『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉はいらない、ただ…
今はそっとして欲しい…貴女は、そう言って、僕に背を向けたね…僕も何も言葉が見つからなくて、遠ざかって行く貴女の後ろ姿をただ見送るしか出来なくて…
あれから時が流れて、貴女は落ち着きを取戻して、またあの笑顔になったね…もう何も言わなくてもいい、ただ僕は何時でも貴女の側に居るから…
言葉はいらない、だだ…
あなたは大切な人
だけど好きな人じゃない
でもなー、最近なんかなー…
その後なんにも言わなかったと思う
これ何?
言葉はいらない
でも、あなたは私をどう思ってるの?
必要としてくれてるのか、ただ利用されてるだけなのか。。。
それでも諦めない私ってどうなんだろう
なんだろうな
大好きの前提があった上で
ただただ私はあなたを全力で守りたい
ほっておけない
余計なお世話なのかもしれないけど
言葉じゃなくていい
何か伝えてください
言葉はいらない、ただ……
どうして、どうしてこんな上手くいかないんだろう。
学校ではたくさんの小さなミスをして、自分の事で手一杯で、私を支えてくれる家族に、何一つ恩も返せていない。それどころか、むしろ迷惑をかけている気がする。
本当、何をしているんだろうか。私はひとつため息をつく。息を吐くのと同時に、目が熱くなって、視界が揺らぐ。 しかし、こんな事で泣いてどうする。私は込み上げてくるものをぐっとおさえた。そうだ、私はまだ大丈夫。
気を紛らわせるために、私はスマホを取り出す。このモヤりとした気持ちを感じなくする為には、スマホでそういう時の名言を調べてみる。
何か、ピンとくるものがあるかもしれない。
そう思ったが、期待とはうらはらにのっているのは、山を乗り越えて来たひとたちの経験だった。
中には、私と同じような経験をして、それを乗り越えたという人もいる。
でも、そうじゃない。
確かに、この苦しみを乗り越えた先、後から思い返せば「あぁ、私頑張ったんだな」とか「乗り越えた今が楽しいから、あの苦しみはちっぽけなものだ」とか。そう思う日も来るのだろう。
でも、私が求めているのは、そうじゃない。
ただ、「今」を受け止めて欲しい。認めて欲しい。
「未来」を考える力なんて、今の私にはないんだ。
……なんて、そんな事を、ぽつり、ぽつりと、誰もいない──いや、ご先祖さまの前で話し始めた。
私は、生まれつきご先祖さまというか、私の親族限定で、亡くなっている人達が見える。でも、見えるだけで声は聞こえない。
私の家にあるのは、ひいおじいちゃんのお仏壇。
今日、私が帰ってきた時、心配そうな顔をしているのが見えたんだ。
だから、心配かけないように、この事を話してしまった。
もう死んじゃっている人だからか、両親よりかは話しやすかった。
ひいおじいちゃんはうん、うんと私の拙い言葉を聞き逃さないように頷き、そして、話終わるとにっこり笑った。
すると、私の近くに来て、肩を抱き、背中をとん、とんと優しく叩き始めた。
「泣いていいんだよ。」そう言われているような気がして。
私は、ついに抑えきれず、目から涙が溢れ出した。声も、同時に口から出ていく。
久しぶりに、声を上げて泣いた気がした。でも、そんな私をひいおじいちゃんは嫌がりもせず、私が落ち着くまでそばにいてくれた。
言葉なんて、必要ない。ただ、私は認めて欲しかった。
不甲斐ない私を許してほしかった。
ただ、そばにいて欲しかった。
そんな思いが涙となって溢れてくる私を、ひいおじいちゃんは何も話さず、横で寄り添ってくれた。
感じることは無いのに、背中にある手がひどく温かった。
言葉はいらない、ただ・・・
ただ、貴方のぬくもりがほしいだけ。
,,,いや、もう誰でも良かった。
誰でもいいから、抱きしめて欲しかった。
手を伸ばしても、虚無を彷徨うだけ。
泣き喚いても、疲れるだけ。
それを飲んでも、吐き気が込み上げてくるだけ。
何をしても無駄で、
何をしても自分が張り巡らせた鎖からは、何をしても抜け出せなかった。
言葉はいらない…ただ君にいて欲しい。
もう2度と会えなくなるような場面でよく聞く言葉だ。
話さなくていい、君を近くに感じているだけで安心できる
僕は、好きな人に昨日告白をした。だが今はそのタイミング
ではないとあっさり断られてしまった。そのタイミングまで俺は待ってる、ずっと好きでいると伝えたが…俺はそこまで君と話せるだろうか、恋人としている前に友達でいる時間
も、もうそんなに長くないんだけどなぁ笑
それでも俺は焦らない。その子の気持ちが向かなければ
君をそばに感じられないまま、さよならだ…
君がいてくれると、嬉しい。
楽しい。安心する。
でも、好きでは無い。
友達としては好きかもしれない。
