言葉にできない』の作文集

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言葉にできない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/11/2024, 3:21:35 PM

言語化するのってそんなに重要な事かな?
そう言ってあなたは俺の腕を取った。

ぐらりとバランスが崩れ、気が付けばあなたの胸に抱き締められている。
どくどくと凄い速さで血液を送り出している臓器の音。甘い息。苦しいくらいに巻き付いた腕の力。

俺も一気に溢れ出したこの気持ちを言葉にできず、あなたの背中に腕を回した。

『言葉にできない』

4/11/2024, 3:18:45 PM

言葉にできないもの、
私がどうしても言葉にできないものは、それは絵です。
とあるアニメでこういう名言を聞いた。
「美術は面白いですよ。自分に素直な人ほど強い。
文字じゃない言語だから。」という名言
私の推測ですが、この名言の意味はおそらく、
言語=相手に伝える手段、ということだと私は思う。
言葉を話したり、文字を書くことは難しい、その代わり、絵で表現をすれば、相手が伝わるだろうと。
だから逆に、描いた絵を言葉に直すことはあまりにも難関だと、私は思う。





Anna

4/11/2024, 3:09:22 PM

『言葉にできない友人の話』
 
 私の友人は『言葉にできない』という表現を、使いすぎだ。今日だけで、三回は聞いた。パフェを食べて一回、桜をみて二回、豪雨に打たれ三回。 
 講釈垂れるつもりはなかったが、今は絶賛雨宿り中、そろそろ話題もつき暇になってきたので、話に出してみる事にした。
 
「実際、言葉にできないものなんて、一つしかないと思うんだ」

「どしたの急に?」

「いや、そういう感情表現ってのは分かるよ? でもさ、何回も使うものじゃなくね? 使用限度とっくに超えてるよ?」

「あー、うん……確かに……」

「もはや、ただ感情を言葉に変換できない奴にしか思えんし」

「辛辣やな……」

「使うとしても、時と場合と適切な使い方をだな」

「まあそうなるかー。あの……言い訳していい?」

「言い訳?」

「実はそれ、お前に言ってたわけじゃなくて、幽霊に言ってたんだよね……」

「幽霊……そういえば霊感あるっていってたな」

「ここ最近な、ある霊に付き纏われててさ、なんかことあるごとに感想求めてくんねん」

「はあ……」

「んで、めんどいからさ、適当に無視してたんだけど、そしたらもっと粘着してきやがって」

「うえぇ……」

「しょうがないから、一言言ってやったの、ポッキー食った感想、美味いって。そしたらよ……、『言葉が足らん!』って、感想にいちゃもんつけてきやがったんよ」

「だるぅ……」

「あ、ちなみにその幽霊は禿げたクソジジイな。それで、その後も事あるごとにうるさいから、色々考えたわけ」

「その結果『言葉にできない』を思いついたと?」

「そそ、これが大成功で、どうやら想像力が有り余ってるらしくて、勝手に解釈しやがんのよ。何回使っても、ジジイには響くっぽくて、つい使いまくっちまった……」

「なんか、ごめんな……何も知らずに講釈垂れてしまって……」

「いいよ、いいよ……言われて気づいたし。むしろ感謝だわ。そんな言葉にできないものが、あってたまるかって話よな」

「そうね」

「あ、そうだ、結局何だったの? 一つしかない言葉にできないものって」

「ああ、死ぬ瞬間の気持ちだよ。ほら、死人に口なしって言うじゃん?」

「なるほど……確かに」

「あれ? でもこれ、幽霊に聞けるんじゃね?」

「あ」
 
 友人はすぐさま虚空に向かって『おいジジイ! 死ぬ瞬間どんなだった?』と、問い出した。

「何て?」
 
「『クソ気持ちいい』だって、なんか損したわ」

4/11/2024, 3:06:20 PM

過去のことを思い出して辛いって相談すると
『時間は戻らないんだから 考えてもしょうがない』
っていうふうにいつも言われる
慰めてるつもりなのかもしらんけど
ぜんぜん慰めじゃない
戻らないって知ってるから
思いを馳せているのだし

4/11/2024, 3:05:13 PM

言葉にできないほどに現状を受け入れがたい。
そして言葉にできない理由がもう一つ。
私の口に爆弾が押し込められていた。
手足を縛って椅子に括り付け、足元と口の中に時限爆弾。
徹底して私への殺意で酸欠になりそうだ。
今機動部隊が都着した。
もう彼らに託すしかない。

4/11/2024, 2:55:29 PM

一握の砂

石川啄木

この詩を君に捧ぐ。すでにすべてを君の前に示しつくしたるものの如し。
従って君はここに歌われたる歌の最も多く知る人なるを信じればなり。
また一本をとりて亡児真一に手向く。
この稿本を手に渡したるは汝の生まれたる朝なりき。
この稿料は汝の薬餌となりたり。
この稿本の見本刷を閲したるは汝の火葬の夜なりき。

