『誰にも言えない秘密』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰にも言えない秘密
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誰にも言えない秘密というほどではないけど、届ける気のない手紙を書いてる。届ける気がないからこそ、君に書きたいと思う。
出会ってからずっと、僕は君のことが好きだったよ。とても気に入っていた。多分、これは君に知られているね。周りのみんなにも知られているだろう。だって僕らはほとんどずっと一緒だった。
でも、どこが好きなのか、僕は君に伝えていなかっただろう。君は知らないはずだ。おそらく、周囲のみんなにも。誰にも言わなかったからね。
それで、君の好きなところなんだけど、まずは、寝ている時の顔だな。君、普段は眉間に皺を寄せて話すことが多いけど、寝ている時の顔には、皺がないんだよね。とても可愛らしい顔をしてると思うよ。
それと、君の歌が好きだな。下手くそだけど。
でも、きちんと伝えたいことを詠もうとしてくれるあの歌が好きだった。どこか溢れるように、漏れ出でるように紡がれる君の歌が、僕は好きでたまらない。
あと、君の手。これも好きだ。
体格の良い君の手だ。僕より手のひらが厚くて大きい。指もがっしりしている。力強さを感じる。それなのに、君はものに触れる時、まるで一等大事なものに触っているかのような手つきでものに触れる。僕の手を握る時もしっかりとではなくそっと、君の熱だけが伝わるように握る。その手が好きだ。温もりも優しさも感じられる君の手が好きだ。
ああどうしよう。これだけしか書いていないのに、なんだかとても恥ずかしいな。
やっぱりこれは君にも誰にも届けたくないな。僕の秘密としてこっそり庭の隅に埋めておこうと思う。
性懲りも無くまた書くかもしれないけど。
「誰にも言えない秘密」
敷かれたレールからはみ出さないように、
お利口な人生を歩んできた。
自分だけのものにしたくて、
誰にも教えたくないような、
ドキドキする秘密の一つや二つ。
持ってみる勇気もなかったな。
#9
待ち合わせして目が合った時の一瞬の無表情
並んで歩いている時の指先
耳たぶを触りながら話す癖
名前を呼ぶときの唇の動き
すべてが愛おしい
わたしだけのものにしてしまいたい
だれにも渡したくない
友達のままじななくて
たった一人の最愛の人になりたい
好きな男の話は聞きたくない
これ以上笑ってはいられない
だから……お願い
私の名前をもう一度呼んで。
誰にも言えない。
これまでとこれからの、
私の綴ったものすべて。
これであなたも共犯。
~誰にも言えない秘密~
【誰にも言えない秘密】
秘密?いっぱいあるよ
小説をネットに投稿してる事とか
中間テストで学年ワースト█位に入っちゃった事や
他人に依存しちゃう事とか色々あるよ?
え?誰かに言ったことあるかって?まぁあるよ。
小説とか依存は友達に言ったし、テストも親は知ってるよ?
「『誰にも言ってない』秘密」は?
え〜
なんだろ?
あ、あったわ
知りたい?え〜
絶対引くよ?キモって言うでしょ?
普通じゃない、異常だ って言うでしょ
いいの?
実はさ
自分トリコフィリア(頭髪性愛)でもあり、エメトフィリア(嘔吐性愛)でもあり、ヘマトフィリア(血液性愛)でもあるんだ。
絶対秘密だよ?
