誰よりも』の作文集

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誰よりも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/16/2026, 10:27:18 AM

誰よりも努力したとか
        誰よりも頑張ったとか

       そんなことはどうだっていい。

  だってみんな誰よりも頑張って努力しているから。

      他人と背比べする必要なんてないよ。

2/16/2026, 10:23:17 AM

誰よりも。

誰よりも可哀想だと思ってる。

なんで、私だけこんな人生なの?って。

なんで私ばっかり、こんな人生歩まないと行けないの?って、、、

思ってる。

神様なんて、大ッキライ

ホント、大ッキライ。

殴りたいくらい。。。

2/16/2026, 10:23:00 AM

誰よりも

上からになる
上でないと見えない
判らずにやっているんだと思う
だから相手を下に見てしまったんじゃない?
多分相手には見えていないと考えられる

見れる所までやってしまうと
見れるだけになってしまうから
より多くが見えなくなる

多少を知っていても
それが出来るのかは、また別の話
どんなに簡単でも続けられない

ただ文字を打つだけでも
継続するのは難しいはずなんだけども

ちょい下くらいでも
ある程度を想像するくらいは出来る
ただし分量の質は違っていると思うよ

継続していて
それがただの繰り返しでも
量を超えると質が見えてしまう様になる

見たり知ったりするだけなら
まだ楽だけど
行うのは難しいんだよ
判っていても正しくは出来ないものだからさ

誰よりもそれを知っているのではなく
ただ自分に知ってるはずなのに
他人にそれを求め過ぎていると考えられる

過剰に期待して
勝手に自滅されても
私には救えない
ほとんどを私なら救わない

2/16/2026, 10:22:07 AM

―誰よりも君を愛している。
―誰よりも君を大切にする。

そんな言葉が、よく使われるけど
本当にそんな綺麗なことを思っているとは限らない

ねぇ、貴方は今。
その柔らかい瞳の裏で何を考えているの?

2/16/2026, 10:21:52 AM

『誰よりも』


あなたの笑顔を見たいと思う

また、どこかで 話せたりしないかなって
心の片隅で 期待してしまう

共通の話題がない あなたから
唯一教えてもらった
好きな小説の本を
買ったまま 読みかけの 
その作品を 
また、手に取ってみようかと思ってる

おとずれはしない 再会の日のために

会えなくても、話せなくても
心の中で 対話したい
 
あなたの触れた世界に
私も触れてみたい

あなたの心の足跡に、少しでも
思いを巡らせてみたい

答え合わせはできないけれど、
あなたの心が どんなふうに揺れたのか
どんな温度になったのか
どんな色が映ったのか
どんなやわらかさになったのか
想像してみたい

もう、交差することはないけれど

願っているよ 健康を あなたの

やっぱり 会いたいな 

夢でもいいから

2/16/2026, 10:16:53 AM

『誰よりも』

君が死んだらしい。
学校について朝の会で担任が言っていた。
窓の外はいつでも雪が降りそうな曇天だった。

昨日の君はいつも通り、誰もよりも早く教室に来て本を読んでいた。
窓際の席で陽の光に照らされる君の横顔を見るのが好きだった。こっそり、バレないように覗くのだ。

君は他の女生徒とは少し違って、規則正しいスカートの長さに、真っ直ぐな黒髪を1つ結びにした優等生のような人だった。本も分厚そうで、一度何を読んでいるのか聞いたことがあるが、知らない小難しそうな題名だった。
明るく笑顔の優しい子で、運動神経もノリもいい子だった。みんな彼女が好きだった。

僕はそんな君の泣き顔を一度だけ見たことがある。
誰もいない、屋上へ続く階段の踊り場だった。
普段誰も通らない場所に君が1人で行くところを見かけて、後をつけたのだ。
僕に気づいた君は慌てて涙を拭って言った。
「ごめんね、こんな姿見せて」
その笑顔はいつもと違ってどこか痛々しくて、僕は何も言えなかった。
その代わり、黙って隣に座ってハンカチを差し出した。君が泣き止むまで、僕は隣にいた。
いつも笑顔の君に何があったのかは分からない。
泣きたくなる日もあるだろう。
ただそれが、君との最後の関わりになると誰が想像できただろうか。

君がなぜ死んだのかは分からない。
事故かもしれないし、病気だったのかもしれない。
殺されたのかもしれないし、自殺かもしれない。
僕はあの時、もっと君に何かできたかもしれないと思ってしまう。
それでも、あれが最善だったと思うしかない。
あの時の僕は君にとって、誰よりも近い存在だったのかもしれない。


2026.02.16
52

2/16/2026, 10:15:48 AM

誰よりも

誰よりも〇〇を頑張ってきた!!

