『誰よりも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人間ならば誰もが一度は「不老不死」を願うだろう。
特に他者よりも秀でた才がある訳でも、腐るほど金を持っている富裕層でもないのに、何故か望んでしまう。
死を忌避する、生物特有の本能だろうか。
それとも、飛躍的に進歩していく科学技術に心躍らせていたいからだろうか。
確かに死ぬのは怖いし、生前は謎とされてきた現象や不可能とされていた技術が、自分の死後に解明されたり実用化したら、と思うと。
……うん、死にたくないかな。
テーマ「誰よりも、ずっと」
「誰よりもずっと__________。」
私は彼と別れてから1年が経ち、ようやく私の本心が見つかった。
私は過去に、三人の元恋人がいた。
私はまだまだ幼かったので、一人目の恋人とは、まだ友人関係のような仲だった。
一人目の時は、私が小学校卒業した時に、私が地元から離れた市内の中学校に行くことが決まっていたので、「遠距離恋愛は大変だから、私たちの関係はここまでにしよ。」とお互い理解して別れることができた。当時はそんなに愛していなかったので、何らかの未練はなかった。
しかし、二人目の恋人ができた途端、その前に私が心を病んでいたせいか、自分の気持ちや、本当の私が分からなくなり、「相手にも迷惑をかけてしまう」ということを恐れ、結局二人目には、自分から別れを告いでしまった。二人目の彼は、戸惑っていたが、理由も聞かずに「そうか、分かった、そうしよう」と優しい言葉をかけてくれていた。
本当に申し訳なかった。
でも、当時の私は、相手のことを考える暇もなく、
ずっと辛かった記憶が繰り返し蘇るようになって、トラウマを抱えるようになって、挙句に、自殺をしようと考えて、自傷行為もしていたほど、精神疾患を患ってしまっていた。
私が中学校2年生の夏頃に、父親の仕事の都合で、初めて県外の中学校に引越して、すぐに友達ができた。
三人目の彼との出会いは、中学3年生受験の真っ只中の時に、受験勉強と面接の練習を授業の放課後をやることになって、その中に私が選ばれた時に、隣に彼がいた。その人と出会ってから、元恋人の二人とは違って、私のところに話しかけたり、一緒にくだらない話をして、一緒に笑いあったり、帰り道に別れ際にいつも彼が私に手を振ってくれていた。
その時私が彼の優しさに見惚れて、中学校の卒業した後に、告白をした。
相手もびっくりして、動揺していたけど、すぐに「OK」と返事をくれた。
そうやって、付き合ったばかりの彼と話してる途中で、「本当にそれでいいのかな、。」とひとりで悩んで苦しんで、結局彼に、自分で今まで隠していた事実を全て話して、別れを告げてしまった。
彼と別れてから、高校に入学した時に、恋人を作り始めている同級生を見つけた瞬間、少し気持ちがモヤモヤしていた。「なんで、あの時私の本心が分からなくなったのだろう。」とずっと私の頭の中によぎっていた。彼と別れて、一年がたった頃の現在、私はようやく本心が見つかった。
三人目の彼と付き合った時、短い期間だったけど、どれも楽しかった思い出ばかりだった。そして何よりも、今まで付き合ってきた、男たちよりも、三人目の彼の方が、私のことを気遣ってくれていた。
誰よりも、ずっと、私のことを愛してくれていた。
そう、私の本心は、「彼にもっと甘えたい」という気持ちだった。
自分勝手で別れてしまったことは、後悔している。
私は将来、私を守ってくれる人に再び巡り会えるのかなと、不安でいっぱいだけど、「自分の努力次第で
いつか会える」と、私自身で信じている。
Anna
誰よりも嫌い合った仲良し。
何か証がある訳じゃない。
ただ、そう信じるしかなかっただけ。
♯誰よりも、ずっと
心に残る人が居た
今どうしてるかなとか
何を見てるのかなとか
元気にしてるかなとか
つい、思い出しては気になる人
今はもう会わないどころか
連絡も取れない人だけど
幼い頃引っ越した友達
幼すぎたゆえに連絡先すら交換出来なかった
また覚えてくれているかな
誰よりも、ずっと……
この言葉聞くとずっとの後にきっと、
『愛してる』
って入るんだろうなぁ〜。
気持ちなんてわかんないのにね、笑
#『誰よりも、ずっと』
No.88
何人かの女性と付き合ったが、1人だけ忘れられない女性がいた。
どちらかというとそれまでの恋愛は、極端に言うと見た目から好きになり、積極的に攻めて、付き合うと言う形が多かった。
その女性は、毎日昼食を共にする同期メンバーの1人だった。最初は恋愛感情はなく、普通に食事をする中だった。
いつからか、その子をたくさん笑わせたい、笑顔にしたい、そんな気持ちで昼食に行っていることに気付いた。
初めて見た目からではなく心で好きになっていた。
他の同期の協力もあって、奇跡的にその女性と付き合うことができた。本当に幸せな時間で、何をするにもエネルギーが沸いた。
