『誰もがみんな』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
無性に死にたくなる。
いや、
死にたいは少し違う。
死にたいのではなく、消えたいのだ。
この世の全ての記憶から、
この世の全ての記録から、
存在自体をなかったことにしたい。
そう思うのは、
親不孝だろうか。
何故こうも、
自分ばかり、
我慢しなければならないのか。
我慢しているのは、
自分だけじゃないというのに、
やたらと、
周りが羨ましい。
醜い自分が憎い。
大嫌いだ。
きっと誰もが夢みている。
眩い明日で満たされた世界を。
きっといつしか気づくのだろう。
関わりのないと諦めている自分に。
誰かの憎しみの掃き溜めがあること。
いつしか感情は曇って灰色の僕がいた。
あぁ、空が笑っている。そのあおさに憧れた。
君のように生きられたらと、何度願っただろう。
彩られた世界でもう一度、『生きてみたい』
あの日、
溢れ出した言の葉たちを泣いて覚えている。
あぁ、いつからだろう。
ずっと前に凍りついてた。
僕の心が、感情が、色づいてゆく。
『誰もがみんな、辛いこと、後悔したこと、泣きたいことがあり、それを経験してる____ 。』
これは、俺の父さんが残した言葉だ。
あの人は強い心を持っていてとても優しい
人だったことを今でも覚えている。
でも、事故で父さんがこの世を去ってから暗い毎日が続いた。仕事も上手く行かなくて何もかもやる気を無くしていた。そんな時、あるノートを見つけた。父さんの名言ノート、そう書かれていた。こんなのも書いていたっけと思いつつノートを開くと、書かれていたんだ。あの言葉が。
『でもそれを経験しているからこそ、また更に強くなる。そして失敗は終わりじゃない。失敗の積み重ねは、お前自身が変わるチャンスと考えなさい』
チャンス…か、、。
…もう少し頑張ってみても良いかもな。
まぁ、そう思いながら、晴れ晴れしい気持ちで俺は仕事に向かったんだ。
#誰もがみんな
【誰もがみんな】
誰もがみんな息を吸い 吐いている
俺は煙草を吸い息を吐く 白い煙と白い息が混ざる
人一倍多い白い煙 あいつの分まで生きてるようで
誰もがみんな
毎日
幸せだとは限らない
毎日
笑えているわけではない
毎日
喜べてるわけではない
だけど、世界のどこかには
毎日
幸せだと感じれて
毎日
笑っていられる程楽しい事をみつけれて
毎日
嬉しいと喜びに満ちているかもしれない
その違いはなんなんだろう
楽しいと思える事は人それぞれ違う
笑顔になれるその瞬間も皆違う
心が満たされる程の喜びを感じれる一瞬も違う
けど
生きているこの時間
こうやって、みんな違う生き方の方がいいのかもしれない
世界中が同じタイミングで
幸せを感じ
笑顔になり
喜びに心満たされる
きっと、そんな世界は退屈だと思うから
誰もがみんな、あなたと同じなんじゃない。
人それぞれ個性があるから、
人間って、そうでいいと思うんだ。
だから、あなた基準で決めないで欲しい。
文句を言わないで欲しい。
〜誰もがみんな〜
「よぉ。相棒、性懲りも無くまた来たなァ。」
そう言って気だるげに出迎えてくれたのは†13†(サーティーン)だ。彼はいつもなんだかんだ言いながら出迎えてくれる私の良きパートナー。
「今日からシーズンだね。銅アイコン目指して頑張ろう。相棒。」
「おう。今回こそは取るんだもんな?」
彼の問いに頷き同意する。しかし最近実の所、無理なんじゃないかという思考が脳裏にチラつく。
惜しい所まで行くのだ。あと数十位上ならば貰えるだろうと言うところまで。それが最初のうちならば、「あともうちょっとだ。頑張ろう。」とやる気も出るのだがそれが続くと「無理なんじゃないか。」と心が折れてしまいそうになる。それでも頑張って、頑張って前回ギリギリ滑り込めたは良いが、不具合の処理で順位が下がってしまった。13とやけ酒をした記憶がまだ新しい。
バトルアリーナへ行く途中ふと13が足を止めて振り返った。私は暗くなる気持ちを抑えて笑う。
「どうしたの13。スタートダッシュ切らないと。」
「無理して行く必要ないんじゃねェの?」
痛い発言だった。無理をしている自覚は少しだけある。どう返答しようか悩んでいると次の言葉が投げかけられる。
【未完成(誰もがみんな)】
誰もがみんな、今を生きている。
同じ時を過ごしている。
あの人は今、何をしているんだろう。
誰もがみんな幸せを夢見る。けれど本当の意味で幸せな人生を暮らせる人は多くはない。それなりの幸せと不満を抱えて生きるものがほとんど。
