『誰かのためになるならば』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
誰かのためになるならば
ときどき、本当に死ぬべきなのはわたしなんじゃないかって思う事がある。
わたしは何もない、できない、役立たずだと。
ーそれでも、最後に何かしたいんだ。
こんなわたしでも、誰かに何かできたんだと。
最後に思う事ができたなら。
・・・最後、最後と言っているけど、まだできる事があると思って、本当の最後になっていないんだけど。
誰かのためになるならば、わたしはほんの小さな事でもしようとするんだろう。
命と交換してでもしようとするんだろう。
それが、救いようのないわたしの、生き方だから。
誰かのためになるならば
どんな悪でも演じよう
自分のためになるならば
誰かを悪に仕立てあげよう
あなたはどちら?
自己中·ナルシスト·唯我独尊·利己主義·眼中無人……
言われなくても知っていた。私が自分のためにしか生きられないことなど とうに。
自分が可愛かった。自分が大切だった。自分が好きだった。傷つきたくない正しくありたい責められたくない...... それはきっと誰もが思う普通の感情でしょう?
だから,手の届かないものは早々に諦める。責任を取れないもの。中途半端は良くないから。初めから何もしない。切れる蜘蛛の糸ほど残酷なものはないから。
"あなたのため"
なんて唾棄したいほどに嫌悪している。押し売りの親切は用をなさないの。少なくとも私にとっては。
尊重と肯定が私なり精一杯の親切だから。
誰かのためには生きれないみたい。
それでも,私の行為が誰かのためになるのなら それほど嬉しいことはないわ。そう素直に思うの。
影の中に沈み込んでいるだけというのは、覚悟していたよりもずっと退屈なことだった。
そもそも、なんのためにこんなところに自ら閉じ込められてしまったのか。いや違うな、閉じこもってしまったのかだ。
簡単だ。影の中しかないから。
この誰かの愛情と憎しみ、嫉妬、僻み、絶望を捏ねて固めたこの身では、周りを焦がし尽くしてしまう。
自らのものとも区別のつかなくなった感情はエネルギーとして膨大で、我々となった私たちは周囲を燃やし尽くさないよう、じっとしているのがさだめなのかもしれない。
「誰かのためになるならば」
誰かって誰?
そこに入る名前1つできっと大きく変わってくると思う
むやみな自己犠牲を美しいとは思わないし
何の感情も抱いていない見ず知らずの相手のために行動できる気はしない...
あの人のためになるならば
たぶん自分は頑張れる!
あの人のためになるのかもしれんが
まあちょっと、今はいいか...。
「なら」って言うくらいだからきっとそう容易いことじゃないんだよね。落ちてた紙くず拾うとか、ドアはきちんと閉めるとかそういうんじゃなくて。
こっちもちょっと頑張らないといけない何か。
「あっ、あの...チャック...開いてますよッ...」
「絶対に、飛び出したらダメって、言ってるでしょ!!?」
「やっぱり私さっきの君の言葉で傷ついた!!」
言いにくいし言う時辛いことっていっぱいありますよね!!
それでもホントに相手のためを思うとしたらみんな言う。
でもそれほどまでに思える相手もそう多くないわけで
誰かってレベルの不特定多数にまで使わなきゃいけないモンではないかな...
誰かのためになるなら
自分を犠牲にしてもいいんでしょうか
私はそうは思いません
誰かのために、と生きること
それもいいと思いますが
やっぱり自分のために生きるのが
1番いいと思うんです
もしそれが限定された誰かなら
その人が居なくなった時に
生きる意味がなくなってしまうでしょう?
自分のために生きるなら
自分が死んでしまうまで
一生懸命生きられる
自分のために生きるから
自分を大事に生きられる
私が今自分のために生きているのか分かりませんが
私はそういう生き方をしたいと思います
だから今のうちから自分のために頑張るのです
誰かのためになるならば
そんなふうに考えて
行動してる?
