『通り雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#旅行中の通り雨
おおかた電車に乗っていたり
建物内にいるときに降った
私のこと避けてない?って思うくらい
極端なものだからクスリと笑ってしまった
せっかく持ってきた折り畳み傘は
陽射しを遮るために使った
天気予報は雨だし
確かに降ったのだけど
雨雲に好かれてないみたい
通り雨に焦ってベランダ出る私「晴れたらすぐに乾く」とあなた
さっと泣き
すぐ泣き止みたい
通り雨
/お題「通り雨」より
さっきまで晴れていたのに
いきなり強い雨が降ってきた
仕方なく雨に降られながらバスを待つことにした
いきなり雨が降らなくなったと思ったら
彼が傘をさしてくれていた
「だいじょぶ?さむくない?俺のでよければタオルかすよ?」
頬が赤く染まった気がした
〘 通り雨〙
通り雨
行きたいと思っていたカフェがあった
会社の近くだから
休日に来るのはめんどうで
平日は早く帰りたくて
なかなか行く機会がなかったけど
雨宿りするという目的ができたから
行くことができた
たまには雨も悪くない
葉が、砂が、家々が一斉に染まる
項垂れ、固まり、ただ穿たれる
学校のチャイムも救急車のサイレンも
その役から解き放たれる
わたしは
元の色に戻りゆく街へ
ひたすらに歩き続ける
通り雨
また来たようだ。空には灰色が広がり、 雨を降らしている。
また、ビニール傘で私達のからだを、濡れないようにして。
あの眩しい青が帰ってくるのを、当たり前のように私達が待っている。
52 通り雨
きっと
通り雨だけど
傘を持ってる
今がチャンス
今だ
今が
君に話しかける
チャンスだ
通り雨
今日の部活は外周のランニング。まだまだ残暑が厳しいなかのそれは結構キツくて、不評なメニューランキングTOP3に入る。…だったのだが。
HR最中に雲行きが怪しくなりとうとう雨粒が窓を叩き出した。っよしっ。
普段なら鬱陶しい雨も今日は歓迎してやろう。
雨のため外に出るわけにもいかずとりあえず人の少ない廊下で柔軟。
「ラッキーだったなー」
「お前ら俺の日頃の行いに感謝しろよ」
「なんでお前なんだよ。俺だろ」
「違う違う。俺が雨男なんだって」
口々に勝手なことを言いつつ柔軟に勤しんでいると。ふと廊下に陽が射す。
「…あ?」
一斉に窓辺に張り付き外を見ると。いつの間にか青空がのぞいている。あー、葉っぱの雫がキラキラ、きれいだわー。
「おー、お前ら。雨上がったからランキングなー。よかったな、通り雨で」
無情に響く顧問の声に項垂れる。
「ったく、誰の日頃の行いがいいって?」
「それよりも、自称雨男、外出た瞬間また雨になったらぶっ飛ばすぞ」
「八つ当たり反対ー」
やはり口々に勝手なことを言いながら外へ飛び出す。雨上がりのこもる熱気の中、見上げた空には。
「虹だー!」
「久々に見たわー」
「やっぱ俺ら日頃の行いいいわー」
通り雨後のご褒美にテンション高く駆け出す。
※通り雨
友人に聞いた不思議な体験を書こう
通り雨の境目に立てたことがあるそうだ
前方、晴れ
後方、どしゃ降り
記念撮影しようとしたら境目が消えたらしく
証拠がないことを残念がっていた
アルゼンチンの巨大積乱雲を思い出したよね
雨が降ったりやんだりでやんなっちゃう
そんな時、君が
傘に入れてくれたらいいのにな
シャラシャラシャラシャラ肩を濡らして
髪の先からも雫が滴る通り雨
今日に限って折りたたみ傘も忘れてきちゃったなぁ
まぁいいか
周囲の空気を洗い清めるみたいに
私も一緒に洗い流されてくれないかな
少しずつ少しずつ心を蝕む
いつの間にか澱のように溜まったあれやこれも
✼•┈┈通り雨┈┈•✼
野原の小道を歩いていると、
パラパラと雨が降ってきた。
「雨だ!」とミクは叫んだ。
傘なんか持ってないから、私
たちは急いで大きな楠の下までかけていった。
「あーあ。濡れちゃった」
私が言うと、ミクは「すぐに乾くよ」笑った。
「あ、雨止んだよ!通り雨だったみたい」
私たちは手を繋いで家までの道を歩き出した。
“通り雨”
通り雨。
通り雨の割には
本当に
土砂降り。
飛行機雲が出たら
通り雨の
合図。
通り雨を
笑いながら
2人で
相合傘しよー。
熱大丈夫かな?