幸せになる道は主に3つ。どれも贅沢で,簡単には出来もしない。故に幸せをその手に入れることが出来るのかもしれない。
1つ目は願いを全て叶えること。もしくは夢を諦めることなく持ち続け ただ上を目指すこと。
2つ目は願いなど初めから捨て去ってしまい期待しないこと。何もかも諦念で覆い隠して,目をつぶり耳を塞ぐこと。
3つ目は与えられたものに感謝し,足るを知ること。羨まず妬まず,自信の持つものだけに視線を向けること。
世の中で幸せだと嘘偽りなく語る人は,基本的に他人を気にしない。そう,彼みたいに。矛盾し合う3つを併せ持ったような彼は間違いなく日々を楽しんでいた。
---
「生きる意味? 僕にとっては幸せになること」
抽象的で普通なら返答に困るような質問に,逡巡することも無くあっけらかんと言い放つ。そこには一切のごまかしも建前も何も無く,ただ単純な本音なのだとそう思える。
「楽しい 嬉しい 面白い。そんなふうに思えるようにする為だけに行動してる」
簡潔で単純明快な回答。迷いはなく視線は真っ直ぐで 瞳にはキラキラと輝く光。毎日が冒険で成長で宝物 とでも言いそうな雰囲気。
「なんでそんなに前向きなの」
「そう?そんなつもりもないけど。 ……あえて言うなら,現実は変わらないけど見える世界は変えられるからかなぁ。そっちの方が幸せ」
諦めながら前を向いて,現状を受け入れ満足する。それはどこまでも期待を捨て去った彼だからこそできること。
「そうかもしれないけど,簡単じゃないよ」
「簡単だよ。全部自分に責を問えばいいだけ」
傲慢なほどに凛と立つ 揺るぎないその姿は,痛いほど美しい。きっと君は痛みすら愛するのだろうけれど。そうでなければ崩れてしまうから迷わない。
「君は繊細だね」
「……不思議な言葉選びだね」
くすり と小さく笑う彼はどこか寂しそうな色をしていた。小さな違和感を無視して走り出す直前のような。後先考えない行動力。
きっと君は本当に幸せだ。少なくとも君自身そう思っている。信じている。
それでも,もっと我儘で強欲でもいのにと思えてしまう。諦めを知るには早すぎる。
「怖いよ。終わりを恐れない在り方は」
「わからないならないのと一緒。それに,案外それも楽しめるかもよ」
未来を見すえた刹那的な生き方。心配とか恐怖とは無縁な考え方。彼の”幸せ”の捉え方は酷く危うく思えた。
「……君は幸せなの」
「もちろん」
その言葉の先は聞こえることは無い。ただ微笑む君の笑顔は無垢で凜然であった。
テーマ : «誰もがみんな» 25
「誰もがみんな」
誰でも、心に夕焼けがあって。
それはみんな、それぞれ違っているのは当たり前で。
やっぱり、
似た夕焼けを持つ人がいると、
嬉しくなっちゃうのも自然なことで。
誰もがみんな、幸せになりたくて
誰もがみんな、みんなに好かれたくて
誰もがみんな、みんなに嫌われたくない
上辺だけ取り繕う関係…でいいのかな。
SNSが更新される度、
グループLINEが盛り上がってる度、
私は妙な緊張をする。…少し怖くもある。
全部を投げ捨てて、
なにも気にならない、世界になったら良いのに…。
スマホ画面見ながら、ため息をつく。
「嫌ならやめたらいいのに。」
「そんな縛りつけた関係、何をあなたにしてくれるの?」
「いざと言う時、きっとすぐに誰もいなくなる。」
「現実の付き合いを大切にしなよ。周りをよく見なよ。」
一匹狼タイプのクラスメイトが
そういうと、あっという間にいなくなる。
彼女はかっこいい、何にも縛られず自由。
私だって、彼女みたいになりたい。
誰もがみんな、しがらみを脱ぎ捨てたい。
誰もがみんな、権力から逃れたい。
誰もがみんな、自由になりたい。
誰もがみんな、独りが怖いんだ。
誰もがみんな……………。
……貴方はどうですか?
誰もがみんな
みんなの幸せを
願えればいいのにな
全部がぜんぶかがやいている、傷も、歪みも、すべて光に透かされて綺麗だ、誰しも確かに目を持っているから、ぼやけていても嬉しく思う、光の中の全て、綺麗で、本当によかった。
『誰もがみんな』
「誰もがみんな」
彼女はクスクスと笑いながら、
俺の手首と自分の手首を鬱血しそうな程の強さで
しっかりと結束バンドで固定した。
手首を押さえつける彼女を振り払おうとするが、
先ほどのスタンガンのせいか上手く力が入らない。
そもそも、こんな華奢な女のどこにそんな力があるのか?というくらい根本的な力が強い。
ペットボトルの蓋、開けられないって言ってたのに!
