『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
言葉にできない(4月13日)
何かに成功した日
言葉にできない程の気持ちが込み上げてきた
ほんっとうに嬉しかった
みなさんは言葉にできないようなこと、
ありましたか?
お題:言葉にできない
まさに今の状況。
なんて書いたらいいのかわからない。
母が作った料理は言葉にできないほどに美味しく、優しい味がする
#7 【言葉にできない】
この気持ちを想いを
伝えたいのに
言葉にできない
言ってしまったら
今の関係が壊れるかもしれない
でも言わなきゃ伝わらない
壊れてしまってもいい
嫌われてしまってもいい
だから君に言うよ
「今まで好きでいてくれてありがとう」
ごつごつした指で器用に花束を作る彼。
この小さなお店は今、かわいいが宇宙一充満している。
「すごい。こんなにきれいに結べるんですね。」
「…それは、どうも。」
大きな体を小さくして仕上げのリボンを結ぶ姿は
どう見たって絵本の中のやさしいくまさんだ。
「今日も素敵。」
「…あ、あの。その…なんだ。」
てきぱき動く手とは裏腹にシャイな彼の言葉はなかなか次に進まない。そんな所もかわいいから頬がゆるんでしまう。
「はい、なんでしょう?」
「…何故だ。何故俺なんだ。」
なぜ、と言われても。
はじめてあなたを見たとき体中から好きが溢れ出た。
理由は分からない。知らない人だったから。
「わかりません。あなたを好きになった理由は言葉にできないの。今は、まだ。」
「…そうか。…はい、お待たせしました。」
そっと優しく手渡された花束。フラワーアレンジとかむずかしいことはわからないけれど絶対にかわいい。道行く人全員に自慢したい。
「いつか言葉にできるようになった時伝えます。お花かわいい。ありがとう。」
「…いや、別にいいんだ。お、俺も言葉にできない。その、君になんと言えばいいのか。」
え、それはつまり脈がゼロというわけではない?
まだ生きてる?へー。ふーん。なるほど。
「じゃあ言葉にできるまで待っていますね。」
「…はい。…あ、ありがとう、ございました。」
…いま笑ってくれた?
魂が頭の5センチ上くらいまで抜け出てそうな心地で
お店を出た。
私の手の中には花束とアナログなポイントカード。
裏面のくまさんのスタンプを見て心から何かが溢れて来たけれどやっぱりこの気持ちは
言葉にできない
言葉にできない
あなたのことが大好きなのにお別れする最後の瞬間まで言葉にできなかった
たった1回でも勇気を出して言葉にしていたら何か変わっていたのかな…
『言葉にできない』
私は、自分の気持ちを言葉で表すのが苦手だ。
告白された時、了承した時
同棲した時、一緒に料理を作った時。
お店に買い物へ行った時、病気の貴方を看病する時。
そして、永遠の別れが来た時。
私が何をどう感じていたのか、何も言葉にできない
言葉にできない気持ちを言葉で表現する事に成功したのは、多分、人間だけ。
そして、人間が生み出した3つの魔法の言葉は、
「お願いします」 「ごめんなさい」 「ありがとう」
「Please」 「I'm sorry」 「Thank you」
大人になると忘れてしまいがちになる魔法の言葉。
『言葉にできない』
昨日美容室へ行って来た。これから暑い中、園児達と庭で遊ぶ事も多くなる。なのでちょっと短いかな?と思うくらいのショートにしてみた。
朝、職員室へ入ると私を見た園長が一瞬言葉を飲み込んだ。が、直ぐに「スッキリしたわね」とだけ言い残し、何処へ行ってしまった。そんなに似合わなかったかなあ‥。園長の表情が気になりながらも私は教室へ向かった。
「先生どうしたの?その頭」
教室へ入ると一斉に園児達が寄って来た。
「なんか、おさるさんみたーい!」
廊下の柱の影からこちらを伺う園長が見える。きっとこれはさっき園長が言葉にできなかった言葉だろう。だが園児達はそれを易々と口にしたのだった。
言葉にできない
案外軽い気持ちは言葉にしやすい
想いが強ければ強いほど言葉にするのを躊躇う
言葉にできないこの気持ちはなんだろう
あの人と話している時に感じるドキドキ感
ずっと見ていたい
話していたい
離れたくない
大切な人であることは分かるけど
今度あの人にこの感情は何なのか聞いてみようかな
作品No.12【2024/04/12 テーマ:言葉にできない】
おいしいモノ
ステキなモノ
かわいいモノ
素晴らしいモノ
