『言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日…本当にそんな心境だった。ずっと無事を祈っていたけど叶わないことってあるんだなと。
藤岡康太騎手の御冥福をお祈り申し上げます。
大好きな騎手でした。
つい先月800勝のお祝いをされてて嬉しそうな笑顔を見たばかりだったのに…
テーマ:言葉にできない。
言葉にできない
小学1年の時にはじめてのおつかい
すぐ近所のコンビニへたまごを買いに
買ってきたよ〜!"(ノ*>∀<)ノ
ドヤ顔の私
しかしたまごが割れていた…(; `•ω•´)< ナヌ?!
もう一度買いに行かされる
ただいま!今度はどう?どう?
また…われてる
親は私の顔を見て言葉にできない表情を
浮かべてたァ〜c ⌒っ.ω.)っ
「言葉にできない」
一緒に過ごしているだけでよかったはずなのに、
『もっと』が増えていく。
こんなワガママ、どうしてだろう。
一緒の教室、一緒の授業
昼も部活も下校だって一緒
全部全部、お前と一緒
全部、同じなんだよ
こんなにも近くて遠い
1日の時間を共有してるのに
その”一線”はどうしても超えられないんだな
あと1年
きっと変わらない
脆い糸が切れないように笑っていよう
_言葉にできない
テレパシーが使えたらいいのに!!
───「言葉にできない」より
柔らかそうな頬が、柔らかい光に照らされている。
「引っ張ったら、おもちみたいに伸びそう」
ぷに、という擬音がぴったりで。思わずつつこうとして、思い直し、ぴたりと手を止める。許可なく触るのは、非常によくない。訴えられたら負ける、なんて考えて、思わずふふと笑う。
春の風が、前髪を揺らす。あたたかな日差しに、思わずあくびがもれる。春の気持ちのよい日、待たせてしまった友人の寝顔に、余計に眠気を誘われる。
部室が閉まるまで、まだ時間はある。起きるまで待っていようと決めて、古いパイプ椅子を引っ張り出した。
言葉にできない気持ちを、文章という形にした。書き溜めたノートに、新たな文を綴る。
春はまだ、はじまったばかりだ。
「お見合い…ですか」
西園寺鷹取と手合わせした後、入江虎太郎は額から流れる汗をタオルで拭きながら、動揺を隠せない様子で言った。
隣に立つ鷹取は、横目で虎太郎を見つつ、涼しげな顔で続けた。
「まぁ、あくまでも父親の意向で、本人はあまり乗り気じゃないんだけどね~」
西園寺小鳥がお見合いをする。
近い将来、そんな話があるだろうとは思っていたが、まさか大学入試前のこんなタイミングだとは…。
読みが甘かった。
虎太郎は、幼馴染みである西園寺小鳥の護衛役(見習い)である。
人目を引く外見や、歴史ある家柄出身でもあることから、小鳥には幼い頃からトラブルや不穏な事件に巻き込まれないよう護衛役が付いていた。
実は虎太郎の叔父・入江龍臣も、小鳥が高校へ入学するまでは護衛役を務めていた。
しかし、さすがに思春期真っ只中の愛娘に、年上でほどよく落ち着いて頼りになる、しかも異性の護衛役を付けることに逡巡した父・西園寺鷲智は、幼馴染みで同級生の虎太郎に、護衛役(見習い)として白羽の矢を立てたのだった。
つまり虎太郎は、鷲智が愛でる小鳥を摘み取る危険人物だと、たったの1%も認識されなかったということだ。
それはそれで、後に思い至った虎太郎は複雑な気分になったものだ。
小鳥と一緒に、龍臣の仕事ぶりを見てきた虎太郎は、憧れと共に焦りを感じていた。
小鳥の隣は、ずっと自分の指定席であってほしい。
そのためには、選ばれなければ。
隣に立つに相応しい人間だと。
幼少期の虎太郎は、身体が弱く、よく高熱を出して寝込んでいた。
そんな時は、西園寺家の庭園から色とりどりの花で作った花束を持った小鳥が、必ずお見舞いに訪れてくれたのだった。
小鳥は花束を花瓶に移すと、寝込む虎太郎の手をとっては「大丈夫?」と顔を覗き込んだ。
その心配そうな顔を、笑顔に変えたいと、虎太郎は思ったのだった。
春の陽気のような、温かな笑顔の方こそ彼女には似合っているのだから。
小学校の高学年になると、虎太郎は龍臣に相談し、身体を鍛え、武道を習うようになった。
すべては、小鳥の隣に立つ者として相応しいと認めてもらうため。
誰にも、この場所を取られたくない。
意地じゃない、出世欲でもない、プライドだ。
ただただ、長年彼女を慕っている一人の男としての。
この想いは、まだ言葉にはできない。
いつか、そう遠くない日に伝えるのだ。
言葉にできない、この想いを言葉にするのだ。
「もう一度、お手合わせ願えますか?」
さっきとは打って変わって、落ち着いた声音で、虎太郎は鷹取に尋ねた。
鷹取は微笑しながら返事をした。
「もちろん」
