通り雨』の作文集

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通り雨』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/27/2022, 3:29:57 PM

通り雨と聞けば悪い印象がある人が多いであろう。そんな人達にわたしは通り雨も悪いものじゃないということを教えてあげたい。

ある日の昼休み、いつものお気に入りのお店で昼食を済まそうと思った時。突然、私の頬にお天道様の涙が落ちた。あ、と思った瞬間にはかなりの勢いで降り出していて、私は避難できる場所を探して走り出していた。

その時私が走り出した方向はお気に入りのお店の反対側の薄暗い裏路地だった。ほんの少しの間、休ませてもらえるところはないだろうか。そう思っていた矢先、ある女性に手招きされた。
「大丈夫ですか!?よかったら、ウチで休んでいってください!」
「!あ、ありがとうございます!」
善意に感謝し、少しだけ中にいれてもらうことにした。

そこはお洒落な小さなカフェだった。裏路地にあることや平日が原因なのか、客はほとんどいなかった。
「あら、少し濡れてますね。タオルを持ってきます。」
そう言うと、さっきの女性…この店の女給さんはカウンターの奥へと入り、直ぐに戻ってきた。
受け取ったタオルで髪や肩を少し拭くと、いつの間にやら珈琲の臭いが鼻を掠める。それがものすごく魅力的に感じた。

「これ、どうぞ。」
そう言いながら女給さんは私に注ぎたての珈琲を差し出した。真逆、自分に飲んでもらうために注いでいたとは思わなかった為、かなり吃驚した。
「え、いいのですか?」
「ええ。身体も冷えていると思いますし。どうぞ。」
私は彼女の言葉に甘えることにした。そうして、珈琲を飲み終わる頃には雨がすっかり止んでいた。

「あ、雨、止んでますね。」
「…!ええ。そうですね。珈琲代を払って出ていきますので、代金を教えて貰えますか。」
財布を取り出しながら言うと、彼女はあろう事かそれを拒んだ。
「い、いえ!さっきのは私の勝手で出したものです。お代は要りません。」
「いや、でも…悪いですよ。」
「うーん、だったら、珈琲の恩と思って、偶にこの店に顔を出してくれたら嬉しいです。」
どうにも彼女が引く様子がなかったので、わたしは彼女の謎の提案を受け入れてその日は帰ることにした。
実を言うと、彼女の入れた珈琲はものすごく美味しかった。 それこそ、今まで生きた中で一番と思ってしまうくらい。だからこそ、代金で感謝を伝えたかった。だが、またあの珈琲が飲めるのだったら、今回は引いてもいいかとも思った。

通り雨も出会いの一つ。無論わたしはそこであのカフェに出会えたことに感謝している。通り雨にも。だからこそ、君も少し視点を変えれば憂鬱なこの雨も力になるかもしれない。
わたしは雨のお陰で彼女にも珈琲にも出会えた。今ではわたしは彼女の店の常連となっている。

9/27/2022, 3:05:11 PM

雨が降るなんて思っていなくて
困り果てた昇降口

走って駅まで行こうとしていたら

「傘ないの? 入ってく?」

って傘を掲げたあの子

途中まで同級生だと思っていたら先輩で
あわてて謝って敬語に直したら
気にしなくて良いよって笑った顔が素敵だった

会ったのも話したのもそれっきりだったけれど
あの通り雨の日のこと
先輩は覚えているんだろうか

9/27/2022, 3:05:08 PM

急いでる時は「はあくそなんで今ここ通るんじゃぼけかすこの俺様に道を譲れ」って思うけど、時間稼ぎしたいとか、まじ暑い時は「はいありがとー!」ってファンサしたくなるでしょ。なのに通ったあと、かえって蒸し暑い空気残していなくなられると「そういうのまじいいんで」って真顔になる。
 まあつまり、他人にとって私が通り雨だろうな。乱気流ですまねえ。

