『誰にも言えない秘密』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰にも話したことのない秘密は山ほどある
そのうちの一つについてお話させてください
私は嘘つきである。ということだ
嘘つきと言ってもテスト範囲や人の死などのことではない
昨日のご飯はハンバーグなのにパスタと答えたり一般には「虚言癖」とも言われるものだ
これをぼくは辞められなくなってしまった
理由はたったひとつ。
自分のことをあまり知って欲しくないから
自分以外の人にあれこれ聞かれたり知られると
私は怖くなって怖気付いてしまう
ぼくは私だけを守るために
この秘密を墓まで持っていかないといけない
「誰にも言えない秘密」
誰にも言えない秘密があることは
ここだけの秘密
私は、きっとこれからも女性が好き。
だからね、2人にこの人と結婚がしたいって言う日は
来ないと思うの。
ごめんなさい。
【誰にも言えない秘密】
私には誰にも言えない「ヒミツ」がある。
それは、あの子と付き合っていることだ。
今すぐでも誰かに伝えて自慢したい。みんなに知ってもらいたい。でもあの子との「ヒミツ」は守らないといけない。あの子と付き合っていることは誰だとしても「ヒミツ」。絶対に誰にも言わない。
私には秘密がある。誰にも言えない。
その事を考えている時は寝れなくなって、なぜあんなことをしたのだろう、と考えたりする。
それでも明日はやってくるから、私は秘密を神社に書きに行くことにした。懺悔、的なやつである。
「あぁ、八百万の神よ、私は、私は。」
ここから先は私も言うのが難しくなり、やはり、いいです。と言い残して来た道を帰ろうと思った。
正確に言えば帰った、はずだった。
『そんなに気になることを残して何処に行こうと言うのかな』
……そこに居たのは男でも、女でも、オカマでもなく、
「…神様?」
『そうだ』
神様だった。
その日、私の1番の秘密は更新した。
実は、寂しいです。
とってもとっても、寂しい夜があるんです。
友人もいるし、大切な家族もいます。
好きなアーティストもいます。
自分は愛されているはずだと信じています。
だけど、そうじゃなくて。そこじゃなくて。
例え、誰か大切な人に抱きしめてもらったとしても、埋まることのない寂しさがあるんです。
原因のない、自分の中で生まれただけのものだから。
何とか紛らわしながら、毎日生きているんですよ。
〝誰にも言えない秘密〟
『誰にも言えない秘密』🧡
僕は弱虫だ。
一人で悩んで
一人で泣いて。
何にもいいこと無いのに
その方法しかわからない。
周りには言えない。
知られたくない。
そう、強がるたびに
人は離れていく。
皆さんは誰にも言えない、「秘密」は、ありますか?
私は、あります。多分誰にだってあると思います。
このお題で一応書いてはみたものの
納得いく出来には至らず
結局消してしまうことにする
消したポエムは頭の中に
誰にも言えない秘密となった
【誰にも言わない小さな秘密】
完全な匿名なんだから気にせず投稿しちゃえばいいのにね。見栄というか変な美意識が働くのがとても不思議。こういうのを自意識過剰と言うのだろうか。
実はね…私の部屋は汚部屋なんですよ、バレてないはず
秘密は誰にも言いたくないからある
信頼してる人、信用してる人などには"話せる"
でも、人は皆家族にすら言い難い秘密を、
1つや2つ持っていると私は思う。
人は秘密を持っていて、それを隠そうとするから
"嘘"を付く
そして嘘を付く事でお世辞や猫被りを覚える。
秘密があるからこそ、
この社会は成り立っているのかもしれない
お題〚誰にも言えない秘密〛
誰にも言えない秘密
ここで書いても、誰一人共感することも、失笑することも許されない。
だから書けるんだけど、、、
俺の前妻は別れて7年後、自ら命を絶った。
理由ははっきりとはわからないが、
その時、お母様から連絡があったんだ。
亡くなったと。泣きじゃくった。
それから、18年も経ったある日、遠い遠い彼女のお墓に手を合わせに行ったんだ。
年老いたご両親様が一緒にいらっしゃったんだ。
山の中にある少し寂しい場所に彼女のお墓があった。
何故か線香に中々火が点かなかったんだ。
そして墓石のてっぺんに小さなカエルがずっと俺をみていたよ。
『何年待たせたんだよ!今頃来やがって!』
帰り際に両親に言ったんだ。
「御嬢さんを幸せに出来なくてすみません。」 「まだそんな事言ってるのか。」母親の言葉はとても重く深いものだった。。。
帰り道の車中で、お墓参りの時に何故か出なかった涙が叫びと共に流れ落ちた。
ごめん。ほんとうにごめん。俺と巡り会ったばっかりに、こんなに早く命を落とすことになって、、。