好きな人と恋愛関係になると言うことが、どんなに素晴らしいことか体感した。
残念なことに私の未熟さが故、1年足らずで別れてしまった。
失恋は尾を引き、あの手この手でやり直そうと思ったが、彼女は徹底してあえて冷たく、なんとか立ち直るにまで至ることができた。
その後も数人の女性と付き合うことがあったが、いつもその同期の女性とどこかで比較してしまい、物足りなさを感じた。
折り合いをつけるため、その女性を殿堂入りと称して、神格化し、比較しても意味がないと言い聞かせた。
数年を経て、向こうも結婚して、私も別の女性と結婚した。
結婚して子供ができ新たな家庭を持つと、不思議なことに、神格化していた彼女への気持ちはこれっぽっちもなくなった。
今ある家庭をより幸せに溢れるよう努力していきたい、そう思えるようになれた。
誰よりもずっと愛していた彼女を思い出す、そんなテーマだった。
誰よりもずっと泣き虫で
誰よりもずっとやさしくて
誰かのきもちにすぐに気がついて
そばで励まして元気をくれるのに
自分の気持ちには
誰よりもずっと鈍感だから
自分にやさしくすることを忘れてしまう
まわりにあげたやさしさが
いつかかたちをかえてもどって
誰よりも、ずっと
愛されるひとになりますように
誰よりも、ずっと
音もなく
あつさにゆらぐ
君のめは
杳きを照らす
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっと
(本稿を下書きとして保管)
2024.4.9 藍
あなたは
誰よりも、ずっと
上手くいってる
そんなあなたの隣に居れるように
私は
誰よりも、ずっと
努力し続ける
誰よりも、ずっと
かっこいいおやじになり続けたい
こどものころ見ていたおやじはお金は稼いでいたけれど家にあまりいなかった。
不自由なくくらせていたけれど家族はばらばら
親は離婚した。
お金は稼いでいたけれど夫婦仲はよくなかった
母親はギャンブル依存症で借金をず3000万作った
親は離婚した。
お金は必要だけれどお金だけでは家族の運用はできない。
お金と時間この2つが家族を健全に営むうえで必要だ。
今は子どもが小さいから時間をかけている。
それでかっこいいおやじになっている。
ここからお金も稼ぐ。
時間ももちろんかけながら。
そんな両輪のタイヤを大きくしながら、かっこいいおやじになっていく
誰よりも、ずっと
誰よりもお前のことを見てきたから知ってる。お前があいつの事を好きだってこと。なんでって、ずっとお前の事見てたから。お前はバカだよ。叶わないってわかってるのに、ずっと恋してる。でも、俺の方がずっと馬鹿だ。だって、俺だって叶わないってわかってるのに、ずっとお前に恋してる。
テーマ:誰よりも、ずっと
誰よりもずっと会いたかった
私は私に
どれだけ願っても会うことはできないのに1番近くにずっといて私が私であることを拒んだとしても私は私であることに変わり無い
誰よりも、ずっと
誰よりも、ずっとあなたのことをみてる。
落ち込んだときも嬉しそうなときも、
喜怒哀楽をみてきた。
頑張ってるから、だから夫としてそばにいたいって思う。
16.7才
新京極
スーツ姿
営業マン
最新の言葉使ってた
決まった時間に出会ってた
UFOキャッチャー
男前
カバンの持ち方
転勤なったんかな?
ss55のアドレス
俺が本物やねんてゆう感じ。
記憶が消えて啓太に会った
結婚しよ!ってゆーてたような。
俺結婚がしたいねん
てゆってたような。
きゅーんよりも不思議やったような。
見た目とゆってることのギャップが
ありすぎて。
ちゅぅもそーやでってゆってた。
会ったらホッとする感じ。
ジュースは開けてから必ずくれてた。
懐かしい人。
恋愛的な感じは苦手だけど
誰よりも、ずっと
あなたを愛してる、とでも
言ってみようか。
瞳を閉じた時に写るのはきっとあなたがいい
言わせて
頑張るから
ああ
『微炭酸』
ちょうどいいがわからない ノートからはみ出す 言葉 文章が 私を形作っていく サーモンピンクの体内が欲しているのは微炭酸 水滴ついた指先がちょうどいいを分かっていく
『誰よりも、ずっと』
「月が綺麗ですわね」
テラスで三日月を眺めながら彼の主は呟く。
その言葉にセバスチャンは何も返せなかった。
三日月は嫌いだ
あの忌々しい夜を思い出すから
満月はもっとおぞましい
自分が制御できなくなるから
「セバスチャン?」
主が怪訝そうに執事の顔を覗き込む。
「すみません、考え事をしていました」
「そう……」
月に照らされた彼女の横顔を見つめていると、
彼は全てを打ち明けてしまいたくなった。
「俺は、いつまでここにいても良いでしょうか?」
セバスチャンは自身の零した言葉が
失言だった事に気が付き、すぐに後悔した。
