『言葉はいらない、ただ・・・』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さよならは終わりを告げる言葉
さよならって言葉は聞きたくない。
ずっと一緒に授業を受けたい。
ずっと一緒に言葉を交わしたい。
ずっと一緒にいていたい。
ずっと……卒業する前のあのままがいいから。
仲の良い友達がいて、自分にまっすぐな先生がいて、そして貴方がいる教室に毎日行く日々がいい。
だから、「さよなら」って言葉はいらない。
その『日常』がなくなってしまうから。
<言葉はいらない、ただ…>
初めて見た時、いいなって思った。
頭が良くて、仕事ができて、
着ているスーツもセンスがあるし、
少し強引な性格も、男らしくていいなって、思った。
「彼、遊び人だよ」
同僚の忠告は本当だった。
何度目かのデートの帰り際。
告白しようとしたけど、あなたに遮られた。
『照れ臭いからさ、改まった言葉は無しにしよう。
ねえ、これからも傍にいてくれる?』
あのとき勝手に期待して頷いた、愚かな私。
今日も誘われるまま、彼の車に乗り込む。
車内を彩るのは流行りのラブ・ソング。
街明かりに照らされた横顔と、
ハンドルを握る大きな手に、
やっぱりいいなって、思う。
ああ、いっそ、
あなたの嫌がる「改まった言葉」を言ってしまおうか…。
いつになく真剣な表情の私に気がついて、
車を停めた彼がシーッと、唇に人指し指をあてた。
それから悪戯っぽい笑顔が近づいてきて、
私の頭は都合のいい方へ流されていく…。
また、この関係に名前をつけられなかった。
今はただ、この衝動に身を任せるだけ。
▼言葉はいらない、ただ・・・
言葉はいらない、ただ、
せっかくの命
大事にして。
お題 言葉はいらない。ただ
言葉はいらない、ただ…
笑いたい。
ラーメンズの条例が見たくなる。
さよならの言葉はいらないから、
最後に愛してたとだけ伝えて欲しい
言葉はいらない。
僕はただ、
人並みの愛情がほしいだけ。
#言葉はいらない、ただ・・・
「言葉はいらない、ただ・・・」
言葉は、存在するものの死と引き換えに与えられるということを聞いたことがある。
目の前に1つだけしかないあるものも、石と言ってしまえば多くの同じものに紛れ、存在が殺されたものとなる。
目の前にいる大事なかけがえのない存在も、同居人や恋人などと言ってしまえば抽象的な多くに紛れる言葉となり存在が文字上から殺される。
他と同じになんて思えない特別なひとつのものが、抽象化され多くに紛れ、特別さを失う意味で殺される。特別だと思う自分自身の手で殺している。
そんな言葉なんていらない。
誰も殺さない言葉が欲しい。
使い方ひとつ、それで大きく変わるだろう。
特別なものを特別と誰しもに読み取られる言葉を使えるようになりたい。
それが出来るまでは、言葉以外でも特別だと伝えよう。
永遠に言葉以外の伝え方が必要かもしれないな。
お題:言葉はいらない、ただ・・・
まず花瓶が割れて、錆びれた水がいまにもテーブルを濡らすのを
あまりに奇麗な欠片と泡、どんどん萎れていく花を私は、ただ憎んでいるの
乾いた空気がうとうと微睡む、君はとっくに腐っちまって消えちまって
僅かに残った憎しみで爪を噛んで、ざらざらの指で頬を引っ掻いた
燃え殻もからからに乾いてしまって、君の跡ひとつ残っていなくて
言葉はいらない。
あなたの口からどんな言葉が出ても
重みも信憑性も誠実さも何も伝わらないから
下手な
その場凌ぎのパフォーマンス
そんな言葉ならいらないから
さっさと私の視界から消えて
言葉はいらない、ただ……。そう詰まった君の手は僅かに震えて、顔は苦しげで悲しげだった。間違いなく原因は自分にあって、君がそうなるのも仕方がない。恋人から別れを切り出されれば誰だってそうなるだろう。
ちょっと君と仲がいいのが悪かったのか、君に恋人がいるのを知っていてもなお遊び続けたのが悪かったのか。とにかくそれを疑った君の恋人は君に別れを告げた。あの人がいるならいいでしょ?と。
