朱浩佳

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踊るようにと言う比喩のお題は、難しいと思う。でもそのお題でも講談師は、話しを構成し作っていくのです。すごいと言うか色んなことを知恵として知ってなければできませんし、知識なしではやれない伝統芸能になります。創作落語も同じことが言えるでしょう。私は、落語の中でも初天神の話しが好きです。団子屋の場面でのみたらし団子を食べたい子どもとあんこの団子にさせたい親との掛け合いがおもしろい。落語家の一門によって表現のしかたや抑揚、フォーカスや話す速度などに違いがあってまた楽しみが違う。目薬の話しもあるけど内容をまだしっかり理解してないので、オチでしかおもしろいと感じないです。それでも初天神の次に好き好きな話しになります。講談師は、お題をきめ創作で作り話すのもあるけど、と書きも語るので聞きづらいし、内容が理解しづらく頭に入りにくいこともあります。落語は、と書きを語らない講談は、と書きも語るの違いだけなのでおもしろさは同じでしょうが、なぜ講談は聞きづらいと脳が思ってしまうのでしょう。不思議です。落語も講談も噺す(はなす)に違いはないけど、と書きがあるとより頭の中でのイメージが噺家のイメージに近くなるのは間違いないです。

9/8/2024, 12:46:22 AM