『赤い糸』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この胸に空いた穴をふさぎますあなた離した赤い糸もて
#jtanka #短歌
運命の赤い糸は、たった一人の相手とだけ繋がっている。
そんなロマンチックのような噂話が、皆の中でかしましく広まっている。
ただ私は、それが美しいだとか、ロマンチックには到底見えない。
だって運命とは、ある種の呪いだから。
恋人とか腑抜けたものじゃない。
運命の相手は全てを受け入れ、ともに歩むものだから。
赤い糸なんていらない。素敵な人は自分の力で見つけるから。
運命の赤い糸って、信じますか?
自分の今持っている糸は赤くはないかもしれません。
オレンジ、黄色、紺色、または他の色かも。
それでも、糸を手にしたんです。赤い糸は見えなかったけれど。
見えたのではなく、密かに縛られていたんです。
糸って言い始めた人は誰だ。これは糸ではない。もっと強く、人を狂わせる何かだ。
赤い糸
昔から私には赤い糸が見えた。
運命の人と繋がっているという例のあれだ。
といっても、見えるのは自分の糸だけ。
見えたての頃は、この先に私の王子様がいる!!!!
なんて思って興奮したけれど、そのドキドキはすぐになくなってしまった。いや、しらけてしまった、というのが正しいのかもしれない。
この糸、定期的に切れる。
何を言っているか分からないかもしれないけど、私の運命の赤い糸は定期的に切れるのだ。1週間持ったら長い方。短いと5分とかで切れて、また新しい赤い糸が延びる。
頭の悪い私なりに考えた結果、運命なんてものはきっとないのだ、という結論にいたった。きっと、今この瞬間で切り取ったら私と幸せになってくれる相手というのはいるのだろうけど、世界中の人間が何か一歩行動すると、きっと変わってしまうんだ。
だいたい、この赤い糸どこに繋がってるか分からない。
何度も繋がってる先まで私の方から殴り込んでやる!!なんて考えたことはあるけど、いかんせんこの赤い糸寿命が短い。
先まで辿り着く前にプツンと切れて、またあらぬ方向を指してしまう。
そんなことが積み重なった結果、私は運命なんてものを信じなくなっていた。ついさっきまでは。
私は人生で初めて、自分のかぼそい赤い糸が指し示す人物と出会ってしまった。どうして、こんなことになったのかは分からない。
そもそも、今の状況自体把握しきれていない。
けど、確かに私の赤い糸は……目の前の誘拐犯と繋がっていた。
誰にも一本は赤い糸があるのでしょうか
その貴重な一本を自ら断ち切った場合
次は無いのでしょうか
私の赤い糸は
きっと絡まり絡まり
相手に届かないんだ
お題
赤い糸
赤い糸。というと運命の赤い糸しか思い浮かばない。小説のタイトルになりそう。
『赤い糸』
運命の赤い糸だとか言われているけど
僕にとっては運命なんかじゃない
これがなければ死んでしまう
救命
こう呼んだ方がいいのかも
僕はずっと管に繋がれていて
そこから赤い糸が伸びている
いつか
この糸が
切れる日が来ることを願っている
赤い糸ときいて「縦の糸はあなた、横の糸は私。」という歌詞を思い出した。これは糸という中島みゆきの曲であるが、
僕はこれをカラオケに行ったときは毎回歌う。特に好きな子とか可愛い子が居たときには必ず歌う。本気出して歌う。
理由は単にモテたいからだ、変に好きなバンドの、誰も知らないような曲とかボカロ歌ったところで失敗する可能性を持ってしまうだけだし、かといって流行っているKPOPの曲を歌おうとすれば難しくて失敗してしまうだけだ。
中島みゆきはいい。基本みんなが知っている曲ばかりだし恋愛の曲なんてどうすればあんなに純粋で切なげなものが書けるのかどうやってもわからない、素晴らしい。
だが、正直のところ、中島みゆきを歌うより好きなバンドを歌った方がよくわからんが盛り下がる。たぶんしんみりちゃう、僕の十八番。
それで何が言いたいかって言うと僕には彼氏は居ないし彼女すらも居ない、結局糸を歌う僕をカッコいいと言う人はいない。カラオケか合コンかになんて赤い糸はない。
それに気づいた瞬間、ムカついて国道沿いの家からめっちゃでかい声で「うんこ!」って叫んだわ。
くそう、どうやったら赤い糸結ばれるってんだよ!!
