貝殻』の作文集

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貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/5/2024, 6:00:04 PM

『貝に住まう』
貝に住まう 浅瀬は危険だ 深海に住まう 暗闇にも慣れ 眼を光らせてしまう 君とはそう たまに会う
こんな辺鄙な場所で 地上の話しを語らって

9/5/2024, 5:45:16 PM

貝殻

今日私はこの海を出て鉄に登りやっと貴方の元にむかえるだろう
素敵に育てた真珠は貴方の為
キラキラした貝殻の内側も貴方の為
貴方の為なら冷たく何も見えない海の中で永遠になってもいいわ

9/5/2024, 5:44:16 PM

貝殻

丘の斜面から海を見おろす
夏の忘れもの
日焼けの跡と
白い貝殻を耳に当て
ふと、あなたの声が聞こえた
遠い、深海の奥深くから
低い夕日が、届くかしら
あなたの 眠る海の底まで
真っ暗ではありませんか?
孤独で寂しくありませんか?
遠い遠い異国の海の奥深く
舞って散ったあなたを想います
白い貝殻を耳にあて

丘の斜面にはコスモスが揺れて
秋の訪れ
日焼けの跡は
暑かった夏の焼け跡
ふと、最後に見た街を思い出す
遠い、荒野の彼方から
低い夕日が、赤く差すから
あなたの 眠る大陸まで
真っ赤に染めて行くから
苦しくはありませんか?
遠い遠い異国の彼方に響く
地響き怒号の中に散ったあなたを想います
白い貝殻を耳にあて

ここに静かに眠りたまえ
君の清らかな御霊を
私たちは忘れてはならない
この、自由も平和も
可愛らしい貝殻も
あなたの、永遠の悲しみが
遺し与えてくれたものだと
若い英兵たちの眠る
海よ大地よあなたの悲しみを忘れない
当たり前は当たり前ではないことを
決して忘れないと誓います
白い貝殻を耳にあて

来年は昭和100年、戦後80年
二十歳で海に散ったあなたは100歳に
守られた彼女も100歳に
彼女とあなたのあなたが抱けなかった
息子が83歳になりあなた達の元に逝きました
その息子の息子が還暦になり息子の息子の息子は親になりました
全部全部、二十歳のあなたが守ってくれたものです

あなたの生きたかった明日を忘れない
白い貝殻を耳にあて
戦がやって来た遠い海を想い
今の平和に感謝します
有り難う あなた
あなたのことを 忘れません
この小さな貝殻と共に


令和6年9月5日

                心幸

9/5/2024, 5:38:23 PM

貝殻


 ふと店頭に並んだ商品に目をひかれた。貝殻などの入った、海を思わせる瓶だ。
 そういえばいつか貝殻拾いに行こうと言っていた相手がいた。
 友達だったあの子はいま元気だろうか?

 私はしばしその商品を眺めて、すぐに興味を失ったので歩き出した。

 叶わない約束だけがたくさん絡まって、やがて大人になって完全に千切れた。
 もう約束の糸が元に戻ることはない。

 拾いに行くはずだった貝殻は、きっと砂がすりつぶしたに違いない。
 そう、思う事にした。

9/5/2024, 5:33:53 PM

『貝殻』

大昔、貝殻はお金みたいなものだったらしい
こんなものがと今では思ってしまう

でも、牡蠣とかの貝殻の内側が
キラキラと虹色に輝いている貝もあり
キレイだなと見惚れてしまうため
あながち嘘ではないのかなとも思う。

時折、大きな貝殻を飾っているお家を見かけると
大昔の人間の習性なのだろうかと思ってしまう。

9/5/2024, 5:19:47 PM

✦貝殻✦

貝殻って貝の家みたいなもんだよね。

いいなー僕もすぐに隠れられる家欲しー。

もしなにかあったら

自分の身守れるじゃん。

うるさい親の怒鳴り声なんて聞かなくていいし
嫌な友達の言葉も耳にしなくていい
先生のお説教も聞かなくていい。

暴力だってもちろん防げちゃう。

あー少しでいいから逃げれる自分の居場所欲しーな。

9/5/2024, 4:43:35 PM

昔拾ったきれいな桜貝は、どこからきていたのだろう

【貝殻】

9/5/2024, 4:28:27 PM

貝殻


海にいった。

海辺を歩いていた。

さざなみが心地よくて、ずっときいていたかったんだ

ずっと水平線ばかりみていた。

遠くを見れば前を向ける気がしたから。

本当に綺麗な景色だった

ふときらりと光ったのは足もとだった。

したなんて見ていられないのに、つい惹かれたもの。

貝殻 だった

目の前の大きな夕焼けが綺麗で

下にある 貝殻 に気がつけなかった。

だけど 貝殻 には

つい集めてしまうような魅力がある。

手の届くその距離に

光ったものをみて

下を向いてもいいんだと思えた。


小さな励ましを手にまた歩くんだ

9/5/2024, 4:24:08 PM

貝殻

小瓶に集めたシーグラスの中にちっちゃい貝殻をアクセントにいれていた
そんなの集めてどうすんだなんて思っていたけど
僕にプレゼントって渡してきたんだ
途端に綺麗になった