「おい、ちょっ……ちょっと待て!待ってって!
誤解なんだってば!きっと君が気にしてしまった連絡は、確かに相手は女性かもしれない!でも、バイト先のおばちゃんなの!ただのバイトリーダー!シフトの連絡!」
彼女は顔色を一切変えずに、声を荒げて慌てふためく俺を見つめている。
「その連絡の事は前から知ってるし、関係ないけど?」
これじゃなかったか……じゃあ何だ?
あと、前から知ってるってどういうこと?
彼女は、ハァと呆れた様にため息をつくと、
一冊の本を俺に突き出した。
「これは……」
それは高校生の時になけなしのお小遣いを叩いて購入した、グラビアアイドルの写真集だった。
この本には、何度もお世話になりましたね。はい。
そんなことはどうでもよくて、そんな大切な本がほとんど形がわからなくなるくらい刃物であろうもので八つ裂きにされている。
「え、これ…お前がやった…の……?」
この狂気に身の危険を感じ、自然と心拍数が上がる。
逃げたくても身動きは取れない。
先手を打たれているのがまた怖い!怖すぎる!!
どうか!こういうプレイであってくれ!!との願いも虚しく、遂に彼女は包丁を取り出した。
「女の子はね、誰もがみーんな愛されたいし、
愛した人を独り占めにしたいの。
こんな、ほとんど裸の女が載っている本を、
自分の彼ピが見てるとか、無理すぎるの。
私だけいればいいでしょ?そうでしょ?違う?
大好きだし、愛してるの。貴方もそうでしょ?
だからさぁ、ねぇ?
私と一緒に幸せになるためにさ?
他の女に取られるまえにさ?
このまま一生幸せでいるためにさ、
一緒に、死んで?」
その言葉が音として耳に入ったのが、
俺の生前の最後なのだろう。
初カノだー!と浮かれていた自分を殺してやりたい。
いや、実際死んだんだけどさ。
「……と、まぁこんな感じじゃな。
悲惨な死を遂げておる。可哀想に。
いや、ほんと……ふふ。女運無さすぎ…ふふふ」
神様を名乗るお爺ちゃん、その笑いは俺に効く。やめて。
「死因はともかく、悲惨な死を遂げてしもうたお主は、
来世で少し運が良くなるようボーナスがついたようじゃ!
不運な青年よ、行くがよい!次の世界へ!」
自称神様がそういうと共に、
俺の立っている地面がパカっと開いた。
……パカっ?
.
「誰もがみんな」
幸せになりたいね
誰もがみんな想うこと
誰もがみんな
その権利はあるわけで
権利というよりも
誰もがみんな
幸せだと
感じることができる
そんな
資格があるのだと想う
誰もがみんな
誰もがみんな、辛い思いをしていることは知っているんだ。その嘆きで世界があふれていることも。
それなのに、みんな見て見ぬふりをするんだ。痛いのも、辛いのも、悲しいのも、苦しいのも。
それがたとえ自分のものでも、他の人のものでも。両目を閉じて見なかったことにするんだ。
だから、今日もまた世界には雨が降るし、君は笑顔の下で泣いているんだ。
私には好きな人がいる
あの子にも好きな人がいる
多分君にも
#恋#誰もがみんな
楽しみなぁ〜
嬉しいなぁ〜
同じことをしていても
誰もがみんなそう思うとか限らない
誰もがみな同じとは限らない
みんな、人それぞれだ
みんな違うからこそ
面白いでは無いか
みんな違うから
喧嘩してしまうのではないか
みんな違うから
好き嫌いが出てしまうのではないか
だからといって、
無理に認める必要も無いと
自分なりにそう思った
みんな違う 自分が正しいと思った方向に全力で突き進む それが何より大事なのではないか
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
誰もがみんな見た目とは別の一面を持っている
それには隠れた辛さ、悲しみ、好みがある
気づいてないだけな人もいるかと思う
でも、みんなそんな一面があると思う
いつしか、みんな、そんな一面を持つ必要が無くなると期待したいものだ
"誰もがみんな"っていうテーマをもらった。
けど難しかった。
"誰もがみんな生きている"ってことを1番に思いついたけど何か違う気がした。
そうじゃないなぁって。いやまぁそうかもしれないけど何か自分が思うのとは違うなぁと。うーん。
結論、誰もがみんなってことは無い。
誰もが皆、生きている。
そして、誰もが皆、死んでいる。
生きるべき人生を歩んで、
誰もが皆、死んでゆく。
幸せとは限らない。
不幸とも限らない。
ただ、それだけ。