『誰かのためになるならば』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自分より人…そこを変えたい。
たまには人より自分、になりたい。
No.71『誰かのためになるならば』
私が誰かのためにできることなんて
本当にちっぽけなもの。
だけど誰かのためになるならば
ちっぽけなことを繰り返す。
だって小さいことを重ねれば
それはいつしか大きくなるから。
「誰かのためになるならば」
薬包紙の折り方すぐ忘れる。粉薬苦手だし。
でも災害の時に役に立つんだって。パラフィン紙。
「誰かのためになるならば」そう思って雨の量を減らした
誰かは喜んでサッカーをしている
誰かは悲しんで枯れている作物を見ている
私は急いで雨を降らした
「誰かのためになるならば」そう思って太陽に隠れるよう伝えた
誰かは喜んでぐっすり寝ている
誰かは怒って電球を交換している
私は急いで太陽を呼び戻した
「誰かのためになるならば」そう思ってしたことは
本当に良いことだったのだろうか
誰かは本当に喜んでいるのだろうか
誰かはどうして喜ばないのだろうか
私は頭がいっぱいいっぱいになった
だから私は
「誰かのためになるならば」そう思って何もしないことにした
そして
「私のためになるならば」そう思って寝た
『誰かのためになるならば』
誰かのためになるならば
いくらでも自分を犠牲にしてしまう。
そんなことしたって
自分のためにならないのに。
西日が貴女の小さく丸まった背中を容赦なく刺しつける。
「………なにしてんの」
そう問いかけると貴女は、
「掃除してるの、今日田中さんたち忙しいから出来ないらしくて」
と、一切の混じり気がない瞳をこっちに向けてくる。私が自分の顔を覆って大きくため息をついて、
「それさ、都合いいと思われてるんじゃないの?」
と言うと、貴女は小さく首を左右に振って、
「そんなことないよ、田中さんたち、今日は部活のミーティングがあるんだって、言ってたもん」
「でも、あいつら幽霊部員じゃん、美術部の」
「……幽霊部員なら、尚更部活にいった方がいいじゃん」
「ほんとにいってると思うの?どうせ今頃カラオケでも行ってるんだよ?あんたがずっと掃除してる間に」
「………それでも、役に立ってるなら、それでいいよ」
「いいわけ無いでしょ。あんた別に田中さんの手下でも何でもないんでしょ?嫌な事は断っていかなきゃ」
「でも、田中さんの役には立ってるんでしょ?」
「立ってるっていうか、そもそもあいつの仕事なんだからあいつがやらなきゃダメでしょ。……それは、優しさじゃないんじゃないの」
「でも、田中さんは助かったんでしょ?」
「………そりゃあ、今日だけを切り取ったら、助かった、とは思う、けど」
「……なら、良いよ」
「良くないって」
「……あたし、優しいことしか取り柄、無いからさ、これだけでも、誰かの役に立てたら、それでいいんだ」
自分に言い聞かせるようにいう貴女のその顔は痛々しくて、私まで胸が苦しくなった。
「……優しいだけが取り柄なんて、そんなこと、ないよ。少なくとも私は、あんたのこと、人として、好き、だし」
「……ほんと?ありがとう」
そうやって上目遣いで微笑む貴女の笑みはパンジーのように綺麗で、私は自分の顔が赤くなってやしないかと不安に思った。黙って教室の奥にあるロッカーまで足を運び、箒をつかみとる。なにしてるの、と言う貴女の声を背中に浴びながら、貴女と反対方向の床を箒で掃き始める。
「…………手伝うよ、私も。ただ!田中には絶対に一回は、あんたの分の掃除、肩代わりさせるから。………だから、だからその時は、二人でカラオケでも、行こうよ」
沈みかけてる夕日が織り成す赤い薄紫色の光が、私たちを包み込む。この空気をずっと、持っていたいと、そう思った。
【誰かのためになるならば神様が舞い降りてきて、こう言った】
coming soon !
誰かのためになるならば
私は人に怒ることをやめます
誰かのためになるならば
注意をすることをやめます
誰かのためになるならば
足でまといをしないよう、もう何もしません
でもそれらは
誰かのためになっていません
誰かのためになるならば
私は魔法使い
ただの魔法使いではない
他の魔法使いに殺されないようにいろんな魔法を学んだ
たくさん魔法を使えるように魔力の向上にも努めた
それは全て自分の為に
結果、私はいつしか大魔法使いになった
周りは皆、私を見ると恐れをなして頭を垂れる
自分のために頑張ったら
いつしか私は独りだった
ある日、私の元に人間がやってきた
私たちより短く儚い人生を生きる人間は
私に魔法を教えてほしいと願った
物覚えが悪く、何度も失敗を繰り返していたけれど
それでも懸命に呪文を唱え続けた
「なぜ、そこまでして魔法を使いたいの?」
「私たちは1人で生きてはいけません。なので共に生きるために魔法を使いたいのです」
「共に生きるのに、魔法は必要なのか?」
「はい。生まれつき体の弱い私は、たくさんの人に支えられているのです。なのでそのお返しに
水を作れば花は咲き、花は笑顔を運ぶのです
火を作れば食物を焼き、生きるための糧になります
風を作れば涼を生み、濡れた衣服も乾かします」
その言葉に私は悟った
彼女は自分のために魔法を使わないのだと
支えてくれた人間のため
もしかしたら誰かのために使うつもりだと
「…せいぜい励むといい」
誰かのために魔法を使えなかった私のかわりに
誰かのためになるならば
自分の持っているものを
捧げるよ
それで…
人が喜んでくれたり
役に立つなら…
うれしい…
生きてる価値を
感じる気がする…
【誰かのためになるならば】?