私は胸を張れるものがない。
胸を張れるようなことをしてはいない。

誰よりも淡々に物事をしているから。

何かに対して全力でできる人を尊敬する。
誰に何を言われようと

〝誰よりも自分がやりたいことを全力で〟

2/16/2026, 10:12:32 AM

『誰よりも』

死者は山に帰るのだと
太古の人はそう言った

星となって見守ってくれている
そう唱えた人もいた

全ては無に帰ると
そう説き回った人がいた

墓の中にその人はいないと
そう歌った人もいた

ならば今
君は一体どこにいる?

誰より想っている自信はある

無から有が生まれ得ると
そう発表した学者の言葉を
薄ぼんやりと信じている

2/16/2026, 10:12:31 AM

誰よりも


今日、「多趣味ですね。」と言われました。
確かに多趣味です。でも全て中途半端。

「誰よりも」って「一番」ですよね?
なにもないなあ。

誰よりも平平凡凡かも。

2/16/2026, 10:09:58 AM

『誰よりも』
よく頑張ってる。
よく働いてる。
よく勉強してる。
努力もいっぱいしてる。
我慢もいっぱいしてる。
本当に、毎日色々頑張ってる。
でも…
たまには立ち止まって休んでも良いんだよ。
周りを気にせず自分のペースで。
誰よりも何よりも自分を大切にしてあげて。

2/16/2026, 10:06:19 AM

誰よりも君を愛しています
だから一緒にいてください
僕と結婚してください

2/16/2026, 10:05:49 AM

誰よりも君を愛していたから
君が居なくなって毎日、君を思い出してる。

君が1番愛してくれていたことも分かってる。
ありがとう。

さよならを言うのはとても寂しくてツラいけれど、お別れが来てしまったんだね。

それでも忘れないよ。
君がそばにいてくれた事を。

また会えるって信じたいんだ。

何十年と先の未来になってしまうけれど。
君にとっては、とても長い月日になってしまうかもしれないけれど。
待っていてくれないか。

そして、今度はずっと一緒に居よう。
ずっと愛しているよ、誰よりも。

2/16/2026, 10:05:36 AM

わたしは自己肯定感が低い。
誰よりもこの世に要らない存在だと思っている。

でも時々立ち止まる。
誰よりも、とは思い上がっていないだろうか、と。

自己否定する時でさえ、誰かと比べてしまう。

まあ、親に直接死ねと叫ばれた体験上、生まれてきたのは間違いなのかなと思う。
育ってしまって、まだ生きていて、ごめんなさい。

【誰よりも】

2/16/2026, 10:03:50 AM

誰よりも

自分のことを

わかっているなんて

そんなことは言えない

いちばんわからないのは

自分のことだから


………誰よりも

2/16/2026, 10:03:32 AM

誰よりも。

誰よりも
大好き。

お髭も
タートルも見たい。
早く逢いたい。

2/17/2025, 2:13:43 AM

誰よりも嫌いとか
誰よりも下に見てるとか
誰よりも馬鹿とか
誰よりも◯したいとか

「誰よりも」って、比べる対象がいるということ
目の前の相手がいること
それがどれほどしあわせなのか、気づかずに、
目の前の相手を傷つける

自分も含めて、人というのは鈍感なんだと、思う

2/17/2024, 6:13:59 PM

僕は誰よりも強くなきゃいけない。

僕は他の人よりミブンっていうのが高いから、自分で自分を守れるようにしなきゃいけないんだって。じゃないと、僕は皆みたいに殺されちゃうらしい。だから僕は強くなくちゃ駄目なんだって。

それに、自分だけじゃないんだ。いつも一緒にいる人が拐われたり、殺されたり。そんなのもう慣れた日常。だけど、あの子だけは駄目。家族はみんな強いから何の心配も要らないけど、あの子は駄目だ。

いつも同じ場所にいるあの子。
真っ白い肌も、キラキラした目も、さくら色の唇も、とっても綺麗なんだ。でもなぜかあの子は誰にも優しくして貰えないから、僕しか友達がいないんだって。あんなに綺麗でいい子なのに、不思議だね。