                著者

ただ、ただ 愛しいと書いて「かなしい」 
という、心を教えてくれたあなた。

東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる

頬につたふ
なみだのごはず
一握の砂を示しし人を忘れず

いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指のあひだより落つ

しっとりと
なみだを吸へる砂の玉
なみだは重きものにあるかな

たわむれに母を背負ひて
そのあまりに軽きに泣きて
三歩あゆまず

たわむれに母を背負ひて
そのあまりに軽きに泣きて
三歩あゆまず…

別れの朝 
小さな小さなあなたの手は冷たかった
幼き日
手を握りしめた
あの温もりを 探したけれど
あなたは逝ってしまって

冷たい身体が横たわっていた
それでも 我は赤子のように
あなたの小さな小さな冷たい
身体を抱き締めて
手を握りしめて

言葉にできない 
気持ちに声をつまらせていた。

青い青い
春の朝だった

言葉にできない
忘れることの出来ない

春の朝だった

言葉にできない思い

母よ… 


2024年4月11日 

               心幸

4/11/2024, 2:53:49 PM

轟々と空気が唸る一夜から一転。
荒れ放題だった天候も落ち着き、もう今では穏やかで暖かな風が優しく私の髪先を揺らしてきた。

前もって一度は知らされている。
──とはいえ、まさかこれほどだったとは。

今、私の前に広がる、晴色と桜色のコントラスト。
その慎ましくも圧巻される実物を目の当たりにすると、本当にあの強風すらも耐え抜いたのかと、酷く感激してしまった。

普段から足元を向いて歩くことの多い私には、今日に至るまで気づけていなかったらしい。
つぼみが芽吹いた枝葉のみならず、いっそ木々すらも彩らんと奮闘するそんな存在たちを。

この瞬間を見逃してしまわなかったことを含め、昨日の報せを届けてくれた友人には、改めて感謝しようと心に決める。
そう頭では考えていながらも、まだ私は飽きずに春を見上げていた。

【言葉にできない】

4/11/2024, 2:51:30 PM

初恋のうつくしさに勝るものなどない。

今はもう言葉にできない想いを
とうの昔にしんだ恋を

初恋だから、と今でも大切に胸にしまっている。

4/11/2024, 2:50:12 PM

言葉にできない


(本稿を下書きとして保管)


2024.4.11 藍

4/11/2024, 2:48:13 PM

言葉にできない
それは、自分で見つけた新しい何かを、
すでに存在するものに当て嵌めるのを拒んだ証拠
言葉にすることで失う何かを自分で守った僕は、
もしかしたら丸い地球に、
四角いすみっこを一つ作れたのかもしれない
自分で新しい名前をつけてもいい
心に残るのなら、大事な誰かに届くのなら
またもや名前をつけなくてもいい

4/11/2024, 2:43:51 PM

言葉にできない感情が渦を巻いて、私の心を闇の中へと誘う。

何故腹立たしいのか、何故悲しいのか、何故虚しいのか言語化出来ない感情が負のエネルギーとなって全身を覆い隠す。

自分の感情を言葉にするのは難しい。

自分の感情と向き合うのはもっともっと難しい。

4/11/2024, 2:43:02 PM

言葉にできない


お題考えてるのはこのサービスの運営者だと思って
そのつもりでいたんだけど
違った?もしくは違うこともある?

誤解されてるようでしてるようで?
んん?

4/11/2024, 2:42:22 PM

言葉にできない

見ているだけでイライラするのに、気がつくと目で追っている。麻生はそういうやつだ。
 廊下の端に置いてあったバケツにつまづき、その拍子にぶち撒けたプリントを麻生は慌てた様子で拾いあつめている。なんて鈍臭いのだろう。
 小中高と同じ学校に通い、高校に入ってからはクラスも一緒だ。麻生は抜けているところがあり、おっちょこちょいで、だけどつい手を焼いてしまいたくなる。
 __しかたない、手伝ってやるか。
立ち上がった瞬間、視界の端から飛び込んでくる奴がいた。まっすぐ麻生のもとに駆け寄り、プリントを拾い集めている。
 それは俺の役目なのに。立ち尽くしたまま、その様子を眺めていた。
 集め終わったプリントを受け取ると麻生は「ありがとう」とそいつを見つめて言った。
 頬を薄桃色に染め、視界にはそいつしか写していない麻生。不安と焦りが一気に膨らみ、胸の中がうずまいた。俺は恋人じゃない、だけどずっと一緒にいた。

4/11/2024, 2:41:00 PM

言葉に出来ないあれやこれやを
濾して 煮詰めて 固めて
つぎ足しつぎ足し 無理やり成型して
それらしく名前を付けたこれが
私の今の全てです。
めしあがれ。


(言葉にできない)