拝啓、おかあさん
逃げ出すことだってできたんだ
船に乗って別の国に移り住むこともできた
でも、私たちはそうしなかったのは
この小さな島でしか生き方を知らなかったから
敵の艦砲射撃も、空襲も恐れてはならない
戦いに勝てばまたいつもの日常がやってくるから
兵隊さんは恐ろしい敵と戦っているのだ
彼らに敬意を払い、陛下の旗を振る
あまりにも多くの犠牲者がでても
私たちが死んでしまったとしても
この島を、国を守らなければと
学校ではそう教わった
ひとり、またひとりと命を落としていく
それは敵も同じことだった
いつか本で読んだ外国のお話
少女が夢の国へと迷い込んでしまう話
でも、私の前にウサギは現れてくれない
トランプの兵隊なら死体になって転がっている
私は夢を見ているのだろうか
死んでしまえば、この悪夢から覚めるのだろうか
校庭には死んだ友達が楽しそうに遊んでいる
私もそこに行けるだろうか
ここが地獄なら、きっと向こうは天国のはず
ふと、お母さんに会いたくなった
声が懐かしくなった
匂いが懐かしくなった
お母さん。
生きているなら会いたくなった
「赤い糸」
赤い糸糸と聞くとアニメなどでよくある、「恋」が始まるみたいなのが想像つくだろう。
でも私は...心霊の「1人かくれんぼ」に使われている
赤い糸を思い出してしまう
赤い糸。運命の相手と赤い糸で結ばれているってのはよく聞く話だけどなにが元ネタなのかね。調べればわかるだろうけどめんどくさいからいいや、と思ったけどわからないことがあったら調べる癖をつけたいから調べる。
調べたら中国の古い物語が元ネタというか由来らしい。本来は神様が足首に赤い縄を結ぶのだとか。赤い理由は中国で赤色はめでたい色だからとか他人と結婚することで家族、つまり血縁になるから赤いのだとかそういう理由らしい。それらしいね。
元の話では赤い縄で結ばれた相手が不満で回避しようとしたけど結局結ばれることになったから相手を大事にすることにした。そんな話で要は運命は避けられないから受け入れることが大事。そういう話だと思う。
日本で小指に赤い糸となった理由は結婚指輪をはめるのが手で、約束をするときにやる指切りが小指だかららしい。指切りはあの有名な指切りげんまん嘘ついたら~のあれだな。
まぁ赤い糸の由来はこんな感じみたいだ。知らなかったから勉強になった。こういう雑学は役に立たないけど面白いものだ。
どうでもいいけど赤い糸って創作だとラブコメとかよりホラーで聞くような気がする。具体的に赤い糸が出てくるホラーの名前を出せと言われても出てこないけどなんとなくそんな印象がある。
【赤い糸】
僕の小指が切断されても
お姫様との運命の赤い糸は
何があっても離したりしない
君と永遠に運命の人でいたいんだ
赤い糸
私には赤い糸が見える。
赤い糸は運命のパートナーと言うけれど、案外赤い糸が繋がってないパートナーもいる。
でも上手くやれているようで、絶対にその人じゃないとだめ!というわけではないらしい。
赤い糸は常に見えてるわけじゃなくて、運命の人同士が近くにいるほど見えやすくなる。
さて、そんな私は出会ってしまった。
何にって、赤い糸が繋がった先の人。
駅の構内で、糸が引っ張られていくのが見えた。
辿った先には、一人の男性。
印象は普通の男の人。
スーツを着ていて、仕事帰りみたいで、もちろん私のことなんて気にする素振りもなく歩いている。
え、どうしよう。
まさかこんな所で出会うなんて思ってなかった。
戸惑っていると、一人の女性が手を振りながら彼に歩み寄りそのまま腕を組んだ。
楽しそうに笑う二人はどう見ても恋人同士。
赤い糸はもちろん繋がってない。
でも、どう見たって幸せそうだ。
私の運命のパートナーさんは、自分の幸せを見つけていたみたいだ。
運命って、思ってたより劇的じゃないよね。
彼らとは反対方向に向かって歩き出した。
私の愛する人との待ち合わせに向かった。
私の赤い糸は
誰と繋がっているかな?