通り雨
慌てんぼ
傘を持たずに通り雨
あなたの店の軒(のき)に逃げ込み
お題
通り雨
通り雨
お題に私の好きな俳優さんの名前が入ってます。
もう随分昔のことですが、私の住む街で彼が出演するドラマのロケが行われまして。
見に行きましたよ、仕事そっちのけで。えぇ、当時からダメ人間ですよ。
いつもは画面越しに見る彼が目の前にいるなんて信じられなかったな。間近で見る彼はもっと素敵でしたよ。フフッ。
同じシーンを何度も何度も撮り直し、こんなに時間をかけるのかと。演者もスタッフも大変なお仕事だなと思ったわけです。
私も頑張らないとね。
新人ですから笑。
覚えなきゃならないことがあり過ぎて、頭がオーバーヒートしそうです。
通り雨に打たれて、クールダウンしたいですね。
それではまた。
end
君は九月の朝に吹き荒れた通り雨
叩きつけられて
虹を見たんだ
そこで世界は変わった
#通り雨
【通り雨】
◀◀【ジャングルジム】からの続きです◀◀
⚠⚠ BL警告、BL警告。誤讀危機囘避ノタメ、各〻自己判斷ニテ下記本文すくろーるヲ願フ。以上、警告終ハリ。 ⚠⚠
社長が現場で作業している ―― 事務所で聞いたとき、何かの符牒か大袈裟な言い回し、もしくは聞き間違いだと思っていた。しかし倉庫の迷宮をさまよい、行き着いた場所で目にした光景はまさに耳にした言葉の通りであった。本当に社長 ―― 企業のトップ、代表取締役が作業着姿で安全靴を履き、ヘルメットをかぶり、ニトリルゴムの手袋をはめてフォークリフトを乗りまわし、荷捌きをしていたのである。ゴウゴウと通り雨のような騒音の中、エルンストが耳打ちしてくれた。「フォークリフトにいるのが社長、父のレオンハルトです。そして壁際で天井クレーンを操作しているのは専務のゲーアハルト、父の弟、僕のもう一人の叔父です」ナンバーツーまでもが協力しての現場作業 ―― いかに親族経営とは言え、なんとも壮観な眺めであった。
「おーい、onii−chanたち!エルがお客さん連れてご帰還したぞ!ちょうどいい、休憩しよう!」
いつの間にか赤毛のギュンターがそばに来て作業する彼らに大声で呼ばわってくれた。知らない単語が聞こえたが、どういう意味だろう?やがて騒々しい機械音が静まり、手を止めた最高役職の二人とその弟、三人兄弟が仲良く並んでアランとエルンストのもとへやって来た。
「社長、ただいま戻りました。遅くなってすみません」
エルンストが一番長身の人物へ歩み寄ると、その人物はヘルメットを脱ぎながら慈愛の笑みでおかえり、と温もりのあるよく響く声でねぎらいの言葉を掛けた。
「よくぞ見事に立ち回ってくれた、エルンスト。社長として父親としてお前を誇りに思う。仕事が終わったらそのときの冒険譚をぜひ話して聞かせておくれ。 ―― して、この御仁は……もしや?」
彼らから少し離れたところで佇んでいるアランへと視線を移して、訊ねる社長の声が弾んでいた。当然だが、誰だかはみな察しはついている。エルンストは笑ってうなづき、アランのもとへふたたび戻って腕に手を添え、彼らの前へと歩ませて引きあわせた。
「そうです社長、先に電話で話した恩人のジュノーさんを訳あってここまでお連れしました。 ―― 紹介します、アラン……ジュノーさん、彼がイダ・スティール・プロダクツの社長、レオンハルト・ヴィルケです」
