貝殻』の作文集

Open App

貝殻』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/5/2023, 1:19:18 PM

波打ち際に寄せられた貝殻。
  どこから来たんだろう。
  海の広さを知る。あの水平線の彼方から
  来たのではないだろうか、と。

                   「貝殻」

9/5/2023, 1:18:58 PM

海の音がした。
 正確には波の音だ。耳に当てるとそんなふうに聴こえる。子どもの頃よく貝殻を見つける度に聴いていた。
 大人になると神様はいなくなる。
 貝殻から聞こえてくる音は周りの音の中でも特定の周波数を拾って、それが貝の中で反響して波のように聞こえるとか。そんなふうに真実を知る度に脚は重くなる。
 子どもの頃の思い出も潔く捨てるか、と最後に一度だけ耳を当ててみる。


 「ひどいことをするなあ!」


 耳鳴りがした。

9/5/2023, 1:17:55 PM

私の地元の話でーす

津波で海岸の砂がたくさん流されちゃったんだけど、最近よその砂をこっちに運んできたのね

で10年ぶりくらいに久しぶりの海開きをしたんです

そんで貝殻全然落ちてないよって話です
                      完

9/5/2023, 1:13:58 PM

貝殻は、白く美しいけれど、固く鋭く、凶器にもなる。

9/5/2023, 1:09:23 PM

落ちていた貝殻を拾った。

あの日の貝殻に似ている。

君とこの海に来た日の貝殻に。

あれから3年経つんだね。

今の君はどうしてるのかな、なんてね。

そんなの、もうどうでもいいことなのにね。

お互いに、さ。

潮風が吹く夕焼けの元。

戻って来ないあの日を思い出して、
今日も日が沈んでいく。


■テーマ:貝殻

9/5/2023, 12:58:17 PM

貝殻

外側はゴツゴツ。
嵐が来たって平気平気。
内側はすべすべ。
光沢があって柔らかな人肌のよう。

その中に入って
すやすや眠る
貝。
貝たち。

ぐっすり眠ったまま
鯨の、ウツボの、お腹の中、
夢の中へ。

波が話しかける。
大きく小さく、寄せては返す、規則的なリズム、波音で。

砕かれながら、細かい粒子、
命の素になりながら
貝たちはその声を聴く

「かわいい貝たち、
またおいで
またあそぼ
次はひとつ上でね…」

それを聴く私の耳。
浮かんでくるのはコクトーの詩。

私の耳は貝の殻
海の響きを懐かしむ…

9/5/2023, 12:57:26 PM

小さい頃

白い砂浜のきれいな海へ

両親が良く連れて行ってくれた

そこでいろんな貝殻を探すのが
楽しみだった

真っ白な小さくて可愛い貝殻
薄ピンクや
渦巻き状もある!

沢山の小さな発見が嬉しくて
白い砂浜に来るとワクワクした

家に帰って集めた貝殻を
洗ってピカピカにして
勉強机の棚に並べて眺めていた

ある日両親が
また海に行くよと言ってくれた
でもそこはいつもの白い砂浜ではなかった

私はがっかりした

すると両親は
ある所に私を連れて行ってくれた

中に入ると
キラキラした
沢山の貝殻達が
綺麗に並べられていた

大きさも形も様々な貝殻達

宝物がこんなに沢山ある!

喜んで眺めている私を見て
両親はずっと微笑んでいた

帰りの車の中 
両親が私に綺麗に包装された物を
私にくれた
可愛いリボンシールが貼ってある

何だろう!?

包みを丁寧に開けると
そこには真っ白な小さい貝殻で作った
ポーチとネックレスが!
私は嬉しすぎて叫んでしまった

貝殻が大好きな私のために
両親が買ってくれていた

家に帰ってお気に入りの小物を入れて
ずっと大切に持っていた
ネックレスは家の中でしか付けなかった
勿体なくて外では一度も使わないまま
ずっと大切に持っていた

今そのポーチとネックレスは
小さな娘の手にある
ポーチには沢山のおもちゃが入ってる

今度ポーチを持ってネックレスを付けて
おじいちゃんとおばあちゃんと
白い砂浜の海へ
みんなで一緒にお出かけしようね

9/5/2023, 12:56:10 PM

沖縄の海はとんでもなく美しくて
「暑い」
君と見る青い海に俺の心は
「暑い」
君と聞く本物の波の音はそれは
「暑い」

「うるせーな、もう! 雰囲気台無しだろ!」
「ふんいきいらねーのよ!暑いんだもんっ、はよ日陰行こーぜっ」

せっかくの空き時間にいい感じに2人になったってのに味気ない。そりゃ暑いは暑いけどな!!
ふんっと鼻を鳴らしてコテージに向かって海に背を向けた俺の服が、ふと引っ張られる。