早速場内に戻る虎太郎の後ろ姿を追いながら、鷹取は呟いた。
「そうこなくっちゃ」
#言葉にできない
【言葉にできない】
伝えたいことを考えれば考えるほどに
うまく言葉にできなくて
自分の不器用さが嫌になる
だけど考え抜いて伝えた歪な言葉は
他の何よりも正直な気持ちを表している
歪であればあるほどに
自分の真剣さが際立つ
不器用でもいいのかも知れない
それがきちんと向き合った結果ならば
誰かに伝えたいことがあってもなかなか伝えられない事って多すぎて、でも勇気をだして伝えれば絶対誰かはわかってくれるそう信じて私は言葉を伝えている
自分の個性や趣向を好きだと言ってもらえた。
ありのままの自分が、世に受け入れられたような感覚。言葉にできないほどの、幸せを感じた。
目の前に凄惨な光景が広がる。
自分程度では遠く及ばない圧倒的な力を前に、
ただ立ち竦む。
今までにない、初めての経験だった。
少女は問う。
「なんでここにいるの?」
この眼前に広がっている光景はこの少女が引き起こしたものだ。
答えないなんて選べない。
「君に会いたかったからかな」
ここに来れば会えると思った。
ここに来ればこの凄惨な状態をつくることができると思った。
ここに来れば、絶対に計算通りだった。
少女は全て把握されていたと知る。
そのあまりの用意周到な不気味さに言葉が出ない。
ただこの感情をなんと口にすればよいのか。
ずっと貴方に言ってない。
ごめんね。
でも好きずきて……。
言葉に出来ないくらい大好きだから
貴方になかなか愛してるって言って言えない
許して……本当は貴方でいっぱいなの。
普段のかわいい貴方がすき。
普段じゃない私を求めているかっこいい貴方もすき。
もっと貴方満たして…言葉に出来ないほどに愛してる…。
@言葉にできない
こちらが本日のコースでございます。
使っている食材ですか?
前菜からメインディッシュ、デザートまで全て、
国産の食材をを使用しています。
シェフですか?
このお店にシェフはいません。
お客様が食べたいものを創造するのです。
お客様は何度もご来店頂いてると思うのですが、
覚えていませんか?
そうですか。
では、食べて思い出して頂きたいです。
味には自信がありますよ!
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いかがですか?
お客様が創造した“自分のための“コースです。
言葉が出ない?
お客様のご要望通り、
“言葉にできない”ほどの料理を提供いたしました。
騙された?
騙してなどいません。
私はお客様が創造したものを運ぶ者でございます。
直接手を加えることはできません。
この料理は、お客様が創造したものです。
これは、お客様が望んだことですよ?
これからって時だったのに、早すぎるよ……
子供も産まれて、G1も勝って、ホントだったら
あの日、あの満開の桜の下で
砂の上じゃなくて、舞い散る桜の中を
駆け抜けていた、筈なのに。
テーマ「言葉にできない」
※閲覧注意※
IF歴史?
軽率なクロスオーバー?
すぐ泣き真似してぐずる悪い大人が居るよ。
あと、普通に絡まれるモブちゃんが居るよ。
何でも許せる人向け。
《言葉にできない》
声が出ない。
その状況に慣れるまでは、ひたすらに戸惑い、意気消沈し、咽び泣いた。
鬱々とした日々を暫く過ごして、漸く諦めも付いた頃、さめざめと泣きながら繰り返した手習いの筆談で、何とか意志疎通が図れるようになってきた。
(…呆れた。)
眼前でさめざめと泣く振りをする銀色の髪が、嗚咽のようにフワフワと震えていた。
「引き留めて下さいと、お伝えしたではありませんか。どうして、引き留めて下さらないのです。」
引き留める力など、持ち合わせていないし、まず頼まれた憶えがない。
(勝手な事ばかり言って…。)
眼の前の人は、いつも自分を責め立てては、さめざめと泣く振りをする。
「…来い、暁。」
簾越しに声がしたので、立ち上がって声の方へ向かおうとすると、袖を踏まれて後ろへ引っくり返り、身動きが取れなくなる。
「お待ち下さい。御用向きならば、私が。」
するりと簾の向こうに出て行く銀色の髪を茫然と見送って、慌ててその背中を追い掛けた。
「退け。俺は、暁に用がある。」
同じ銀色の髪が、紫水晶の色の双眸が、似通った背丈が、眼の前に2人分。
「退きません。私は、あなたに用があります。」
険呑な雰囲気がふたりの間に流れる。
「今日こそは、お付き合い頂きますからね。お覚悟を。」
雰囲気に呑まれた足が竦んで、身動きが取れない。そこに、言葉が伝わらない人を挟んで、自分を呼んだ人が向こう側に居るので、ふたりを遠巻きに眺めるしか無かった。
(ドッペルゲンガー?いやいや、双子?)