9/5/2024, 4:18:37 PM

お題:貝殻

小学生の頃友達と近くの砂場で貝殻集めてたのが懐かしいな。楽しかったね。

9/5/2024, 4:12:29 PM

「 貝殻 」




「 おい トコロバ 〜 ! 見よろこれ !! 」


そう言って貝殻を見せてくるスタンミさん。


「 綺麗だろ ! これ お前にあげるわ ! 」


「 え いいんすか 、 !? 」


笑顔で渡された貝殻は他の貝殻より光っているように見えた、なんでだろう、






「 夏が壊れる __ 」






2024 . 9/6

9/5/2024, 3:58:15 PM

「しあわせ、なのかもしれない」

これはしあわせ、なのかもしれない

未来を考えるよゆうがあること
悩めるだけの選択肢があること
おしゃべりして分け合って
こころを軽くできること
あーとかいーとかいろいろ文句を言いながら
過ごしているけれど。

しあわせ、なのかもしれない
いつものあれこれ

眠りにつくとき寂しさではなく
安らかな気持ちである今日
これはきっと、しあわせ

#貝殻

9/5/2024, 3:50:03 PM

砂浜で綺麗な形の貝殻を見つけた。
白い巻貝。綺麗な螺旋と棘がアート作品のように見えるそれ欠けたところも無く、中を覗くと艶めいた銀色だった。
よくこういう貝殻を耳に当てて、潮騒を聞くシーンが漫画や映画にあるけど、私は昔からそれが何だか怖かった。
貝殻の中から聞こえる音が、波の音じゃなかったらどうしようと、そんな事を考えてしまうからだ。
大きくなって読んだ本で、あれは波の音では無いと書いてあるのがあった。その時は「なんだ、そっか」で済ませたけれど、じゃあみんなは一体何を聞いているんだろう? 何が聞こえているんだろう? そう考えたらやっぱり怖くなった。

拾った貝殻は、本当に綺麗な形をしていて。
こういうのを拾ったら、やっぱり耳に当てるシーンが思い浮かんで。
たまにはそんな、ベタだけど絵になるシーンを自分でもやってみたくて。
ドキドキしながら耳にそっと貝殻を押し当ててみる。
「·····」
コォ、と何かが響いている。そのまましばらく耳を澄ましていると――


「ソレ、ワタシノカラダ」

およそこの世のものとは思えない声がした。


END


「貝殻」

9/5/2024, 3:46:21 PM

貝殻が欲しいの。
これは、遠回しに、海へ行きたいと言っているの。
深い海の底へ、帰りたいの。
これは、遠回しに、息を止めたいと言っているの。

9/5/2024, 3:41:14 PM

子どもの頃 貝殻に

耳を当て 聞いていた

ふしぎな 波の音を

昨日ふと 思い出した


振り返ることを 忘れて

なりたくなかった 大人に

なってしまった わたしを

愛する人は いるのでしょうか



海のない 街に来ました

この寂しさは 一体何でしょう

海のない 街に来ました

拭う手のひらが 欲しいです

9/5/2024, 3:36:37 PM

貝殻はわたしの耳だ、といった要旨の詩が教科書に載っていたことを思い出す。ググれば出てくるがそれはおいておいて、詩というのは易しい言葉でも高尚なものであったりするし、奇をてらわず素直に表現することもあるので、それがいったい小学校の頃の教科書だったのか、中学生の頃の教科書だったのか、はたまた高校生の頃の教科書だったのか、記憶が曖昧な上に推察も難しい。わたしが受けたその詩の印象は、なんだかいやに女々しいものに感じた。たかが耳を、誰にでも付いている耳を、さも真珠を抱いたアコヤ貝か、はたまた岩牡蠣か。とにかく馴染みある浅利や蜆ではないイメージで、この人は自分の耳を貝殻に寄せた。貝殻に耳を実際に寄せる仕草はよくあることで、波の音が聞こえてくるといった美しい現象が起こる。こんなにも分量多く書いたのであるが、きっと彼女の詩の方がよっぽど短く読みやすく想像の幅を持たせた言葉の羅列であることは大いに認めたいと思う。国語の教科書というのは本当にすばらしいものである。大人になっても趣味や教養として小中学校レベルの教科書と授業を受けたいものである。

9/5/2024, 3:35:06 PM

貝殻

海が見える家に住み始めた。
駅も近くないし、不便なことが多いが、何より海が好きなのである。どうしてこんなにも海が好きなのかは分からない。別に小さい頃に住んでいた訳でもないし、特別好きな海の生き物がいる訳でもない。何はともあれ一時的なマイブームだろうと何年か住んでみることにした。

最近の楽しみは海岸で貝殻を見つけることだ。傷がない綺麗な貝殻だと、海の声が聴こえるらしい。私はまだその海の声を聴いたことがない。だから聴くまではここを離れないと決めた。

ここに暮らし始めて1年が経った。私はまだ海の声を聴けていない。ほんとに聴こえるのかと思えるほど聴けていなかった。地元にずっと住んでる人に聞くと、海の声は海に認められた者しか聴けないらしい。それが本当だったら、私は海に対して何をすればいいのだろう。掃除などだろうか。
明日からは貝殻を見つけるのと同時進行で掃除もしていこうと決めた。この気持ちが海に見透かされていたら評価が下がるだろう。