9/27/2022, 2:38:13 PM

8月のあの日
君を失ってから
いくつもの甘い涙が流れた

分かってる
手を離させたのは自分
また同じ轍を辿っただけ


繰り返し襲う痛みも
いつかは過ぎ去って行く
そう
通り雨みたいに


知ってるんだ
だから待ってる
いつもと同じように


濡れたアスファルトが
乾くまで




「通り雨」

9/27/2022, 2:32:34 PM

ずっと一緒にいたかった。貴方といる時が、LINEをしている時がどんなに幸せだったか。この幸せが永遠に続くと思っていた…。
 でも、貴方の中に私はもういない。きっともう、私のことなんて覚えてないよね?あんなに楽しかった思い出も貴方にとっては消えた過去。
 そんな貴方が羨ましい。今までの思い出を過去として忘れることができるなんて…。忘れようとしても思い出してしまうこの辛さを貴方は知らないんだもの。一層の事、一切の記憶がなくなれば良いのにな。そしたらこんなにも苦しまなくて済むのに…。
 会いたくても会えない、話したいのに話せない。あんなに楽しかったはずの思い出が全て涙になって出てくる。涙を流すために作ってきた思い出じゃないよ。こんなはずじゃなかった…。
 だから、涙が出てくる思い出なんて消えて無くなってしまえばいい。  こんなの、本心なわけないよ…。

9/27/2022, 2:31:30 PM

#通り雨

今日ちょうど通り雨あったなあ

雷1回だけ大きくなってびっくりした

光るのがいちばん怖い(笑)

9/27/2022, 2:28:24 PM

#通り雨
さんさんと照る太陽に対抗するかのように激しく雨が降ってきた。しかしその雨は温かく、全身ずぶ濡れになってもなぜか不快感を感じず、むしろ爽快感さえ感じた。
私は水滴が滴る髪をかきあげ、鼻歌を歌い始めた。 不思議と笑みが零れていた。

9/27/2022, 2:25:25 PM

何か物語が始まるような感じがする。
映画かドラマの始まりに見られるスチュエーション的な感じ。
つまり現実的ではない。実際通り雨が降っても雨が降ったねと終わってしまう。とても 通り雨だったねとか思わない。
後になってあれは通り雨だと思うことがあってもね。とても変だけど オレの中ではそうなんだ。通り雨という言葉の響きがそうさせているのかな?どうだろ?
雨が降った後の土臭い匂いが蘇ってくる。嫌いではない。
良い匂いではないけどね。不思議だ。
あの匂いを嗅ぐと違う世界というかなんか感覚的なものにワープ?したような感じになる。いきなり強引に引っ張ってこられたような感じ。嫌ではない。変な感じ。いきなり知らない街に放り込まれれたような感じ。見慣れた街なのに。退屈している時には最高の出来事かもね。本を読むより楽しい。音楽よりも時に花楽しい。

9/27/2022, 2:24:19 PM

あなたの吐き出す、その根拠の見つからない
愛している、という言葉の重さを少しばかり受け取っては
どう咀嚼すればいいのやら、私にはとうていわかりっこないけれど
いまは、いまだけは通り雨を望むように、あなたを必要としたい

9/27/2022, 2:20:24 PM

通り雨____

一度だけ、傘をささないで
外へ飛び出したことがある。

外はザーザー降りでものすごい雨だった。
でも、遠くの空は少しだけ晴れていた。

私はサンダルを履いて玄関を開ける。
意外と寒くて家に戻ろうとしたけど、
このまま散歩をしようとなぜか思った。

周りは田んぼだらけで家なんてほとんどない。
だから、気楽に散歩ができた。
田んぼ道を歩いていると、
だんだんだんだんと雨が弱まっていった。

田んぼの真ん中に立ち止まる。
目の前からさーっと雨がやんで
空が青くなっていった。

今でも覚えている。

急いでスマホをかざしたけど
撮ることはできなかった。

でも、その日、一番印象に残っているのは、
びしょびしょになって帰った私を
こっぴどく怒った母の顔だ。

9/27/2022, 2:13:41 PM

通り雨に


長靴の中がびちゃびちゃになってしまった。
それから袋で対策した

今日はなんだか笑っていたよ❗️ある人が物をコロコロ転がしていたから😅
私はこの場所にいれてありがたいことだと想っています☺️
だから大好きなあなたにもありがとうございます❗️😊って本当は言ってあげたいんです👑
素直になれなくてすみません😢でも躊躇うことも中にはあるんです😣
大好きなあなたに逢いたいです💝🎀

9/27/2022, 2:11:07 PM

054【通り雨】2022.09.27

きゅうにばたばたと雨が降ってきた。私はあわててベランダの布団を取り込みにいった。とりあえず全部屋根の下に引き込んで、それから部屋の中にばんばん放り投げながら、イヤに雨音が大きいな、よほどの大粒の雨だ、濡らさなくてよかった……なんて考えていた。