馬鹿馬鹿しい。
あなたはアタシのためだけに生きればいい。
中学時代、10万円を募金した友人がいた。中学生にとって10万円を貯めるのは大変だろうに。
理由は特に聞きもしなかったが、私はよほど不思議そうな顔をしていたんだろう。眉を下げ笑いながら、友人は勝手に喋りだした。
「親に取られるより誰かのためになるほうが良い」
「ずいぶん後ろ向きな募金理由だな」
そんな理由なら自分のために使えよと思ったのを覚えている。私は演劇部なのに表情を作るのは苦手だったので、そりゃあもう呆れた顔をしていたと思う。
「まあ、いいや、ゲーセンいこう」
詳しく聞く方が友人のためなのかもしれなかったけれど、私はいつものように流すことにした。人と深く関わりたくなかったのだ。
それでも、その距離感が好ましかったのか。私の人生において恋愛感情を向けてくれたのも好きだと告白してくれたのも、友人だけだった。
【誰かのためになるならば】
誰もがだいたい
考えたことがあるはずだ
誰かの役に立とう
けどそれは本心か?
自分を満足させるためでは?
あるいはその見返りを求めているのでは?
誰かのためになるならば
そんな気持ちが強くて損ばかりしていた
それでも満足
でももう自分の為に頑張るよ(ง •̀_•́)ง
誰かのためになるならば死んでもいい。
なんて言う人いるよね。うちは無理だね!wごめんなさいw
皆が誰かのためになるならば死んでもいいなんて言ってたらみんな死んじゃうじゃん!
自分のために生きれば一人一人が自分を大切に生きれるじゃん!
決して周りの人なんかどうでもいいって言ってるわけじゃないからね!
今回は普通に自分の考えたことを書いてみました!
私のアカウントでは、主に短編小説を書いています!でも最近はお題が難しくてあまりかけていないんですけど、最初の方を見てくれればたぶんいいお話が見れるかもしれません。
あなたの心に残るような、言葉、小説を残したい。あなたの人生を変えるきっかけになりたい。
本気でそう思っています。ぜひ小説読んでみてね!ここまで見てくれてありがとう。
ここまで読んでくれたあなたの毎日がとても素敵なものになることを願っています。
題【誰かのためになるならば】
誰かのためになるならば、私は、どんなことでもする。
ある日、みんなの頭の上に色々な選択肢が出た。
俺は、選ぶために見たその瞬間、時が止まったようだった。
俺の選択肢は、
「今日中に自分が○ぬか、大切な人が○ぬか、だった。」
もちろん、そんな簡単に選べるわけもない。
どうしよう。でも、大切な人は亡くなってほしくない。
うーん、こ、こっち!
選んだのは、自分が亡くなる方だった。
あ、選んじゃった。もう、死んじゃうんだ。
怖すぎて、悲しくて、寂しい。
だから、今日は友達2人と帰った。
俺「2人とも、これからもよろしく!」
願いも込めて言った言葉。
かいた「なんだよ、急に。なんか、照れる!」
俺「あはは!ねぇ、2人はさ、選択肢なんだった?」
すみれ「私は、朝食をパンにするか、ご飯にするか、だった!」
俺「そっか…。」
すみれ「?」
そして、横断歩道に着いた。
かいた「僕はね、なんかよくわからなかったけど、って○○!前!」
俺「なに、どうしたの?あっ!」
これが、朝の選択肢ってことか。うっ!
ドンッ!
えっ?なんで、なんで?死んでない。
ふと前を見ると、かいたが倒れてた。
なんで、自分が○ぬ選択肢選んだのに!嫌だ!
ピーポーピーポー…、
かいた「うん?ここは?」
俺「あ、えーん、起きた!起きた!もう起きないかと思った!良かったよ~!」
すみれ「病院、だよ。大丈夫?」
かいた「別に。朝選んだ、選択肢を実行しただけだし。」
すみれ「えっ、何だったの?その選択肢。」
かいた「確か、自分がどうなるかわからないけど、死ぬ人を守るか、自分に何にもならない代わりに、相手をそのままにするか。だった。」
この事だったんだ。
俺「もう、離れないから~!」
かいた「あー、はいはい。」
う~、う~え~ん!
これからも、一緒に生きていこうね。
みんな。
この幸せが一生続きますように。
# 誰かのためになるならば
「“自分のために”、誰かのためになるならば」
こう言った方が正しい気がした。
誰かのためになるならば。
誰かのためになるならば
大阪まで
行こう。
でも最近
あの事が
引っかかる。
あんなに
かわいい
ゆうの動画もあるのに。
誰かのためにやれることを
少しでも増やしたいから
時には自分勝手にもなるさ
自分勝手になったなら
周りから勘違いもされるだろう
指を差されることもある
距離を置かれることもある
その差された指先は
確かに私の心に届く
他人と離れた距離は
私を1人にしてくれる
私は私を見失う
ただ その出来事は初めてじゃない
何度も何度も乗り越えているはず
なのに私は私を見失う
ある時 誰かが私を見つける
差された指の中に一本
他人と離れた距離の途中に
そして私も私を見つけられる
ここから また巡り そして 繋がる
「誰かのためになるならば」
今日は、二人で山登りに来た。
アクシデントが起きた。
一緒に来ていた彼が、足を踏み外したのだ。
誰かのためになるになるならば。
この命はいらない。この人生、ここで終わってもいい。
そう思い、彼を助けようと一緒に私は落ちた。
踏み外したところから下に落ちて、地面についた時、ああ。良かった。彼は助かったんだな。と私は思った。
私は目を閉じた。
彼が私を呼ぶ声が聞こえた気がした。