「言葉はいらない、ただ・・・」
言葉は、存在するものの死と引き換えに与えられるということを聞いたことがある。
目の前に1つだけしかないあるものも、石と言ってしまえば多くの同じものに紛れ、存在が殺されたものとなる。
目の前にいる大事なかけがえのない存在も、同居人や恋人などと言ってしまえば抽象的な多くに紛れる言葉となり存在が文字上から殺される。
他と同じになんて思えない特別なひとつのものが、抽象化され多くに紛れ、特別さを失う意味で殺される。特別だと思う自分自身の手で殺している。
そんな言葉なんていらない。
誰も殺さない言葉が欲しい。
使い方ひとつ、それで大きく変わるだろう。
特別なものを特別と誰しもに読み取られる言葉を使えるようになりたい。
それが出来るまでは、言葉以外でも特別だと伝えよう。
永遠に言葉以外の伝え方が必要かもしれないな。
8/29/2022, 1:13:04 PM