『通り雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
通り雨は
私を濡らす。
きっと私の事は見ていない。
だからそのまま進みたいとこへ進んでく。
通過点ですらない、ただの道。
新入社員でミスしてばっかの私。
自分の無力さに涙が出る。
そして目を濡らすわたしをもっと濡らす。
寒いなぁ…。
なんて思いながらわたしは、
雨に濡れた身体を乾かすために急いで
家に帰る。
通り雨みたいになんの関心もなく
人間も視界から通りすぎてけばいいのに
そしたらきっと
心が軽くなって
僕だってかわいくふわふわ生きていけるのに
「通り雨」
今日は、通り雨のところもあるかもしれないと天気予報で見た。
念の為、傘を持って外出をした。
買い物が終わって、外に出た。
空を見ると、雨が降っている。
通り雨だ。
本当に雨が降ってきた。天気予報は、当たったと私は思った。
欲しい小説があったので、書店で雨宿りをした。
店内にいても少し雨の音が聞こえる。
早く雨がやんでほしいなと私は思いながら、店内をまわった。
欲しい小説は見つかり、少しだけ立ち読みをして内容を読んだが、とても良かった。
レジを済ませて外に出た。
通り雨がやんだ。
なんだか最近は、天候が不安定だ。
嫌になるなぁと私は、思った。
私は晴れてほしいなと思い、空を見上げた。
「通り雨」
″可愛いのないかな?″
いつも探していたけど
ビニール傘をずっと愛用していた
ある日、突然の通り雨で
慌てて飛び込んだお洒落な雑貨屋さん
そこでやっと運命の1本に出逢った
完全に一目惚れして、即買い!!
今でも、その傘を愛用している♡
欲しくてたまらなくて探してる時は
全然見つからないのに
もう、いっかぁ...って思った頃に
求めてた以上の物が見つかる
時があったりする ...(*´艸`)
通り雨
ポツリ
ポツリ
雨が降る
心の中は雨
寂しいことも
悲しいことも無いのに
雨が降る
ポツリ
ポツリ
雨が降る
心の中は雨
淋しいことも
虚しいことも無いのに
雨が降る
ポツリ
ポツリ
雨が降る
今日の外は雨
楽しいことも
やりたいこもあるのに
雨が降る
私の心も通り雨
向こうの山が曇りだしたら雨が降ってくる合図だって昔から言われてる。
今までその言い伝えが外れた事は無い。
雨の強さまでは分からないが確実に降る。
今日も山を見て天気を読む。
曇っている。
洗濯物が庭で揺れている。急いで帰らなくては。
せめて通り雨であってくれ。
(通り雨)
〈通り雨〉
これは私が小学生っだった頃。(6年生)
(パァーーーン パァーーーン)
「今から運動会が始まります。暑いですが、頑張りま
しょう。」
「では、ラジオ体操第一・・・・
「次は6年生による、組み体操とダンスです。」
「組み体操緊張するなー。」
「〇〇ちゃん、がんばろうね!」
「うん!」
(ポッタ、 うん? 雨?)
「ねー雨降ってない?」
「えーマジ? ちらっ うわーマジじゃん!」
「えっこれ、組み体操中止になるんじゃね?」
「うわー確かに、」
「では、6年生の皆さんは並んでください。」
「えっ!待って?組み体操あるんだ〜」
「びっしゃ、やだ〜!」
(背中泥だらけなんだけど!)
「あっ雨止んだ」
「次はダンスです。 ♪♪〜」
「あっ!虹だ!」
(通り雨もいいことするな〜)
(体操服 びっしゃだけど!♪( ´▽`)
懐かしい街、だけど何処か新しい。
でも変わらぬ場所はある。
あったものが失せ、新たなものが栄え
新鮮な気持ちになるが同時に複雑で。
温故知新、とはこの事だろう。
「 あの、良ければこれ。使って下さい。 」
ヘタレな青年にそう促され、
断る理由も無くその笠を受け取った。
ボツボツボツボツ…___。
雨雫の打つ音が街の喧騒を掻き消す。
これも良い。そう感じた。
この時だけは、外の刺激を断ち
自分の世界に浸っていたいと思い、
きっとお互い様だ。
通り雨は、
疲れを癒してはくれない
果てしない大地からの
囁かな束の間なのかもしれない。
どうか貴方も、
厳しい環境の中で
心安らぐ瞬間を大切にして欲しい。
誰かが急に機嫌が変わるところをみたことは
あるだろうか。
それは通り雨のようにさっとふり、すぐに
上がってしまうのだ。
うちやまもそうだ。
喜怒哀楽が通り雨のように起き、
顔がくさい。
通り雨
恵みの雨よ
この気持ちも連れて行っておくれ
心晴れるために
『通り雨』
ぽつぽつ、と窓に雫が集まり出す。
空はお構いなしに、青い空を貫こうとする。
気のまよい。
あまのじゃく。
反抗期。
さあっ、と音を立てて雨が過ぎていく。
夏に心地よい涼しさを一瞬だけとどけて、
通り雨は舌を出して去っていった。
「家、来る?」
もうすぐ止みそうな気配だけど、その言葉が私たちの関係を変えたと思う。
通り雨にあったので、お店の軒下で雨宿りしていた。どんどん雨が強くなってくる。
宇多田ヒカルさんの『真夏の通り雨』という曲を
ご存知でしょうか
憂いとか哀愁とかノスタルジックとか、
そんな言葉では簡単に表すことが出来ないような
不思議な世界観の曲
後半部分、『雨』の単語を用いて
歌詞と曲が何度もリフレインされますが
その様が降り止まない雨を体現しているように感じます
過去に受けた心傷や悲しみ、失くしたもの
それらはいつになったら癒えるのか
時をやり過ごしている自分を
まるで、通り雨をやり過ごすかのように暗喩している
本当は通り雨が上がるのと同じように
痛みも癒えてくれないだろうか
そんな切なる願いも重ねているのかもしれない
雨の中、傘をさしているとまるで
世界が自分の周りだけ断絶されるよう
自分の痛みに向き合わざるを得ず
柔らかく耳を塞がれているような、そんな気分になる曲です
通り雨
最近、不思議なアプリを手に入れた。
偏頭痛がキツい時があって、友人に話すと天気予報アプリを
入れるといいと勧められ入れることにした。
有名な会社の天気予報アプリじゃなく、
聞いた事のない会社名。
気にはなったが、偏頭痛に関係している低気圧が来ることを
通知してくれると書いていたのでそこを信頼した。
結果的には大成功だった。低気圧が来る30分前に
教えてくれるので事前に薬を飲めばやり過ごせれるし、
どれほどの強さかも教えてくれる。
それに雨が降ったり晴れたりの予報もかなりの的中率で
驚いている。
今日も帰り道このアプリに頼りながら帰る予定だ。
最寄り駅までのルートを調べていると、
天気予報アプリから通知が来た。
"数秒後、通り雨に注意してください"
通り雨...?
