踊るように』の作文集

Open App

踊るように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/7/2023, 8:09:09 PM

消えたかった。なんてのはただの嘘で、わたしはあの人をブロックしたかった。人差し指で。どうせ彼女も私をブロックしているのだから、こんなのはお互い様だ。いつか彼女が言っていた。「じゃあ引き分けでいいじゃん」
あぁもう、だったらここは私が負けるわけにはいかない。最後の最後だしね。思いっきり煽ってからブロックしてあげようか。君には感情がない。他に依存先が見つかったんだろう。普通に君、詐欺師だよね。
フリックで打った罵倒は、自分ではいい出来だった。これなら秒速でブロックしてくれる。私はそれを望んでいる。しばらく未読が続いた。恐らく、ブロックされたのだ。さよなら、友達だった人。
……既読なんでいらないから、お金、返してくれないかな。なんでブロックしないかな。行動力あるんじゃなかったの?
結局、私は彼女をブロックしないまま、できないまま、彼女からの連絡を待っている。あぁ、どうでもいいや。踊るように消えていきたい。やっぱり、なぁ。

9/7/2023, 7:51:52 PM

嫌な事があったら踊ると私はそう決めている。
踊りは良い。動けば動くほど嫌な記憶は頭の中から遠ざかり、体の中に溜まった鬱憤が吐き出され浄化されていく。
振付?ステップ?そんなものはない。沸き起こった衝動に身を任せ、勢いよく燃え盛る炎のようにただひたすらに体を動かす。
踊れ、狂え、そして忘れろ。
嫌な記憶など消し去ってしまえ。
この身が燃え尽きるまで私は踊り続ける。

9/7/2023, 7:08:19 PM

テストで学年2位になった
嬉しくて踊るように家に帰り
親に報告した
けれど、親は1位になりなさいと言い
部屋に戻った
さっきまでの気分が一気に沈んだ

# 116

9/7/2023, 6:54:06 PM

最近DVDを久しぶりに買った
すごく好きなアーティストで
嬉しすぎてDVDを手にした時は
踊るようにテレビの前に向かってた
毎日画面に釘付けになり観ている
そして一緒に歌い踊ってる
この幸せが続きますように

9/7/2023, 5:42:11 PM

踊るようにクルッと回転しながら躱すと、そのまま回転力を乗せた肘が脇腹に突き刺さった。

9/7/2023, 5:40:55 PM

とめて、止めて……
ねぇ、お願い! 誰か止めて!

わたしの足はワルツを、ステップを踏むように
あちらへ こちらへ ひとりでに動いていく

わたしが悪いの?
こんなことになるのなら、こんなステキな靴なんて望まなかった

お願い、止めて
わたしの足を止めて!

もう靴の色なのか 私の足に流れる色なのか
わからないの

赤い靴をはいた足は、踊るように止まることを知らない――


/『踊るように』9/7





時計の針が頂点を指した。
それにぴったりと寄り添うように短針が重なった。
「ぴったりと針が重なり合う時。それは始まりを告げる。もしくは終わりかもしれないね」
パチンと懐中時計の蓋を閉じて、男は傍らの子どもに微笑んだ。
「なにクサいこと言ってんですか。劇のセリフでもあるまいに。そんなこと言ってるヒマあるならさっさと仕事行きますよ」
傍らの子どもは冷たくあしらうと、ハンチング帽を目深にずらした。
いつしか行動を共にするようになったこの子どもは、彼の相棒だ。
だが相棒と呼ぶほど、仕事の片棒を担がせるのは良心が痛む。
「今日の獲物は絵画『彗星の美女』。まっすぐ12時の方向、南の窓の鍵が開けやすいですよ」
早々に留守番係になってもらいたいのだが、いかんせん優秀なので口実を作れずにいる。
「よし、じゃあ行こうか」
彼はマントを翻すと、仕事――怪盗となり、闇夜に消えた。


/9/6『時を告げる』

 書き上げた直後に消えた悲しみ……。
 色々消えてしまって不完全燃焼気味。戻らない言葉たち。





昔、小学校の運動場で貝がらを拾っていた。

わたしはあまり活発な子ではなかった。
同じように仲のいい子たちと静かに(わたしたちの中では活発に)遊んでいた。

その頃のわたしたちは、砂場で貝がらを拾うのがブームだった。
どこかから運ばれてきた砂にまぎれる貝がらはロマンがある。
この限られた空間から拾えるキレイなものは、宝物だった。