「……なに」
「かい」

え? と振り向くと、俺のシャツを握ってた手を離して君はしゃがみ込み、砂に落ちていたきれいな色をした貝殻を拾った。

「やる」
「はぁ? なんでよ」
「なつの、おもいで」

君は照れくさそうにそう言うと、俺の肩をポンと叩いて駆け出していく。

「なーにがふんいきいらねーのよ、だよ」

どっちがロマンティストなんだか。
貝殻を翳す。遠ざかる君の背ときれいな貝殻。
夏の思い出。



▼貝殻

9/5/2023, 12:54:29 PM

貝殻を拾った。
でも、割れてて半分になっているし、
ところどころちょっと汚れている。
でも僕は、その貝殻に魅力を感じた。
君に似ているからかな。

9/5/2023, 12:53:26 PM

手の届かない存在だって分かってる。

それでも、貴方を好きなのはやめられない__。

あなたは、私を知らないけれど

それでも大好きです。



#推し

9/5/2023, 12:53:26 PM

貝殻

煙草の吸殻に、米のもみ殻
何もないことを表す もぬけの殻

殻といえば少し地味なイメージがする。

でも、『貝殻』はどうだろう?
白や少しの桃色を帯びた貝殻もあれば、
波に削られ、丸っこくなった貝殻もある。

また、それらは持って帰りアクセサリーに
生まれ変わらせることだってできるのだ。

時にはヤドカリが綺麗で住みやすい貝殻を求めて
探しにくることもある。

貝殻は『貝』という動物の死骸でありもちろん
動くこともできない。

それでも、砂浜で、海底で、自分をアピールし
ヤドカリや人間のように自分を必要としている者
に拾って貰おうと必死なのだ。

同じように考えると、『せみのぬけ殻』も
似たようなものだ。

せみのぬけ殻は好き嫌いが別れる。
なので集めるのは少数だけだ。
その中には、ぬけ殻はせみが残してくれた宝物だと思う人もいるのかもしれない。

ぬけ殻も自分の意志はないはずなのに、木や塀に必死に捕まって、目立とうとしているのだ。

私はこんな光景を見るたびに思うことがある。

それは、人はやはり自然の美しさには勝てない
ということだ。

人間の最期は実に虚しいものだ。
今まで培ってきた肉体も残さず焼かれ、
残るのは白骨だけだ。

自然界の生き物たちは死後も尚、アピールを続けている

意志の有無とは関係なく輝こうとする
生き物たちの姿勢には

本当に頭が下がる。

9/5/2023, 12:50:45 PM

夕飯の食卓に
貝類と甲殻類がどーんと並べられていた

「さ、いただきましょ」

つん…とした母の声と始まる黙食
他3人は食べる前に息を飲む

(誰だよ、母さん怒らせたのー!)

貝のように口を閉ざし、犯人を探る
開いて中身のない貝殻と
母の好物であるエビやカニの殻ばかりが
皿に積まれ続けた…


#貝殻

9/5/2023, 12:45:51 PM

耳に近づけると

海の音がする。

育ってきた音。

懐かしい場所の思い出

故郷。

実家の安心感

あるよね。

分かるよ。

–貝殻–

9/5/2023, 12:44:35 PM

『貝殻』

 海で拾った貝殻に、ワイヤーとワニグチを付けて、カードクリップを作ったことがあります。
貝殻に穴をあけるのが難しく、何個か割ってしまい、悲しくなったのを覚えています。
何でもそうですが、自分で作るって、大変です。

 貝殻は、丈夫で美しいですから、腕時計の文字盤などにも使われていますし、工芸品の飾りでもよく見掛けますね。わたしが持っているガムランボールにも、貝殻の細工があり、キラキラしていて綺麗です。

9/5/2023, 12:41:56 PM

「みて~?貝殻見つけた!」
無垢な妹は楽しそうに
小さな貝殻を手に持っている。
「良かったねぇ。」
なんて言えばまた拾いに言った。
両親は悲しそうな顔をして
お花を持っている。
「お姉ーちゃん?」
妹が近付いてくる。
「駄目よ、私は死んでるんだから。」
私の声は震えていた、