さっきまで北の言葉で彼らと話していたエルンストだったが、アランへはわざわざ南の言葉に変えて話し掛けた。一番最初の出会い、ワークショップのときから交わした言葉が南の言葉だったから、僕の母語は南の言葉だと思っているのかな?そんなことを考えながら、まずアランは社長と対面した。
「わざわざこんなところまでお運びくださるとは恐縮です、はじめましてジュノーさん。社長でエルンストの父、レオンハルトです。あなたのことは息子から電話で伺っておりました。休暇でご旅行中のところを息子とわが社員の危機を救っていただき、本当に感謝しています」
社長も息子に倣い南の言葉で卒のない挨拶を述べてくれたが、あまり得意ではないのだろう、話しづらそうだった。脱いだヘルメットを小脇に抱え、手袋を外して少々汗ばんだ手をポケットチーフで拭ってから握手の手を差し出した細かい心遣いが実に上品で、アランはなんの衒いもない笑顔でにっこりと、差し出された右手を心持ち強く握り締めた。
「お会いできて光栄です、ヴィルケ社長。このたび縁あってエルンスト・ヴィルケくんと友人になりました、アラン・ジュノーと申すものです。お差し支えなければこのまま北の言葉でお話ししても構わないでしょうか?」
北の言葉で挨拶を返すと、途端に社長の緊張が一気に解けたようだった。
「おお君、我らの言葉がつかえるとはありがたい、お気遣い大いに感謝しますぞジュノーさん……いや、アランとお呼びしても?」
さっそく北の言葉に変えた社長は握手に加えて肩まで掴んできた。かなり親密度が上がったらしい。エルンストとは色の違う青い目がキラキラして見えた。
「あなたには是非そうお呼びしていただきたいですね。喜んで」
そう答えると莞爾とした笑みで掴んでいた肩をバシンと叩き、ひときわ強く親しみを込めて握手の手を揺らしたあとに解いてくれた。がっしりした長身で金髪、というよりは砂色の髪で碧眼、見るからに北の、さらに北の冷徹なイメージを思わせる身体的特徴の具現者だが、中身はどうも正反対らしい。無邪気でお茶目な雰囲気が伝わってくる。
「ならばアラン、当然君も私のことは今後社長ではなくレオと呼んでくれるのでしょうな。もう君はわれらの身内も同然だ、なあゲア、ギュン。お前たちも挨拶なさい」
にこにこしながら両脇に従えた二人の弟の背を威勢よくバシンとはたいてアランの方へ押し出した。社長のご機嫌なはしゃぎっぷりに苦笑いしつつ、エルンストが教えてくれた専務の方が先に右手を出してきた。おや?彼には見覚えがあるぞ。驚いてまじまじと見つめると相手も信じられないといった顔でまばたきを繰り返しアランを見つめ返す。ほどなく気を取り直した専務の方が先に声を掛けてきた。
「これは……どこかで聞いた名前だと思いました。どうも、ジュノーさん。何度か本社で顔を合わせたことのあるゲーアハルト・ヴィルケです。こんなところでお会いするとは奇遇ですね!」
そうだ、彼だ!自己紹介を聞いてようやく思い出し、アランはゲーアハルトと握手を交わして愉快に笑いあった。不思議な再会、今日はこれで二度目だ。乾杯!エルンストからヴィルケと聞いて、どうして今まで彼を思い出さなかったのだろう。完全にオフに切り替えていたため、仕事関係のことは頭から一切合財放り出していたようだ。隣でおとなしく佇んでいたエルンストが驚いて割って入ってきた。
