僕は正直、あの日の事を後悔している
あの日言いそびれたあの言葉を。
友達だった君と付き合い始めて、約一年が経過した時で
これから先もこれが続くと思っていた。
でも違った
結論から言うと、恋愛関係は終了、別れた。
正直、なんか違うなって、わがまま言ってごめんって
友だちに戻ろうって、そう困ったように君は言ったね。
確かに、恋愛としては劣ってたと思うけど
愛情も信頼関係もそれなりにはあると感じていたから
少しだけ、悲しくなった。
実は、告白された時、少し期待していたんだ
もしかしたら、君の一番になれるかもって思ってたんだ
浮かれてた自分が馬鹿だったのかもしれない。
勝手に、自惚れて、浮き足立って、期待して
失望して、悲しくなって、ひねくれてさ
だけど、ずっと受け身だった自分も悪かったんだ。
むしろ君は、ずっと受け身でいた僕と
一年間も居てくれたなんて、なんて心が広いんだろう
しかも、ただ別れるんじゃなくて、友だちに戻ろうって
言ってくれたんだから、感謝するべきなんじゃないか。
だけど、やっぱりすんなり友だちになんて
戻れる訳が無かったんだ。
友だちに戻ってから、話す頻度も少なくなったし
遊ぶ機会だって無くなった
きっと前の関係には一生かけても戻れないんだと思う。
その事を考えると、友だちに戻ろうって言った
君に怒りが沸いてきてしまう
誰よりも優しい君の言葉に甘えているくせに
まったく本当に自分は最低な奴だとつくづく思うよ。
僕はいまだに、君の事を嫌いになれない
どうせ、元の関係に戻れないのならいっその事
言ってしまおうと思う
あの時、言葉にできなかった言葉を。
まだあの日は、分からなかったから言えなかったけど
僕は、君が好きだったよ。
4/11/2024, 2:35:27 PM