9/5/2023, 12:41:47 PM

昔よくここで、一緒に貝殻を拾ったよね。
どっちが多く拾えるか勝負したり、お互いに見つけた綺麗な貝殻を交換しあったり。

耳に貝殻を当てて、海の音がするかやった時もあったね。
君と、海の音がするってはしゃいだのをよく覚えてる。
あの時一番海の音がした貝殻、まだとってあるんだ。時が経っても、音が聞こえるかも知れないと思って。時々、耳にあてたりしてた。



でも今は、聞こえなくなっちゃった。海の音も、



君の声も。



今だって、広い海が目の前にあるのに、その波が打ち寄せる音が、全く聞こえない。




嗚呼、また聞きたいな。
貝殻があたってカチャカチャいう音、砂浜を走る音、波が打ち寄せる音、


貝殻から海の音を聞いて、「すごいね」ってはしゃぐ、君の声を。


【貝殻】

9/5/2023, 12:40:46 PM

お題:貝殻


あの子が残したのは、たった一つの爪の先ほどの瓶に入った桜貝。
僕はそっと手のひらに乗せて。じっと眺めた。

海からやってきた、あの子が身につけていた、たった一つのアクセサリー。
本当なら、海に返してあげるべきなのだろう。
でも僕には出来そうもなかった。
この硝子の小瓶を手放してしまえば、僕と、あの子をつなぐものが消えてしまいそうで、とても、怖かった。
もう二度と会えないということを、受け入れなければならないということを。



あの子は海岸に流れ着いて来た。その美しさに一目で奪われてしまって、僕の家に連れ帰って看病をした。
あの子は最後まで言葉は話せなかったし、文字も書けないようだったし読める様子もなかった。何があったのかわからないけど、足も痛めているようだった。

そんなあの子はある日、僕が持ってきた王子様とお姫様の絵姿を見て目を輝かせると、お城に連れて行ってとしきりに身振り手振りをし始めた。
それだけで、あの子は王子様にあいたくて、海の果てから来たのだと分かってしまった。

たまたま僕の叔父さんがお城の庭師をしていたので、連れて行く事はできたけど。それから先はどうなったのかわからない。
久しぶりに遊びに来た叔父さんから、僕が連れてきたあの子を、いつの間にか城に召し上げる話になっていたから。
だから、僕があの子をもう一度見たのは。

王子の船が、隣国の姫との結婚式のために隣の国に旅立つのを見えなくなるまで、見送りの人々が誰もいなくなるまで、やがて満月が空に高く登っても水平線を見つめ続けていた。
そうして僕があの子に手を差し伸べようとしたその瞬間、あの子は海に飛び込み、僕の目の前で泡になって消えてしまった。
最後まで、あの子は僕を見なかった。


僕はそっと目を閉じ、あの硝子の小瓶をそっと撫でた。
おだやかな波の音が、僕の耳に届く。
しばらくそうしていたけれど、やがて僕は目を開いた。
今日はこんなに穏やかな夜の海だから。
本当は僕のところに残すつもりのなかった王子様への想いは、あの子とともに海に帰るべきなのだと。
長い時間をかけて僕はようやくそのことを受け入れると、硝子の小瓶を波打ち際にそっとおいた。
さざ波が、僕の想いとあの子の王子様へ届くことのなかった想いを、代わりに届けようとしているかのように、桜貝の入った小瓶を静かにさらっていった。

9/5/2023, 12:40:08 PM

貝殻

そういえば小学生の頃からの友人から貰った
貝殻の入ったビンのストラップが在るな

全然固いので空けられない
学生時代の夏が封じられているから

9/5/2023, 12:38:49 PM

渚のハイカラマーメイド

cuteなhipにズッキンドッキン✨🍀(笑)

……

STAY MY BLUE

僕は…キミが恋しすぎるから

たまらないんだよ…


ねぇ…

明日から…

ねぇ…

キミが…

こぼす吐息は…

ひとつひとつ輝いて…

僕の海になれ…

……



あのね…

美佐子さん…恋しいよ…



恋しいから…

恋しすぎるから…


ねぇ…

恋しい…

ねぇ…

恋しいから…


今夜も恋い焦がれて

キミに胸焦がれて

キミに恋してます…

……


小泉今日子

渚のハイカラ人魚


スターダスト・レビュー

STAY MY BLUE -君が恋しくて…


から抜粋させてもらいました

9/5/2023, 12:37:44 PM

耳にあてて

静かに聞いてみる

遠い遠いあの日の笑い声が

聞こえてきた



そっと波の中へ返した



次に聞く時も

また笑い声にしよう

Next