この気持ちは恋愛としてになのか友達としてなのか分からない。
だけど、君には僕のそばにいて欲しい。
ただ、それだけだ。
言葉はいらない…ただ
見たいものと、今見てるもの
行きたい場所と、行ってる道
聞きたい声と、聞こえてくる声
触れたいものと、その手触り
伝えたいことと、伝えてること
なりたい姿と、この姿
どれもバッチリ重なって、
いっつも気分良くしていたい
うちの猫さん達
出会ったのはもう大人になってから
優しい性格の2匹
猫とは思えない程の甘えっぷり
呼ぶと返事をしながらやってくる
ずっと着いてくるし
抱っこをせがむ
いつもわたしの傍らで
のんびりとしたスタイル
言葉はないんです
ただただいつまでもそばに居て欲しい
それだけです
Episode.11 言葉はいらない、ただ・・・
きっと初めから興味すら持たれていなかった。
都合のいい女だったんだ。
でも、最後は。最後くらいは。
「おまたせ芭ちゃん、どうしたの?」
手も声も緊張で震える。
「…あの、わ、私!颯斗先輩のことが好きなんです!
付き合ってくださいっ!!」
「え、と…ほんとに?」
「ほんとのほんとです!」
恥ずかしさでいっぱいになり、勢いのまま言葉を放つ。
「…俺でよければ、よろしくお願いします」
あの時は幸せだったなあ。
何もかも褒めてくれるし、優しくしてくれるし。
すごく好きだったはずなのに。
「芭、ごめん。別れよう。」
「…理由、聞いてもいい?」
「勉強に専念しようと思ってるんだ。
そうなったら、芭のための時間がなくなっちゃうから
申し訳なくて。自分勝手でごめん。」
「ほんとだよ、自分勝手…
私のこと好きだった?」
「うん」
嘘つき。ほんとは初めから無関心だったんでしょ。
あなたが嘘をついた時の、悲しそうな笑い方。
自分の欲求を満たすための女だったのも知ってるよ。
「そっか。今までありがとう、颯斗」
「ありがとう芭、またね」
お願い、好きじゃなくてもいい、それでもいいから。
最後くらい、また優しい笑顔見せてよ。
最後だけはいいでしょ?恋人だったんだよ?
私は、わたしはほんとにすきだったのに
好きって言わなくていいから、最後は笑いかけてよ。
言葉は、いらない、ただ
言葉は、いらない、ただ貴方の笑顔がほしい。
優しい笑顔でニッコリしていて。
僕も貴方の隣でニッコリしています。
笑うとその分幸せが舞い込むのですね。
泣くとその分不幸がきてしまうのですね。
誰かの心からの笑顔のために今日も頑張る。
争いは、簡単に起きるけれど笑っている人に
敵意を向けれるかな?
自分に仲良くしようといって微笑みを浮かべている人を大事にしようと思いますね?
いろいろ人間ですから、喜怒哀楽はありますけど
笑う門には福来る。
人間、ニッコリ笑ってよかったね。
今日も頑張って生きた。
と、思って生きていたいですね。
紆余曲折ありますけど、
これもさだめかな?
言葉はいらない、ただ・・・
このチーム最後の試合
試合前キャプテンが話そうとする。
「ハイ」
後輩が手を挙げる。
「言葉はいりません、ただ勝ちましょう。」
言葉はいらない、ただ生きていきたい。そういう考えは通用しないだろう。人間は社会の中で他者と生きていくために、コミュニケーションの手段として言葉を習得していく。
それだけではない。人間にとって言葉は「世界の意味のあるものとして認識する手段」という重要な役割がある。赤ちゃんはモノの名前を覚えることで、それをモノと認識するようになる。
さらに、愛や社会、義務といった、目に見えない抽象的な概念を人間が理解し、そうした概念を使って考えられるのも、言葉のおかげだ。
言葉は多様な文化を象徴するものだ。
その体温はとても心地よくて、確信だった。
流れつづけている時間がどことなく切なくて、憎たらしかった。
君は暖かくて、甘くて、愛しかった。
その手でその瞳で触れてほしかった。
たったそれだけ。
言葉はいらない、ただ…
言葉はいらない、ただ想いが伝われば、それでいい。
そう願ったら、その想いを伝える手段である言葉というものがこの世から消えた。
言葉がなくなり、声を出すこともない。
ひどく静かな世界で、私たちは今日も想いを伝えるために、想いを込める。
それが届いていないことはきっと、みんなよく知っていて。それでも、言葉というものがなくなってしまったから、もうどうすることもできないんだ。
言葉はいらない、だなんて、誰が願ったんだろう。
堕天
言葉の無い
この静けさは
狂気
私は溺れて
息ができない
この暗闇は
毒
私は蝕まれ
視力をなくす
光
一筋の光
こちらへおいで と
息ができずとも
目は見えずとも
肌を焼くほどの光
篝火と羽虫
炎に身を投じる 羽を持つもののように
それが絶望でも
私には それが唯一の救い
「すき」?