見知らぬ誰かのために
なんて
利己的な自分にはちょっとね
情けは人の為ならず
って感じで
その誰かは未来の自分
かもしれないし
とりあえず今日を生きようか
暑いけど
誰かのためになるならば
まずは「自分」を大事にすることから始まる。
健康第一なのはもちろん、常日頃から幸せを感じて
自分を満たすための行動を怠らないだろう。
そうして自分がある程度は満たされたなら、心の余裕ができた時に、初めて周りの人間を見渡そう。
一番身近な人というと「家族」である。
家族に対して、自分のできることは自ら進んでやる。時には家族への日頃の思いやりから、出先からお土産を買っては喜ばせようとするだろう。
結婚も、子育てもする年頃になった。
それぞれの環境の変化により、昔ほど会うことは少なくなったが、それでも「友人」のおめでたい事には心から涙が出るほど嬉しく感じた。
子どもが無事産まれてきたことの吉報は、それよりもさらに号泣してしまうほどで、友達の子ども達は私にとっても特別で愛おしく想う。
私は、見知らぬ他人のために生きることはできないし、損得抜きではしない。
しかし、私の愛おしく思う人々は、周りにいる。
まずは自分と、周りにいる人々をより大切にしたい。
両手で持てるほどの小さな力だが、これからも自分のできる限りのことをしたい。
それが、自分のためにもなるから。
ありがとう
耐えてくれて
ありがとう
ここに存在してくれて
私達はパズルのピース
一人でも欠けたら
この世界は成り立たないの
〜誰かの為ならば〜
誰かのためにと思う時
まず君自身を大切にし
いたわり
リラックスする
すると
そんな君が纏う
ゆったりとした雰囲気が
周りにも届くんだ
その影響力のほうが
強いんだ
誰かのためになるならば。
そんな意識で自己犠牲する人間を、俺は好まない。
どうせするなら、愛する人のために。
この身を捨ててしまおうか。
【誰かのためになるならば】
「やります。特に予定もないですから。」
急に頼まれた人探し。二人の少女を探せという。
夕日は赤く、空には黄金の雲が浮かんでいる。
死ぬには良い日と思っていたが、予定が入った。
どうせ捨てるはずだった命だ、使ってやろう。
路地裏のフェンスを越えて、ないはずの4番線で6両編成の無人列車に乗り込む。気がつくと日はずいぶんと大きく、低かった。夕日かと思っていたが日は東。時計は4:30を指したまま止まっている。
気がつけば列車は終点の街に停まっていた。
どこか懐かしく、寂しい街だった。
誰かのためになるならば、ってずっと考えてる。そりゃあ自分のことは大切だよ。でも、誰かが心の底から喜ぶのであれば、自分自身を犠牲にしても構わないって思う。むしろ、そっちの方が自分に合ってる気がするしね。誰かの幸せが自分の幸せだからさー。
「俺は何でもするぞ。誰かのためになるならば」
「うん、灼くん?そういうこというのやめたほうがいいぞ?」
「京。誰かのために尽くすことはとても大切なことなんだ」
「俺諭されてる?灼、違うのよその前が問題なんだよ」
「?過程の問題か?」
「は?かてい?」
「道のりのことだ」
「違うなあ。何でもするってところなんだよなあ」
「???」
「灼は純粋だからな。仕方ない、俺が言葉の怖さというものを手取り足取り教えてあげよう。とりあえずそこに寝転がってもらって」
「させませんけど?」
「あ、出たセコム」
「こらこら……」
「いいんですよ灼さん。コイツしばくだけなんで」
「ミィルくん、キミ俺の片割れみたいなもんだよね?」
「貴方だって灼さんがこんなことされそうになったら止めるでしょう」
「おお。ヤろうとしたやつ○すわ」
「でしょうね。一緒です」
「何故意気投合しているんだ……」
道端のスミレが踏まれないようにちょっと遠くで見てるバス停
昔、『最大多数の最大幸福』という考え方があった。
最も多くの人に最大の幸福をもたらすのが善と考える事だ。
聞いてみると良いものと捉えられる。
じゃあ、こういう状況はどうだ?
