『踊るように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
休日の予定
少し涼しくなってきたから
電車に乗って広い公園にきたけど
まだ真夏のような蒸し暑さだった
日暮れの空はもう秋
みあげる木の葉が紅色になったらまた来よう
「踊るように」
踊るように生きること
この指先まで
この長い髪の先までも
自分の意志で
心の中に溢れる音楽に乗せて
思うままにうごかすこと
誰にも邪魔されずに
誰にも咎められずに
誰の指図も受けずに
わたしだけの音楽をもち続けること
もう踊らされるのは
まっぴらなのよ
「踊るように」
役目を終えた木の葉は、はらりと踊るように落ちていった。美しく、満足気に。
『踊るように』
晴れた日のベランダ。
風に吹かれて
洗濯物が舞っている。
ワンピースが揺らめいて、本当に踊っているみたい。
あのお気に入りのワンピース
いつまで着られるかな。
踊るようにと言う比喩のお題は、難しいと思う。でもそのお題でも講談師は、話しを構成し作っていくのです。すごいと言うか色んなことを知恵として知ってなければできませんし、知識なしではやれない伝統芸能になります。創作落語も同じことが言えるでしょう。私は、落語の中でも初天神の話しが好きです。団子屋の場面でのみたらし団子を食べたい子どもとあんこの団子にさせたい親との掛け合いがおもしろい。落語家の一門によって表現のしかたや抑揚、フォーカスや話す速度などに違いがあってまた楽しみが違う。目薬の話しもあるけど内容をまだしっかり理解してないので、オチでしかおもしろいと感じないです。それでも初天神の次に好き好きな話しになります。講談師は、お題をきめ創作で作り話すのもあるけど、と書きも語るので聞きづらいし、内容が理解しづらく頭に入りにくいこともあります。落語は、と書きを語らない講談は、と書きも語るの違いだけなのでおもしろさは同じでしょうが、なぜ講談は聞きづらいと脳が思ってしまうのでしょう。不思議です。落語も講談も噺す(はなす)に違いはないけど、と書きがあるとより頭の中でのイメージが噺家のイメージに近くなるのは間違いないです。
踊るように
踊るように独楽(こま)が回る
くるくるとスピンする様に他の独楽が
乱入して、ぶつかって来る。
ぶつかりながら回転速度を上げお互いの
踊りを見せつける様に回る回る。
果たしてどちらの踊りが優れているか
それが分かるのは、相手より多く踊り
回っていた物だけだ....。
「踊るように」
君が初めてお好み焼きを食べた時。踊るように動くかつお節を見てとっても驚いていたよな。目を輝かせてどうしてこうなるんだと。そんな君を見て俺はなんとも言えないような愛おしさに襲われて、返事ができなかったね。
久しぶりに食べに来たけどまた君は踊るかつお節を見て、にこにこしながら楽しそうに話しかけてくるものだからあの時の答えをまた言えなくなりそうだ。
水槽の中を
ヒラヒラと尾びれを舞わせ
行き交う金魚
上へ下へ自由気ままに泳ぐ様は
小さな舞台の上の踊り子のよう
水中の泡がキラキラ光り
踊り子に絡まり宝石に見える
この小さな舞台の中で
何も考えずのんびりと踊っていられたら
どんなに楽だろうか
「踊るように」
踊るように
心踊る体験をしたい。
踊りながら生きていくことは限られた職業によって可能だ。
私は心が踊るように生きていきたい。
踊るように散っていく桜の花。家族と見る桜、恋人と見る桜、親友と見る桜。誰、いつと見るかによって変わるモノがある。散った桜はどこか残酷だ。けど、桜を見るために見上げることによって、気持ちが自然と前向きになれる。私は踊るように散っていく、桜のように、華やかな人生をおくりたい。
やっとのことで
1つの目標としていた
試験に合格した
ホントに
やっとのことだ
心が
『踊るように』
ストレスから
解放された
あっ、
ブレイキンのようにね!
まー
誰もが感嘆するほどの
美貌をもつ君
それはまるで陶器の人形のよう
触れたところから罅が入って
壊れてしまいそうだ
そんな君の足元には
眩しいぐらいの赤で彩られた靴
たいそう気に入ったのか
ずっと飛び跳ね、動き続けている
君の表情は、毅然としているが
額や首元に汗が滴り落ちていて
かなりの時間動いているから
そりゃあ疲れもするだろう
苦しさも滲み出ている気がする
まだまだ、踊るように、
君は跳ねる
赤い、赤い靴が、白肌に映える
───『踊るように』(2024.09.07.)
踊るように
お好み焼きの上にあるかつおぶし。あれが熱でひらひらするのを踊るっていうよね。それだけ。
蝶のように舞い蜂のように刺す。踊るように戦う様をこんな風に表現するよね。しないかな?
今回のお題はちょっと難しいね。なかなかいい感じに話題がおりてこない。ならもういいか。
それより舌がまだ痛い。でも大分よくなった。もうほとんど完治したといっても過言じゃないな。
鏡で見ても傷口が豆粒程度になってるし痛みも舌だけで済んでいる。最初のほうは脳が痛んで辛かった。
これならさすがに明日には完全に回復してるだろう。いやよかったよかった。
踊るように
(本稿を下書きとして保管)
2024.9.7 藍
綺麗だった。
まるで、雨上がりの日葉っぱの上に溜まった雫が滴り落ちるかのように静かに動くその軽い身体。 周囲の熱の影響ではらはらとゆっくり体を揺らすその様子はまるでプロのバレリーナの踊りのような美しさを身にまとっている。それを見た私は意図せずしてため息を漏らし少しの間一人感傷に浸っていた。
仕事帰りのルーティン。店に入りその日限定のメニューを頼む。今日のメニューはたこ焼き。俺の大好きな鰹節がたっぷりのやつだ。
踊るように
No.114『踊るように』
風に靡かれ、花が踊るように揺れる。
こんな何気ない光景が私は1番好きだ。
踊るように軽やかに
君のそばにいたい
君は私を軽い人だと
思うかもしれない
だけど君の負担に
なりたくないの
君が君の道を行きたく
なった時に私を負担に
思わないように
御神輿を担ぐ
えっさえっさ
豊穣に感謝を
丁寧に激しく
力を合わせて
えっさえっさ
富はあるのだ
充分なほどに
独り占めする
輩は何処じゃ
誤魔化すなよ
お見通しじゃ
覚悟いたせよ
えっさえっさ
本日は晴天也
神様のお通り
『踊るように』
僕らは見えない手を繋ぎ合ってまわる。
自転と公転
それぞれに繰り返しながら。
少し近づいたり離れたり、それでもだいたい同じくらいの距離をたもって。
おだやかなようで冷たいような表情のきみ。
どうか離れていかないで。
きみが離れたら地面がぐらぐらしてしまう。
どうかずっと永遠に、こうやっていっしょにまわり続けていよう。
月と地球として…。
「踊るように」
お題:踊るように
踊るようにゆきましょう。
流れる世界に身を任せ、口遊む歌にハッとしながら。
その行く先にあなたがいることを祈りながら。