「え、叔父さん、アランと面識があったの?」ほかの兄弟も目を丸くしている。へえ、彼のことはちゃんと「叔父さん」と呼ぶんだ。
「本当に奇遇ですね、ヴィルケさん。まさかあなたのお膝元でこうして再会出来るとは思いも寄りませんでした。ご無沙汰しています」
もしかしてバルマーの人?不思議そうな顔でギュンターも入ってきた。エルンストは詳細な説明まではしていなかったようだ。ここらへんでしっかり自己紹介しておいた方が良いか。そう判断したアランはゲーアハルトとの握手を終えてあらためて姿勢を正し、みなに向かって口を開いた。
「申し遅れました。実は僕、御社にはグループ企業の親にあたるバルマー本社のマーケティング部門でデータアナリストを務めていまして、ゲーアハルト・ヴィルケさんとは取締役が開く会議で何度かお付き合いがあったんです」
そう説明すると社長がたまげた様子で「なんと!世の中狭いものだ!」と大いに感嘆した。エルンストも驚いた顔のまま、「データアナリスト……本社……北へ移動していたんですか?」まるで知らない人のように聞いてくる。ああそうか、彼は講師としての僕しか知らないんだったな。そう察してアランは補足した。
「そうなんだ。君と初めて会ったワークショップはたしか南の支社だったね。あれから僕は間もなく本社に廻されてしまったんだよ」簡単にわけを言うと、そうだったんですね、だからさっきの電話、北の言葉で……と独りごちて納得した。そのやりとりに耳聡く気付いたギュンターがふたたび聞いてきた。
「あれ、ということは二人、今日初めて会ったんじゃなかったのか?なんだ、ワークショップって?」
エルンストがなぜか恥ずかし気に肩をすくめ、「オリエンテーション・ワークショップだよ。その……僕が二年前に参加した時の講師が、偶然このアラン・ジュノーさんだったんだ……」そんな決まり悪い調子で告げた。すると思い当たったらしい。ギュンターは大きくうなづき、
「あー、あれか、最初行くのグズってたやつだな。で行ったら行ったでめちゃくちゃ張り切り出して、終わったら今度はこの世の不幸を全部背負ったみたいに、いつまでも落ち込んでメソメソしてたあれか。へえ!こりゃまたすごい偶然だ!あんた、相当ウチに縁があるんだね」
感心した面持ちでアランとエルンストを見つめながら豪快に答えたものだった。
ほお……それは知らなかった。メソメソ……そんな様子のエルンストを、さっき食事の席で見たような……チラッとアランは隣を伺うと案の定、ギュンターの悪びれない赤裸々な暴露に真っ赤になって、うつむき加減にそっぽを向くエルンストの姿があった。
▶▶またどこかのお題へ続く予定です▶▶
突然降り出した雨の中
傘のない私たちは
公園のベンチまで走った
あそこには屋根があるからと
君は私の手を取り走り出したんだ
公園に着いてすぐ雨は上がり
通り雨だったねと
君は笑った
初めて繋いだ手の感触に
私の鼓動は高鳴ったままだった
珍しく身体を動かしたくなり
長い事靴箱で待機していた
New Balanceのシューズを履き
ウォーキング!!
秋風が心地良くテクテク歩いた
「毎朝ウォーキングしようかな」と
思いつつ私の性格では早起きは
無理だろうと最早諦めの心境、、、
歩きたい時に歩けばいいと
自分を正当化した矢先
雨が、、、、
あ〜ぁ、新しいシューズがぁ、、、と
気になりつつも雨はすぐ通り過ぎた
秋の空と私の心は通り過ぎるのが早い
#通り雨