4/11/2024, 2:40:31 PM

言葉にできない


幼い頃から、家畜同然だった私は、
教養もなく、人の心さえ無く、
貴方に救われる迄、私は、
冷たい機械仕掛けの人形と、
何ら変わりませんでした。

萌える若草色を隠すように咲く、
菜種色の菜の花も。
何処までも広がる青い空に浮かぶ、
綿菓子の様な積乱雲の白さも。
地獄の炎を思わせる様な、
曼珠沙華の毒々しい緋色も。
雪化粧を纏い、その色を失って、
灰白色に沈む街の家々も。

その美しさは、私の心を揺さぶるのに。
こんな素晴らしい景色を見たとて、
人として、色々なものが欠けた私には、
その美しさを、言葉にすることはできません。

そして。何より。
私の心に溢れる、貴方への想いを…。
言葉にできない自分が、歯痒くて。牴牾しくて。

だから。
言葉にできない想いを抱えて、
只、貴方の前で微笑むしか出来ない私を、
どうか…赦して下さい。

4/11/2024, 2:40:14 PM

言葉にできない

息を呑むほどの絶景だったり
圧倒的な美味しさだったり
唖然とするほど呆れ返ったり
俗に言うところの言葉にできないシチュエーションはまま挙げられる

それとは方向性が違って
映画を観てもこれといった感想が出てこない
世間話をしてても返答が浮かばない
会議で話を振られても意見すら浮かばない
口下手の前に何かが欠如しているような言葉にできないシチュエーションが私にはよくある

生まれつきの性格なのか
外的要因があったかは思い出せないが
昔から人前で話をするのが苦手で嫌いだった
それでも想いを言語化してアウトプットするプロセスはもっと磨いておくべきだったなと今なら思う

4/11/2024, 2:35:43 PM

「言葉にできない」

貴方の素敵なその考え方も、話し方も、容姿も、全てが愛しく尊い。これ以上に似合う言葉が見つからない。そしてこの言葉を伝えた時には、照れてはにかむ姿が可愛いとまで思ってしまう。
貴方のことを"愛しい"と思う限度を超えるときっと、言葉にできない感情が湧いてくるのだとおもう。

4/11/2024, 2:35:42 PM

言葉にできないって君がいうのは言葉にできることばかりじゃないってことの証明だからきっと大丈夫

4/11/2024, 2:35:27 PM

僕は正直、あの日の事を後悔している
あの日言いそびれたあの言葉を。

友達だった君と付き合い始めて、約一年が経過した時で
これから先もこれが続くと思っていた。

でも違った
結論から言うと、恋愛関係は終了、別れた。

正直、なんか違うなって、わがまま言ってごめんって
友だちに戻ろうって、そう困ったように君は言ったね。

確かに、恋愛としては劣ってたと思うけど
愛情も信頼関係もそれなりにはあると感じていたから
少しだけ、悲しくなった。

実は、告白された時、少し期待していたんだ
もしかしたら、君の一番になれるかもって思ってたんだ
浮かれてた自分が馬鹿だったのかもしれない。

勝手に、自惚れて、浮き足立って、期待して
失望して、悲しくなって、ひねくれてさ
だけど、ずっと受け身だった自分も悪かったんだ。

むしろ君は、ずっと受け身でいた僕と
一年間も居てくれたなんて、なんて心が広いんだろう
しかも、ただ別れるんじゃなくて、友だちに戻ろうって
言ってくれたんだから、感謝するべきなんじゃないか。

だけど、やっぱりすんなり友だちになんて
戻れる訳が無かったんだ。

友だちに戻ってから、話す頻度も少なくなったし
遊ぶ機会だって無くなった
きっと前の関係には一生かけても戻れないんだと思う。

その事を考えると、友だちに戻ろうって言った
君に怒りが沸いてきてしまう
誰よりも優しい君の言葉に甘えているくせに
まったく本当に自分は最低な奴だとつくづく思うよ。

僕はいまだに、君の事を嫌いになれない
どうせ、元の関係に戻れないのならいっその事
言ってしまおうと思う
あの時、言葉にできなかった言葉を。

まだあの日は、分からなかったから言えなかったけど
僕は、君が好きだったよ。

4/11/2024, 2:34:40 PM

【言葉にできない】

彼女をブロックした。
友情はなかったが親しかった。
彼女に依存していた。
それが地獄のようで耐えきれなかった。

彼女がいたから今の私がいる。
彼女はきっと私の走馬灯に出てくる。

可愛さ余って憎さ百倍、が近い。
彼女から受けた耐え難い苦痛を忘れられない。
彼女から貰った思い出を忘れられない。
親友に感じていた愛情を忘れられない。

すごく複雑で、今の私の親友への態度はツンデレみたいになってて、それを客観視して見てる自分がいるから、しんでしまいたいと思う。
あいつは生きて苦しんでしまえと思う。
でも私はまだあいつと関わっていたい。

愛憎が恐ろしい。

追憶。

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