何か言葉に残したいのに
私の稚拙な語彙力じゃ
そのモノの魅力を
何一つ語れないようで
いつからだろう
笑うことが苦手になったのは
いつからだろう
ごはんがおいしくなくなったのは
いつからだろう
音楽をきいても心が踊らなくなったのは
いつからだろう
映画を見ても何も感じなくなったのは
いつからだろう
夜寝れなくなったのは
いつからだろう
朝を迎えることに恐怖を感じるようになったのは
いつからだろう
ひとりでいたいと思うようになったのは
いつからだろう
死への恐怖がなくなったのは
いつからだろう
あの世を信じなくなったのは
いつからだろう
あと何回桜を見れるだろうと考えたのは
いつからだろう
自分に興味がなくなったのは
音楽、美術、言葉では表現出来ないそれぞれの表現領域。しかし、人間の表現するものの根底には、その者の本質、核、精神的雰囲気が現れる。
テーマ:嫉妬心
誰にでも優しくて
近くにいる人全てを虜にする
巧妙な話術
女の人が喜ぶ言葉並べて
笑顔にさせて
分かっているのに
キミに沼っていく
キミを独り占めしたくて
燃え上がる嫉妬心
メラメラ燃えているのに
嫌われたくないから
キミには気づかれないように想いを消して
いつも通りいつも通り平常心で
キミと向かい合う
#ポエム
このもやもや、無力感、自分ではどうにもならない
なのに言葉にできない
周りの人に助けを求めなくてはいけないのに
どうして私は言葉に出すことすら躊躇うのか
プライドなんて捨ててしまえばいいのに
惨めさが、ぐらつくこの自分が嫌で
誰にも見せたくないと思ってしまう
自分で自分の首を真綿で締めていってるかのよう
言葉にならない、この苦しさを
ずっと昔から自分のことは自分で助けてきたけれど
言葉にしなくてはいけない
行動を起こさなければいけない
そのためにはどうしたいのか。
いつまで経っても自分はずっと自問自答を続けている
刺激的なものを感じすぎた時は、
感情の波が自分を飲み込んでくる。
それでもどんな言葉も似合わない。
あまりにもびっくりした。
そんな現象起こるとは思わないじゃん?
世の中って本当に広いなって思う。
まだまだ知らないこともあるし、
身近でも知らない事や発見できてないことが沢山ある
だからこそ知りたい、追求して、発見して、
まだまだ知らない事が沢山あるんだ!
見つけてやろう!そう意気込んで
…そのはずだったのにな、どうしてこうなったんだろ
目の前の現象はあまりにも
言葉にできない
お題『言葉にできない』
大学の講義が終わって、私は同じ学部でサークルも同じ友達とお昼を食べてる。
「私、最近彼氏出来たんだー」
「へぇ、そうなんだ。おめでとう」
「もう、反応うすいよ!」
そりゃ、反応うすくなるって。だって、一年でもう三人も変わってるじゃん。と言いたくなるのをのみこま……ないんだよな、私は。
「だって、一年のうちに三人目だからねぇ」
「でも、今度は長続きするから!」
丁寧に巻いたツインテールを揺らしながら友達はすこし頬をふくらませた。
「で、今度はどんな人?」
「あ、そうそう! うちの彼氏イケメンなの! ほら!」
イケメンは私も好きだ。今まで目の前の地雷系っぽい女は、何人か付き合ってきたが今まで『イケメン』っていうワードは出てきたことがなかった。長続きするかどうかに関しては信用してないが、イケメンには釣られる生き物だ、私は。すこしは期待しようではないか。
しかし、さしだされたスマホの画面を見て私の期待はあっけなく打ち砕かれた。
プリクラで撮ったから、異常に眼球が大きくなってる男女が二人並んでいる。それはプリクラ特有の効果だからいい。あれは誰がやっても宇宙人と化すから。
だが、友達の横にいる男は一世代遅れている茶髪で片目を隠していて、黒いジャケットの下はなんだかよく分からない英字が描かれたシャツを着ている。おまけにシャツの胸元になぞの鎖の飾り付き。
友達が満面の笑みを浮かべて「どう?」と聞いてくる。
正直、言葉にできなかった。気兼ねない仲とはいえ、人の彼氏を否定するほど私は人間落ちてないつもりだ。
だから
「ゔぃ……ヴィジュアル系みたい、だね……」
と返すので精一杯だった。
言葉にできない
溢れる気持ちがこの世に存在しないものだったとき、君が笑顔になってくれるなら辞書から見合う言葉を紡ぐ。理解されない気持ちは積み重なっていくけど、どうしても君に伝えたい、私を残したい。桜の花びらみたいに言葉を消耗していく。もう少しで、夏が来る。