『私の梅干し』
宮沢 碧
「あー、それ!それは動かさないで。いいの、いいの、そのままで!その代わりこれお願いできるかしら」
私は新しく入ったバイトさんに指示をする。
私たちは今日、引っ越しをする。母がカフェを始めてみたいと言うのでお店を新しくするのだ。何代も前から使っていたお店、前田煎餅店はこうしてまもなく伽藍堂になって行き、物を置いていて周りと色の変わってしまった壁や床を私はそっと触って歩いた。飴色に変わった床や棚、おじいちゃんが若かった頃によくタバコを吸っていたと言う窓。瓶がたくさん並んでいたカウンター。たまにお客さんまで入っちゃう掘り炬燵。
「ありがとうね」
からっぽで冷たくなったようなでも、まだほかほかの温もりのするような、まるで起きたての布団のようなぬくもりのする部屋に声をかける。引越しといっても通り2つ離れたところで、まぁ、別にここを売ったり壊したりする訳でもないのだけれども。
「あとはこの荷物だけですね。どこ、持ってきますか?」
私の足元にある大きな段ボールを指差して、焼き担当の職人、源二郎さんが話しかける。
「じゃぁ、私の助手席にお願い。重いので気をつけて下さい」
「わかりやした。おっ、本当だ、重い。そしたらあっしはこれでトラック出しちゃいますね。車で先にお店向かいます」
「ありがとう、そうして下さい。私もすぐ向かうから」
天地無用と書いてある箱を持って源二郎さんは店を出る。
カフェをオープンさせるのは初めてだし、本格的に店を継ぐことになるのはドキドキする。でもこうして私よりもずっと長い間この店で働いてくれているベテランの職人さんも辞めることなくついて来てくれる。新しいバイトさんも入る。初めこそみんなと同じ東京のオフィスワーカーみたいなりたくてどこか気もそぞろに働いていたけれど、これからは違う。母がとは言え、新しいことを始める。やっと自分の中でもワクワクする気がする。何より調べたり、自分の意見を聞かれたり自分が必要とされていることが嬉しくて自分から動こうと言う気が起きて来ていた。
戸締りをして私は車に乗り込む。シートベルトをする時、助手席の先程運んでもらった段ボールを見て心が弾む。天地無用。中身は私の漬け始めた梅干しだ。今年、私は内緒で梅干しを漬けたのだ。おばあちゃんが毎年の習わしのように漬けていた梅干しのように。この家に生まれてるのだから今更な言い方だが、実のところ梅を漬けるのはまるで『秘伝のタレ』のような気がしてこの家にすっかり馴染んでしまったようで伝統をすっかり継承してしまったようで気が進まず、今まですることができなかった。それを今年はふとやってみようと思えたのだ。勿論昔教えてもらったおばあちゃんのレシピで。心とは不思議なものだ。
車をゆっくり出す。さぁ、新しい始まりだ。この梅干しでお店に働いている人に賄いを出す。そしていつかは梅ざらめの梅に使えるような家族も職人さんにも認めてもらえるような梅を漬ける。お客さんに喜んでもらう。それが今の私の夢だ。これはまだ誰にも言えない秘密。
カフェ しだれふじ、前田煎餅店は一週間後にオープンする。
2023/06/05
お題 誰にも言えない秘密
誰にも言えない秘密
秘密、とまではいかないけどあんまり人に言ったことないこと
昔は替え歌を作るのが好きで、
中学3年間とか高校3年間をテーマに、自分の替え歌作ったりしてましたー!
(ニコニコ動画組曲を使ってうまい具合に自分verに替え歌…)
他の人にはイタイ子と思われるかもしれない
でもそういうこと好き、今でも楽しい
思い出詰まった
色とりどりの風船
ひしめき合って
ギュウギュウ詰め
爆破して
一つ一つ消してきた
どうしても
消せなかったものも
触れないまま
漂わせているうちに
少しずつ萎んで
小さくなった
君だらけで狭かった
この心の部屋
今はもう
何事も無かったように
静かに
伽藍堂
「狭い部屋」
『誰にも言えない秘密』
「これは誰にも言えない秘密だったんだけれどもね」
大きな木に寄りかかり、木漏れ日の下でまだらな陰影に身を染めた友人が囁くように告げる。軽く吹いた風が6月の青さを増した葉を揺らし、軽い音を立てて続く言葉を遮った。私は怪訝な顔をして、そんな友人を見つめ返した。何を言おうとしているのだろうか、澄んだ水に墨を一滴落としたように、ジワリと私の胸のうちに不安が広がる。
「どんな秘密なの」
聞きたくないと思いながら聞き返した私の声は僅かに震えていた。それを受けた友人は「それはね」と前置きをしてにっこりと笑った。
「この下に死体を埋めたんだ」
まだらな陽を受けた友人が、トントン、と一度掘り返された形跡のある足元の地面を蹴って鳴らす。
何を言っている?なにの?なんで?いつ?