一段落ついて、ホッとしながら、あらためてベランダの手すりにもたれながらそとをながめた。

……雨が糸を引いていた……

しんじられなくて、凝視した。
納豆だった。
呆然と立ち尽くしているあいだに、納豆の通り雨は通り過ぎていった。道端や家の屋根や樋に金の納豆の粒を残したまま。

これからどうなるのだろう。あまりにも展開が読めなさすぎる。まるでギンナンの季節のいちょう並木のように、異臭が立ち上ってきたので、思わず鼻をつまんだ。
とりあえず、ほうきとちりとりで玄関先の納豆は掃いてしまおうとおもったものの、それは、家族全員分の納豆をどんぶり鉢にぶちこんで、全員分の箸をまとめて握ってぐるぐるかき混ぜるようなことになるのではないかとおもわれ、ものすごくもつれて、ものすごく糸を引きそうで、そのことばかりが心配だった。



・・・・・



すみません。あまりにも何も思いつかなくてm(_ _)m
納豆を混ぜるゲームしてたら、これが降ってくるのだけはイヤだな、とおもったので……

9/27/2022, 2:02:07 PM

【通り雨】
シトシト長ーい雨は キライだけど
通り雨は 止んだら街が
キラキラ✨するから
ちょっとだけ好きかな

9/27/2022, 1:55:28 PM

君と雨宿りする時間。

その時間が幸せで

もうちょっと雨が降っていて欲しくて


でも今日も通り雨。
すぐに雨があがっちゃった。



2022/09/27 「通り雨」
               ひか

9/27/2022, 1:52:24 PM

「通り雨」

今日は外を歩いていたら、雨が降ってきた。

傘をさして歩く。

用事を済まして、夕ご飯の用意を買って帰る。

不意にすごく悲しくなった。
訳は分かってる。

雨の降ってない、建物の階段に隠れて泣く。


雨と共にとめどなく涙がでてきた。

ぽつりぽつりと、とめどなく目から溢れ出る。





顔がみたいと思った。

それだけで、大丈夫になれる。

不意にそう思った。




しばらくして、私は涙をふいて立ち上がった。



               9.27

9/27/2022, 1:51:47 PM

急に降り出した雨に皆の足が止まる

地下鉄の出口は人が溜まっていた


僕は走って行こうと思ったんだけど

君の姿が目に入った

君も傘が無いらしく

軒先の先まで出て、空を覗き見ていた

僕はその仕草にやられたんだよ

この雨足だもの、そんなに早く止むわけないのにさ

なのに、覗き見たら濡れるに決まってるじゃないか笑

わぁーって、慌てて中に入ってくる君

もう可愛いくて、可愛いくて仕方ないよ


通り雨がくれた僕への贈り物

9/27/2022, 1:50:44 PM

通り雨


今年の夏も通り雨で、
洗濯物、
たくさん濡れました。

色気のないお話、
濡れたっていうのに。

9/27/2022, 1:34:27 PM

2人でお出かけしていた時、突然雨が降った

慌てて近くの木の下に入って雨宿りをした

いつもより2人の距離が近くて

雨音で周囲の音が掻き消されて

まるで世界には私たち2人しか居ないみたいで

心臓が高鳴った

そっと手を伸ばしてみるけど

恥ずかしくて結局手は繋げないうちに雨は止んだ

空よ、お願いです

もう一度、あの雨を降らせてください


『通り雨』

9/27/2022, 1:32:04 PM

いろいろあるね
生きていたらね
あなたは言って
なんでもないように
微笑んだ
わたしには見せない
笑顔の裏を
遠い風景を見るように
わたしは眺めている

こんなのは
通り雨みたいなものよ

取り繕った笑顔を
はぐらかす意味を
わたしは知っているから
知らないふりで目をふせて
雨に濡れるあなたの心に
黙って傘をさしてあげたい


#通り雨

9/27/2022, 1:31:17 PM

今日君に似てる人を見かけた
でも君であるはずがない
君はもう写真の枠の中にしか居ないのだから
犯人は飲酒運転のトラックだった
まるで通り雨のように君はこの世を旅立った
犯人を恨んでも恨みきれない
通り雨が僕の頬を濡らした
ただそんな毎日が続いていた
いつ人は死ぬか分からない
だから毎日を後悔のないように生きていかないといけない
人は皆見失ってる
手足が自由に動くだけで
目が見えるだけで
しゃべれるだけで
聞こえるだけで
誰かを愛し愛されるだけで
この文字を読めるだけで
朝起きて呼吸できるだけで
人は皆幸せだという事を

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