「ねぇ、しってる?」

ある日いつものように貝がらを拾っていると、ある女の子がつぶやいた。

「ぴったりくっついた二枚貝を拾うとね、願いが叶うんだよ」

女の子は砂をさらいながら続ける。

「こんなふうに開きかけとか割れてるのとかじゃだめ。ちゃんとぴったりくっついてるの」

ひとつ拾ってみせたその貝がらは、二枚貝ではあるものの、少し口が開いていた。

「見つけよう!願い事が叶う貝!」

わたしたちは、それから砂場をひっくり返す勢いで、それこそ隅から隅まで探したと思う。
一週間も経った頃、見つからなかったのか飽きたのか新しいブームが来たのか、どれが原因だったか覚えていないが、ひっそりとわたしたちは貝がら探しをやめた。
結局、誰ひとり二枚貝を見つけることは出来なかったのだ。

――たぶん。
実は、わたしはこっそり見つけていた。

白いぴったりとくっついた二枚貝。
「宝物を見つけた!」と思った。
あの時は、海沿いで結婚式を挙げる花嫁のウェディングドレスのような白だと思った。
そう思ったのは、年の離れたはとこからのハガキが原因だろう。今ならそう思う。

キレイにぴったりと口を閉じ、あんなに砂にまみれていたのに汚れもなく、まっしろな二枚貝だった。
これは願い事も叶えてくれる。そう思えるほどのものだった。
これは大事に仕舞わなければと思い、引き出しの宝物箱になっている菓子缶から、小瓶を取り出した。

この小瓶は、両親が結婚祝いを贈ったはとこからのお返しの中に入っていた、幼い私宛のお土産。あちらの願いが叶うと言われる砂を入れた小瓶。

誰にも見られないように、ゆっくりと小瓶を開け、そーっと貝がらを入れた。そして願い事が叶う空気のようなものが抜けないように、さっと瓶のコルクを閉じた。


もしかしたら、みんな言わないだけで、ひとつくらいは見つけていたのかもしれない。
だけど自分だけが見つけて和を乱すのも嫌だったから、こっそりとポケットにしまった。


「ふふ、願い事、まだ叶えてくれるかしら?」

あれから20年は経った。
引き出しの整理をしていたら出てきた小瓶。
懐かしくて、手のひらに出してみた。
未だにぴったりと口を閉じている。

(あの頃はあんなに手のひらの上で輝いていたのに――)

もう小指の爪くらいになった小さな白い二枚貝。
色褪せることのない白を汚すまいと、持っていた指先から小瓶に大事にしまった。


/9/5『貝殻』

9/7/2023, 5:20:52 PM

踊るように

踊るように生きるのね、と言ったら、彼女は違うよと笑った。
私は泣きたくなった。泣き顔が不細工だから泣けなかった。
負けている、笑顔も泣き顔も。何もかも全て負けていた。彼女はよく泣く子だった。きっと死にたいと思ったことのない大衆側の人間だ。毎日死にたいと思いながら、よく泣くあの子のとなりで泣けなかった。泣き顔を気にしてだった。
彼女はいつも舞踏会にいるかのように輝いていて、嫉妬も何も知らず、美しかった。スタート地点の違う人生で、私は、私は。

踊るように生きていくのでしょ。と言ったら、彼女は困った顔をした。彼女にそんな顔をさせたことを申し訳なく思った。そう思わせるような子だった。

9/7/2023, 5:10:37 PM

「踊るように」


黙って歩く

ふたり並ぶ影は

まるでスキップするかのよう。

私の長い髪が左右に揺れて

「うれしい」「たのしい」と

私の気持ちをバラしてしまう。

あなたはその独特の歩き方で

ゆっくりとリズムを刻む。

二人の影に目を留めると

「まるで踊っているようだ」

と、つぶやいた。

そう

躍るようにあなたと並ぶ長い影

私の長い髪は

あなたの方へ行きたがっている。

何も言わなくとも伝わっている

秋の夕暮れ

          「踊るように」

9/7/2023, 5:08:44 PM

【踊るように】
(※性的表現有り🔞)