悪戯好きな狐や狸が、人真似の為に化けたのかと思う程そっくりな見た目に、絶句した。
『そっくりさん、かな?』
間違いなく喚ばれた筈なのに、蚊帳の外に放り出された様な気がして、眼の前のそっくりな2人を茫然と観察する。
『いやいや、現実逃避しちゃ駄目だから!』
静かに言い争う様なやりとりがあって、ふたりの背中が庭先に降りて行くと、突然手合わせが始まった。
激しく剣戟を交わす音が響く。
驚き過ぎて、目を白黒とさせていると、カクンと膝が折れた。
(な、何これ。怖い怖い怖い。)
階段の傍にある擬宝珠に縋り付いて、恐怖に竦んで震える体をかろうじて支えた。
『言葉にできない』
この言葉を見た瞬間、有名シンガーソングライターのあの歌と、何枚もの写真が現れては消えていくあの映像が頭に浮かんで、刷り込まれてるなと思ったのは私だけではないと思う。
END
「言葉にできない」
あなたへのこの想いは
言葉にはできません
口に出してはいけない
秘めておきますね
誰よりもずっと、小さな頃から一緒にいた。
お風呂だって数え切れないくらい一緒に入ったし、旅行にだって何回も行った。
本当に小さな頃から一緒に育って来たから、何でも知っている自信はあるし、彼も私の事を良く知っている。
だからか、他の女が彼と仲良くして親しくなるのがとて不快に感じた。
まるで大事な,お気に入りのおもちゃを盗られたような気持ちになるのだ。
「私が--君を誰よりも理解してるし--君の1番は私なの。」
そう言って何度彼に近づく女の子に忠告した事だろう。
彼は私がそんな事をしている事を知っていた。
その事が初めてバレた時、彼は私の事を心底愛おしそうに見つめて頰にキスをしてきた。
「琶厦ちゃんは俺の事が大好きなんだね。可愛い。」
そう言って私がそんな事をしているのを怒ることも何もしなかった。
そんな彼と付き合って5年目。
ちょうど18歳になり、彼と出会って18年にもなった。
成人式の後、彼と一緒に家に帰っていたら、
「琶厦ちゃん」と呼ばれた。
それと同時に繋いでいた手をするっと離されたから、何だか不安になって彼に抱きついた。
「琶厦ちゃん、俺たち別れよう。」
、聞き間違えかと思った。
バッと彼の顔を見上げると、薄く微笑んで私の頬にいつかのようにキスを落とした。
「俺たち18歳だよ。もう、これ以上はダメだ。」
『--君、待って。』
違う、やめて。これ以上言わないで。分かってるよ。
「琶厦ちゃん。これから俺らが一緒にこんなふうにいたら皆んなに迷惑がかかる。分かるでしょ?」
分かってるって。何度貴方との未来を諦めかけたと思っているの。でも違うじゃん。やだ。好きだよ。
「琶朱くん」
そう言えば驚いた顔をする貴方。
「久しぶりに、呼ばれたね。」
そうだよ、私は貴方の名前が嫌いだよ。
琶厦と琶朱。私達が一緒になってしまってはいけない事を痛感させられるから。
誰よりも、きっと本当に愛していた。
「琶朱兄ちゃん。これからは元に戻ろう。」
彼に最後のキスをされて、私たちはただの
‘双子’に戻った。
#誰よりも、ずっと
(昨日か一昨日のものですが書いたのに投稿できていなくて本日させて頂きました。申し訳ございません。)
言語化するのってそんなに重要な事かな?
そう言ってあなたは俺の腕を取った。
ぐらりとバランスが崩れ、気が付けばあなたの胸に抱き締められている。
どくどくと凄い速さで血液を送り出している臓器の音。甘い息。苦しいくらいに巻き付いた腕の力。
俺も一気に溢れ出したこの気持ちを言葉にできず、あなたの背中に腕を回した。
『言葉にできない』
言葉にできないもの、
私がどうしても言葉にできないものは、それは絵です。
とあるアニメでこういう名言を聞いた。
「美術は面白いですよ。自分に素直な人ほど強い。
文字じゃない言語だから。」という名言
私の推測ですが、この名言の意味はおそらく、
言語=相手に伝える手段、ということだと私は思う。
言葉を話したり、文字を書くことは難しい、その代わり、絵で表現をすれば、相手が伝わるだろうと。
だから逆に、描いた絵を言葉に直すことはあまりにも難関だと、私は思う。
Anna