そんな言葉は要らないの
ただ、ただね
貴方が隣にいてくれる、貴方に触れられる
それだけでいいの、それがいいの
いらないと言っても欲しがるくせに
欲しいものがあるのなら
自分から伝えて
意味を為さないのは
つまらない意地
言葉なら
伝わるじゃないか
形に残るじゃないか
言葉はいらない、ただ・・・
リアルに届く
魂のエネルギー
それを
観た時
聴いた時
私は感動する
私に対しての
言葉が無くても
そのエネルギーを感じた時
自然と涙が流れる
心の底から溢れ出る
魂の叫びを感じるから
魂で受け取るから
ただ
それだけで
感動するの
【言葉はいらない、ただ・・・】
僕は、突然、奇病になった。
ニュースで最近よく見ていた。
身体にたくさんのツタや花が生えてきて、最終的には植物人間……言葉通りの意味になるって。
世界中で少しづつだけど増えてきてて、大問題になっていた。
戦争をしていた国も休戦するぐらい。
花には種類があった。
綺麗な無害な花から毒々しい花まで。
僕のは、毒の花だった。
真っ白な毒の花。
花びらを触るとピリピリした。
花粉は、なぜか飛ばなかったし指で触っても何もなかった。
短いツタは、毎日少しづつ伸びて、そのたびに、ビリビリと電気が走るぐらい痛い。
家族全員で僕の看病をしてくれた。
兄ちゃん姉ちゃんも身の回りをしてくれた。
でも、僕は、家族がだんだんと疲れてきてる家族を見るのが、辛かった。
ある日、テレビをぼーっと見ていたら、奇病を治す薬が出来たかもしれない。ってニュースで流れた。
でも、問題があって、その薬を使うためには治験をして安全だってわかってからじゃないと厳しいみたい。
もちろん、治験対象者は奇病患者。
もし…もし、治験が上手くいったら、家族全員喜んでくれるかなって思った。
さっそく、治験に参加しますっていうメールを兄ちゃんに送ってもらった。
両親に、病院へ行って入院手続きをしてもらった。
姉ちゃんに入院生活に必要な物を買ってきてもらった。
……本当に、僕は、何も出来ないなって思った。
入院当日、僕の花は増えて、ツタも伸びてて…歩くだけでビリビリと痛い。でも、こんな症状でも、薬で治ったらみんな救われる。
遠くからの視線に気になった。
でも、僕が見ると嫌な顔するだろうなって思って、聞き耳立ててみた。
〝見て。奇病よ。〟
〝男の子なのね。でも、毒の花みたいよ。〟
〝実験は、あの子だけど…治験はあの子なのよね?〟
実験?治験じゃなくて?
〝薬、間違えないようにしないと。〟
〝そうね。私も気をつけるわ。〟
そう言って、どこかに行ってしまったみたい。
実験って……ここ、なに?
色々と考えてる間に、病室の扉が開いた。
真っ赤な花……毒あるのかな?