しっとりと熱くなった肌に
澄んだ空気が触れる。

ひらりとやわらかい毛布が
滴る汗をじんわりと吸いだす。

「ねえ、もう終わり?」

猫なで声のような声を出し、
甘えた目で見つめる。

「もう限界」そう思っても
みずからにまだ求めているのがわかる。

おたがいに『欲しがり』なオレ達は
『我慢』が出来ない『悪い子』だった。

『悪い子』?
いや、ただ『正直』なだけだ。

ベッドはカップルだけの
プライベートな『ダンスフロア』。

腰がガクガクになって
腹筋と足が筋肉痛で痛くなるほど
ベッドで踊り続ける。

『絶頂』なんて数える暇なんて無い。
数えていてもすぐ忘れるほどだ。

指で体の曲線をなぞる度に
肌が可愛らしく反応をする。

「イジワル…」

もちろんあっけなく終わるのはもったいない。
じわじわと焦らして最後にヤルのが良い。
それが長持ちの秘訣。

良い子で可愛い子には
ちゃんと『ご褒美』をあげよう。

そうすれば潤んだ瞳をしながら
『オカワリ』を望むだろう。

シーツがぐっしょり濡れるまで
ひたすら愛し合えばいい

それがたとえ『恋人』じゃなくても
感情に熱く燃えた情熱は
ずっとこの『ダンスフロア』の中で続くだろう…

9/7/2023, 4:48:52 PM

踊るように


踊るように、
踊るように、
この世界を生きれたら、

見える世界の、
その色は、
心に描いた、
その色は、
きっと鮮やかであるだろう。

例えば、
哀しくて仕方なかったとしても、
苦しくて胸が張り裂けそうだとしても、
虚しさに襲われ灰色の世界がやって来たとしても、

踊るように、
踊るように、

顔を上げ、
ステップを踏み続け、
クルリと回り、
背筋を伸ばし、
指先を伸ばし、

そんなふうにしてこの世界を見られたら、
きっときっと、
心の中に見える風景も、
変わってくるだろう。

だから、どんな時も、
生きて、生きて、
この命を謳歌したい。

舞うことは、
きっと命を生きること。

だからこの世界には、
沢山のダンスで溢れてるんだ。

踊るように、
踊るように。

So life is beautiul



ソンへ

9/7/2023, 4:29:26 PM

疲れた。
自腹に、体調的に向かない立ち仕事り
でもなつみ紹介だから辞める訳にもかない。
目眩も増えて体もあちこちぶつけてアザだらけ
死んだほがマシ。

ポムがいるから死ななけど
現実逃避したいまたODしちゃった。
ほんとにろくでもない。

9/7/2023, 4:17:20 PM

Episode.20 踊るように


目の前を横切る微風。
その微風に切られ落ちた緑葉。
ひらひら、はらはらと舞い落ちる。

今は9月上旬。
まだ暑い日々が続く中、四季は秋へと移り変わる。
光強く照らされ暑さに魘された夏も、もうすぐ終わる。

秋は好きだ。
肌に触れる気温が心地よく、紅葉や自然も綺麗に映える。
食欲、読書、運動の秋とも言うが、秋の全てが好きだ。

だが夏のように光り輝くような明るさは無く、ほんのり薄暗く物寂しい情景は慣れない。

夏から秋への季節の変わり目は落ち着かない。

夏の緑葉が秋の初風に吹かれて舞い落ちる。
ひらり、はらりと揺れ動く姿は、まるで踊るように役目を終えたことを告げる。

夏から秋より、秋から冬の方が葉は落ちる。

しかし夏から秋だって葉は落ちる。

この、最後まで輝き続けられなかった緑葉を見るのが寂しい。
でも緑葉も寂しいと思っているようには感じなかった。

なぜなら緑葉の舞い落ちる姿が、踊るように見えたからだ。
自分の意思で落ちた、そうとも捉えられる。


先程の秋の初風はどこかへ向かい、初嵐が横切る。

未だ木に残り揺られる緑葉は、舞い落ちた緑葉を気にかけることなく大勢で踊り続けている。

風が強く寒い、もうそろそろ帰ろう。

9/7/2023, 4:12:12 PM

#72 踊るように


夜中とは信じられないほどに絢爛に満ちた空間が、そこにはあった。

煌びやかなシャンデリア。
色とりどりのドレス。
滑らかに踊るように奏でられる旋律。
選び抜かれた酒や贅を凝らした料理。

ダンスの場でドレスの裾は、それ自体が踊るように見えるほどヒラヒラと舞い上がり、
会話がそこかしこで弾む。

だが、それも当然のことだ。
誰もが心踊るように綿密に設計されているのだから。招待客はもちろん、使用人たちも含め。

会場内にいるものは、この夜会を楽しむ、あるいは楽しませることに夢中で、壁際に佇み壁の花となっている少女へ目を向けることはない。

彼女の服装は、目立たぬ色のドレスに装飾も最低限で、とてもダンスを踊るようには見えなかった。
そんな彼女の目はわずかな変化も見逃さぬよう注意深く招待客へと向けられている。