5人の子供がいる。
その子達はそれぞれ体に悪いところがあり、移植してもらう事を望んでいる。
そんな時、貴方の臓器が適切だと判断された。
つまり、貴方が5人分の臓器を提供し、死ねば
5人の子供が助かる。
その逆に、提供しなければ5人の子供が死ぬ。
…君は1人の幸せと5人の幸せ、
どっちを重くみるかな。
ー誰かのためになるならばー
もし、貴方達が自分のためには何も出来ないけれど、誰かの為になることを出来るとしたら、貴方達は何を思い、どんな事を頭に思い浮かべますか。
私は、自分の事にはとことん疎い自覚があり、誰かの為に出来ることがあるのならば、そちらを優先してしまうかもしれない。でも、心のどこかで誰かではなく、自分のために出来ることを考えることがある。
他者のために、何かをしようするのは、誰もが出来ることでは無いと私は知っている。けれど、何故か時に人という生き物は、自己を犠牲にしてでも他者を助けようと必死になる時がある。それは、どうしようもなく心を温かにしてくれる事を私達は知っているはずだが、人は、忘れてしまっているのだ、それが当たり前なのだと勘違いしているのを思い出せないまま今日も生きているのだろう。
誰かのためになるのならばと、自分は受け入れる準備をして待ち続ける。
お終い
すこし 前髪を切った
すれ違う人は皆 気がつくことはない
口紅のいろを すこし 明るくした
微笑まなくても 貴方ならわかるはずよ
誰かのためではなくて 貴方のために
一番の 可愛さを 表現したいの
少しのワガママくらい 許してちょうだい
なんて 心に秘めながら
今日も貴方に 会いにいく
待ち合わせの時間まであと5分
緊張が高まり駅のトイレに駆け込んだ
『キスは40秒で準備しな!』
小便器の真っ正面に
誰かが誰かのために書いた落書きを発見する
難攻不落の城を目指す俺には
"刺さる言葉"だった
#誰かのためになるならば
「誰かの為になるならば」
誰かの為になるならば、とほんとにそう思える人
私は尊敬します。
私は“誰かの為になるならば”なんて出来ない。
結局自分の為にやってしまうんだもの。
胸を張って生きれるように、気の遣えない奴だと後ろ指をさされないように。
自分がいい気持になるために。
自分の為にやってしまう。
誰かの為になるならば、心の底からそう思って行動出来ない。
だから私は誰かの為に何かをして、褒められても、
「自分の為にやってるんで〜」
といって一歩下がり本当の自分を誤魔化さない。
冷たい人間だと思われても
偽善者になり自分を誤魔化すよりよっぽどマシだとおもう。
だから羨ましいよ、尊敬するよ
私は誰かの為に死ねないよ
私は誰かの為に優しく出来ない
私は誰かの為に空気は読めない
だからさ、
いつか心の底から、誰かの為になるならばと言える自分になりたいな。
❀誰かのためになるならば❀
「俺のお陰で誰かが救われるんだったら、別に俺がどうなっても良いんすよ」
そんな事を、言わないで欲しい。
「どうせ、俺なんかの心配をしてくれるような人なんて、いないですから」
そう言いながら、彼は苦しげに口角を上げる。
彼は何時もこうなのだ。
どんなに傷付いていても、相手を心配させまいと、無理して笑顔を作ろうとするのだ。
そんな彼の顔を見るたびに、胸が締め付けられて、こっちまで苦しくなってきて。
そして、今回はーー。
ギュ〜ッ
「え?どし「そんな悲しい事を、もう私の前で言うな」」
私はいつの間にか、彼に抱き着いていた。
「お前の相手を思いやる気持ちの強さは知ってる。どれだけお前が優しいのか知っている。だけど…せめて私の前だけでは…お前の弱い所を、見せてくれ」
私より少しだけ小柄な身体を包み込むように、強くけれど優しく抱き締めた。
こんな身体で、誰よりも強い責任感と底なしの優しさを心の中に持っている。
「お、俺は大丈夫すよ…弱いところだって貴方に沢山見せてるし…だから貴方が心配することなんてなにもないっすよ」
ほら、まただ。
彼は自分の気持ちに蓋をして、大丈夫大丈夫と相手のことを一番に考えようとする。
そういう所は彼の良い所であり、悪いところでもあると思う。
「……お前はさっき、自分の事を心配するやつはいないと言ったな?」
「え、た、確かに言いましたけど…?」
ここまで言っても、まだ彼は何も分かっていない。
彼は自分の事になると最高に疎いのだ。俺は溜息を吐きそうになるのを、必死に堪える。
「…誰もいなくなんてない。お前の友達だって、他の寮のやつだって…勿論、私だって、お前が大切だ。心配しない訳がないだろう?」
「…………」
「だから、そんな事を二度と言うな。お前はもっと人を頼ることを覚えろ。…それとも、頼りたくないと思うほど、お前は周りを信頼してないのか?」
「何言ってるんですか!!信頼してるに決まってるじゃないですか!!」
「信頼してるなら、尚更周りを頼れ。周りに頼るのを躊躇ってしまうならば、せめて私を頼れ」
逆に頼って貰えないと信頼されて無いと思うだろ
と付け加えると、彼は俯きながら黙ってしまった。
きっと、今彼にこんな事を言っても、誰よりも人思いな彼はすぐにそんな事なんて忘れてしまうだろう。
だから、少しでも忘れさせないように、彼が安心できるように。そんな彼を俺は更に強く抱き締めた。