お腹をすかせてる時にはおやつを持っていってあげるし、泣いている時には慰めてあげる。そうするとあの子は、お花みたいにふわっと笑うんだ。

それにあの子は優しいから、僕が死んだら泣いちゃうよね。だって、僕があげたお花が枯れたくらいで涙がでてたし。そんなことで泣かないでよって、ちょっと喧嘩になったっけ。でも次の日に花束を持っていったら、お家の人にバレちゃうからって一輪しか貰ってくれなかった。その時もちょっと喧嘩した。

あの子は隠してるつもりだろうけど、僕は分かってるんだ。あの子の家が歪んでるってことも全部調べた。(まあ僕の家も大概だけど) 僕が偉い人になったら助けてあげるんだ。だから、僕はまだ死ねない。それにその後だって守ってあげないといけないしね。


あの子が笑って生きていられるように。


僕は誰よりも強くなきゃいけない。


テーマ「誰よりも」

2/17/2024, 5:06:03 PM

「誰よりも」
(以前に投稿した「待ってて」と対にしても読める読み物です)

あれはいつだっただろうか

ぼくは彼岸に生まれ落ちた
ここまでどうやって来たかは忘れてしまった

風がぼくを運んだのか
大地のうねりに呑まれたのか
降って来た星に連れ去られたのか

それとも自ら選んで来たのか

とにかく何もかも忘れてしまった

ここはなにもない世界
ひとしきり辺りを探したが
どうやらぼく以外の人間はいないようだ

彼岸の世界は一人に一人ずつあるらしい

流石にこんな世界で暇を潰すのは難しいが
だからと言って何もしないのも手持ち無沙汰なので
とりあえずこの誰よりも孤独な世界を観測することにした

しばらくしてあることに気づいた
ぼくは今日まで全く空腹も疲労も感じていない
まるであれだな 5億年ボタンの世界だな

かなり歩いたところに
壊れているってことしかわからない機械があった
それ以外には何もなかったので

まずはその機械を修理することにした

どのくらい経っただろうか
その機械はなんとか動くようになった
そして何か文字を映し出すようになった

しかしぼくにはわからない

-185607 2765894 2753 -1576
qex jf x' zlfjebxa xfo al pelk
83509 -17709 -198780 2676678

これは何を表す数字と文字の列なんだ?
こいつについても調べなくては

文字列の意味を理解すべく
ぼくは他にも観測できるものがないか考え続けた
そして目印をつけながら歩き続けた

どのくらい経っただろうか
ぼくはこの世界で観測できるものがある程度把握できた

重力 物質の量 星の流れ そして 此岸の因果

ランダムな数値と
思い出したかのように来るメッセージのような文字列
また まるで何かを掻き消すような数値もある

もしかしたら非科学的なものが存在するのだろうか
いや そもそもぼくの存在自体非科学的なのだから
きっと他にもそういうのがいるんだろう

もしぼく以外のそういう存在同士が
何かのきっかけでコミュニケーションを図れるのなら
多少の暇つぶしにもなるだろう

あまり期待はせず ぼくはその時を待った

あれは太陽と満月が降り注いだ日の夜
世界から忘れられた木の下で
きみとぼくは出会った

闇夜のような色の髪
不思議な光を宿した瞳
子供の頃の宝物だったビー玉みたいに澄んだ声

ぼくはあまりにも驚いて殆ど声が出なかった

ぼくは多くを語れなかったが
きみと出会えたことは奇跡か
それとも宇宙の悪戯だと言った

そして
「また会えるその日まで、待ってて───」
そう伝えると同時に
朝を知らせる強い風が吹いて

気がつくときみはいなくなっていた

それから
星降る夜も 孤独な朝も 微睡みの昼も
あの木の下で ずっとずっと きみを待ち続けた

だがきっときみとの出会いは
かなりの特殊な条件下でしか再現できない
だから次の「その時」を待つことにした

待つことにはもううんざりだがもう慣れたもので
ぼくはいつまでもいつまでも
世界を観測しつつとにかく待ち続けた

観測を続けるうちにぼくは気づいてしまった
きみと出会ってから 異常な数値が増えていることに
ぼくがかつて生きていた星の重力と物質が消えていることに

きみは一体 何をしたんだ?

