透明の糖分

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血色感が感じられない肌、ブラックホールのような今にも吸い込まれてしまいそうな瞳、薄い体、まばらに刻まれている偽りの愛、決して私1人には向けられていないプロの笑顔、
差し出された手を取ってしまったがもう最後、私の理性はどこへやらまるで踊るように一定のリズムをキープし、終盤に近づくにつれ音は乱れていく。


夢から覚めた。そうだ、踊っていたのではない、
彼の手の上で踊らされていた馬鹿な私がそこにいただけだ。

9/7/2023, 11:06:25 AM