『踊りませんか?』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
―踊りませんか?―
もう考えるの辞めて踊ろうよ
もう無駄に悩むのとか辞めようよ
だって考えたところでどうにもできないんだし
悩んだってどうせ解決しないことなんだし
辛いんでしょ?苦しいんでしょ?
疲れたんでしょ?辞めたいんでしょ?
いーじゃんいーじゃん、諦めちゃいなよ
いーじゃんいーじゃん、踊るの楽しいよ
誰かが代わりに戦ってくれるって
誰かが代わりに解決してくれるって
ほらほら早くこっちへおいで
夢の世界へ連れてってあげる
ほらほら早く切り上げちゃって
こっちは準備できてるんだよ
さぁさぁ声に耳をすませ!
さぁさぁリズムを体で刻め!
そうそう、そのまま音に身を任せ
そうそう、そのまま力を抜いて
心のままに動いていい
人の事なんて気にしなくていい
心地よくなって全部どうでも良くなって
目が覚めたらもうそこは
―君の知らない新たな世界
私は踊りが好きだ。
なぜなら踊っていると気持ちが「スゥー」っと楽になるから。みんなも楽しく踊りませんか…
「私と、踊りませんか」
落ち着かなさげに薄暗い教室の中をうろつきながら、そう声に出してみる。想像するのはもちろん、相手の顔。
「私と、踊りませんか」
文化祭のフォークダンスなんて、古臭くてつまらないと思っていた。そう、あの時は踊りたいと思える相手がいなかったから。
私がこの言葉を伝えることで、相手はどんな表情をするだろう。驚く?困る?それとも喜ぶ、だろうか。
「私と、踊りませんか。踊り……うーん?」
踊らないですか?いや、踊ろう?
なにがふさわしいだろうか。相手は部活の後輩。敬語というのもおかしい気がしてきた。
「おど……踊らない?私と」
ダメだ、言える気がしない。もうすぐ本番だというのに。もう既に相手が決まってしまっているかもしれない。だいたい、こんな急に申し出ても迷惑か。
「―――先輩!」
「えっ」
私一人だけがいた空き教室に飛び込んでくる存在。私が今まで恋い焦がれて止まなかった人。
肩で息をするその人が走って来たのは明らかで、その目ははっきりと私を捉えていた。
「私と、踊りませんか」
彼女のかわいい声が、私がずっと伝えたかった言葉を綴る。
「好きです、先輩。私と、踊ってください」
窓からさしこむキャンプファイヤーの灯りが彼女の桃色の頬を照らした。それが綺麗で、かわいくて、ずっと見ていたかったが、ゆらりと頭を下げた茶色の髪に隠れてしまう。
どこからか入り込んだ夕暮れの涼しげな風が、私達のスカートを揺らしていた。
月影
月影に哀しく
踊り続ける
シルエット…
淡いベールが
微かに光に
靡かせてる…
瞳に映した
幻想の姿と
踊り続けて
頬を濡らし
貴女の名を呼ぶ…
寂しく無いよ…
瞼閉じれば 貴女は居るから…
淋しく無いよ…
瞳映したら 貴女が微笑んで…
軈て 月影は消えるから…
上手く喋れるかな。
上手く笑えるかな。
わかる。
僕も今、君と同じ事で不安になってる。
だからさ、
喋らなくて良いし、
笑ってくれてた方がまぁ…嬉しいけど。
僕と、踊りませんか?
「踊りませんか?」
体育祭のフォークダンス
当時の恋人と踊れなかった
その日の夕方、少し誘って近くの河川敷へ。
「体育祭、踊れなかったし…ここで踊りませんか?」
#踊りませんか?
深夜の住宅街、静まり返った辺りには自分だけ。
この世界で一人きりになった気分だ。
「踊りませんか?」
頭に浮かんだ問いかけに答えるように、
スキップで帰路を急いだ。
くるくるとのたうち回った。やがてどくどくと鮮血を流しながら白目をむいて倒れた。なぜ踊らないの。もっと一緒に踊りたいのに
[踊りませんか?]
「踊りませんか?」
そう言いたげな視線と動作で訴えてくる
一時間程前からずっと踊っている彼から。
一緒に踊った人達は、みんなもう一度踊らないかと
彼に言う。上からっぽい言い方は
僅かなプライドがそう言わせるのだろうか
だが、彼はそれには耳もかさず
新たな相手を求めた結果、私に狙いを定めたようだ
節操がないと呆れながらも、それに応じた
曲が始まり、足を浮かせて、降ろした瞬間に悟った
化身
暗い感情、不安を一時だけ忘れさせてくれる
宴の精霊、酒の守護神たちの抱擁
踊りませんか?
初めて会ったはずの
あなた…
いきなり、
踊りませんか?と
誘われて…
えっ?
頭真っ白になり
ながら…
頷いた…
どうしようどうしよう
OKしちゃった
バカバカ…わたし…
こわい…こわい…
そう心の中で
おしゃべりしていたの…
あなたは…
微笑んで…
ムリしなくて
いいんですよ。
ごめんなさい
いつか、一緒に
踊りましょう
そう…
思えるまで…
ずっと待ってますね…
とわたしの
心に寄り添って
くれた…
優しいあなた…
ありがとう…
満点の夜空で
互いの手を取り合い
心ゆくまで
踊りませんか?
今宵、夢の逢瀬で…
踊りませんか?
私と踊ってくれませんか?
