『踊るように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
耳から脳へ、心地の良い音楽が流れ込んでくる。
脳からカラダへ。ジャズでもK-POPでもクラッシックでも。
思い思いのリズムにのって、ステップを踏む。
トントンっと足を鳴らして、裸足だって大丈夫。
リズムにのって、カラダを揺らして、少しだけはしゃぐ。
簡単なこと。音楽さえあれば、どこでだって踊れるの。
辛いとき、悲しいとき。そんな暗い気持ちを吹き飛ばしたいと思ったら思い出して…
「わたし」はいつだってここにいるよ。
『踊るように』
心に浮かんだことをやってみる
しばらくすると
あれをやりたいな
それをやってみる
しばらくすると
これをやってみたいな
それをやってみる
しばらくすると
こういうのをやってみたいな
それをやってみる
すると
今までやってきたことが
全て繋がっていたことに気がつく
飽きっぽい?
ありがとう
褒めてくれて
軽やかに軽やかに
今この瞬間に生きているだけ
〜踊るように〜
踊るように
蝶がひらひらと舞い踊る姿は
何か意味深で催眠術のようだ。
天女が手招きしているような
色仕掛けで誘うような。
じっと見てしまうと心が踊り
操られそうだ。
いつだって絶体絶命。
生きているようで、片足あの世に行っているみたいで。
本当に、いつだって不安定で、不思議で、陽炎みたいで。
そんなあの人が唯一生きていると実感できるのは。
一心に踊り続けている時。
まるで”踊るように”、命さえ投げ出しかねない人だから。
だから側にいたんだ。だからきっと、追い付いてくれるって、信じてたんだ。
でも、違った。あの人にとって自分は、勝手に先に行って置き去りにした最低な相手になってた。
言葉にするのが苦手な人だから、先回りしたことだってある。
それが、あの人にとっては身勝手で自分勝手に写ったんだろう。
きっと付いてきてくれるって、いつか本音を話してくれるって、信じてた。
けど、後に続いていないことに気づかなくて、待たなかったことが悪いのなら。
本音を聞いたのに、例えで誤魔化して言ってくれなかったことに気づかなかったのが悪いのなら。
待つこともしないで、意味に気づかなかった自分が悪いんだろう。
だから、どうか、その人とは幸せになって。
まるで”踊るように”、軽やかに並んで歩く2人を見送りながら。
言葉にならない絶望と、もしもを願う浅ましさを嗤うしかなかった。
踊るように
【踊るように】
夏祭りの金魚すくいで取った金魚は尾鰭をひらひらさせ踊るように泳いでいた。
#踊るように
全ての動きを把握することができない
舞いながら
飛びながら
踊るように次々と薙ぎ倒していく
あなたが味方で良かった
敵だと彼はとっくに死んでるよ
踊るように
大好きな彼の背中を見つけて、急いで階段を降りる。
気づかれないように、足音を立てずに。少し驚かせてみたい。私のそんな好奇心から起きた行動だった。
彼がこちらを見上げた。気づかれた、そう思った私は
半ば諦めつつ、急いで残りの階段をかけ降りる。
そしてそのまま彼の肩に手を掛けて、驚かすように
声を出し飛んでみる。思ったより飛んでしまった。
彼のリュックと私のカバンがぶつかった。彼は驚きより、そっちの方に気が向いたらしい。
「大丈夫?ぶつかっちゃったけど…」
そんなことを言った。私は少し悔しさを感じつつ、
「大丈夫よ、思ったより飛びすぎたわ」
いつも通りに返す。
二人で帰るときに、私がよくやること。いつも失敗に終わるけれど、それでも幸せで、楽しくて、やめられない。
おや、まあ。
このお題は2回目だ。それもちょうど、わたしが初めて投稿した日のお題。
なんだか懐かしい あの時のわたしと手を繋いでるような感覚だ。ゆっくり今とあの時がつながった。
うん、うん。2回目ってのも趣がある。いい題だ。
花びらは踊るように散る
雪は踊るように降る
その中で踊る妖精達が季節を告げる
月の粉をきらめかせながら
踊るように伝える
Shall we dance?
【踊るように】
私にとって踊りはとても大切なものだ
私の身体の一部で
身体全身が踊りを求めている
そう、だから
踊るように…
ううん、
歌うように
話すように
笑うように
泣くように
生きるために踊る
七夕の短冊に私が毎回書くこと、
〝私の踊りが誰かの希望(ひかり)となれますように〟
踊るように
以前のやりたいことのメモからしばらくして、君は僕の机の上にやりたいことを書いたメモを置いておくようになった。
今日、久しぶりにメモがあり、また一面にずらっとやりたいことが書いてあった。
踊るように書かれた文字は、君のワクワクした感情そのもので、僕はつい吹き出してしまう。
ー明日の予定は決まったな。
君のしたいこと、全部叶えることはできないけど、何も予定が無いよりはいいだろう。
口元に微笑みを浮かべ、君の笑った顔を思い浮かべながら、早く明日が来ることを願った。
前回のやりたいことの続編です。(みけねこ)
踊るように
君はいつも踊るように生き生きとしている。
そんな君が羨ましくて、輝いて見える。
私は普段あまり喋らないクラスメイトの君に話しかけた。
「ねぇ、なんでそんなに生き生きと自由にいられるの?」
初めて話した君は目を丸くして、笑った。
「ははっ!面白いこと言うね。
別に生き生きとしてるわけではないけど。
俺には佐倉さんは何かに縛られているように見えるな。」
縛られてるように見える、か・・・・・・・
「ねぇ、佐倉さん。佐倉さんの人生なんだよ?