君は切り出した。君は確かにあの恋人を愛していたから。
言葉はいらない、ただ、もう顔を見せないで。
[言葉はいらない、ただ…]
いらないから、
君に振り向いて欲しいだけなんだ。
「言葉はいらない、ただ•••」
良い意味でもそうでなくても
君の眼をみれば伝わる•••
だまってそばにいてください
だまって肩を並べて
あなたという命を
こちらに傾けてください
言葉にならない悲しみに
言葉ではなく
あなたの真っ直ぐなまなざしで
わたしをあたためてください
#言葉はいらない、ただ…
もう数日もしないうちに9月だというのに、日中はまだかなり暑い。汗をポタポタと垂らしながらこれでもかと靴底をすり減らしているというのに一件の成果も得られない。
ラジオやテレビ、携帯電話。欲しい情報は簡単に手に入り、ペーパーレスを掲げるこの時代にもはや今更新聞を買う人なんて誰も居ないのではなかろうか。そう思わせるくらいに本当に今日は成果がない。それにこの暑さで心も折れそうだ。
結局今日は一軒も契約してくれる家は無かった。
足はまさに棒の様だ。やっとの思いで自宅マンションに帰り着くと我が部屋に灯りがついている。
あぁ、彼がきているらしい。
玄関を開けると奥から恋人が出てきた。私の顔を見て少し眉毛を下げると優しく抱きしめてくれる。そして手を引っ張ってお風呂場へ。湯船に溜まったお湯に私の好きな入浴剤を入れてくれた。彼が沸かしてくれたお風呂に入る。
リビングに入るとチョイチョイと手招きしている。
それに従ってソファーに座る彼の足の間に座るとブワッと熱風を当てられた。髪をすく彼の指が気持ちいい。手のひらからマイナスイオンでも出ているんだろうか。暫くして髪の毛が乾ききる頃には疲れた心も体もすっかり元通りになっていた。
結局、彼が与えてくれる私への思いやりや優しさ、愛情が疲れた体と心には一番の特効薬なんだと思う。
振り向いて彼に抱きつくと、ふっと笑った彼はいとも簡単に私を抱き上げて彼の膝の上に向かい合わせに跨らせた。そしてその大きい両手で私の額から後頭部へ髪の毛を撫で付ける様にして撫でてくれる。まるで子供にするみたいなやり方。
何も言わずに、ただただ私を甘やかす彼。
「君は私に甘いなぁ」
「彼女を甘やかすのは彼氏の特権でしょう」
「ああ、もう、ホント好き」
今日は本当に、ほとほと疲れ果てた。でも彼に充電100%にしてもらった私はきっと明日も頑張れる。
#言葉はいらない、ただ...
言葉はいらない
ただ 先生の目に映ればいい
その時は精一杯に笑顔にするよ
🍀言葉はいらない、ただ・・・
最近のお題現実に繋げにくい((
昨日の続き書きます。何とか完結まで持っていきたい…
(夢小説です。)
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・私side
🍀先生のお家に足を踏み入れる。
これほどまでに緊張して玄関を跨いだことはあるのだろうか
。いやないだろう。
「そこら辺座ってて。」
「あ、はい」
返事をすると🍀先生はキッチンへ姿を隠した。
1LDKで床に最低限の荷物しか置かず、机の上には何も無い。職員室の机も必要最低限しかなく家でも🍀先生らしさが出ていた。
以前、🍀先生に「先生の机っていつも綺麗ですよね、なんであんなに、ものないんですか?」と尋ねたところ「机がちらかってる人は仕事・勉強が出来ない人」と言い「何かやる時は集中力高めるためにできるだけ視界にものが入らないようにするの。だから視界に入らなければ机の端とか、引き出しの中とかはごちゃごちゃでもいいの。」と教えてもらった。
と昔を思い出していた頃に「○○」と私を呼ぶ声がした。
「はーい」
「飲み物何がいい?ってもコーヒーかお茶ぐらいだけど」
「砂糖と牛乳があればコーヒーがいいです。なければお茶で大丈夫です。」
「おっけー。あとテレビつけといて。4チャン」
「わかりました。ありがとうございます。」
キッチンに立っている🍀先生……