そう思った矢先、右斜め前から雨が迫ってきた。
雨がまるで生きているかのように斜め前から
まっすぐ通過して行った。
駅を通過するように通って行った雨の後を眺めながら
呆気に囚われていた。
スマホには"通り雨が通り過ぎ去りました。"
と通知が来ていた。
語り部シルヴァ
どん底
通り雨のような天気の日には、傘を差したくない。
雨を全力で受け止めて、どん底に落ちてしまいたい。
どん底に落ちて、大声で叫びたい。大声で泣き叫びたい。
雨の音なんか聴こえないくらいに。
そしたら、光が差す。
一気にジメジメとした光が私に降り注ぐ。
ジメジメしていても私の心はなぜかスッキリする。
どん底に落ちて光が差したら、上がっていくしかない。
これがこのどん底のような世界からの開放法。
通り雨
暗くなってきた空を見上げて僕は思わず顔を顰めた。毎朝にこやかに話す気象予報士の当ては外れ、ぱらぱらと雨が降ってきた。傘を忘れた僕は早く帰路に着こうと早足になる。
こんなことばっかりだ。
今日は散々な日だった。行きの電車を1本逃し運動不足の体を引きずって走る羽目になった。出さなければいけない課題を忘れみんなの前で恥をかいた。模試の結果も思ったものでは無い。
進路希望の紙も僕だけ空っぽだ。みんな将来的への不安を吐いていても漠然と方向性は決まっている。なんならまだ高校2年生だと言うのに就きたい業種まで決まってる奴もいる。
脳内の嫌な感情を振り払うように、僕はさらに足を早めた。雨足も強まっていた。
僕だけ、何も、変わらない。
みんな、みんな、大人になりたくないなんて言ってるのにどんどん進んでいっている。ああ、嫌だ。未来のことなんて考えたくない。僕はまだ、大人になれない。やりたいことも見つからない。また、嫌な感情が、黒い雲のように膨らんでいく。何となく、今の空と似ている気がした。
いつも笑みを堪えている担任はトレードマークの困り眉をさらに八の字に歪めて言った。
「今が大事な時期なの。今決めておかないと将来苦労してしまうわよ?」
うるさい。うんざりだ。もう置いてかれたくない。
息が荒くなる。何も考えたくなくて、全力で走った。
数十メートル走って、すぐに息が上がって走れなくなった。情けなくて涙が出そうだった。
ふと空を見上げた。雨が上がっていた。通り雨だったようだ。気象予報士の晴れやかな笑顔が浮かぶ。
空までも変わってしまう。
僕だけ、何も、変わらない。
雨は止んで青空が覗いている。露を堪えた花々がきらりと光った。
カーブミラーに写った僕の姿は濡れたまま。
一瞬で変わった景色に、僕は全く追いつけないのだ。
突発的に降る雨ほどワクワクするものはない。
これは自分が今までの人生で、外にいる時に急に降られるという経験をしていないからだろう。
屋根を叩く音。屋根を弾く音。
ああ、今日は天気が悪いのかななんて誰かに話しかける。「それほどじゃないよ」と返される。
そんな些細なやり取りが心地良い。
雨なんて、嫌い
君とあの子がおんなじ傘に入って笑い合うのが、
目に入ってしまうから
「いいなぁ。」
君が、好きだった
無邪気な笑顔が好きだった
明るい笑い声が好きだった
…私も、相合い傘して笑い合ってみたかった
それはもう、叶わない夢
あの子と君は、両思いで
かわいいかわいいカップルだ
私が間に挟まるなんて、できない
通り雨が降る
しとしと、と
少ししたら止んで、彼と彼女は笑うのだ
「急に降ってびっくりしたね。」
って
通り雨だろうが、
なんだろうが、
ずぶ濡れになったわい
文句をいちいち言うな
天気予報見て
お出かけになられたら?
大人なんだから