「手ぶくろを買いに」を読んだあと、
息子ににこんな話をした
あのね、
おかあさんも本当は狐なの
人間のお父さんと結婚して
あなたが生まれたのよ
他の人たちに知られたら
もし狐なのがわかったら
いけないの
だから誰にもないしょよ
狐でもなんでも、
おかあさんはあなたのこと
誰よりも大好きよ
何よりも大切よ
お話の 狐の親子の情愛が
胸にあんまり沁みたから
あなたをおもう気持ちは同じと
息子は
うん、わかったと言ってくれて
夫には
子どもにそんな事言うもんじゃないと
叱られちゃった ゴメンナサイ
「誰にも言えない秘密」
#126
視線が合うと、目がきゅっと細くなってゆみなりに笑う。日常の中で見つけたお気に入りの仕草や表情があることは秘密だ。長い間抱えているこの気持ちは絶対に彼には伝えられない。
そう思いながら彼の顔を見上げる。彼はまたきゅっと目を細めた。
視線が合うと、主様の口角が少し上がって目尻が垂れる。そのお顔が大変可愛らしくて好きだった。この気持ちはまだあなたにお伝えできていない。いつか主と執事の関係ではなくなったら、あなたに唇で触れることをお許しください。
誰にも言えない秘密について
昨日の続きです。
2行空いたところから新しく今日書いたやつです。
今日で完結です。
少しでも面白いって思ってくれた人がいたらハートお願いします。
ほんの少しでも興味があったら面白いか分かりませんが
暇潰しにでも読んでくれたら嬉しいです。
長いですが・・・・・笑笑
今日のテーマは入っていません。🙇
私、高校1年生の瑞希には中学生の時に図書室で見かけた
初恋の好きな人がいる。
私が好きな人は龍牙先輩。
中学生の頃にどうしても読みたい本があって、探している所に1人静かに本を読んでいる所を見て一目惚れして好きになった。
今日も私は本を借りに図書室へ行く。
っていうのは、建前で本当は友達に背中を押されて照れくさいけど、自分の気持ちに正直になって先輩に会いにいく。でも、本は本当に好きだ。色々なジャンルの本を読む。
私は今日は何を借りようかと思いながら図書室に入る。
でも、何よりも先に気になってしまうのは先輩だ。
私の目は自然と先輩の方へいく。
先輩がいつもの場所に座っていた。
ドキドキしながらも室内を不自然にならないように本を見て回る。
すると、いっときしてから先輩が立った。
先輩は図書室の後ろの方に向かって歩いていく。
どうしたんだろう?
私は横日でチラチラ見ていた。
すると先輩は急に消えたのだ。
「えっ?うそ!」
思わず声を出して近づいてみる。
しかし、やっぱり先輩はいない。
なんで?さっきまでここにいたのに!
驚いて思わず周りを見渡すといつもの場所に先輩が座っていた。
さっきここで消えたよね!?
びっくりして先輩の方を見た。
そしたら先輩は視線を感じたのかこっちを向いた。
やばっ、こっちに来る!
私は焦ってそこら辺の本を適当にとって読むふりをした。
しかし、そんな私の行動も無駄だったようで・・・
「今の見てた?」
そんな声が聞こえて、心の中はパニック状態で先輩を見た。
「そうか、今見たことは誰にも言わずに忘れてくれ」
そんなこと言われても〜
そう思い、先輩を見るともう先輩は私の返事を聞かずに出口の方へ向かっていた。
私は先輩が去った後も今の起きたことを実感できず、ボツーとしていた。
そこからはどうやって家に帰ったのかは覚えていない。
母や姉が心配してくれて、私はいつの間にか眠りについていた。
次の日、帰りのSHRが終わって私の足は自然と図書室に向かっていた。先輩のことを知りたいと思った。何故か知らないといけない気がした。
でも、昨日、私にあの事を見られて先輩いるかなぁ?
ドキドキしながら中に入ったらやっぱり先輩はいた。
先輩はいつもとは違ってぼーっとしていた。
いつも本読んでるのに、今日はどうしたんだろう?
やっぱり昨日のことがあったからかな?
そんな先輩の様子に気になりながらも私は何もすることが出来ずにいつも通りに図書室で過ごすことしか出来なかった。
次の日も次の日も私は図書室に足をはこんで先輩の様子を気にしていた。そんな毎日図書室に通う中で私はだんだん心配になってきた。
先輩がずっと本を読まずぼーっとしていてあの日から日にちが立っていくにつれ具合が悪そうにしているからだ。そんな先輩の様子を見て我慢出来ずに私はとうとう、異常なんじゃないかって思う程に動いている心臓を押さえて話しかけた。
「あの大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。ごめん。」
先輩は微笑んで答えた。
「今から言うことは瑞希にとって信じられないことかもしれない。だけど、聞いてくれるか?」
なぜ、私の名前を知っているのだろうか?