(目に焼き付けておこう)
特に何もすることは無いが🍀先生のお家にいる事実から離れたくないがためにスマホは触らず、🍀先生が来るのを待つ。
・🍀先生side
テレビに顔を向けぼーっとしている○○に気づかれないよう足音を消し近寄って2つのコップをテーブルに置く。
「○○」
「……びっくりした……」
「さっきからぼーっとしてるけど本当に大丈夫?」
「?大丈夫ですよ」
「そ、ならいいけど」
○○は入学当初に比べればよく話すようになったが、まだ話を繋げるのが苦手だからか、この空気に慣れていないからか、話は続かない。だがこの空気は嫌いではない。
「そういえば先生、」
特にすることも無くテレビの音と共にぼーっとしていたら、○○が突然話しかけてきた。
○○の方へ顔を向けると、○○は不安そうな顔をしてこちらを向いていた。
「雨あがりましたけど……私まだ帰らなくても大丈夫ですか?」
「……帰りたい?」
○○からしたら意地悪な質問だろう。
「えっと……どちらでもないですけど、先生的にはどっちがいいでしょう……」
「ごめんごめん、いいよ、コーヒー全部飲んだ?」
「え、はい。ごちそうさまでした。」
「はいお粗末さまです。送ってくから上着そこら辺に掛けといて」
「わかりました。暖かったです、ありがとうございました」
・私side
何か🍀先生の気に触ってしまったのだろうか。🍀先生の纏う空気が下がった気がする。
流れに身を任せ、🍀先生の車へ乗る。
──シーン
私の家が段々と近づく。
家までの最後の信号。そこで🍀先生が口を開く。
「○○」
「は、はい!」
咄嗟のことで声が上ずってしまった。
「俺が○○を家に呼んだ理由、知りたい?」
「……知りたいような、知ったらダメなような気が……」
「ま、いいや」
(私の返答を聞いた理由は……)
「特に理由はないんだけど、
この際だから言うわ。あのね、俺。」
ないのか、と心の中でツッコム傍ら、何故か鼓動が早まる。
「○○のことが好きなんだ。恋愛として」
「え、」
思考が止まる。文字通り頭の中が真っ白だ。
「未成年に手を出す気は更々ないから今は返事はいらない、ただ卒業式に教えて欲しい。身勝手でごめんね。」
私の答えを出す前に🍀先生は話を切る。これ以上この話をしたくないのだろう。
・🍀先生side
言ってしまった。ダメだとわかっていても気持ちを隠すことは出来なかった。
○○に聞こえてしまうのではないかと言うほど心拍数が上がる。
「未成年に手を出す気は更々ないから今は返事はいらない、ただ卒業式に○○の答えを教えて欲しい。……身勝手でごめんね。」
困惑する○○を他所に口早に言う。
今までの関係は変わってしまうのかもしれない。
○○の家に着き、かろうじて言えた「さようなら」を言い
「さようなら」と返して貰える。今の俺には心底ありがたい。○○の声は少し震えていたが。
──
微妙な空気を残して今日が終わる。
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一旦完結で!
卒業式までこのアプリを続けられていて覚えていたら卒業式編を書きたいと思います。
言葉はいらない、ただ・・・
お金は欲しいかな
僕はいつの間にか殺人者に追われていた
なぜなら友達が殺人者が殺人をおかしている
現場を見てしまったからだ
その近くにいた人も殺し始めて
その結果逃げているわけだ
頭を金づちで打たれ死にかけているとき
友達が「ごめんなさい僕がこんなことに巻き込まなければ」と言ってきた
大丈夫謝らなくていいその言葉は要らないよ
ただずっと生きているだけで
幸せになれる人が出てくるから
生きているだけで僕はとても幸せだよ
楽しい人生をおくってね
そのまま僕はまぶたを閉じた
025【言葉はいらない、ただ・・・】2022.08.29
上等の紅茶葉に、沸かしたての湯を注ぎ、蓋をする。
言葉はいらない、ただ……砂時計の砂が落ちきるのを待つだけ。
夏休みもあと数日。きょうの夕焼けは、ことのほか綺麗です。