誰のものでもない佐倉さんの。
だからさもっと軽く考えていいんじゃない?
佐倉さんが何を悩んでるのかは分からないけど、一度しかない自分の人生なんだよ?
親や他人にこうあるべきだなんて決められて自分のしたいことを見失っちゃダメだよ。
生き方は自分で決める。」
私の人生・・・・・・・。
生き方は自分で決める。
自分を見失わない。
少しだけ心が軽くなった。
「ありがとう。」
お礼を言うと君は眩しい笑顔で頷いた。
嗚呼、綺麗だと思った。
その薄い唇から零れ落ちる吐息が。
その濡羽色を隠す長いまつ毛が。
その凛とした横顔が。
でも届かない。
あなたは私の元を離れていくの。
掴もうとした手は空虚を切ってしまう。
あなたはクロアゲハのごとく踊るように居なくなってしまう。
私を置いて。
生きていきたい。
あなたと2人、この世界で
//踊るように
#踊るように
幼稚園のお遊戯で既にワンターンずつ振りが遅れていた私に、踊りの話題とかよく振ったな!と思う。
正直、躰を動かすこと全てに嫌な思い出がつきまとっているんだが。
そういえば、メンタル落ちてる帰り道は、夢遊病者のようにフラフラと帰路に着いてるから(徒歩通勤)かろうじて踊ってる様に見えるかも( ̄△ ̄)
あ、東京に引っ越して来て帰り道商店街歩いてたら、裏通りから猫が…ちっちゃな旋風に巻かれて枯れ葉が舞い上がってたのを、捕まえようとして立ち上がって、そのまま2本足でね。
葉っぱを追ってくるくると、まるでバレリーナの様にくるくると、ターン決めながら、2本足で歩きながら、通りの反対側に消えていった事があったわ。
そう、まるで、踊るように。
何人か足を止めて猫見てたよね。
動画撮りたかった。
あれは見たくてももう見られない偶然の産物。
インパクト強すぎて忘れられん( ̄∇ ̄)
血色感が感じられない肌、ブラックホールのような今にも吸い込まれてしまいそうな瞳、薄い体、まばらに刻まれている偽りの愛、決して私1人には向けられていないプロの笑顔、
差し出された手を取ってしまったがもう最後、私の理性はどこへやらまるで踊るように一定のリズムをキープし、終盤に近づくにつれ音は乱れていく。
夢から覚めた。そうだ、踊っていたのではない、
彼の手の上で踊らされていた馬鹿な私がそこにいただけだ。
踊るように宙を待った新聞紙たちはヒラヒラと落ちていった。
文化祭の準備の時職員室まで新聞紙を取りに行った。新聞紙とほかのプリントを教室まで運ぶのに前が見えないくらいまで積み重ねた。
職員室は2階でクラスは3階の端っこにある。
私はくねくねとした道をゆっくり誰にもぶつからないように歩いていた時。
猛スピードで走ってくる人とぶつかってしまった。その人は私が今気になる人でその時だけ時がゆっくり過ぎていった。
ぶつかった瞬間にまった新聞紙たちは宙を踊るようにまっていった。
ひらひら 、ゆらゆら 、ふわふわ 。
まるでドレスの裾みたい
柔らかく揺れる 金魚の 尾鰭。
舞うように、踊るように 優雅
踊るように教室から廊下へ
主将に呼ばれた 副主将の長い髪が遠のく
なんなの あいつら 熟年夫婦の空気だよ
「あの頃、主将のことしか見えてなかったけど
一番付き合いの長い友達は、高等部からのお前だ」
はいはい ありがとう 妬いてないよ
強がりじゃなく 主将と副主将は 本当に救いだった
親父とお袋が 完全に終わる 葬送狂騒曲の合間に
あいつらの 男子校の小さな恋のメロディーが
聴こえていたからオレは生きのびられたんだ
十年後の今日までオレは生きのびられたんだ
「踊るように」
踊るように
僕の2人の甥っ子は踊るように人生を生きている。
自分のやりたいことに一心不乱に取り組み楽しんでいる。
甥っ子たちを見ていると僕はどうだろうか。
2人のように情熱を持って生きているだろうか。
ふと、そんなことを考える。