不思議に思いながらも気になる気持ちが強くて領いた。
先輩は衝撃の事を話し出した。
「瑞希です。中学3年です。よろしくお願いします。」
「俺は龍。高校2年、よろしく。」
俺の母さんと瑞希の父さんが再婚して俺達は義兄妹になった。
初めて妹ができてこれからの生活にワクワクしてた。
でも、これからの生活にワクワクして楽しみな半面初めて出来た妹の接し方が分からなくて不安もあっけど、瑞希は明るくてすぐ仲良くなれた。
お互い片親だったから話もあって話しをするのも楽しかった。
そんな風にすごしていくうえで俺は瑞希を好きになった。
義兄妹ってこともあってかなり思いを伝えることに迷ったけど、俺は瑞希に思いを伝えた。
そしたら瑞希も俺のことが好きって言ってくれた。
嬉しかった。いつも、周りは見た目だけで付き合ってほしいと告白してきて俺の中身をみてくれなかったから。
そんな風に付き合い初めて色々なことをして、楽しかったし、幸せだった。
でも、そんな幸せの日々は続かなかった。
俺が高校3年の時だった。
あの日も周りに内緒でデートをしていてその帰り道に信号を無視した車が俺の方にせまってきた。とっさのことだったから俺は避けれなくて目をつぶった。でも、いつまでたっても痛みが襲ってこなかったんだ。
恐る恐る目を開けると頭から血を流した瑞希がいた。
俺はパニックになっていつの間にか来ていた救急車に乗って、病希は緊急手術をして命に危険はなかったものの、医師からは手術は成功したけど、目を覚ますのがいつかはわからないと言われた。
俺があの時避けれてたら瑞希はこんなことにならなかった。
後悔して瑞希に対する申し訳なさでいっぱいで毎日、見舞いに行って手を握った。
でも、瑞希は1年経っても目を覚まさなかった。
事故があってからちょうど一年経った日、俺は瑞希の手を握って願った。
もう1年だそ。目を覚ましてくれよ。
お願いです。神様、瑞希を救ってください。
起こしてください。
瑞希を救いたい。
そう願って瑞布をみていたら急に光が俺の体を包んだ。
眩しくてめをつぶって目が覚めた時には何故か高校1年の頃になってた。
俺はチャンスだと思った。時間がもどったなら瑞希を救える。
あと1年後に瑞希がこの高校に入学してくるはずだ。そして俺達の親が再婚したらまた、同じように進んでいって瑞希を救える。
そう思い入学してくるのを待ったんだ。
そして瑞希が入学してきて瑞希は何故か図書室にまめに来て、何度か目があったりしてたから話しかけようとも思ったけど、後もう少ししたら瑞希と瑞希の母さんが俺んちに挨拶に来るだろうから待ってたんだ。
私は先輩の話が信じられなかった。
お父さんが再婚する?
私と先輩が義兄妹で恋人?
私が車にひかれた?
信じられない。
今の話が本当だと先輩は未来からきた?
どうしても今、先輩から聞かされた話が信じられなくって先輩の顔をみた。
「信じられないのは分かる。でも、本当にあっ
たことなんだ。俺は未来から2度瑞希を危な
い目に合わせないようにこっちにきた。」
でも、私は先輩が未来からきたってことも衝撃だけど、まだ気になることがある。
「先輩の具合が悪くなる前に先輩が急に消えた
のはどういうことですか?
そして何であんな体調が悪そうにしてたのはどうして
ですか?」
そう聞いたら先輩は隠さず話してくれた。
瑞希がたまに図書室にきていることは無事に過ごせているってことだから安心するし、好都合だった。
あの日俺が急に消えてしまった日を瑞希に見られた日俺は未来に戻ってたんだ。
俺もなぜ未来に戻ってしまったのかはわからなかったけれど、とりあえず瑞希が眠っている病室に入ったらやっぱり瑞希は眠っているままだった。
なんで瑞希が起きた訳でもないのに俺はまた未来に戻されたんだ。
あのまま過去の世界ですべてをやり直せたら瑞希を救えたのに・・・・・。
そう悔いていたらまたいつの間にか未来の、あの図書室に戻っていたんだ。
予想外のことが起きてびっくりした。
そしてそんな所を瑞希に見られたもんだから焦った。
もしも、こんな所を見られて怪しませて過去が変わったらどうしようって・・・・。
過去が悪いように変わってまんがいち義理の兄妹にならないようなことがあったらって、また瑞希が危ない目にあったらって思ったら到底普通に過ごすことなんて出来なかった。
「そうだったんですね。正直まだ信じられないけど信じ
ます。」
先輩のこと好きだから。
私は心の中でそう呟いた。
「信じられないかもしれないけど、過去が変わらなかったら全部俺の言う通りになるはずなんだ。」
そうだよね・・・・・。
にしてもお父さんが再婚だなんて。
先輩の話しを聞いて、色々なことを考えていた。
「そういえば、なんで瑞希はこの図書室に毎日のように
きてたんだ?