あってもなくても、率直な感想で綺麗だなって思った。
〝入って。今日からここが貴方の部屋です。〟
そう言って、力強くバタンと扉が閉まった。
乱暴だなって思った。
しばらくの沈黙。
僕は、
『……君も奇病患者さん?』
…なに、当たり前なことを言ったんだろう。花が身体から生えてるなんて、奇病患者さんしかないのに。
女の子の方を、ゆっくりと顔をあげて見る。
やっぱり、綺麗な花。
『ぁ、ごめんなさい。嫌だよね。黙るから。』
そう言うと、女の子は、慌ててメモに何かを書く
「大丈夫です。声出ないだけです。」
と書いた。
初対面で嫌われたかと思った僕は、ホッとした。
『僕は、ミナトっていいます。突然、こんな感じになって…すごくびっくりしたんだ。』
僕は、誰かと話すのは久しぶりで、嬉しくなっちゃって、色々と話した。
『僕ね、高校2年の終わりに突然なって。家族全員、心配してくれた。けど…さっきの…最後に見た家族ね、疲れた顔して、安心したような…そんな顔してた。僕、本当はいらないんだなって思った。』
言い終わったあと、家族の顔が思い浮かんだ。本当に、申し訳ないな…。
その話を聞いて、女の子も、メモに書き始めた。
「私は、家族に捨てられた。最初は…産まれた時は、つぼみのような感じだった。5歳頃には、もう真っ赤な花が咲いていた。その頃には、声も出なくなった。養分とられてるのかなって思う。けど…もう、いいや。生きるの疲れた。」
この子は…生まれつきなんだ。
家族に捨てられて、この病室でひとりぼっちだったんだ…
そう思うと、僕は、涙がとまらなかった。
少しづつ、少しづつ、落ち着いて…
『ごめんなさい…つらかったよね。さっき、看護師さんや先生が言っていたのは、君なんだね。』
「悪口?」
女の子は、即答した。
僕は、また泣きそうになりながら
『そう…なのかな…。あのね、もうひとつ、聞こえたことがあって…僕、昔から耳がよくて……君、実験されるって本当?』
「初耳です。でも、あなたが助かるなら、実験されてもいい。誰かの役に立てるならそれでいい。」
『そんな…僕の方が年上だよ。君には、もっともっと生きてほしい。』
これは、本音だった。
この子には、少しでも長く、生きてほしい。
そう思って、気になったことを聞いてみた。
『君は…君の花は、毒があるの?』
「無い。」
『じゃあ、僕の方が実験に向いてるよ。僕の花は毒があって、進行も早い。だから…』
あ……失礼なこと言ったよね。
ごめんね。ごめんなさい…
はやく治験始まらないかなって思っていた夜中。
ツタが動いた。
『うぅぅぅ……はぁ…はぁ………』
ビリビリする…痛い。苦し……
シャッと隣のカーテンが動いた。
あ…怖がらせて、ごめんね。
見ないで…ゆっくり……寝て…
そんなことを思っていたら、女の子は、慌ててナースコールというものをとって、マイクの部分に指をあてて、2-5-2とコツコツと叩いた。
2-5-2って……たしか、SOS?
いい子だな…声出ないのに、ちゃんと助けを呼んでくれてる。
すぐに看護師さんが来てくれた……と思ったら、叫び声をあげて逃げた。
当たり前だよ。
これは、僕でも、びっくりする。
女の子が心配そうな顔でこっちに来たから、慌てて声を絞り出した。
『来ないで………はぁ…はぁ…あと…看護師さん呼んでくれて、ありがとう……これは、もう少しで…終わるから……迷惑…ごめんなさい…』
そう言って気絶をした。
奇病じゃなかったら…奇病が無かったら、僕と女の子は、友だちになれたかな。
夢を見た。
あの子に花がなくて、幼いけれど、ちゃんと声が出てて…僕と一緒に遊ぶ夢。
「ミナト、一緒に遊びたい。」
『うん。遊ぼう。』
翌日、僕の声は出なかった。
でも、
『君とお揃いだね。』
と笑顔で紙を見せた。
僕の身体は、ツタが多くなっていて、ツタにいくつか蕾がついていた。
たくさん養分取るのかなって思った。
女の子が悲しそうな顔をする。
だから僕は、何もないよって言いたくて
『心配しないで。僕は、大丈夫。』
って書いた紙を女の子顔の前に見せた。
そして、また、笑った。
その後、女の子と仲良くなった。
女の子の名前は、無いって言われたから、僕と女の子で女の子の名前を考えた。
外に出たことがないって言ったから、外の世界を教えた。虹は見たことあるみたいだけど、オーロラを知らなかったみたい。今度写真でもいいから見せよう。
海を教えた。
「飲めない水なんて…そこで遊んでるなんて、変なの。」
と言って、2人で笑った。
少しづつ
少しづつ…
たくさんの思い出を作った。
絵を描いた。
お手製の絵本を作って2人で笑った。
そして3年後、僕は、動くことが出来なくなった。
治験、結局、ダメだった。
花やツタは動き回っていて、僕の養分をとっているみたいだった。
僕は、動ける片目でちらっと見て、泣きそうになる顔をよしよしできなくて、ごめんねって思ってた。
その1ヶ月後、僕は、ただの草花になった。
言葉はいらない、いらないから…ただ、アカリの声が手のひらのぬくもりが笑顔が、恋しい。
言葉はいらない·····ただ
黙って傍に居て欲しい
そんな人欲しいと思ったことありませんか?