未明

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1/30/2025, 5:01:01 AM

「日陰」

僕は今、田舎の山奥に来ている。
「やぁ……元気してた?久しぶりだね」と声をかける。
相変わらず無口で、良くも悪くも変わってない様子に安心した。

「1年ぶりかな。どう?そっちの生活はさ」
「僕は元気だよ。あ、そうそう高校に入って友達が増えたんだよ。きっと君も気にいると思う。」
「見て、これ君が好きだった猫の写真。今は飼い猫なんだってさ」
これまでの出来事を話す。

「今日は寒いね。一昨年よりも寒いんじゃないかな。」
「……寒くないといいな。」

(...ねぇ、あの世はどうですか?暖かいですか?寒いですか?...どちらにせよ、君が幸せでいてくれたらそれでいいけど。)

...執筆中

1/21/2025, 7:37:44 AM

「明日に向かって歩く、でも」

「う……寒い」
「そんな薄着だからだよ。馬鹿」
そんな事を言いながら、たんまりと雪が積もった道を歩く。
僕らの住んでいる街は田舎では無いものの、それなりに雪の降る所に位置する。

「あ〜…だるい。大人しく電車に乗ればよかった」と彼は愚痴をこぼしながら地団駄を踏む。

自分で「電車代節約になるし、何より健康にいい」と自信満々に言い張っていたはずなのに、いつまでもうじうじと文句を言っている。

「だから最初に言ったのに…。置いてくよ?遅刻したくないし」と
仕方なく置いて行こうとすると、焦った様子で彼は駆け寄ってくる。
その時ずるり、と彼は雪に足を取られて盛大に転けた。

べしゃと音を立てて、無様に雪の中に倒れ込み「うぅ……」と情けない声をあげる。それからしばらく待つと、彼はやっと起き上がり僕を見つめる。

「なんで、放置なんだよ…ひっでぇ」と拗ねながらそっぽを向く様子はまるで子供のようで「子供みたいだね」とからかってみると、顔を赤くしてこれまた子供のように騒ぎ出した。

「こ…子供じゃねぇし、お前と違ってモテモテだし…」
「お前こそ俺より小さいじゃん…こ、子供じゃん」といった感じで
表情をコロコロと変えながら、つらつらと話し続けている。

そんな彼を観察していると、とうにホームルームの時間は過ぎており、痺れを切らした先生から電話がかかってきた。
「…おはようございます、今日はどうしたんですか?もう遅刻ですよ、早く来てください」と担任の声が聞こえる。

「忘れ物をしてしまったので取りに戻ったんです。なので、遅れていきます。…すみません」と、それっぽい理由をでっち上げて電話を切る。

「さっき先生から電話きてさ、もう授業始まるってさ」と
未だにブツブツ言いながら腕を組んでいる彼に声をかける。すると「えぇ…まじ?皆勤狙ってたのに…」と残念そうな声が聞こえてきた。振り返ってみるとあからさまに落ち込んでいる様子だった。

もし、この様子に効果音をつけるとするならばきっと「ズーン」とか「ドーン」とか…たぶんそんな感じだろう。
彼はガックリと肩を落とし、かなり落ち込んでいるようだ。



執筆中…。

11/17/2024, 11:34:42 PM

「冬になったら」
執筆中

11/13/2024, 10:53:27 PM

「また会いましょう」

今日も当然のように会えると思っていた
君が「またね」と言ったその日を境に
再会は二度と来なかった。

(執筆中)

9/20/2024, 2:38:47 AM

「時よ止まれ」

……時が止まればどれだけ良かったことか。

私は、ありもしない幻影をいつまでも追い続けている。
もちろん、叶うことが無いことも知っているし
馬鹿げた事だということも分かっているつもりだった。

だけど、辞めることが出来ない。

僅かな光を求めて足掻いてしまう。
傲慢で、醜い。


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