そこらからまた1年が経った。そろそろ海の声を聴くことを諦めていた。すると大きな地震が来て、津波も来た。私はどうすれば良いか分からず家にずっといた。幸い津波はそれほど大きくならなかった。その3日後私は耳を伺った。今までで1番綺麗な貝殻から海の声が聴こえたのだ。それは私が想像したまんまの声であった。

9/5/2024, 3:33:07 PM

「貝の使い方」



砂浜で探し回ってやっと見つけた。
噂は本当なのか、試す時がついに来たのだ。
高鳴る胸の鼓動。
貝殻をそっと耳に当て、瞼を閉じる。


「いや、それ此処でやったら、波の音がデカくて貝殻からの音って聞こえないんじゃね?」
「あ、そっか」
「それ、二枚貝じゃねーかよ。耳に当てると波の音が聞こえるのは巻き貝だろ!」
「でえええーマジかよ!なんで教えてくれなかったんだよ!」
「いや、普通わかるだろ……」

いや、わかんねーよ。


俺は今、後悔している。
なぜこいつらと海に来てしまったのだと。
確かに俺たち三人は仲が良い。
だが、だからって……
やっぱり、どんな汚い手を使ってでも女子と来るべきだったんだ!
汚い手ってどんな手段か、わかんねーけど。


「つーかさぁ、二枚貝の使い方って言ったら、こうだろ?」

そう言って、悪友は貝ふたつを自分の胸に当てる。

「男がやってもなぁ……」
「ダメかー!」
「なんか、すげー虚しくなってきた」


やべぇ。マジでここにはバカしかいねぇ……



────貝殻

9/5/2024, 3:28:21 PM

standbyme🌜️
 耳鼻科の医師に、根つめないくらいに推し活してね🎵一番、信頼している先生に言われ。
 蒼さんの応援が嬉しくて、全力で応援している、私。
フワフワリ何処か夢の続きを見ています☁️
何時か終わってしまう夢の中で・・・
続きを見ています。
蒼さんが、名前を呼んで下さつた〰️(*>∀<*)✨ちょっと、おしゃべりが出来た〰️(*>∀<*)✨笑って下さった✨
 フワフワした、夢の中にいる、
何時か醒める夢の中・・・でも幸せで😆🍀
 夏音ちゃんが開けてくれた、ドア。
あんまり、出来ることは少ないけれど、今、私らしく応援したいな・・・。
ミスしても、大きく受けとめてくれた、蒼さん。胸の中がいっぱいいっぱいになった、(´;ω;`)ーー今だけです。
standbyme🌜️  蒼さんのこと応援していたいの。
耳鼻科の先生、心配かけてごめんなさい🙏
ムリしないようにします(o^-^o)🎵
 ⭐また、ちゃんと創作活動の文活も頑張ります🎵🙏すみません(-_-;)
終わり

9/5/2024, 3:27:20 PM

「嫌な事を言われたら、これを耳に当てて。」
彼女は貝殻を二つ、僕にくれた。そこからは波音が響く。

「何で生きてるの?」
母は僕を睨みつけ、言う。僕は貝殻を耳に当てた。嫌な事、聞きたくない事を言われた時、僕は貝殻を耳に当てた。そうすると、僕の耳に届くのは波音だけになる。これを教えてくれたのは、幼馴染の女の子だった。

彼女は病弱で、いつも家の中に居た。そして向かいにある僕の家を、じっと見ていた。時々、僕は彼女を見舞いに行った。その度に彼女は、笑って出迎えてくれた。
「これを君にあげる。」
そう言って、彼女は僕の手に貝殻を二つ乗せた。
「耳に当ててごらん。聞こえてくるでしょ?波音が。」
僕が彼女に言われた通り、貝殻を耳に当てると、波音が耳に響いた。僕が驚いている様子を、彼女は微笑みながら見ていた。
「こうすれば、嫌な事は聞こえないよ。」
彼女は僕の家庭の事情を知っている。だからいつも、僕の家を心配そうに見ていたのだ。
「私はね。もうすぐ死ぬ。地平線の向こうに行くんだ。」
彼女は明るく言った。本当は泣きたいはずなのに、彼女は涙を一つも見せなかった。
「私は、君が心配だよ。」
彼女はいつもそんな事を言っていた。

彼女が死んでから、何年も経っているのに、僕はまだ彼女との思い出に縋っている。僕は今も、あの頃と変わらぬままだ。それは僕の周りも同じだ。暴力と暴言の家は、今も健全だ。変わってしまったのは、彼女だけだったんだ。

夜の海。そこには、終わりのない地平線だけがあった。僕は、ゆっくりとそれへと進んだ。
「地平線の向こうに行ったら、会えるかな?」
そんな事を思いながら、僕は濡れる服を気にも止めずに進む。次第に、僕の体は海に満たされる。耳には、波音が聞こえた。まるで僕は、貝殻の中に入ってしまったみたいだった。

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