変人の作文

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私には秘密がある。誰にも言えない。
その事を考えている時は寝れなくなって、なぜあんなことをしたのだろう、と考えたりする。
それでも明日はやってくるから、私は秘密を神社に書きに行くことにした。懺悔、的なやつである。

「あぁ、八百万の神よ、私は、私は。」


ここから先は私も言うのが難しくなり、やはり、いいです。と言い残して来た道を帰ろうと思った。

正確に言えば帰った、はずだった。


『そんなに気になることを残して何処に行こうと言うのかな』

……そこに居たのは男でも、女でも、オカマでもなく、

「…神様?」

『そうだ』

神様だった。
その日、私の1番の秘密は更新した。

6/5/2024, 10:06:26 AM