今夜だけ
少しの時間だけでも
どうかあなたと居させてください。
この思いに区切りをつけるために。
『踊りませんか?』
退屈だ。
何も無い、私のセカイ。
孤独で、味方なんて居ない。
いつか、行けるだろうか。
素敵な舞踏会に───────
お題 踊りませんか?
一番眩しいあなたが私の手を取り
音に合わせて交わる二人
この時が変わらぬように
いつまでも音を響かせて
懐かしいと思う日が来たら
この日のように手を重ねて
二人で踊りませんか
少女は言う。
「私、ずっとひとりぼっちだったの。」
少年は無言のまま手を差し出す。
少女は笑う。
「貴方、内気なのね。なのに、私を殺したいのね。」
少年の手を取る。
白いレースのドレスが風になびく。
「私と、踊ってくれる?」
少年は少女の腰に手を添える。
「素敵。男の子と踊れるなんて夢みたい。」
互いに手を握り合う。
瞬間、惨たらしい空間が大掛かりな舞台に変わる。
少女は目を細める。
少年は相も変わらず無表情だ。
「私たちだけの舞台。最期の舞台。」
月の光が二人を照らす。
アンコールを求める観客のように一層眩く照らす。
靴の音だけが響く。
やがて、音は止む。
少女は言う。
「ありがとう。とても楽しかったわ。」
少年はナイフを自身の首に当てる。
少女は小さく悲鳴を上げる。
「僕の両親を、親戚を、友達を殺した君を許せない。
もっと許せないのは、君が僕の心を掴んで離さないことだ。」
鮮やかな、赤々とした血液が噴き出す。
少年の衣服を紅く染める。
少女の頬を紅く染める。
月の光が二人を照らす。
惨劇から目を背けるな、と言うように一層眩く照らす。
「私とあなたじゃ住む世界が違う 第三十六話」
志那達は、階段を降りながらその階に居る敵陣を倒して行きました。
「倒せー!」
「危ない!鋼吹雪!」
志那は、とっさに鋼吹雪を繰り出しました。
「やった!成功した!」
「志那、ナイス!固めちゃえ」
スモークは、すかさず凝固術を繰り出しました。
「危ないマリモみたいですわね」
梨々華は、凝固術で固まった敵を見るなり言いました。
「…!良い事を思い付きましたわ。皆さん、話がありますの」
梨々華は、四人を呼びました。
「何?話って」
「城に居る敵陣を、鋼吹雪と凝固術を使ってトゲトゲのマリモみたいにして外に転がす作戦ですわよ?」
「外か…!成程ね!一気に外の敵もやっつける作戦って事?」
スモークは、楽しそうに話に乗りました。
「梨々華、外に転がすのは誰がやるのよ?」
「志那、さっきの一人でに武器が戦う術は、誰がやってました?」
「俺の術を使えって事だな。だけどな、そんな事したら壁に穴が開くぞ」
「そこは、壁を水みたいに出来る人が居るでしょう?」
「大丈夫だ。マリンフロアは壁にも転用可能だからな」
「梨々華、天才じゃん!早速やってみよ」
志那達は、嬉しそうに作戦を開始しました。
「倒せー!」
「やかましい武士だな、全く。ダークワームホール!」
ノアールは、黒い異空間の入り口を出現させて、黒い電磁波で敵を消して行きました。
「危ないで?えらいモンが転がって来よったよ?」
スノーは、ノアールに注意しました。
「えらいモン?…何やアリャ!?」
城の方から、鋼吹雪に刺さり、凝固術で固まった敵陣達が転がって来ました。そして、転がって来た敵陣達は、見事に味方にぶつかって行きました。
「あの子ら、力を合わせたらこうなるんやな…」
マゼンタは、感銘を受けていました。
「マッズ。早く逃げるぞ」
「オイ、饅頭。何か知っとるみたいやな」
マゼンタは、手下の一人を掴みました。
「アイツ、捕まったか…」
「ワイに構わず逃げてくれー!」
「おーっと、仲間は全員捕まえんとな」
マゼンタは、手下全員を宙に浮かせて、自分の元に引き寄せました。
「?!どうなってるんだ?」
「俺の術、サイコワールドや。冥土の土産に教えたってもエエで」
マゼンタはそう言うと、念力で饅頭達を捻り始めました。
「い、痛い!」
「俺の可愛い弟子に回帰光玉ブツケたん誰や!?」
マゼンタは、低い声の調子で饅頭達を尋問し始めました。
「回帰光玉?そんなの知らないな…」
あなたとワルツ
踊りませんか?
あなたとなら
夜が明けるまで
踊りたい
踊りませんか?
本当に大好きな
ダンスは
もう見れない。
あと4日後は
一緒に
踊りませんか?
復活するの
待ってたから
早く逢いたいなぁ。
ステージは水中で、期間は死ぬまで
藻掻くように、死ぬまで、二人で
踊りませんか?
踊りませんか?
もし良かったら
この不安と
手をつないで
くれませんか?
もし良かったら
この悲しみを
抱き締めて
くれませんか?
もし良かったら
この迷いに
大丈夫と言って
くれませんか?
もし良かったら
あなたの笑顔を
半分こして
くれませんか?
もし良かったら
あなたの事を
思わせて
くれませんか?
もし良かったら
一緒に明日へ
踊らせて
くれませんか?
もし良かったら
この先ずっと
一緒に踊って
くれませんか?