸せにならないでね
ノイズがかった映像のように、ざらついた記憶がかすめる。あの日々に名前をつけるなら、きっと“幸せ”なのだろう。
〉過ぎた日を思う
仕事へ向かう途中、狭い道で昔の親友を見かけた。
横目でチラッと見ると、交わる視線。
しかし、それはすぐに平行線に戻ってしまった。
それもそのはずだ。
私は彼女との約束を破ってしまったのだから。
「卒業しても、ずっと友達でいよう」
高校を卒業した日に、彼女と交わした約束。
それを先に破ったのは私。
大学に進んで、一から友達作りをしなければならなかった私には、過ぎた日を想う余裕すらもなかった。
だけどきっと、それは向こうも同じ。
友情なんてそんなもんでしょ?
特に女の友情なんて、ガラスみたいにすぐ壊れる。
信用なんて出来ないし、して欲しくもない。
けど、これだけは信じて欲しい。
『貴方といられて幸せだったよ』
自転車の後ろに乗せられ 感じる背中
道草の途中 見上げた横顔
セーターを編む あたたかな両手
大荷物に負けない 小さくて大きな体
みんなから遅れてゆっくりと歩く姿
近づくと 先に行ってと強がりを言う
あなたと生きた日々は永遠に
わたしの芯を支えている
/ 過ぎた日を想う
てっぺんから見下ろした日
地面の底から見上げた日
あの時のあの私
あの日のあの私
答えを出そうとしてたんじゃない
悲嘆にくれていたわけでもない
かといって 楽しかったわけでも…
見つからなくて良かったと
そう思える時もあるんだなって
その時の答えと違っててもいいと
そう気づく時もあるんだなって
これも有りだよ?
《 過ぎた日を想う 》
くらい道を
たった一つのランタンを持って 歩いてきました
砂時計の中の鉛に 屍が沈んで
崩れてゆくのを ただ見ていました
あの屍は 私
生成りのまま 立ち枯れてしまった
あの屍は いつかの私
私はまた、くらい道を ランタンひとつで
歩いてゆきます
鉛を飲み込み 立ち枯れの根を切り
屍に愛を手向けた後に
ゆっくり ゆっくり
歩いてゆきます
もしあの時こうしていれば
こうやってたら
僕はいつも思う
『あんたが…あんたなんかいなければ息子は死ぬことなかったのに…!!』
そう、親友の親から言われた
今は亡き親友俺の、初めての親友
そして、最後の親友
正直もううんざりなんだ
不平等なこの世が
あいつがいないこの世なんて楽しくない
あいつは望まれてるんだ
いいなぁ…
僕も…いや私も望まれたかった…
女じゃなくて男として生まれたかった
性同一性障害…?ふざけんな
もう、もう、うんざりなんだよ
だからさ
ねぇ、もう堕ちてもいいかな…
天国じゃなくても地獄でも
今はただ逃げ出したい
お題 過ぎた日を想う
〝過ぎた日を想う〟
あたたかな陽の光が
窓を通り越し私の元へ
朝の訪れを教えてくれる
寝ぼけ眼を擦りながら
まるで誘われるように窓へと手を伸ばした
温もりを与える太陽に反して
開けた窓から流れる風は
どこか鋭くこの身を冷ます
こんな時はむしろ
君と過ごした暖かな日々を思い出す
あの時は君と未来ばかりを想ったのに
寒さに慣れてしまった私は
過ぎた日ばかりを想い続けている
過ぎた日を想う
長く生きていると、過ぎた日も多く、想う事柄も多くなる。
あんな酷いことがあった、
と振り返ることも、
とても幸せな日々だつた、
と思い返すことも、
両方想うことも出来る。
そのときの気分で、過去の出来事に
今の感情を上乗せして
思い返してしまう、とも思う。
盛らない強さ、
最近友人から学んだフレーズ。
どうも韓流アイドルの姿勢らしい。
ライブでのMCの時も、SNSの発信の時も、盛らない。
なんとなく、心に引っかかっていた。
盛らない振り返りかた、はわたしに出来るのか?
過ぎた日を想う、盛らずに想う。
盛らずに過ぎた日を想うことが
出来れば、
その後の暮らしは、
穏やかになると思った。
コロナのない大学生活を送りたかった。
-過ぎた日を想う
私はふと、過ぎた日を想う
偉い 偉い 偉い 偉い 偉い 偉い 偉い 偉い 偉
頑張ってないのに
努力もしてないのに
何もしてないのに
自分の頭をなでてしまう
大丈夫 、 だって
あぁ、あの時ちゃんと提出物やってれば良かった。
お題:過ぎた日を想う
あなたに出会ってから今日までの
過ぎた日を想う
悲しかった日を想う
嬉しかった日を想う
涙した日を想う
あなたとの未来を想う
行き交う 人波の中で
ふと立ち止まり
何気なく 空を見上げ
過ぎた日を思う
君が 僕の隣にいた
“幸せ”を “幸せ”とは思わなかった
ありふれた 日々を
今日も またひとり
街を 歩く
君の 面影を探して
僕は 未練を引き摺(ず)って
流れる人波の中から離れ
暫し 人の流れを見つめる
まるで 川の流れのように
人が 流れていく
僕は結局 その流れに入れないまま
毎日を 終える
けれど なぜかそれでもいい、と思った
流れに添うだけが 絶対じゃない
今の時代だからこそ
君と もっと一緒に居たかった
人の流れを 遠目で見ながら
君と過ごした
疾(と)うに 過ぎた日を 思う
#過ぎた日を思う
「過ぎた日を想う」
それは、どんな記憶なのでしょうか
色褪せぬように、大事に閉まっているものでしょうか
心を雁字搦めにして、苦しくさせるものでしょうか
毎日繰り返されて、染み付いたものでしょうか
過ぎ去ってゆく一瞬一瞬を重ねて
私の前にあなたがいる
私が知らない、あなたの記憶
好きだから、知りたくなってしまったのです
私には幼稚園時代からの幼なじみがいた。
その幼なじみとは小中高とずっと一緒の学校に通っていた。
彼女はすごく幸せそうな笑顔で私の話をいつも聞いてくれていた。
だが、その幼なじみがある日、自ら命を絶った。
彼女は自分の部屋で、ぷらぷらと首を吊っていたらしい。
そのそばには1枚の紙があって、その紙には「私は何も悪くない」とびっしり書いてあった。
彼女はいつも笑顔で元気だったのでこんなにも精神が追い込まれているとは誰も思っていなかったのだ。
彼女がこの世からいなくなった2週間後にひとつ発覚したことがあった。
彼女はいじめられていた。
理由は気に入らないから。
この理由を聞いた瞬間いじめっ子の主犯に殴りかかりそうになった。
気に入らないからってだけで人の命を奪う必要があるのか、
気に入らないからってだけでなぜ大切な人を奪われなければいけないのか、謎で謎で仕方がなかった。
私の大切な人を返して欲しかった。
だけど、私がいくら願っても彼女は帰ってこない。
どれだけあいつらを憎んでも、彼女は帰ってこない。
せめて心の中だけは彼女と一緒に笑い合おうと、今までの思い出を毎日思い出している。
過ぎた日を想う