やがて、その時は来た。

かなり酒を過ごしていた男の歩きがふらつき始めた。しかしその足取りは踊るように軽やかにも見え、まだ周りに違和感を抱かせていない。

次は、真っ赤なドレスを着た女性。手は心臓の辺りで握り込まれている。
おそらく彼女の鼓動は激しく踊るように跳ね、相当苦しいはずだが、しかしプライドが許さないのだろう。金と手間を掛けて保たれた美貌は、僅かに歪められる程度である。

そうした変化が、あちこちで起き始めた。
手筈通り、使用人たちは姿を消している。あちらは、いつのまにか居なくなったように感じているはすだ。

(ここまで、長かった…本当に)

彼女がここにいるのは、この場の結末を見届けるためだ。その目的は、復讐。
最後まで油断していけないと分かりつつも、つい感傷に浸ってしまう。

彼女の母は、この国の王から寵愛を受けていたが、
妬んだ他の妃たちによって、わざと窮屈な靴を履き踊るように強要された。長時間に渡った仕打ちは元々踊り子であった母の命ともいえる足を深く傷つけ、それが元となりこの世を去ってしまった。

彼女は出来る限り身を潜め、何年もかけて味方を見極めた。復讐のついでに国の腐った奴らも掃除することになったが、皆が彼女の手のひらの上で踊るように策を練り、機会を待った。

そうして今を迎えたのである。

存在を気取られてはならないので、
決して表情に出さないが。

心はくるくる踊るように、
歓喜と自制の間で揺れていた。


---

踊る「ように」ということは、実際は踊ってないんだよなあ…から、踊りに加わらずにいる女性を指す壁の花を連想しました。

比喩だけじゃないんだな、と実際書いてて気づきました。しつこいくらいに使いました。

9/7/2023, 4:05:22 PM

君とは高校の卒業式以来だろうか。
久しぶりの連絡に胸が踊った。






次々とポーズをとっていく君に、シャッターを切る。
ドレスを靡かせながら、回りながら。
たかれるフラッシュよりも輝く君は、直視できない。
カメラ越しに見るので精一杯だ。

「綺麗だ。」
僕の隣から聞こえる声。
タキシードを纏った男性はとても嬉しそうだ。



「今度は2人並んでポーズとってみましょう。」
そう促して、身を寄せて微笑む2人に、またシャッターを切る。

お似合いだし、よく撮れてると自分でも思う出来だ。


撮影が終わり、写真選びにアルバムのレイアウトも決まった。
今日の写真のメモリーカードを君に渡す。

「アルバムが完成したら、また連絡するね。」

「ありがとう。結婚式の前撮り、頼んで良かった。」

自分に向けられた笑顔。
そっと瞼を閉じ、記憶に保存した。






目に見えて、心踊る君。
おめでとう。お幸せに。

そう言いたかったよ。

9/7/2023, 3:57:28 PM

踊るように言われ踊っていた
僅かなお金のため踊っていた

あなたとお腹の子と暮らしていくため
これからも踊るつもりだったのに…

私はあなたに踊らされていたのか

9/7/2023, 3:43:48 PM

お題:踊るように

サッカー ブラジル代表が日本代表と対決した時、ブラジル代表期待のアタッカーがドリブルを仕掛けてきた。その時の実況は「サンバのリズムでドリブルを仕掛けてきます」と言っていた。

いや、それは違うだろう。それはもうココリコ遠藤さんの持ちギャグだ。

上手く言っているように聞こえたが、ちょっと考えると勘違いである。

この程度の勘違いで済めば良いが、大変な勘違いもある。

『タッカーとデイル』という映画ではパリピ大学生が、何の罪もない顔が怖いただのおっさん2人組を殺人鬼と勘違いしたことからとんでもない事態が巻き起こる。

第一印象は大切だが、そればかりでは勘違いを引き起こしてしまうことを教えてくれる映画だ。

P.S.映画紹介エッセイみたいに書いてみました。

9/7/2023, 3:30:42 PM

踊るように

いいことがあったのか。踊るように歩いていく。
それをみた母は楽しそうねと一言。

9/7/2023, 3:30:06 PM

冬の海辺
何度も僕の方を振り返って
くるりと回りながら前を歩く君の姿

9/7/2023, 3:24:50 PM

〘踊るように〙
きりきりと車に吹かれとんぼ舞う舞ったはずだが行方は知れず

9/7/2023, 3:18:20 PM

踊るように

赤いワンピースを着ている貴方
この手を取って踊ろう
高いヒールをコツコツと高らかに鳴らして
君が手にするブーケで花吹雪を

Next