いつも図書室にきてほんのたまにしか本を借りてなか
ったよな?ただうろうろしてただけで。」
いえない・・・・・。先輩に会いに来てたなんて。
でも、未来の話しを聞くと先輩と私って付き合ってた
んだよね?じゃあ、先輩は今の私も好きなのかな?
いやいや、自惚れないの。
「どうした?顔真っ赤にして?」
先輩が不思議な顔をして聞いてきた。
ずっと好きだったんだから1ミリでも希望があるなら気
持ち伝えてみたい。
「先輩、好きです。先輩は今の私でも好きですか?」
先輩は驚いた顔をしていたけど、微笑んで言ってくれ
た。
「うん。好き。」
嬉しい。
先輩の話しを聞いてびっくりしたけど、先輩は私を助
けに来てくれた。
「ありがとうございます。これからよろしくお願いしま
す。」
私は微笑んでそう言って先輩に抱きついた。
完
読んでくれた方ありがとうございました。
1番最初に読んでくれて続きが気になって読んでくれた方いるのでしょうか?いてくれたらすごく嬉しいです。
初めて書いた小説で文が不自然だったり、異常なくらい「だ」が多かったりして苦戦しながら書きました。笑笑
読んでくれた方の中にも読みにくいと思った人がいたのではないかと・・・・・・
正直私ができる最大でこの物語を書いたつもりですが、
面白いかは分かりません。
最後もこんな結末でよかったのかと。笑笑
この物語面白かったって思った方はハート♥️
お願いします。この物語が面白いのかっていうのを知りたいです。
私には誰にも言えない秘密がある。
え?どんな秘密かって?
君にも秘密に決まってるでしょ?
お題 : 誰にも言えない秘密 #11
誰でも、誰にも言えない秘密はある
私にも、誰にも言えない秘密はある
私は、愛想良く、謙虚で、優しい、
そんなふうに、みんな思ってる
でも、本当の私はそんなお人好しなんかじゃない
本当の自分なんて、自分にしか分からない
みんな、私の事なんてわかったふうで、分からないんだ
世の中、そんな偽りだらけの世界で成り立っている
でも、なんでも打ち明けられて、なんでも、言い合える
そんな関係の人もいるだろう
でも、本当にそうだろうか
別に私は、仲を悪くしようとは思っていない
でも、どんなに仲良くても、どんなに 幸せでも、
人は 1人で 悩んでる
秘密があることは、悪いことでは無い
場合によって、悪いこともあるだろう
でも、なんでも話せる人がいて、幸せでも、
人は、小さいことでも話したくないことはある
でもそれが、人間なのかもしれない
【実は⋯私】
ココだから言えますが⋯
こんなダラダラと長い書き物、書いたりしていますが⋯
実は⋯私。
SPOONで配信とかしてました。
今もSPOONやってますが⋯
配信LIVEとかは、もうやってません⋯今は聞き専門です⋯。
でも、気がのったら⋯やるかもしれませんね?
過去にSPOONで声劇やった事も、あります。
もし私のSPOONアカウント見つける事が出来れば⋯
その時の声劇CAST、今でも聞けます。
消してません。
また、気がのれば、やろうかなとかは思います。
ここに乗せてる書き物を台本にするのも面白そうですね😄
まあ⋯やるか、どうかは気分次第です。
でも、ココで書き物してる方が楽しいので、しばらくSPOONで何かする事はないと思います⋯多分?