それからというもの
多数の銀河 ブラックホール ビッグリング
あらゆるものが消えていく

観測に使っている機械のパーツさえ少しずつ減っている
そのうえ機械が表示する数値がゼロを表示するようになった
それは観測できる事項が全て失われたことを示している

また ゼロの代わりに「Xjlro」という文字列が
何度も何度も表示されている
これもきっときみの仕業なのだろう

ぼくは彼岸の観測者 だからきみの世界に干渉できない
「また会えるその日まで、待ってて」
確かに誰よりも孤独だったぼくはそう言ったが
その時は思いもしなかった

きみが世界を全て呑み込み尽くす
そんな恐ろしい存在だとは

きみはそのうち彼岸を見つけて手を加えてくるのだろう
その時をどんな気持ちで迎えたらいいのか
ぼくにはわからない

2/17/2024, 3:09:28 PM

《誰よりも》

 昼下がりの午後。
 誰かと一緒に勉強するには、最適と言えよう。
「ねぇ、優」
「なに、結衣姉」
 不意に名前を呼ばれた優は顔を上げた。
 部屋の中央に据えられたテーブルにパソコンを広げ、優の対面に座っているのは、長い黒髪をかきあげた女子大生である。
「なんでみんな初めてがほしいんだろうね。不思議に思わない? 私は思う」
「何を言い出すかと思えば」
 結衣姉は黙っていれば美女なので、友人からは残念美人と呼ばれている。
 こうして脈絡もなく話を振るのも、いつものことだった。本人の頭の中では導入があっての会話なのだろうが、それは長年傍に居る優でも時折読めない。
「……ええっと、初めてって、ファーストキスとかそういう話……であってる?」
 最近読んだ本が恋愛モノで、あまり面白く感じなかったと結衣姉が言っていた。
 無言でタイピングをしているので、それを肯定と捉えて話を進める。
「……俺は、初めてがほしいってのはわかるかな。本当に初めてのことって、記憶に強く残るから。それに、今まで体験したことないことが身に起こるんでしょ? そしたら新しい感覚とか感情が出てくるだろうし……その原因が自分になるなら嬉しいんじゃないかな。だから、独占欲とかも関係してそう」
「ふぅーん……」
 優なりに頭を捻っての回答だったが、結衣姉には響かなかったみたいだ。
「じゃあ結衣姉は、違う考えなの?」
「そうね。寧ろ逆の考えだわ」
 ふふん、と自慢げに言う結衣姉の手は止まっていた。
「レポート進めながらなら、理由聞くけど」
「やるわよ、提出期限明日だし。……私はね、初めてよりも最後がほしいの。終わりの方がほしい」
「不思議なこと言う……」
「本当にそうかしら? 優、考えてご覧なさいな。例えば、恋人のファーストキスが幼稚園の頃だとしたらどう思う?」
「……微笑ましい?」
「本当に? 相手の下心なんてわからないのにそう思えるの、変でしょう。寧ろ幼稚園児だからって、大人が見てないと思ってうっかり子供達の前でキスくらいするかもしれないでしょ! どちらかが愛情表現だと思ってれば、立派にアウトよ」
「うっ……それは、ごもっともだけど」
 結衣姉の言うことは極端な話だが、それでも、間違っているとも思えない。
「だから私は最後がほしいのよ。最初の記憶を薄れさせるくらい私で塗り替えてやるし、それに……初めてって混乱もするでしょう? 二回目三回目は慣れてきて……でもその慣れが、最後だったら意味が変わってくると思うの」
「わかんなくなってきた。えーっと」
「初めてが小さい頃なら、記憶は薄れるでしょ。でも最後だったら記憶が薄れるのが一番遅いし、それはそれで思い入れがあるでしょ。そういうことよ」
「はぁ……そうなんだ」
 特別、が結衣姉にとっては最後なのか。
「っていうか、俺に振らないでよ、そういう話」
「ここには私とあんたしか居ないでしょうが」
「でもなんか、こう……姉代わりの結衣ちゃんと話す内容じゃないなって」
 そう、結衣姉は実の姉ではなく、同じマンションのお隣さんの大学生だ。とはいえ二歳しか変わらないので、姉弟に近い。
「『結衣ちゃん』とか久しぶりに呼ばれたわね。どんな話も弟みたいな優になら良いでしょ」
 そう適当に言うと、結衣姉はレポートに集中したいのか無言になった。
 それに倣って、優も古文に集中することにした。