好きな人だったらいんだけど
でもそんなうまくいかないよね
あなたに私の糸が見えるときまで
私はがんばるよ!
だから
絶対に他の人のところに行かないでね
〈赤い糸〉
[赤い糸]
運命の赤い糸✨✨
彼氏が欲しいと言い続けて約2年
あれー彼氏、、、、ー?
赤い糸私に回ってこないなぁー
〖赤い糸〗
一般的に皆さんが認知されている赤い糸とは『運命の赤い糸』
男女の手の小指を繋ぐ赤い糸、いつか結ばれる男と女は、生まれたときからお互いの小指と小指が目に見えない“赤い糸”で結ばれているというものだと思います。
ですが日本の起源では元々『足首に赤い縄』四字熟語で言うなら「赤縄繋足(せきじょうけいそく)」と言い文字の通り赤い縄でお互いの足を結び、二人三脚で歩んで行こうと言う意味合いがあったようです。
明らかに、小指の糸より強そうですよね(笑)
スイマセン コジンノカンソウデス...
どこで使えるか分かりませんが、皆さんもこの知識をお友達や家族に教えてドヤ顔してみましょう!
え?もう知っていた?
これは博識ですね!恐れ入ります。
わたしから一番遠いせかいの
御伽話のように思っていたけど
毛細血管の延長のようなものなのだろうか
細くてすぐに切れてしまいそうな
だけどすごく大事で わたしのいのちを巡らせる
繋がっている誰かも同じいのちを共有している
だから赤いのかな
赤い糸
【赤い糸】
訪れる人々の願いに応じて、赤い糸を切ったり結んだりする。それが僕のお役目だ。社の賽銭箱の上に座り、一心に祈りを捧げる人々から伸びた糸を操り続ける。人の切れ間に小さく息を吐き出せば、軽やかな声が後ろから降ってきた。
「相変わらず忙しそうだね」
驚いて振り返れば、隣の敷地に住まう君がニコニコと微笑んでいた。音もなく現れるのは本当にやめてほしい。心臓がドキドキと跳ねて仕方がなかった。
「まあね。君のほうは……」
「相変わらずの開店休業中。まあ、楽で良いけどね」
もともとは僕の社も君のところとどっこいどっこいの閑古鳥の鳴き具合だったのだけれど、テレビで縁結びのご利益が絶大なんて紹介されてから、僕のほうにだけ参拝客が一気に増えた。連日の混雑具合に流石に疲れてくる。
ガヤガヤと人の話し声が聞こえてきた。また次の参拝客が訪れたようだ。君も気がついたのか、少しだけ同情を滲ませて瞳を細めた。
「頑張って、応援してる」
ぽんぽんと君の手が僕の頭を優しく撫でる。その温度に、頬に熱が集まった。瞬間、君はスッと何の未練も名残もなくその姿を消してしまう。邪魔にならないようにと自身の社へと戻ったらしい。
(本当に、君にとって僕は。『弟』みたいなものなんだな)
自分の手をそっと見下ろした。そこには何の糸も見えない。唇の端をきつく噛み締めた。
(自分自身の縁も結べないなんて、縁結びの神が聞いて呆れるよ)
この手に赤い糸があれば、今すぐにでもそれを君へと結びつけるのに。何百年と降り積もらせた一方的な恋慕の情を、諦めとともに腹の底へと呑み込んだ。