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テーマ
【誰には言えない秘密】
自分だけの友達がいること、手首の傷、自殺を試みた経験、小説家を目指していること、そして今自分の言葉を投稿していること。全部が、誰にも言えない秘密。
一生、誰にも言わないだろうって秘密。
持ってるよな、きっと多くの方が。
#誰にも言えない秘密
赤一面 散った花束 大きな金属音
不幸な事故だった、花束を抱えた貴方は迫り来るトラックに気づかないで、撥ねられた
違うんだ、あの時私は貴方に言ったの、
「もう、会いたくない。私の前から居なくなって」
その一言で、貴方は動かなくなってしまったの
でも、笑みを浮かべていたのも見えた。
貴方は、わざと撥ねられて私の中に残るように…
それでも、貴方のおかげで私は哀れみも同情もお金も手に入ったわ
ありがとう、でもそれだけよ
だって、もう貴方の顔思い出せないから
お題「誰にも言えない秘密」
誰にも言えない秘密。
誰にも言えない秘密?
あるよ。
誰にも言えない
秘密だからね。
この片思い?
どーしよー!
誰にも言えない私の秘密
ネットに小説を投稿していること
今、ほんのちょっとだけだけどね
何もしてない、何も出来てない自分にイラついてて
ちょっとだけ泣きそうなの
でも顔も声もわからない
身近じゃない
あなた達には
私のこと言ってもいいかなって
思ったの
秘密にしてね
実は、ココで書いてることも秘密にしてる
自分の頭の中に
世界があって
街があって
色んな住人がいる
それもまた秘密ごと
例えば女装男子
男の娘とか
えぐいことしてるヤツも
女々しいおっさんも
スケバンな女子とか
男好きな男もいたり
女好きな女もいたり
侍も勇者も悪魔も妖怪も妖精も……
とにかく色々と住んでる
もちろん喋る動物とかも
色々と存在する
そんな存在を感じさせないように
生きているのが私の最大の秘密と思っている──
(2023.06.05/誰にも言えない秘密)
俺は人の心が読める。俺の先祖に覚りという妖怪がいて、俺はその影響を強く受けているからだ。所謂先祖返りというやつ。勿論、この力は親族以外は知らない。
話は変わるが、俺にはもう十年の付き合いになる幼馴染がいる。
しかし、ソイツは周りから遠巻きに見られるようなヤツだった。何故かって?ヤツが何処か出かける度に誰かが死ぬからだ。
そんな小さくなった名探偵じゃないんだからと思うだろう?ところがどっこい、本当なんだ。
だって、現在進行形で人が死んでるし。
周りから上がる悲鳴や怒声。その狂騒の中、幼馴染は酷く泣きそうな顔で此方を見た。
「ど、どうしよう…」
ヤツの瞳からぼろぼろと絶え間なく涙が零れ落ちる。
しかし、その涙は人が死んで怖いから流れているものではない。
『(どうしよう…っ!証拠残してきちゃったかも…)』
「(ま〜〜〜たコイツは!!!)」
ビンゴ。今回もまたコイツが殺したらしい。
そう、コイツの周りで殺人が起こるのは当たり前だ。だって当人が殺してるから。
けれど、この幼馴染は変に抜けている。何せ、毎回証拠を残すのだ。
『(使ったナイフに指紋残してきちゃった…!)』
あぁ。
「(何だ、それだけか。前回よりは楽に済みそうだ)」
まぁ、それはそれとして手袋はしろ。常識だろうが。いや、殺人の常識って知らんけど。
この幼馴染は変に抜けている。俺が証拠の隠滅をしなかったらとっくに塀の中だろう。
俺には誰にも言えない秘密がある。人の心が読めること、そして、幼馴染である殺人鬼の後始末をしていることである。
《誰にも言えない秘密》
誰にも言えない秘密…
そうだな、基本的にはオープンにしてるし
周りが勝手に壁をつくるなんて事もあるけど、
本当に分かりずらいとは言われるかな?
秘密は基本的には嫌いで、
出来れば相手にも隠して欲しくは無いけど、
誰しも秘密の一つや二つあるんだろうな。
何だろう
墓場まで持って行きたいものは特には無いかな、
別に聞かれたら応えるし
応えられないときは遠回しでも言うし直接的な秘密はないかな、
あと、あったとしてもここでは言えないでしょう。
誰にも言えないんだから、
でも、どこに住んでいるのかも年齢も職業も分かんないんだし行っても良いか、
秘密、一つぐらいつくっていた方が良いのかなぁ?