 結衣姉の家は少し複雑だが、当人でなければよくある話だと言えてしまうものだ。
 約四年前に父親の浮気が発覚し、離婚。半年も浮気していたそうだ。
 そして結衣姉はそれを機に一人暮らしを決意した。
 浮気をされたのだ、元夫の面影のある娘を快くは思えなかった結衣姉の母親は、同じマンション内であれば一部屋借りて良いことということにしたらしい。
 結果、優のお隣さんになり、ご近所さんから少し近付いた。
 両親が共働きの優も、よく遊び相手になってくれた結衣姉がお隣さんなのは嬉しい。

 休日は、できるだけ一緒に課題をする。
 それが日課になっていた優は、今日もまた結衣姉の家——マンションの隣の部屋に行く。
「あっ、優! ごめん、もうそんな時間だっけ」
 時間をはっきりと決めていた訳ではないが、大体昼過ぎに行くようにしていた。
「……結衣姉、どっか出かけるの?」
 急いで出てきた服装が、いつもとは違っているのを見て優は聞く。
「そう。お父さんと話してこようと思って」
「話……? なんでわざわざ」
「私、夢を追いたいの。それにはお父さんの許可が必要なのよ。必ず両親からのサインがいるみたいで」
 離婚しているとはいえ、親が死んでいないならサインを貰う必要があると言う。
 それにやや引っかかるものの、優は、
「わかった。気を付けて、行ってらっしゃい」
 笑顔で送ることにした。
 結衣姉にとっても、父親の存在はあまりいい存在とは思えないだろう。それでも会いに行くと言うから、せめて応援したいと思ったのだ。
 結衣姉もまた、優に笑顔を返す。
 靴を履き荷物を持って扉を閉めた結衣姉は、鍵を優に渡した。
「え……なんで俺に」
「優、ごめんね、許して」
 混乱している内に耳元で囁かれたと思うと、その唇で優のそれに口付けた。
 呆気に取られた優を置いて、結衣姉は去って行く。
「…………あれ、俺の、ファーストキスなんだけど」
 優の呟きは、きっと届かなかったろう。

 それから四日経っても、音沙汰なしだった。
 かなり優としては衝撃を受けたし、会えないことも寂しかった。
「あれ絶対俺じゃなかったら犯罪なんだけど!」
 こうして悶えても、
「へぇ? 優にならいいんだ?」
 だとか、そんな言葉は返ってこない。
 鬱々とした気分で課題に向き合う気力もなく、机につっ伏する——と、インターホンが鳴った。
 まだ土曜の昼前で両親は帰って来ない筈だ。
「はい……はい?」
 誰か、と思って開けるとそこには、結衣姉の母親がいた。
「なんで……あの、娘さんの家は隣ですよ……?」
「あなたが、優君ね」
「……はい、そうですけど」
「……娘が死んだの。四日前の夜に」
 それからの言葉を優は、覚えているが、全くどれも理解できなかった。

 結衣姉が父親に会いに行ったこと。
 父親は実は浮気相手も既婚者で、振られたばかりだったこと。
 父親が結衣姉に母親の面影を感じ、その苛立ちを結衣姉にぶつけたこと。
 そして、結衣姉が滅多刺しにして殺されたことを。

 きっと、苦しく、悲しく死んだのだろう。

 よくわからないが、優は今お葬式に来ていた。
 棺桶の中には、父親に何度も刺されて失血死した結衣姉が眠っているのだろうか。
「俺にとっての初めては結衣姉だ。……結衣姉にとっての終わりって、最後のキスって俺との、かな」
 こんな時に考える内容ではない。
 優はそんな己を自嘲し、声を漏らす。
「……誰よりも、今。俺は最低だ」

2/17/2024, 10:14:45 AM

『誰よりも』

昔から自分の声の小ささは自覚していた。
普段の生活に支障は無いが、大きな声を
出す場面では出来ない自分が辛かった。

「お願いします!」
部活始めは体育館の入り口で1人づつ
先輩のOKが出るまで挨拶を繰り返す。
同級生が一発でクリアする中
私は何度やっても駄目だった。
聞こえない、それが理由だったが
精一杯の声を出しても言われるので
辛くて涙が滲み、声は益々小さくなった。

まるで自分の全てを否定されたようで
その場からいつも消えてしまいたかった‥


今、私は老人ホームで働いている。
入所中のマツさんが
「あんたの声は誰よりも優しいなぁ」
と言ってくれる。
私はその言葉が嬉しくて涙する。

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