様々な疑問が浮かんで、音にならないまま頭の中に反響して消えていった。
長いような短いような沈黙の後、最後に残った疑問がポロリと口から零れ落ちた。
「誰の……?」
「君の。だから良かったよ」
風に乗って、濃い土の匂いがしたような気がした。
誰にも言えない。
誰も知らなくて良い。
言葉にしたら、己の醜さが全て溢れてしまいそうで。
こんな穢れた気持ち、私以外知らなくて良い。
─誰にも言えない秘密─
私には、秘密にしている事がない。
何故なら私は完璧だから。
誰にでも優しく、自分には厳しい。
また、人を差別しない。
そして才能に満ち溢れている。
勉強も、スポーツも、得意だし、
音楽も弾けて、コミュニケーション能力もある。
まさに完全無欠の存在。
私を羨ましいがったり、妬む人は居るけど、
私はそんな人程話しかけている。
嫌われていない。むしろ周りに好かれている。
...本当に、そうなのかな。
いいや、違うんだ。
ただ気づかないふりしてるだけで、周りから嫌われている。
才能があっても、何をしても、完璧だから。
話したくない、比べられたくないのだろう。
だから私は、いつも一人。
この才能を、ある人に譲って貰ったなんて、誰にも言えない。
それが私の、誰にも言えない秘密。
待ってる人居ないと思いますが、
遅くなって申し訳ありません。
今日のお題は早めに書きますので、許してください。
以上、作者より
2023/06/05 【誰にもいえない秘密】
俺には、誰にもいえない秘密がある。
z家の事情とか、性癖とか、それこそ自分だけの秘密基地とかそういうのじゃない。
-そんなことよりも、もっと残酷で、暗く、重く、悲しいことだ。
もう日が沈みそうな時間帯。後ろを振り向くと、太陽が町中を淡く照らし出していた。俺はそのまま、ある山の裏側周って行く。山に隠れたせいか、一気に暗くなったように感じた。しかし、それでももうほとんどの光が見えないくらいに暗くなり始めている。もうほとんど日が沈んでしまったのだろう。俺はポケットから小型の懐中電灯を取り出して歩き始める。
街の裏側にある、ちょっと小さな山にあるこれまた小さなお墓。そこで、約一ヶ月ぶりとなる墓参りに来ていた。ある墓の前で止まって、よくみたら花がまだ新しかった。その花には見覚えがあった。
-まさか、あいつがきたのか?
それは、死んだ母が好きな花だった。その時期になってはよく花屋で買って花瓶に生けていたのを覚えている。でも、それを知っているのは、俺以外に、“今は”1人しか いない。
-“あのこと”を知ってるんだったら、なんで何の連絡もよこさないんだよ。あのクソ親父。
俺たちを捨てたあの親父がここ駅たのなら、なおのこと腹が立つ。
俺はいけてある新しい花を抜き取り、今日自分が買ってきた花を添えた。そんなことを躊躇なくできるようになってしまった自分にも吐き気がする。
-でも、もう遅い。
もう後戻りができないところまで来てしまったんだ。暗闇の中懐中電灯に照らされた墓石が妙気味悪く感じられる。その墓石が、自分に何か訴えているような心地にすらなった。
「-兄ちゃんが必ずお前の仇を取ってやるからな。」
さっき懐中電灯が入っていた場所とは別のポケットから取り出したものを見て、俺は幾らか心が救われた。そこに映る、今はもう亡き妹を見て。
俺は、懐中電灯の明かりを消して歩き始める。もうすっかり日が暮れて周りには人っ子一人いない。その中でも月明かりは健在で、町中を明るく照らしていた。
俺は自分のハッグからあるものを取り出した。
満月の月明かりを、無骨なナイフがやけに反射していた。その光が、危険な色を孕んでいた。
誰にも言えない秘密
ない
この人にだけは言えない
これはある。
でもやっぱり一つだけあるかも。
10年たった今でも苦しい。
考えるだけでゾッとする。
いつになったら忘れられるんだろう。
忘れることも恨まなくなることもないだろう…
きっと奴がいなくなるまで。。。
私はいつまで縛り続けられるのだろう。
自分で解決しなきゃいけないのかな…
辛いよ。
誰かに言えたら楽になるのかな。。。