もしも自分のせいでこの方の名誉に
傷が付くような事があれば、自ら主の元を離れる。
それが従者としてあるべき姿だ。
彼女はその想いを知ってか知らずか、
唇を引き結んだ後、優しい声音で彼に語りかける。
「いつまでだっていなさい。
あなたが私に散々こき使われて、
嫌になって逃げ出したくなるまでね」
セバスチャンは目を見開いた後、
金色の瞳を揺らしながら小さく微笑んだ。
「……あの日、俺を見つけてくれて
ありがとうございます」
彼は主の手をそっと掴んで口付けた。
「あなたが俺の主でよかった」
セバスチャンはそのまま長いあいだ、
彼女の手の甲にキスを捧げていた。
やがて胸がいっぱいになり、
恥ずかしくなって急いでその手を離す。
「申し訳ございません……」
「いいえ、かまいませんわ」
二人の間に沈黙が流れた。
「今日はもういいですわ。
あなたも休んでください、セバスチャン」
「はい。失礼いたします」
執事は深々とお辞儀をしてその場を去った。
「セバスチャン……」
ひとり残された彼女はたまらなくなって、
手を胸の前で握り締め涙を流した。
魔物と人との間に生まれた者に
待ち受ける運命は残酷だ。
どちらにもなり切れず、人々からは忌み嫌われ、
排除され、隠れながら生きていくしかない。
この世の全てを憎み、力のかぎりを出し尽くし、
暴れまわり、魔物と同じように討伐される者も
いれば、自ら命を絶つ者も少なくない。
今まで周りに頼る事も出来ず、一人で生きてきた
彼には、誰よりも幸せになってほしかった。
彼女は夜空に浮かぶ三日月へ祈りを捧げる。
これ以上あの者を苦しめないでほしいと────
"誰よりも、ずっと"
早朝の散歩。今日は一人。
手術後という事で、興奮して傷口が開いたりしてはいけないと思い、二、三日は一人で散歩する事にした。
「……」
静かだ。
早朝の住宅街が静かなのは当たり前だ。聞こえてくるのは木の葉が擦れる音と雀のさえずりくらい。ハナと散歩し始める前はこれが当たり前だった。
ハナがいないだけでこんなにも静かなのかと、少し寂しく思いながら、ちょうど折り返しの所に来た。
戻るか、と身を翻す。
「大我」
「お」
向こうから、スーツ姿の青年──飛彩が片手に鞄を持ちながら歩いてきた。「おはよう」「はよ」と挨拶を交わして、横並びになって歩き出す。
「一人か」
「念の為二、三日安静」
「そうか」
主語が無くとも成り立つ会話を交わしながら、一人ともすれ違わない住宅街を歩いていく。
「なんでここに来てんだ?」
「ハナの様子を見に行くように頼まれた」
誰が頼んだのか、容易に想像がついて「あぁ……」と声を漏らす。
時間にすれば一分程だろうか、お互い無言で歩く。
聞こえてくるのは、お互いの靴音と、木の葉が擦れる音、雀の鳴き声。
何の会話もしていないのに、ただ横並びで歩いているだけで心が満たされていく。
ふと飛彩の顔を見る。少し顔を顰めて口を開き、静寂を切った。
「徹夜してねぇだろうな?」
驚いた顔で「は?」と小さく漏らしながらこちらを向いた。
「惚けんじゃねぇ」
そう言うと目の下を指さして、更に言葉を続ける。
「隠してんだろうが、薄く塗りつぶしてるだけで隠しきれてねぇぞ」
「隠せていないのか?」
「よく見たら薄ーく隈が見える」
すると懐から、小さなスティック型の物を取り出し、差し出してきた。
「塗ってくれないか。自分ではよく分からない」
そう言われて差し出された物を手に取る。渡されたのは化粧品で、【コンシーラー】と書かれていた。
「全く、慣れねぇもんで隠そうとすっから……」
呆れながら蓋を開けて「こっち向け」と指示すると、静かに瞼を閉じて端正な顔を間近に向けてきた。そうするように指示したが、ドキリと心臓が跳ね、身体も小さく跳ねた。
どう付けるのか分からないが、自然な感じに隠せればいいかと、点を打つように重ねて、指の腹で優しく伸ばしてなるべく自然に、違和感がないように馴染ませる。
こんくらいか、と離れてコンシーラーの蓋を閉める。
「多分上手く隠せたと思う」
ほらよ、とコンシーラーを差し出す。すると「ありがとう」と言いながら受け取り、懐に仕舞った。
「ちゃんと鏡見ながらやったか?」
煽るように言うと、「済まない」と小さく謝った。
「あれで俺を誤魔化せると思ったら大間違いだかんな。……何年傍で顔見てきたと思ってんだよ」
文句を言ってやる。後者は小声で尻すぼみになった。
すると、形の整った綺麗な唇が弧を描いた。
「そうだな。ありがとう」
またドキリと心臓が跳ねる。
医院が見えてきたので、小走りで裏口に向かい、扉の鍵をシリンダー錠に刺して回す。ガチャリ、と錠が外れる音が聞こえると、取っ手を回して扉を開く。
「おら、入るんなら早く入れ」
慌てるように早口で言う。少し声が裏返ったが気にしないフリをする。
「お邪魔します」
そう言うと近付き中に入る。入ったのを確認して扉を閉めた。